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2023.05.08
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アオバトの復習をしていた折、拙宅の亭主から昨年の暮れ、北大と森林総合研究所の研究チームが、夜間に単独で渡ると考えられていたヤマシギのうち一定数が、日中の生息環境や生態が異なるアオバトなどの他種とペアになって渡ることを発見したとのプレスリリースの内容を紹介されました。
春と秋はアオバトの渡りの時期であり、夜空を注目してみようと思います。
北大と森林総合研究所の研究チームは、デジタル機器を用いて地上観察から夜空を渡る鳥類を識別する手法を確立し、2021年10~11月に室蘭、津軽鳥類観測所の二カ所での調査を実施したところ、観察された48羽のヤマシギのうち、約17%(8羽)が他種とペアになって渡っていたことが判明したと報告しています。内訳は、アオバト(5羽)、キジバト(1羽)、オオコノハズク(1羽)、ツグミ属鳥類の1種(1羽)で、捕食者をいち早く見つけたり、目的地への飛翔距離を短縮したり、飛翔エネルギーを節約したりしている可能性を示唆していると記しています。
(ヤマシギとアオバトの渡りについて)
研究チームは、ヤマシギとアオバトの渡りについてつぎのように述べています。
いずれも、従来は渡りは夜間で単独で行うと考えられてきたことを述べています。
調査により他種と夜間に渡ること、北海道室蘭と青森県津軽を結ぶルートで異種の鳥が移動しているという点が関係者の中で大きく注目されている点です。
・ヤマシギ 
北海道を含む北日本の森林地帯で夏に繁殖し、冬は関東以南に渡る。
夜行性で、渡りも夜間に単独で行う。
・アオバト 
北海道を含む北日本では夏に繁殖し、冬には関東以南に渡る。
昼行性だが、春と秋には夜間に単独で渡る。
(引用)
北海道大学・森林総合研究所.2022年12月7日PRESS RELEASE.
夜空で密会するシギとハト~鳥類の夜間渡りにおける驚きの種間関係を発見~.
(写真)私のライブラリーより
ヤマシギ2023年2月28日茨城県、











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最終更新日  2023.05.08 11:18:41
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