4月29日(月)
「幸福論」(ヒルティ)(第二部)(306)
ヒルティ著草間平作訳
発行所 岩波書店(1935年5月15日)
(注) あくまでも、訳に忠実にしていますが、簡略化や意訳や
表現の変更(例えば、「…である」を「…です」に変えたり)し
ています。それもすべて自分自身のためです(後藤瑞義)。
キリスト教序説(8)
(前日)人間にとって大切なのはただ意志だけだと信じることです。信仰を得るために人間が神に差し出すことができる、あるいは差し出さなければならない唯一のものは、意志であることを信じなければならないでしょう。(よりつづく)
以上述べたことが、わたしの考える、キリスト教の「序説」です。これは、だれでもが自覚ある年齢に達した時、じゅうぶん熟慮しなければなりません。みたところ門が広く開かれていて、初めは楽だが、最後は不満を覚える道を選ぶことのないように熟慮しなければなりません。つまり本気にキリスト教に入ろうと決心する前に、まず十分に熟慮しなければならいことがらです。
(つづく)
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