なんちゃってジャズマンのジャズ日記

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シェイズ・オブ・レッド

なんちゃってジャズマンのジャズ日記 ジャズアルバム紹介 シェイズ・オブ・レッド

名作曲ぶりを遺憾なく発揮し、フツーのハードバップ・クインテットに
ない味を出している
フレディ・レッドは麻薬患者を扱ったジャック・ベルバーの舞台劇
「ザ・コネクション」の為に作曲活動を行うなど、作曲家としては優れた
才能を有していた。 だが、ピアニストとしては、どうしても地味な存在。
録音が余り多くない人なのだが、心底唸らせる様な演奏を耳にした事はない。

一風変わったユニークな奏法であるだけに、聴き手により好き嫌いが分かれて
しまうのも、マイナーなミュージシャンであり続けている原因なのかも…。
プレイよりも(失礼!)、 フレディ・レッドの書いた曲に耳が行ってしまう。

全編を フレディ・レッドのオリジナルで占めているのだが、沈んだ感じの


ラインで始まり、次第にテンポを上げていく「セスピアン」では、 フレディ・レッドの作曲活動に真剣に
打ち込んだ姿がうかがえる。

「シャドウズ」でも、内省的なハーモニーが、地味ながらハートに訴えてくるが、圧巻は「オレ」だ。
ラテン ・タッチの曲想が、聴くものの涙を誘ってしまうとは言い過ぎか。

個性派 テナーサックス のティナ・ブルックスと、ジャッキー・マクリーンが組み合わさる事で
通常の ハードバップ とは一味違った雰囲気を出している。





シェイズ・オブ・レッド /フレディ・レッド




シェイズ・オブ・レッド/フレディ・レッド に加筆・修正を加え転載。



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