花鳥いろいろ(四季の野鳥たちとの出会い)のブログ

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2024.02.16
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カテゴリ: 識別について
今冬も手賀沼沿岸にアカガシラサギが飛来し滞在しています。
2022年に姿を観察して以来の羽衣の変化を復習してみました。
(1)正面から見た変化
一枚目から三枚目は、2024年2月15日、2023年2月3日、2022年2月26日に
観察・撮影したものです。2024年は胸の焦げ茶の縦斑が線状になっています。
2023年、2022年では斑点状だったのでこんなふうに変化するとはじめて観察しました。
(2)嘴とその周辺の変化
昨日観察した個体では上嘴の基部から先にかけて黒色で目先が黄色でした。(四枚目の写真)
五枚目の写真(昨年2月28日)、六枚目の写真(2022年3月15日)、七枚目の写真(2022年2月25日)と比較してもあまり変化はありません。なお、六枚目の写真では上嘴の色が一部黄色のように見えますが実際は黒色で撮影時の光線の影響によるものと考えられました。
七枚目の写真(2023年4月19日)は六枚目の個体が繁殖羽に換羽したものと思われます。
(3)嘴の2つのタイプ
香川の野鳥(2014)は、アカガシラサギに2つのタイプが存在していることを報告しています。
Aタイプとして、先端が上・下共黒く他はほぼ黄色。上嘴の基部はやや緑色~灰色がかるもの
Bタイプとして上嘴が全体に暗色のタイプ。先端がより黒色に見える場合もあるもの。
そのうえで、幼鳥(Bタイプ)、 第一回冬羽?、第一回夏羽(Aタイプ)、成鳥冬羽(A・Bタイプ)、
成鳥夏羽(Aタイプ)との内容となるとしています。
ただし、第1 回夏羽になった後、毎年、夏A→冬Bと繰り返すのか、ずっとAのままなのかは不明と記しています。
(4)手賀沼の越冬個体
嘴に着目してみると、2022年から2024年の個体のいずれもが、香川の野鳥(2014)がBタイプとしてするタイプです。2022年に観察した個体が第一回冬羽とすると、2024年の個体は3歳以上であり、成鳥冬羽と考えられます。
(引用)























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最終更新日  2024.02.16 12:59:53
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