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2022.03.22
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カテゴリ: 識別について
昨日21日、谷津干潟でズグロカモメを観察してきました。
鳥友からその違いについて再度質問をもらいましたので、識別のポイントを整理しました。
(ズグロカモメの特徴について)
昨日谷津干潟で観察できたのは、セグロカモメ繁殖羽でした。
頭が黒く、眼の下に白い縁取りが目立ち、嘴が黒くて短いのが特徴です。
頭の黒い部分は、首まで黒く真っ黒な頭巾を被っている印象がありました。
(頭の黒い部分について)
一枚目から四枚目の写真は、昨日の谷津干潟で観察したズグロカモメ、
五枚目は2014年4月に都内葛西臨海公園で観察したユリカモメ繁殖羽、
六枚目は2017年3月に都内水元公園で観察したユリカモメ夏冬中間的な個体です。
頭の黒い部分を比較すると、首まですっぽり黒いのがズグロカモメ、
黒い部分が浅いのがユリカモメの繁殖羽です。
(嘴の比較)
ズグロカモメでは嘴が黒くて短いです。
これに対してユリカモメ繁殖羽では嘴は少し赤みがある黒い色です。
(2014年4月の葛西の写真を参照)
ただし、2017年3月に水元で観察した夏冬中間的では、頭が真っ黒ですが、
嘴は冬羽の赤い色が残っています。
(初列風切について)
四枚目の写真などでわかるように、ズグロカモメの初列風切は白と黒が交互に入って
見えます。黒が少なく、大きな白斑が目立つと言い換えてもよいと思います。
飛翔時は初列風切の先端が黒いですが、ユリカモメのように黒い線には見えません。
(その他)
ズグロカモメでは、上空に出現した後、旋回して餌のカニを探し、発見すると急降下して
捕獲します。谷津干潟で観察した個体は、干潟に降りてからカニを食べていました。
昨日は5回ほど繰り返した後、一番長くて20分以上干潟で休む光景を目撃しました。
そして、渡去する前は、干潟中央部で一時間前後休んでいました。
ズグロカモメの食性を考慮すると、干潮となる時間と潮位が最も低くする時間帯を

















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最終更新日  2022.03.22 14:37:22
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