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2023.07.15
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7月13日(財)山階鳥類研究所から2022年9月3日に茨城県稲敷市でフラッグを装着していたトウネンについての報告を受領しました。
北海道紋別市コムケ湖でフラッグ(HM8)、環境省標識を装着され2022年9月1日に放鳥された個体と判明しました。1100kmを超え人間の足ならば194時間必要な距離をたった2日で移動してきたことが判明したのに改めてびっくり。
亭主に聞くと、北海道紋別市コムケ湖は泥干潟で、トウネンはバイオフィルム(微細藻類、バクテリア、およびそれらが細胞外に放出する多糖類粘液で構成されているた薄い層の総称)に依存度が高く、小型シギであるほど多く利用されるのだそうです。
桑江(2012)が述べているように、小型のシギ類は舌先にブラシのような棘毛(きょくもう)があり棘毛にバイオフィルムを巧みに絡めて食べています。
トウネンのような小型のシギは小さな消化器官の制約があり適さず、嘴も短いので干潟泥の深いところに存在する上手に捕まえられないのだそうです。
かつて、「シギは長い嘴を用いて泥深くの餌をとり,チドリは泥表面の餌をとる」と説明を聞いてきましたが、実際は食い分けをしていると表現したほうが適切ということです。
(引用)
桑江 朝比呂.2012.トウネンもハマシギもバイオフィルムを食する.
Bird Research News Vol.9 No.3.p2-3.
(写真)











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最終更新日  2023.07.15 17:12:42
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