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2023.12.26
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ほおじろ(2023)がスズガモの減少が著しいとし、かつて東京湾全域で10万羽見られたススガモがここ数年減少していると報告し、要因として餌になる二枚貝が少ないのだと述べ、ススガモを見るならいまのうちとして、夏羽、冬羽、第一回冬羽から夏羽個体の写真を掲載してします。
川内(2021)が、同様の内容を紹介し、原因は、昨年(2020年)9月の台風19号による、江戸川放水路からの泥水放流で貝類が死滅したことが挙げられていますが、さらなる調査・研究が必要と思われますと述べていることと比べると、舌足らずで必要以上に個体数激減をアピールしている印象があります。
ススガモの個体数を全国規模で着目してみると、環境省(2021および2022)が報告しているように全体的には100000~270000羽程度の間で増減を繰り返し、増加傾向にあるというのが研究者の中での共通認識です。
全国的にはススガモの個体数がどうなっているか、激減している要因はどこにあるかその上で三番瀬のススガモの現況を報告すべきものと思います。
(全国のススガモの個体数)
環境省(2021)および(2022)は、観察地点数は増減しつつも、全体的には増加傾向にある。観察個体数は昭和51年度に200,000羽を越えて以降、100,000羽~270,000羽程度の間で大きく増減を繰り返していると報告しています。
(引用)
環境省自然環境局生物多様性センター.2021.
第51回ガンカモ類の生息調査報告書.p50.
環境省自然環境局生物多様性センター.2022.
第52回ガンカモ類の生息調査報告書.p47.
川内博.2021.異変! 東京湾のスズガモが激減.日本野鳥の会東京.研究部レポート.
ユリカモメNo.784.2021年2月号.p11.
ほおじろ.2023.東京湾のスズガモ2023の異変.日本野鳥の会千葉県.会報.
通巻512号.p11.
(写真)













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最終更新日  2023.12.26 20:26:21
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