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会社の同僚(45歳・中間管理職)は言った。「そりゃ、飼っちゃうね。あいつらの可愛らしさは暴力的だもん」 彼の二の腕には、紫色の筋が二本ある。暴力的な可愛らしさに敗北した証拠だ。 ってな訳で、捨て猫(仮名・プチ)は今も我が家にいて、相変わらず私にはお尻しか見せてくれません。近寄ると後ろを向くのです。 義妹いわく「さすが、野生の勘」怪しいものは避けるってか……。くっすん。 先週末も、飼いたいというお友達が大挙して遊びに来ていた様子ですが、決まったのか決まらなかったのか、まだプチはうちにいて、ポテポテと可愛らしさを振りまいています。私はあまりの可愛らしさに写真を取ろうとしながらも悉く失敗し、指差し確認で笑われるというていたらく。 尻尾の写真は沢山とれたの。全部ブレているけど……。 会社の人がココを見ていないのを祈りつつ、あまりに面白い話を聞いたので書いちゃう。 彼はある日子猫を拾った。うちのプチと同じく暴力的な可愛らしさだった。 しかし、飼うわけにはいかないと妻は言った。(らしい)何故ならマンション(ペット可)には猫アレルギーの息子(浪人中。ひきこもり)がいたからだ。 彼はしばし考えた。 息子は可愛い。しかし、一人で放っておいたら死んでしまうという年ではない。世間の荒波に放り出した時、生き延びることが出来るのは子猫ではないはずだ……。 彼は、猫ではなく息子を放り出すことにして、近所に木造モルタル築40年、トイレ共同風呂ナシ物件を探してきて、息子に引越しするよう求めたらしい。「父さん、酷いよ。猫と俺とどっちが大切なんだっ!」「どっちも大切だが、お前は放り出しても死なない。死ぬような人間には育てなかった(つもりだ)この子は、放り出したら死んでしまうだろう」「どっちが可愛いんだ」「聞きたいのか? 本気か?」「……いいよ、俺が出て行く」 ってな会話が交わされたらしく、のんきに引きこもりも出来なかった息子は設備最低エアコンなし木造モルタル築40年、トイレ共同風呂ナシの部屋で、意地になって受験勉強にいそしみ、現在は立派な大学生になっているらしいです。 そして、なんの偶然か猫アレルギーも無くなり、マンションに戻ってきたところ、いない間に自分のベッドを自分の寝床と認識してしまったらしい、今では立派に四キロに成長した猫と日々戦いを挑んでいるという。 心温まる話ですね。 帰宅時間が遅いので、平日はプチに会えないので、週末を待たずに貰われていったりすると結構悲しいかも。 すっごく可愛い。
2007.07.10
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捨てやすい玄関なのか……。 ハムスターや縁日の日の金魚くらいは捨てられていても笑えた。しかし今度は子猫です。 片手に乗るくらいの、みーみー鳴いている子猫。 笑えない。 発見者は仲良く幼稚園に通う甥と姪(ともに4歳)です。ぶどう棚の下に置かれたプラスティックのバケツの中で見つけました。登園前に庭のひまわりと西洋朝顔(ヘブンリーブルー)に水をやるのが、二人の仕事なのです。水をやろうと漏斗を取りにいったところ、みーみー鳴いている不思議な物体を発見したらしいです。 子猫を見たことのないチビ二人にとって、小さくて、みーみー鳴くフカフカした物体は、でっかいハムスターに見えたらしく(ハムスターは小学生の姪が飼っている。こいつも、我が家に捨てられていたのだ)「おかーさーんっ! ねずみがいるよー! 生きてるよー」と叫んだから大騒ぎ。 義妹は、ごく当たり前の女として、生きているネズミは怖いのです。 ネズミが出たの? 嘘でしょ! どうしよう、一匹見つかったってことは家族で我が家に住み着いているの? 駆除したほうがいいの? どうしよう、どうしよう……。 パニックを起こしながら、舅姑に鳴きついて一緒に来てと大騒ぎしてチビたちには「触っちゃダメよっ!」と叫び。 でも、子猫でした。 アーよかった。と溜め息をついた義妹ですが、よかーないのです。子猫なのです。首輪なしなので、おそらく捨てられているのです。 捨てネズミや野良ネズミよりは百倍マシであったとしても。 捨てられちゃったのなら仕方ない。里親探しをしましょうと、子猫を抱いた義妹。大騒ぎの発端となったチビ二人は、じぃじに連れられて幼稚園に向かいました。 しかしっ! チビの誤解を解かずにいたから、さぁ大変。幼稚園で「ネズミ拾った」とお友達に伝えたので、その日の午後には、我が家のネズミ騒動が幼稚園中に広まっていたようです。 お迎えに行った時に、誤解は解けて、そのまま里親探しに突入しました。 我が家には、ハムスターがいるし、オバアチャン(ペットに非ず)もいるので手のかかる猫までは無理との判断です。金魚もいるしね。 引き取り手は見つかりそうなのですが、翌日になって更に大騒ぎが勃発しました。 今度も発見者はチビ二人。 近くの路地で冷たくなっている子猫を発見。拾った子の兄弟姉妹だったのかも。 チビは今時の子供らしく、死んだ動物を見たことがありません。なので、人生最初の衝撃です。大泣きです。ついさっきまで、フカフカした可愛い物体を眺めていたところで、同じ姿の子猫が死んでいるのですから。 いちおう、野良の疑いありの猫の死骸ってことで、保健所に引き取って消毒なんぞもして貰いました。そこで、兄弟らしき子猫を拾ったことを話したら、病院に連れて行って病気だけは検査してもらった方がいいと言われたので、そのまま獣医へ直行。特に問題なしの元気な子猫と言われて安心して帰ってきました。 元気って言われて、その日のうちに風呂に入れてしまったのはどうかと思うけど……。 義妹が世話しているので、元気にどこかに貰われていくでしょう。 ところで、この子の尻尾が面白いの。中途半端に長くて(短いんだけど、丸くてチョコンとしている和猫のような尻尾ではない)凄くフカフカなの。 いったい何ネコなんでしょう? ちなみに獣医の見立ては「雑種」です。
2007.06.30
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友達が嫁に行ってしまう~。 今の時代、結婚=嫁にいく、ってな感じではないのでしょうが、彼女の場合は「嫁にいく」が正しい表現なのでしょう。とほほ。同じ年の友達なので三十代滑り込みです。 何しろ相手がボンボン長男。十歳年下の妹は医者と結婚しています。最後まで跡継ぎの欲しい相手のお母さんが彼女の年齢に難色を示していたらしく、友達としては「だったら子供でも作っちゃいなよ。そうしたら反対しないんじゃない?」と茶化して慰めるしか無かったのですが……。 本当に作っちまうとは。 彼と一緒に練った作戦がコレだったのかと肩を落としつつ、気のいい彼女と彼に祝福を。 六月の花嫁です。披露宴は大々的に椿△荘で。呼ばれたのは良いけど、相手は完全にボンボンです。場違いな金持ちです。いくらお嬢様学校の出身だとはいえ、彼女も私と同じ庶民。お嬢様をアピールするのは出身校くらいしかないので学生時代の友人が集まったのはいいけど「相手の親族を威嚇したいから、着物で来て!」とは……。 着れというならば着ましょう。 この年になって連絡を取って飲みにいく仲間は、同じ年の独身女。貸衣装と美容院代くらいは痛くありませんが、面倒くさい。何しろ着物を選ぶところから疲れるのです。「訪問着っていっても六月だし、手持ちの着物だと季節が合わないなぁ」「だから花柄はダメなのよ。ってことは季節の柄の着物を着ると貸衣装だってバレバレ?」「やっぱり袷だと暑い?」「あー、面倒くさい、誰か適当に決めてよ」 着物好きの友人が適当に決めてくれます。 しかし、久しぶりの結婚式。仲のいい友達なので祝福ムード満載で、ウキウキと出かけていきました。披露宴が終わったら着替えて飲みに行こうか? どうする? 焼肉? なんて感じで浮かれていた私たち。 本当のゴージャス結婚式の恐ろしさを、この時はまだ知りませんでした。 会場について(会場で着付けをするという手もあったけど、お嬢様を演出するために別の場所で着てきました)クロークで風呂敷包みを預け(中には友達から借りた怪しい本だの、ろくでもないものが入っている)小さな着物用のバッグだけでお庭なぞを散策するかと思っていると、今日の新郎に呼び止められます。「まぁ、本日はお日柄もよく」(実はよくない)「まだ演技はいいから。確か、茶道部だったんだよね?」「茶道部もなにも、運動部に入っていない生徒は、殆ど全員やっていたけど」「じゃあ、こっち来て」 そこではニッコリ笑ったおば様方が私たちを待ち受けていたのでした。 オーマイガッ! なぜ、そんなところに茶室があるの? 彼の叔母さんの趣味が茶道。お客様をお薄でおもてなししたい。……お客様的にはチョット迷惑。正座をしなくちゃならない羽目に陥るとは思っていませんでしたよ、私たち。「あのさぁ、着物着て正座したのって、何年ぶり?」「私、運動会ふけたのがバレてダンス衣装の浴衣のままで廊下に正座させられて以来かも」「ははは、私は大学祭で茶道部のバイトでお茶立てて以来かな」「私は弟の結婚式以来よ」 いちおう、ミッションは彼の親族を威嚇するってことなので、無難にこなそうと必死です。お作法なんて殆ど忘れていたはずなのに、何故か身体は覚えているもんだ……。 会話も何とかお嬢様らしく丁寧でおっとりした口調でがんばります。「○○さんとは、中学校の入学式で初めて会いましたの。校内で迷っていたところを助けていただいて」(これはホント。私は方向音痴なのだ)「家庭科の宿題で単の着物を縫った時も、仕上げを手伝ってくれて……。わたくしは不器用でしたけど、○○さんは器用でしたから」(これもホント。私は不器用なのだ) なんとか無難にこなして、ようやく受付です。しかし、ここにもトラップが。 オーマイガッ! 何故、この時代に硯と筆なの? いちおう書道初段は持っているわ。だからひるんじゃダメよ私。(セルフ叱咤激励)「よかった練習しておいて」 ご祝儀袋に名前を書くのに、お嬢様ならペンじゃないだろうと筆で書いてきたのです。久しぶりにお習字しましたよ。 披露宴は普通の披露宴でした。 花嫁花婿がゴンドラで登場することもなく、キャンドルサービスで愛の炎を燃やして、花束贈呈して、手紙を読んで父は泣き。余興で、友達が趣味でいまだに続けている琴を弾きました。引き出物は何と宅急便サービスを使って自宅へ送ってくれるそうです。助かった。どうしようかと思った。 友人からは「本当にありがとう。あんたたちの猫に感謝する」と言われ、ナニよ猫なの? とむくれてもみたけど。 幸せになって欲しいですね。 その後、Tシャツスタイルに着替えた私たちが、池袋の焼肉屋でビールを片手に祝杯をあげたのは言うまでもないことです。披露宴でちゃんと食べたはずなのに何故に肉? という突っ込みはカンベンしてください。お上品演技での食事ですもの、演技力を奮い立たせるのにすべてのカロリーは消費してしまいました。 とりあえず、乾杯。 おめでとう! 翌日は、二日酔いで会社に行きました。
2007.06.17
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昨日、土曜日でしたが出勤。まぁ、いつものコトです。 朝、グダグダとダラダラと洗面所で歯磨きしていたところ、甥がやってきました。朝の洗面所闘争で負けたのでしょう。 いきたくね~。ゴロゴロと本を読んで過ごしたいよぉ。 と思いつつ、いい加減に化粧して(殆ど口紅だけ)「いってきまーす」と言えば、躾の良い甥が返してくれました。「いってらっしゃい。お仕事頑張ってね」 をい。いつの間に、そんな強力な攻撃を覚えたんだっ! つい「お父さんは頑張っちゃうぞ」と思っちゃう猛攻撃です。いやー、躾が行き届いているってこういうコトね。 そんな話を会社でしていたら(一緒に休日出勤の彼も、幼稚園に入ったばかりの娘がいる)「ちょっと待て、それは違うぞ」 え? 同意してもらえると思ったのに。「だから、どうしてソコでお父さんは頑張っちゃうになるんだ? お母さんは頑張っちゃうでいいじゃないか」 ……確かに。だけど、チビと一緒にいて何故かお母さん的気分になったことが無いのに、今まで気がつきませんでした。ちょっとした距離感が、母親ではなく父親的な感じ方になるんでしょうか?「以前から思っていたんだけどな、子供に対する感覚が男的なんじゃないか? 俺だって子供の頃、叔父さんは叔母さんが近くに住んでいてよく遊んで貰ったけど、どうも叔父さんっぽいぞ」 ……え? 私は伯母さんなんですが。「叔父さんが家で昼寝しているときに、暴力的に起こして小遣いねだったりしたけど、叔母さんにはしなかったぞ」 ……やられています。今日もやられました。「叔母さんにはお菓子を作ってとか言うくらいだ。最近、子供たちにナニを作って食わせた?」 ……バーベキューを先週やったけど。「バーベキューは男の料理だ」 ……後はお好み焼きをやったな。好評だったよ。「鉄板焼系は男の料理だって」 ……そんな事いったって、後は私が作るのは大人に受ける料理ばかりだもん。肉じゃがに白和えに煮魚なんて子供には受けないんだもん。「何処かに連れて行くったって、面倒だから子供がおとなしくしている映画館とか、金で解決できるテーマパークとかだろ?」 ……よくご存知で。「厳しく叱ったりしないで、ねだられるママに一緒にソフトクリーム食って、お母さんに一緒に怒られたりするだろう?」 ……よく解っているじゃない。「それは、父親やっている俺とまったく同じだからだっ!」 がーん。 チョットは気がついていたさ。 些細なコトだと思っていたんだけどね。母や義妹ほど、子供の成績が気にならないとか。元気が一番だとか。好き嫌いが無いのが一番だとか。汚れたら拭くより、面倒だから風呂に入れちゃえだとか。気が向いた時しか熱心に遊んであげないとか。 でも、それは伯母さんとしての遠慮的距離感だと思っていたのに。(あまり遠慮していませんが) うーん。伯父さんっぽいのか、私。 だけど、それを言うなら、私のお友達は皆伯父さんっぽいじゃないか。 それをして「類は友を選べない」って言うのだろうか……。
2007.05.27
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春から幼稚園に通うようになった姪と甥。 どうも、幼稚園の先生が面白い発見をした様子で「お母さん、もう○○ちゃんってば面白くって毎日笑わせてくれますよぉ」と迎えに行った義妹に言ったらしく、その話を今日、庭でミニバーベキューをしながらしていました。「おままごとなんだけどね、なんでも大人数なんだって」「大人数のおままごと?」 想像がつきません。ままごとって、登場人物はパパとママじゃなかったの?「おじいちゃん、おばあちゃんが出てくるおままごとって見たのは初めてですって」 ……確かに我が家は大家族ですけど。「最初、ちょっと心配しちゃったの。大ばあちゃんまで出てくるっていうから、大ばあちゃん役のお友達って傷ついたり困ったりしている? いじめられているって感じてる? って」 そうよね。したくない役柄ですよ、大ばあちゃん。「だけど、一番人気が大ばあちゃんなんですって。なんでも横になって皆からおやつを貰えるからって」「……一番人気?」 そう来たか。確かに、完ボケの大ばあちゃんは、甘いもの大好きでいつもお菓子を食べているように、子供の目には見えるのかもしれません。 だけど、笑えたのはそこまで。「伯母さん役もあるらしいのよ」「……え?」 あぁ、聞きたくない。嫌な予感です。伯母さんって、もしかして私のことですか?「何でも朝に《やってらんねー、三時に寝たってのによー》とか言いながら、洗面所で横になって歯を磨いていて《邪魔よ》って腹を踏まれているらしいわよ」「……」 姪がすんでいる三階は五人もいるので朝の洗面所とトイレは戦争。敗れた彼女が一階のトイレに来るのは珍しくありません。 見られていたんですね。「おこづかい頂戴攻撃を受けて、《寝かせてくれよぉ。こづかいならコレを皆で分けて》って棒の小銭を渡すらしいわよ」「……」 そんなことまで、幼稚園の先生にバレバレなんですか? おそるべし、おままごと。
2007.05.19
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お友達より、美味しいメールが入る。 ちょうど、新しい仕事の依頼が入ってしまいグレグレにグレていた私、隣の席のお父さん(部長)に聞いた。「お友達から、果物狩りに誘われちゃったんですけど、行ってもいいかなぁ、日曜日だし、いいよね」「いいなぁ、何を狩りに行くんだ?」 そんな些細なことを尋ねたりしない私に、一抹の不安を感じたらしく聞きかえす。 でも、答えられる訳がない。だって、言いたくなかったから果物狩りなんて言ったんだもの。「えっと……」 口ごもる私に、何かある! と確信したのか、目が羊のような横たわる三日月形。ダメだわ、隠せない。「えっとね、ライチ狩り」「……ライチ狩りって、何処でやるんだ?」 どうやらお父さんも気がついた様子。「てへっ?」「可愛くない……」「えっとね、台湾かな」 正直に言ったのにぃ……。「日帰りなら許可、だな」 そんなこと出来るわけないじゃん。どうせ台湾に行くならマンゴーも食べまくりたいし、お買い物もしたいし、お茶も飲みたいし。買い食いとショッピングで二日は欲しいもの。「いつなら行ってもいいの? 今月過ぎたら楽になるって言ったのに」 恨みがましく見る私に、ちょっと気の毒そうな視線が帰ってくる。「一段落したらな」「いつ、一段落するの?」「……秋かな」「じゃあ、秋休みの予定を組んじゃうよ。今年こそ一週間ぶっとおしで休むよ」「……大丈夫だといいなぁ」「ぶちょう!」「俺だって、ラスベガスに行きたいんだぁ!」 叫んだのは、今日の未明。午前二時の出来事でございました。
2007.05.19
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母の日ってコトで、「財布が欲しい」という母と一緒にデパートへ。私は普通にバスで行くかと思っていたのですが、元気ものの母は、「歩いていこうよ」 マジですか。バスだと20分はかかるんですよ。歩いてどれくらいかかると思っているんですか。「一時間は掛からないよ」 ちょうど50分で着きましたが、健脚の母に付き合って歩くのはかなり大変です。歩きっていっても、かなり早歩きなのですよ。汗だくになりました。 お気に入りの財布を見つけてコレを買ってねと可愛くいう母。即決ですか、そうですか。即決ってことは狙っていたんですね……。いつか、誰かに買ってもらおうと狙っていたのですね。そういう人です。 しかし、良心的価格でほっとしました。 そして、本日最大の私のミス。「よかった、かなり予算より安い」 母の目がキラリンと光りました。 ……どうして、そんなことを口に出してしまったのでしょう。母が小首を傾げます。「じゃあ、靴も欲しいなぁ」 可愛いと思っているのですか? 母さん。若ぶってみせても、あなたは既に60を過ぎていますから。「買って欲しいなぁ」「えっとね」「ダメ?」「……買ってあげましょう」 そして、手を引かれて連れて行かれた靴売り場。 またもや即決です。そうですか、お母さん。それも狙っていたのですか。「みどりちゃん、これをもってサービスカウンターに行くのよ。今日は母の日ラッピングにするとカーネーションが貰えるの」 そんなことまでよく知っていますね。とほほ。 にっこにこの母と別れた後、私は有楽町の旅券センター行って、パスポートを更新してきました。やる気十分ですが、休みが取れるかどうかは解りません。 いきたいよう、バカンス。 家に帰ったら、義妹から「○屋の羊羹」と「○屋の冷やしぜんざい」が届いていました。母の大好物です。「高いものは、みどりちゃんにたかると思ったから、こっちはお母さんの好物ってことにしたよ~」 ははは。素敵。 私の秘蔵の凍頂烏龍茶で楽しくお茶して、夕食には、父が自慢の手作り餃子を作って百二十個すべて母のリクエスト通りに焼き餃子にして全員で完食。 義妹たちも母な訳で、母の日プレゼントにチビたちは手作りリクエストカードを作っておりました。 義妹が早速、そのリクエストカードに「宿題を毎日やること」と書いていて、みんなウエーという表情。 よかったね、有効期限をつけておいて。
2007.05.13
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どっかいきたいなぁ。 三日と四日、ゴールデンウィークの中央ですね。お友達と遊んで飲んで、気持ちよく過ごしました。 素晴らしいのは、皆いいひとで、凄く不義理の限りを尽くした私を優しく受け入れてくれます。普段、連絡つかないわ、電話は留守電だわ、携帯に電話しても返信ないわ、メール入れても返事ないわ……。書いていて反省します。酷いですね。 でも、仕事が立て込んでいると、友達付き合いしている暇もないんだよね。それを許してくれるからって甘えてばかりではいかんだろう、と! 肝に銘じます。頑張ります。 普通のお友達関係なら破綻していて仕方ないのでしょうが、幸いなことに周囲は皆いいとしの女友達で、徐々に責任ある仕事を任されて、にっちもさっちも行かない状況にあることを理解してくれます。時には旦那や恋人に「そんなもんだ」と言われたりしているかも。ありがたや。 やる気はあるんだ! とパスポートの切り替え申請に行ってきました。 夏休み計画は毎年あるんですよ。ただ、実現が難しいだけで…。 驚いたのは、パスポートの申請受付が整然として混乱の気配すらなかったこと。誰もがきちんと書類を準備して申請して、凄く早いのよ。(五年前は書類不備やら記載漏れはらで、一人ひとりの申請時間が長かったものだけど。隔世の感があります) 今年は何処にいこうかなぁ。台湾かなぁ。アジア圏がいいなぁ、おいしいから。 夢をみつつ、明日もお休み。凄く幸せ。 部屋の模様替えをするんだよ~。誰か見に来てくれないかなぁ。(いや、まだ部屋は掃除途中で混沌としていますので、招けないなぁ)
2007.05.05
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祖母の介護に通ってきてくれているヘルパーさんが、今日で終わりでした。定年だそうです。 もともと看護婦をしていた人で、病院を定年で辞めた後、介護ヘルパーをしていた人でしたので……。定年で辞めると聞かれても「定年でヘルパー始めたんじゃあ……」しかし、まぁ若く見えてもカナリのお年ですから引き止めるコトも出来ません。 明るい人で、何でも歌を歌いながらする人です。オムツを替えながら、清拭しながら、ベッドメイクをしながら、食事の介助をしながら……。 今日は「港が見える丘」を歌っていました。祖母も時々は一緒に歌ってます。波長が合う人だったんだろうなと思うので、残念です。 老人ホームのデイサービスなんかだと、よく歌を歌ったりしますが、家でそんな感じなんですね。良いことです。 介護って、暗い、辛い、感じがします。だから、ことさら明るい雰囲気にしようとするのかな。ちょっと母と似ています。 退職して何をするの? と聞いたのですが……。「来週から、ロスなのよ。ちょっと遊びにね」 かっこよすぎです。一人旅ですよ。70のお祖母ちゃんの一人旅。「むこうに娘がいるからね。帰りにアジアのリゾートを回ってこようと思っているのよ。まだ何処にいくか決めていないんだけどね」 素敵すぎ! 語学ダメなのに。 70ばあさんの一人旅で、ツアーではないとなると、だいたいビジネスクラスに座らせて貰えるらしいですよ。(娘さんの入れ知恵で、早めにカウンターでチャックインするそうです。策士よのぉ)年に一度は娘さんと孫たちに会いに行っているのでマイレージも溜まっているせいもあるのでしょうけどね。 そんな婆さんになるのが、私の夢です。
2007.05.05
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日本人ってことなのか、単なる好みなのか。 お風呂が好きです。 休みの日の楽しみは、朝ゆっくりめに起きて、掃除洗濯を終わらせてから(2時間程度かな)新しいお湯をはったお風呂にゆっくり入り(この時点で正午頃)本の一冊も読んであがり、250の缶ビール飲んで昼寝する。 至福。 昼寝も寝すぎると夜に眠れなくなるので、一時間程度なのですが、これが凄く気持ちよいのでする。もちろん、昼寝の前にはシーツも綿毛布も掛カバーも取り替えて、部屋の空気も入れ替えて、ティーツリーのリネンオイルなんぞも使ってあるのです。贅沢! 起きたら普通に顔を洗って、歯を磨いて、リフレッシュした状態で、仕事したり読書したりゴロゴロしたりします。休日の自由時間。掃除の続きをしたり、洗濯の続きをしたり。テレビを見たり適当に過ごしています。(仕事が入ると、テンション下がるけど) なので、どうしても休日は昼寝から起きてからが本物の休日という印象となり「なんとなく休みが少ない」ということになります。仕方ないのにね。 その上で、眠る前にもう一度シャワーを浴びてしまいます。シャワーを浴びないでベッドに入るのが嫌なんですね。習慣かな。 昨日はお友達と、近所の温泉に行き(温泉というよりヘルスセンターって感じかな)半日ほど風呂ばかり入って過ごしました。 風呂はいって、休憩しながらオシャベリして。 さて、このお友達は「おかあちゃん」な性格です。シッカリ者の女性。 このお友達の相方(親友というのが一般的な言い方かな)は女性なれど「おとうちゃん」です。 おとうちゃんとしては、何事も「なんとかなるさ」だし、おかあちゃんとしては「具体的になんとかする方法を考えて生きろ!」です。仲良しなのに、この点では溝は埋まりません。 さて、この相方の女性の問題点は周囲の友達にもあります。周囲の友達も皆「なんとかなるさ」系の性格だからです。(私は、どちらかと言うと「おかあちゃん」なのですが、だからこそ「なんとかなるさ」という人に憧れるし、弱い)よって、彼女に苦言を呈することが出来ません。何しろ、自分たちも「なんとかなるさ」と思っているか「なんとかなるさって言うのってチョットかっこいい」と思っているからです。ははは、すーざんゴメン。 あとは保険の契約変更を検討しているんだけど、って話も同じタイミングで考えていて笑えました。 最初に保険に入った時「独身女性だし、死亡保険なんぞ少なくていいわ。その代わりに疾病と女性特約はあつくして、貯蓄型のヤツにしよう」と思ったものです。大抵の女性はそうだったんじゃないかな。 しかし、最初に保険に入った時代が時代なので、今のは、少なくても良い死亡保険が二千万くらいあるの。それが一番少なかったんだけど、今となっては「死んだときは、葬式代と部屋の処分代だけ残ればいいわ。500万もあれば十分。だったら死ぬ前に貰えるものは貰いたい」って気分です。 だから検討ってことなのですがね。 昨日は風呂はいってバリエステ受けて(バリに行きたい気分が乗りあがりました。確かに気持ち良かったけど、真昼の風の入り方とかチューバッカの香りとか、ガムランの音とか丁寧で暖かい声とか、いろいろ思い出してしまった。行きたいよぉ……) インドネシアのお土産もらって(サンバルありがとう。大好き)お土産話聞いて、楽しい一日でした。 行きたいなぁ。バリ。 と思いつつ、やっぱり昨日もシャワーを浴びてから眠りました。
2007.04.22
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家族イベントの日。 四月は色々とイベントがあります。 入園(幼稚園)進級、誕生日、そして父の初年金受領記念。 それらを一気にやってしまおうと、年金を受け取ってプチブル気分の父が全員を食事に連れ出しました。家族イベントの食事でも二桁人数ってどうよ? 明日から仕事か……。 けっこうブルーです。読んでいない本も残っているし。見ていないビデオも残っているし。部屋の模様替えも途中だし。なんとなく、家にいたい気分。サボっちゃいたいなぁ。(でも、行くけどね) ブルーだと、選挙運動中の煩いアナウンスにまで八つ当たりをしてしまいたい、今日この頃です。煩さに耐えられなくなった場合には、(そういうアナウンスでは必ず名前を連呼しているので)名前から選挙事務所の電話番号を調べて苦情電話をかけるのです。だって煩いんだもん。 苦情は出来るだけ冷静に、丁寧な言葉でね。感情的になっちゃ負けだからね。 驚くほど、静かになりますよ。家の近くで明らかにアナウンスの音が小さくなります。ほほほ。
2007.04.15
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貧しいプライベートライフを送っております。 昔の人って、こうだったのかな。 月曜日から土曜日まで、毎日深夜まで働いて、休みは日曜日だけ。そうなると、だいたい家事をして一日が終わってしまいます。すさんでくると、チビたちをかまって遊んで(遊ばれて)和むのですが。 そんな貧しいプライベート生活。時間がないから趣味の読書も小説書きも進みません。やれやれ、このストレスを何処にぶつけましょう。 ふと思ったのですが、昔の人っていうか、昔のお父さんたちって、こんな働き方していたのかな。プロジェクトXとか見るとそうじゃない? 毎日深夜まで働いてね。 きっと、昔だって過労死もあったんだろうし、鬱を発症する人だっていたんだろうし。 でも家族のサポートが、きっと現代よりは篤かったと思います。深夜に帰宅しても、お母さんが起きて待っていてくれて、熱いお風呂と夜食が用意されていて、子供たちはスヤスヤと眠っている。和むね。朝はアイロンのかかったハンカチを渡されて、お仕事頑張ってねといわれて仕事に出かける。和むね。 多忙なお父さんの仕事生活は昔と変わらなくても、周りの環境は変わったね。お母さんも仕事をしていたら夜まで起きて待っていないだろうし、家事だって分担の時代です。 それが悪いとは言わない。 だけど、そういう時代の変化に対して、お父さんたちの働き方は変わってきたのか? というと、疑問です。 労働時間が減って、家事をする余裕も出来て、家族の会話も増えて。そんな家庭ばかりではない。 とツラツラ考えてしまったのは、知り合いが離婚してしまったからでして……。同業者の男性ですが、彼曰く。 「俺が忙しいことは解っていて結婚してはずなのに。俺だって家事はやりたいと思うけど、夜中に帰って掃除とか出来るか? 汚いだけじゃ死なないんだから週末にゆっくりやろうと思って何処が悪いよ……」 はい、私もそう思いますが、そういう人は結婚に向きません。掃除しなくちゃという臨界点は個人個人で異なります。それに、奥さんの不満はキット家事をしなかった事ではなく、十分に会話が出来なかったことなのでは? 「だけど、帰って来るまで起きてなんていないから、会話も何もないだろ?」 そもそも、疲れて帰って来て、何か話しかけられても「疲れているから明日な」とか言っていませんか? 私は言っていますよ。日曜日だって、昼まで寝ていませんか? 私は朝は起きても昼寝しますよ。そして寝起きは機嫌が悪くありませんか? 私は悪いですよ。 「だって、低血圧なんだから寝起きは辛いんだよ」 だけど、男性の寝起きの機嫌の悪さは、怖いですよ。拒絶されていると思ったんですよ。 で、それだけなの? と聞いたらば。 「子供が欲しいけど、こんな状態の俺が育児をサポートしてくれるとは思えない。一人で子供を育てるんだと思ったら泣けて仕方なくなったって。子供が欲しいから別れるんだそうだ」 うーん。解る解る。 女性には産める年齢ってのがあるからね。本気で子供が欲しかったら決断すべき時期ってのは間違いなくある。時間が解決してくれない問題だから。 所詮、お前も女なんだ……。とか言われつつ慰めておりましたが。 所詮女と言われている時点で、微塵も女扱いしていないでしょう? と思いつつ、男も悲しい生き物ですねとシミジミ。 だけどさ、 少子化って叫ばれる昨今、結婚しない、子供を産まない女性がカナリ攻撃されていますよね。だけど、彼のように子供を産みたいから別れると妻に見限られてしまう男も、同じように糾弾されてしまるべきなのでは? 子供や家庭よりも仕事を優先して、少子化の一因を立派に担っています。 物質的な豊かさと幸福は比例しないという事でしょう。
2007.04.14
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帰りのバス(最終)の中、隣に座った若い女性が、ひっきりなしに咳をしていました。それも、かなり激しい咳を……。 可哀想に……そう思ったのは一瞬の事。 非常に正直に申しますと、かなり怖かったです。うつってしまいそうで。 期末も押し迫った時期です。明日の祝日も仕事だし、毎日バスなら最終。それに乗れないときはだいたい終電。ギリギリ状態で仕事しています。 インフルエンザで一週間も休んだ日には、期末検収予定のアレやコレが落ちる危険があります。会社の利益なんぞ正直どうでもいいけど、夏のボーナスの査定に響きます。 自分はともかく、同じプロジェクトメンバーの部下たちの査定を上げてやりたい……。成績を上げたいってのは、自分の昇給のためばかりじゃないのです。 今は、その正念場な訳で。 インフルエンザなんぞで休んでいられる状況ではないわけで。 そんなに具合悪いなら、バスじゃなくてタクシーで帰って欲しいなぁ。と冷たいことを考えつつ、そんな風に考える自分に嫌気を覚えつつ、帰ってきました。 でも、激しい咳なら、口元を押さえるとかして欲しいけどね。そんな余裕ないくらい具合悪かったのかなぁ……。
2007.03.20
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帰宅したら姪が私の部屋の前でベソベソ泣いていた。話を聞くと、漫画を読んでいて宿題をし忘れていて怒られたらしい。(そりゃ、怒られるわ)「将来はみどりちゃんのようになる」のが夢だという困った姪は、最近になって読書に目覚めたらしく本を読んでいて夜に寝なくて困るそうです。小学生のうちは、ちゃんと睡眠とった方がいいよぉ……。どうせ、大人になったら眠たくても眠れない事もあるんだから。「いいこと無いよ。結婚していないから、何かと寂しいし」(ウソです)「でも、今日だってお友達と遊びに行ったんでしょ? 寂しくないでしょ?」「……仕事だって大変なんだよ。毎日夜中に帰ってくるんだよ」「いいなぁ、夜まで起きていられて」「……出張だってあるしさ。朝早いのって辛いんだよ」「でも、飛行機にも乗れるし、いいなぁ」「……代わってあげたいよ」 そう、飛行機に乗って出張に行ってしまうようなエリートビジネスマンと誤解しているらしいのです。そんな良いものじゃないっての。 ドラマに出てくるエリート。管理職ってだけで夢を見すぎです。あのねぇ、管理職じゃなくて正確には中間管理職だから。権力ないんだから。でも、そんなことは彼女には解りません。「とりあえず、宿題やって寝ないと駄目でしょ。明日は学校なんだから」「はやく、学校を卒業したいなぁ」 いつの時代も子供の考えることなんて一緒ですね。 さて、彼女の宿題は漢字ドリルです。宿題を見てあげながらふと思い出しました。 わらべ歌の、かごめかごめ です。(漢字ドリルの中に「鶴と亀」が出てきたからだ)《かごめかごめ かごのなかのとりは いついつでやる よあけのばんに つるとかめがすべった うしろのしょうめんだぁれ?》 この歌の意味を、こうだと思っていました。 カモメ(かごめの聞き間違い)は遠くまで飛べる海鳥で、ある国の悪い王が、自国の圧政を周囲の国に知らせたくないために、カモメを籠の中に閉じ込めてしまった。(籠の中の鳥) カモメは外に出ていきたいと思っている。そして、悪い王様の反対勢力たちは、カモメにこの圧政を他国に知らせて欲しいと思っている。(いついつでやる) この国では夜でも、他国では夜明けだ。この国では辛い思いをしていても、国を出れば幸せになれる。(夜明けの晩に) 鶴と亀の反対勢力の重臣は、ある日転んだふりをして、籠を倒してしまった。カモメは逃げた。(つるとかめはすべった) 鶴と亀は待っている。他国から使いの者が着くのは先か、それとも悪い王が鶴と亀のしたことに気付いて殺しに来るのが先か。 そして、扉を誰かが叩いた。こわごわと鶴と亀は振り返る。後ろの正面にいるのは、自分たちを助けに来たものか? それとも殺しに来たものか?(後ろの正面誰?) さぁ、だぁれ? 子供って、妙なことを考えるものですよね。そんな話を書いていた小学校四年生の時の日記ノートがあります。 バカだなぁ、私……。
2007.03.18
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最近引越しをしたお友達のお宅へおよばれしてきました。 彼女のおうちの姫(ノルウェイジャン・♀・7歳)がやってきた日。つまりはお誕生日をお祝いする茶話会です。 おうちには二匹の姫がおります。メインでお祝いされるお姫様はゴージャスな洋猫(ノルウェイジャン)で、もう一匹は純白の姫(和猫)。 しかし、人見知りな白の姫はベッドの中で隠れていたところ、一目会いたい(はぁと)とばかりに布団をめくって強制連行しようとした私の頭を踏み台にして洗濯機の裏まで走って行ってしまい、結局は皆が帰るまで隠れたままで出てきませんでした。 踏み台にされた私は、一目たりとも姿が見えず仕舞い。 主賓は置いておいて。 テーブルの上は非常に綺麗で優雅な感じです。各種ケーキ(手作り)マンゴババロア(手作り)キッシュ(手作り)が並び、ジュースに紅茶から凍頂烏龍茶までお好みで。 なのに、交わされる話題のディープさときたらどうよ……。(あぁ、とても書けない。凄く楽しい話でハラが捩れるほど笑ったのに、書けない……。下系と危険系と犯罪系と……あぁ、書けない) ちょっとだけ公開すると、「民俗学者、折口信夫センセイに関するお話」「コーランの解釈について」「社会教育システムの変遷をジャーニーズで考察」「結婚形態の地域差とイリーガルジーン」「ヤバイ名前のアーティストは、どこまで許されるか」なんて感じですね。こう書き出してみると格調高いなぁ。とても、実際の会話が想像できない要約ですね。(間違っちゃいないけど) 最近、忙しくて休みが取れない状況なので、年下のお友達に愚痴愚痴と愚痴って「温泉行こうよぉ。意地でも夏休み(今は春です)をとるからさぁ」「あぁ、はいはい。おねえちゃんが休みを取れるならね」「取るもん。取って温泉いくもん」と実りの薄い会話をしながら別れました。 温泉に行けたかどうか。またどんな温泉旅行だったのかは、こちらで報告しますので乞うご期待(しなくていいです)。
2007.03.04
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ひがな一日、本を読んで過ごして幸せ。 日曜日の朝は、チビたちの声で始まりました。「何時まで寝ているのっ! みどりちゃん、起きてっ!」「勘弁してくれよぉ。寝たの四時半なんだよぉ……」 一時過ぎに帰宅して、翌日は休みだとばかりに夜更かししたのがいけないと言えばいけないのですが。いいじゃん。週末くらい。と自分に言い訳する朝です。(まぁ、朝というにはチョット遅い時間)「今日は温泉に行くんだよっ!」「いってらっしゃい。みどりちゃんは、お留守番しているよ」「駄目だよ。お留守番は、ばばちゃんがしているから、みどりちゃんを連れて行ってあげてって言ったもん」 誰だよ、そんなことを言ったのは。(母でした。静かに留守番したいのは、性格がより似ている母らしいことで責められない) そんなわけで、両腕をチビだちに曳かれて都内の某健康ランドへ。 まず、義妹たちとマッサージの予約をしてから、お風呂へ。あぁ、昼からサウナ・水風呂・露天を繰り返して、流石に疲れたころにマッサージ。揉み解されて朦朧としたところで、弟たちが三人(義妹二人と私)を呼びに来ます。「いいから、ついて来いよ」 と言うので何かと思ったら、マッサージベッドのお試しコーナー。「お疲れ度MAXの主婦とサラリーマン、連れて来ました」「まぁ、子育て真っ最中の主婦と、連続深夜残業でお疲れのサラリーマンとお聞きしていたのに、女性の方だったのねぇ」 何を言ったんだ? お前ら……。 どうも、販売員のおばちゃんに母に近いにおいを感じた弟たち。ちょっと試している間に、妻と姉の話をしたところ「ぜひ、つれていらっしゃい。何もしつこく販売しないから」とのことで、私たちのマッサージ終わりを待っていたのだそう。 そして、こいつが極楽なのよ。「あぁ、素敵。おいくらなのかしら」「○○万ですよ。けっこう個人でもご購入する方は多いんだけど」「……聞いてごめんなさい。うちは無理です」 慣れているらしく、あっさりと引くおばちゃん。あぁ、キモチ良かった。 その後、私はリラックスルームで持ち込んだ本を読んで……読み終わったら、そのまま爆睡。気がついたら大判のタオルが掛けられていたのですが、どうも途中で私を探しに来た姪が掛けてくれたらしく、チビの優しさにホロリ。 寝て起きて、スッキリしたところで、もう一度風呂に入って、皆で食事をして帰ってきたのですが……。 非常にマイペースだった。殆ど子供たちの面倒など見ずに、勝手に風呂に行って本を読んで寝て、車を運転する弟のことなど何も考えずにビールを飲んでゴロゴロと極楽~と呟いていた一日。「別にいいのよ、気を使わないで好きにしているのを見ると、何だか安心するし」 と言ってくれる義妹たちです。 あぁ、なんて良い人なんだろう。こんな駄目な私に優しくしてくれて。私なんて、嫁にも行かず訳わからない仕事して、毎日遅く帰ってきて玄関前の段差でコケては、時々玄関に八つ当たりしている駄目な小姑なのに。 こんな風に言われると、人としての格の違いを感じてしまいますよ。 何しろ、彼女たちは可愛い。可愛くて優しくて甘え上手。女としての格の違いを見せつけられる思いです。 そんな風に思って周囲の女友達を見回してみると。 私の女友達って、かなり綺麗な人が多い。欲目だなぁと思いつつも、美人系が多い。 ……だけど、女度が低い。絶対的に性格がオトコマエ。 綺麗だけど可愛いという言葉はイマヒトツ似合わない。優しいというより辛辣で(もちろん、皆が良い人です。親切だし、気配り出来るし)何より甘え下手。 そして、そんな彼女たちと一緒にいて楽チンな私もヤハリ女度が低い。 義妹たちは……。 今時の女の子ではある。だけど、非常に古風。外では夫を立てて、中ではキッチリ絞める。舅姑には気配りし、立てる。たまにある苦情は夫経由。子供は甘やかさない。だけど、子供たちは誰よりもママが好き。 給料日には、すき焼きなどでメリハリつけて「パパへの感謝」を子供たちに伝え、節約に努める。私が無駄遣いをすれば、時々子供と一緒に説教される。 綺麗でいたいとダイエットに勤め(二人ともかなりスリムです)普通のお母さんの中では、かなり綺麗な方だと思う。 適わないなぁ。 私には無理だと思い知るこの頃。 せめて、あまりご迷惑をかけないように、静かに生きていこうと心に誓うのでした。
2007.02.25
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明日より出張です。飛行機に乗って西の方へ。 さて、出張先で一人の場合だと夜は放っておかれる方が気楽ていいなぁと思う、一人遊び大好きの私。でも大抵は接待されてしまうのでした。 気を使ってくれるのもいいけど、今日など私ではなく私の上司に電話が入った。「みどりさん、食べられないものってありますかね?」「……聞いたことないな。あいつは何でも食う。人の分まで食う」「お酒はどうでしょう? やっぱりカクテルとかのあるお店がいいですかね」「……聞いたことないな。あいつは何でも飲む。人の分まで飲む」 ひどいよ、おとうさん(部内での部長の愛称)「じゃあ、好きなものって何でしょう。お好み焼きより、海の幸ですかね」「……何でも好きだって。気にするな。別に同じ年の男と同じに扱ってやってくれ。おそらく同じくらい飲んで食う。そして、働く」「でもまぁ、女性だし」「……幻想は捨てた方がいいぞぉぉぉぉぉ」 ひどいよ。「何か気をつけてあげた方がいいってこと、ありますか?」「……そうだな、気が乗ると時間を忘れる傾向にあるから、帰りの飛行機の時間だけは気をつけてやってくれ。まぁ、乗り遅れても気にしないでいいけどな。適当にやるだろう」「はぁ」 隣の席にいて受話器を置いた後に、おとうさんは言った。「何か俺、ウソを言ったか?」「……いいえ、真実ですともさ」 ホントのところ、電話先で支店の人が何を言っていたのかは聞こえていない訳ですが、まぁそれほど想像は間違っていないでしょう。 そんな風に、適当に私を扱ってくれるおとうさんが、結構好きです。 女扱いされない方が、仕事はスムーズに進みますので、その方が実はありがたいわけで、おとうさんもその事は解っているわけで……。 チョコ、あげたのになぁ……。
2007.02.15
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大昔、まだ私が7号のワンピースを着ていた頃のこと。 斜陽とはいえ、まだバブルの残像が網膜に焼き付いていた頃に付き合っていた彼氏に貰った指輪が出てきた。仕舞ってあったんだね。別れちゃったからね。 はめてみると、やっぱり可愛い。当時はもう少し華奢でデザインリングっぽいものがいいなぁなんて贅沢な思いもあったけど、今となっては甘すぎずシンプル過ぎない可愛い指輪に見えます。 と、ここでしばし悩む。 彼とはとっくの昔に別れてしまっている。彼に貰ったものは、大抵が処分してしまったはずだ。(あまり良い別れ方ではなかった。もっとも、好きだった人と別れる時なんてのは、だいたいが美しくなどないものだろうと思う。思いを残していれば辛いし、自分の心を守るために暴言も吐く。こっちが暴言をはけば相手も暴言はくし、傷つくのも当たり前)なのに、何で残っていたのだろう。 捨てられなかったんだなぁ、お気に入りの指輪だったから。 今、手にしても可愛い。 私はこの指輪をどうすべきだろうか? いや、指輪には罪はない。これはもう、昔のカレに買ってもらった指輪ではなく、単なる美しい指輪に過ぎない。私がこれを身につけて悪いことがあるだろうか。いやない。 いや、ホントはある。微かに良心の呵責を感じる。あんなに暴言吐きまくって傷つけて(傷つけ合って)別れたのに。その人から貰ったものを平気で身につけることが出来るだろうか? ……できるな、今なら。 ちょっと試しにはめてみたら可愛いし、ぴったりだし。 大昔のデザインだから、今時この指輪を見てティ▽ァニーだなんて気がつく人もいないだろうし。別に若すぎる可愛すぎるデザインでもないし。 気に入って衝動買いしちゃったの。てへ。と言っても、周囲は簡単に信じるだろうし。 それに、何より指輪には罪はない。綺麗な指輪の身になって考えてみても、誰かに身につけられる方が暗い引き出しの奥で眠るよりも良いだろう。(そりゃ、指輪にしてみれば、私よりも、もっと若くて綺麗な女の子の指を飾りたいだろうけど) ってなわけで、使うことに決めました。けっこうアッサリと。 こういう元プレゼント品って、ちょっと迷うんだけど、1△年も経てば時効ってことで、単なるお気に入りリングってことでいいよね。 そんなことを考えたバレンタインデー。 今年はパパにチョコレートを買ってくるのを忘れたら、今思いっきり拗ねています。大人気ないなぁ、パパも。
2007.02.14
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ヤバイと解っているのに、懲りません。 昨夜、ちょっとビール飲んで大爆笑のエッセイを読んで、とっても幸せなキモチになった私は「あぁ、この人の本を全部読みたい」とヤバイことを呟いていました。 きっと、お友達はここら辺で想像がついている事でしょう。 はい。やりました。アマゾンで大人買い。 今年こそ、アマゾンで一万円以上の買い物は、夜中(しかも酔っ払っている時)にはしないって誓ったのに。(ちなみに一万円ってのは、ユーズド価格の一万円ですので、送料入れると二万になります。とほほ。) その上、酔っ払っていたから、申し込んだ本が二冊ばかりダブっているし。 これらが届いた時に、家人からまた冷たい目で見られることでしょう。やれやれ。これもすべて本屋が開いている時間に帰宅させてくれない会社が悪いと、会社のせいにしてみても空しい今日でした。 さて、母が生まれて初めて携帯電話なるものを買いました。 メール機能が楽しくて仕方ないらしく(しかし、メル友もいないので)仕事中にガンガンメールを送ってきます。仕事中なので返事をしてあげられないのですが、ちょっと寂しそうです。 しかも誰からもかかってきません。「ちゃんと電話番号、教えたのに」 と電話をかけてこない義妹たちに不満を漏らします。 しかし、ちょっと待ってくれ、母よ。一緒の敷地内に暮らしていて電話をするような要件など殆どないはずなのです。「例えば、今日は卵が安かったわよ、とかさ」「……今までだって、帰ってきてから一階に来て教えてくれていたじゃない」 別にスーパーの安売り情報に、即時性は求めません。「でも、つまんないじゃない」 と拗ねる母です。 でもでも、チョット待ってくれ、母よ。 私は義妹以外の誰に教えたんだ? メルアドと番号は。「え? まだ誰にも教えていないよ」 オーマイガッ! 掛かってくるわけがありません。 ってな訳で、これから母のプライベート名刺を作成します。 お友達に配りまくって、楽しいメールライフを送って下さい。 この間抜け具合が、やっぱり母娘なんでしょうね。
2007.02.12
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今日は休みです。 強調しておこう。今日は休みです。 昨日と明日は、仕事だから……。 さて、休みなので満喫しようと朝寝を決め込んでいたら、甥に起こされる。彼は一月に、ようやく休みが取れたパパとママと一緒に九州のウルトラマンワールドに行ってきたのだが、土日も休みで家にいなかった私にだけ、その時のビデオを見せて解説してあげていなかったことに、気づいてしまったらしい。 気付いてくれなくても良かったのに……。 朝からビデオを見せられて、何人かのウルトラマンの違い について、詳しく解説されてしまう。何回聞いても、メビウスとティガとガイアの違いが解らない。(初代とセブンと帰って来たとたろうとレオの違いなら解る。ついでにゾフィーも父も母も判別つく。だから、彼に「みどりちゃん、あたま悪いんじゃないの?」と言われても納得できない……) ガラすきの遊園地の経営赤字を憂いながらビデオを観たあと、さぁ、昼風呂くらって昼寝だとベッドに入ったところ、母に起こされる。スーパーのお一人様一つ限定のコーヒー牛乳(ばあちゃんの好物)を買いにいくから付き合え、と。 うーうー呻りながら一緒に買い物に行く。 帰ってきて、流石にもう寝なおす気力がうせたので、食事を作ろうと思い立った。 思い立った私の足元に、その存在を忘れ去られていたに違いないジャガイモの箱が……。君達、芽が出ているじゃないかね、不憫な……。 でも、ちょっとくらい芽が出ていても、そこだけ厚く剥いてしまえば食える。ってな訳でメニューは肉じゃがとポテサラに決定。 しかし、久しぶりの家庭の食事なんだから、一品くらい自分の好きなものを入れようと、春野菜大特価! だった菜の花(一束・198円)で、辛し和えを作る。 それと、今日調理しないと明日はないだろう萎びたキャベツと油揚げで味噌汁を作り、なかなかの日本の晩御飯だと自画自賛していたら、「たんぱく質がない」と肉大好きの父が文句を言うので、「この肉じゃがに入っている茶色い物体は何だ! 言ってみろ」と逆切れする。 菜の花の辛し和えは、なかなかの出来で、美味い美味いと殆ど一人で食べてしまった。父はもともと葉モノは好きではないのだし、母はどうも鬼気迫る私の様子に恐れをなしたらしい。むさぼり食う。 今、ようやくのんびりしています。 ビールも買ってきたし、もう一回風呂にはいって、一杯やりながら本を読むのだ。 そして、明日はまだ仕事なので。ははは。 まだ今期中(三月末まで)に夏休みをとるという野望を諦めた訳ではない私。いっそ、三月に予定だけ入れてしまって野望に向けて突っ走るか? という危険な思いすら湧きだして来ているこの頃。 来週末は出張だしな。
2007.02.11
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金曜日は超残業で深夜帰宅。 近くのお店で缶ビールを一本買って帰ります。ささやかな幸せ(はぁと) 風呂上りに冷えたビールだぁっ! とウキウキ帰ったら(お手軽な幸せ)お風呂場に張り紙が……。「ガス故障中」 うっそー、でございます。 風呂にも入らず、この寒い夜に冷えた缶ビールなんて飲めるもんかっ! 日本酒にすれば良かった。と思ってもガスが壊れているってことは燗も出来ないってか……。 ガスが使えない以上、電気です。電子レンジで冷凍ご飯の夕食をとり、電気ポットでお湯を沸かして身体を拭き、ぐずぐずと泣きながら眠りました。とほほ。 翌日になって良く聞いてみれば、壊れていたのはガスじゃなくて風呂釜。お風呂が沸けないだけで、ガスは使えたのでした。(給湯システムがイカレタため、台所でお湯は使えないけど)そして、お風呂の修理は明日月曜日ということに……。 日曜日(今日)も会社だったので、流石にお風呂に入りたいと昨日は義妹宅(弟宅ってことだけど)でお風呂を借りました。今日もです。やはり、会社に行くとなると毎日お風呂は入りたいよね。 二日続けてお風呂を借りたお礼は何をすべきなのでしょうか……。(いっそ風呂屋に行ったほうが安上がりです)食べたいって言っていたゴディバのチョコアイスかなぁ。 明日には修理屋さんが来るそうです。 直るといいなぁ。 故障中のままだと、ゴディバのチョコアイスでは済まなくなってしまいます。 そうなったら、やっぱり深夜になったら帰宅しないでスーパー銭湯に泊まるしかないかも。不便でも一人暮らしが楽だなぁと思う私は、根っからの一人遊び好き。結婚には向かない女です。
2007.02.04
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無駄に休暇を過ごしています。 30日はこっそりと(でもないか……)国内最高動員数を誇る(誇っていない)イベントに参加し、友達と蟹で忘年会。 31日はゴロゴロしていました。本を読んだりしてね。元旦は朝からチラシ研究の義妹たちをヘラヘラと「チラシが好きだよねぇ、主婦って」なんて見ていたのに、何故か両腕をとられてデパートへ連行されていきました。ははは、限定販売のWiiの抽選券の列に並んで来いってことで。 抽選券は抽選の順番を決めるだけで、実際にガラガラをまわすのは年末の商店会の福引で2等を当てた甥です。姉弟のお年玉をつぎ込む覚悟のチビです。だったら自分で並べよって感じですが、チョイと子供たちだけでは危ないってことで、代わりに私が。なぜおばちゃんではなく両親が並ばなかったかというと、親へ別の列に並んでいたからなのでした。ははは。 私は無事抽選券を受け取り(一時間待ち)それを手に甥は見事十倍の当たりくじを引いたのでした。 しかも当たった瞬間にパニクってしまい、あたったっ! お金払わなきゃ! と焦るものの、お年玉はまだママに預けたまま。そばにいた私がとりあえず立て替えることに。(ちゃんと返して貰いました) その後、料理掃除料理掃除。 翌日は親戚が年始の挨拶にやって来ます。「おばあちゃんも、今年が最後かも知れないから顔くらい見ておこう」ってことで。まぁ、毎年言っていますね。ピンピンしています。何しろ年末の健康診断で、どこも悪いところは無いという医者のお墨付きです。全体的に老衰気味で弱ってはいますが、病気無しって意味では健康この上ありません。血液検査もオールグリーンですし、コレステロール値も正常です。やれやれ。 二日の日は、朝から料理掃除料理掃除。客が来てからは、洗い物洗い物洗い物。ウルトラマンごっこの相手。洗い物洗い物洗い物。客が帰ってから、女四人で(母。私。義妹二人)こっそりとハーゲンダッツのアイスを食べながらお疲れ様会をして、力尽きました。 今日は、母の実家に年始の挨拶に行って、私は途中で飽きて帰ってきました。洗濯洗濯洗濯。風呂掃除。 明日から仕事です。 今年もがんばれ私っ!
2007.01.03
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年末の大晦日ですが、普通の休日を過ごしています。 朝寝して(でも九時には起きたよ)掃除して洗濯して掃除して洗濯して。 母とスーパーのハシゴして(だって近所のスーパー高いんだもん。年末だっていうのでぼったくっているに違いない)安いお店で買い物して、夕食つくって。お節は煮しめとなますを作りました。まぁ、その程度でいいでしょう。 夕食は早めに、豆乳鍋、小松菜の白和え、大根の味噌汁という非常にヘルシー&大晦日でなくてもいいじゃん……というベジタブルな献立でとり。夜食にお蕎麦をいただきました。食事は済んでいたから、半人前程度ですね。私と母は山菜そば。父は天そば。(だって、海老天が凄く高いんだもん。あんな値段の海老天なんて買うもんかっ!) あいた時間で本を読んだりのんびりしていたら、三階から甥がやって来た。「あのね。お年玉の袋はもう買った?」「買ったよ」「あぁ、良かった。心配していたの。みどりちゃんは抜けているから、買っていないかもってパパが言うから」「……抜けていないよ」 おにょれ、弟め。 しばらくして姪もやってきた。「みどりちゃん、千円札持っている?」「持っているよ」「あぁ、よかった。ママが、みどりちゃんは抜けているから両替していなくて、お年玉を上げられないかもって言っていたから」「……抜けていないよ」 おにょれ義妹め。 二階からも甥がやってきた。「明日、いっしょに遊びにいく?」「どこに?」「パパが、みどりちゃんが福袋を買ってくれるって」「……いつ言ったんだよ、そんなこと」 おにょれ、弟め。 明日は八時に一階に集合して食事……ではなく、チラシ研究の予定です。(我が家は、一階でしか新聞を取っていないので、二階と三階の義妹は、チラシを読みに一階にやって来ます) どういう順番で買い物に行くべきかを検討する予定。「私は留守番している。八時になって起きられないもん」「駄目よ。元旦くらいちゃんと起きて、お参りに行かないと」「だって寒いもん」「駄目よ。子供たちの教育に悪いから、元旦くらい普通におきて、まっとうな大人のふりをしてくれなくちゃ」「……まっとうな大人じゃん、私」 ちょっとだけ、潜在的ひきこもり属性があるかも知れないけど、おたくだけど。読書傾向は変だけど、でもでも。ちゃんと税金納めて、勤労と納税の義務を果たして。子供がいないから教育の義務だけは果たせていないけど。 夜中に本を読んでは変な笑いを漏らすけど。ベッドの下は腐海だけど。 でも、まっとうに働いて、家にも生活費入れているし(っていうか、一階の生活の一部を支えているし。両親は嫁に行くときのために、なんていう理由で私の入れたお金を積み立てておくようなことはしません。ピュアに生活費です。地味に貧乏です。私の入れる生活費がないと、一階の生活は立ち行かなくなります。父の年金が下りれば別だけど) だから、まっとうな大人だもん。 と主張して、年は暮れていくのでした。 今年お世話になった皆様。ありがとうございました。 来年もよろしくお願いします。
2006.12.31
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今日は流石に早めに帰宅して(日曜日なのですが、仕事です)ゴロゴロしています。凄く眠いのですが、ここで寝てしまったらもったいないので、本を読んだりDVDを見たり。 今日の夕食は、牡蠣ご飯・ほうれん草の白和え・大根の煮物・焼ししゃも……にすまし汁という、非常に健康的な日本の晩御飯でした。たまに家にいるときくらい、ちゃんとしたもの食べたいよぉと叫んだのは私だったので、作ったのも私。(我が家は食べたいものがある場合は、食べたい人が作らなくてはならないという不文律がある) 上の階は子供がいるので今日は鳥ももの照り焼きに、ショートケーキなのですが、大人はどちらの献立が良いかなど一目瞭然なわけで、弟達がうちのご飯を羨ましそうに指をくわえて見ていました。 奥さんへの手前、実家のご飯の方が美味しそうなどとは口が裂けてもいえません。男というものはそういうものです。たとえ、どんなの同感しても、それを口に出したら私も母も弟をたこ殴りです。 しかし、嫁という立場の義妹たちは強い! そんな葛藤に悩む弟たちを尻目に「おねえさーん、やっぱり白和えを少しちょうだい! 鳥もいいけど、油っぽくて胃にもたれるから」「いーよー」「子供たちが寝たら、牡蠣ご飯を貰いにきてもいい?」「いーよー」「あのねぇ、さっき冷蔵庫で見ちゃったんだけど」「いーよー、ハーシーのキスチョコでしょ? 昨日安かったから買ってきたんだけど、大好物だもんね」「大好きよっ!」 自宅での食事の後、ショートケーキを食べた後に、牡蠣ご飯を食べて、紅茶と一緒にキスチョコを食べるつもりなのです、義妹は……。 なのになぜ太らない? 謎ですが、それだけ主婦ってのは仕事が沢山あるってことなのでしょうか? そして、弟の馬鹿が今日も発覚。 私がDVDを見ていて……「やっぱり美味そうだよねぇ。蕎麦がきで一杯かぁ……」と馬鹿なことを呟いていたら。「この俳優、舌ぜつ悪いなぁ、《けんきゃく》が《けんかく》に聞こえるぜ」「……弟よ、剣客とかいて「けんかく」と読むのだよ」「うそっ!」「刺客とかいて「しかく」と読むのと同じなのだよ」「うそっ!」 刺客の読み方も知らなかったのか、弟よ。
2006.12.24
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多忙で寝不足の毎日を送っております。 午前三時のショッピング~、なんてコマーシャルが大昔にあったかと思いますが、あれってニッセンでしたっけ。今、私がはまっているのは、アマゾンとイーブックオフでございます。本屋に行く時間がないんだもん。 ところで、これらのネットショップは、本と同時にDVDなんぞも購入できる訳で……。 本放送のドラマが見れない私には非常にありがたい反面、ちょっと貧乏性の私には高価な訳で……。 でも、仕事は頑張っているし、クリスマスも近いし、自分への誕生日プレゼントも買っていなかったし、今年は旅行にも出かけていないし。 そこまで自分自身に言い訳しないと買えないくらに小心者の私です。 ははは、買っちゃいました。剣客商売のDVD-BOX。毎日一時過ぎに帰宅して、一時間だけ…一時間だけ…と自分にいい聞かせながら見ています。 何年前の放送なんだよ、と自分に突っ込みを入れつつ。こんなササヤカナ幸せをかみ締めて生きている今日この頃なのでしたぁ。
2006.12.17
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忙しいよぉ。 普通のサラリーマンなんだけど、連日の深夜残業と休日出勤でプライベートな時間が微塵も取れない状況に、流石にキレ気味。ストレス溜まっていると優しい気持ちになれないから、今日もプチ八つ当たりしちゃった。てへ。 出来るだけ、部下には優しく。でも甘やかさない。これが難しいね。 今日のちょっと和んだ話は、一番若いプログラマー(男性23歳)が電車の中で読んでいるって本が鞄の端から覗いていて、これが「虚無への供物」だったってこと。 お~、きっさま~。オタクかぁ。マニアかぁ。 と楽しそうに笑う私を不気味なものを見るような目で見る彼。「あの、みどりさん、これを見て俺のことをマニア呼ばわりするってことは、貴方も立派なマニアです」 「違うもーん。文学少女くずれなんだもーん」 「可愛くいったって無駄です。マニアですよ。貴方は間違いなくマニアですっ! 貴方がマニアじゃないなら、誰がマニアなんですかっ!」 ムキになるのが可愛い。何でも、昔からミステリーは好きで新本格って呼ばれている人たちの作品は一通りよんだものの、そういえば古典がまだだったか……と最近は古いミステリーを読んでいるらしいです。 「古い推理小説読んでいると、けっこう面白い発見あるよねぇ。警察組織も変わってきているじゃない? 地域課のことを警邏課って呼んでいたり、ちょっとしたことが時代を感じさせて楽しいよねぇ」 「……なんです? それ」 「なによ、ミステリーマニアの癖に、勉強しなさいよ」 「……八つ当たりしないで下さいって。ほらほら、疲れているから気が短くなっているんですよ。チョコレート、食べますか?」 「食べる」 ってな感じで、23歳の若者に遊ばれつつ、今日も残業をこなしてきました。 マニアな話を心行くまでしたいなぁ。 あ、映画「エラゴン」が見たいのですが、誰か行きませんか? 正月にでも……。
2006.12.11
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部屋にお手紙が……。いつもの甥や姪からのクリスマスプレゼントのお手紙かと思ったら(先日、聞いてしまったの。義妹が子供たちにむかって「みどりちゃんは、サンタさんとお友達みたいよ。内緒なんだけど、ママはみどりちゃんと親友だから知っているの。サンタさんに伝えたいことがあったら、みどりちゃんにお手紙を書いてごらん」と言っていたことを……)そうではなく、甥の小学校の友達からのラブレター。みどりちゃん、このあいだはケーキを焼いてくれてありがとう。すごくおいしかったです。また、あそんでくださいね。大好きです。うわー、どうしよう。うれしい。なんて可愛い子なんだ。(先週末、襲撃された子供の数が多すぎて顔は覚えていない)きっと可愛い子にちがいない。もて期到来か?サンタさんへの手紙も一緒に置いてあったんだけど、これって新手の作戦か? と微かな疑惑を残しつつ。いやー、もてるって嬉しいなぁ。
2006.12.05
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甥(三歳)が家出中。 言うことを聞かなくて「もう帰ってこなくていいよ」とママに言われたらしいです。普通は泣いてごめんなさいを言うところですが、甥はニヤリ……。 ってな訳で、二階から一階へと家出してきました。(我が家は三世帯住宅) いつもの通り、ちゃんとママに断ってから来たの? と問いかけるジジババに、彼は満面の笑顔で「ママがね、もう帰ってこなくていいよって言っていた」と。 ジジババはあわてて二階に電話をしてことの真相を聞いたのですが、ママが怒った理由はいたってシンプル。食事中にテレビを消しなさいと言ったのに観続けた&嫌いなおかずを残したのみならず、残したことを隠そうとしてソファの隙間に隠した。(もちろん、ソファーカバーは洗濯です。気の毒に) じゃあ、と甥はいつもの家出リュック(わりと頻繁に家出してくる)を背負って一階にやってきたのでした。家出リュックには、お菓子と財布(小銭のみ)迷子カードなどが入っています。「すみませんが、しばらくよろしくお願いします」 ママが切れた理由もまたシンプル(いつもは、この程度では叱りはするけど切れない)風邪をひいて熱があったためです。 ってな訳でチビは一階にお泊り家出となり、私と風呂に入った後、ジジババの真ん中で寝ています。 心配なのは夜中に起きて泣くこととオネショ。 さて、結果はどうなるのでしょう。 三階の姪は、既にお泊り家出を経験済み。彼女の場合は、パパの試験勉強の邪魔をするので預かってくれ……って理由でした。仕事をしていても、資格試験の勉強に追いまくられるのは、私も一緒なので出来るだけ協力しようと、私の部屋に泊めたのはいいけど、案の定、よだれ攻撃を浴びた上、オネショ爆撃をくらって撃沈。 あぁ、私に子育ては無理です。 さて、もって帰った仕事をするか……。
2006.11.11
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あー、びっくりした。 先ほど、最寄り駅でタクシー乗り場でタクシー待ちをしていたら、見知らぬ人に呼び止められた。「いつも、この駅でお見かけして、素敵な方だなと思っていたんです。メールアドレスを預かっていただいてもいいですか?」「……はぁ?」(非常に間抜けな答えです) 戸惑っている間にタクシーが来てしまい、後ろの人を待たすのも悪いなと思い。「あの、またご縁があったら……」 などと非常に間抜けな返事をしてタクシーに乗り込んでしまいました。 けっこう、まともな敬語の使える人だったけど、勿体無かったかなぁ。 あー、びっくり。 ナンパ(?)なんて何年ぶりだろう。(ウソです。十何年ぶりだろう……) しかし、私がこの駅を使うのは、常に夜なんだけど(朝は別の駅を利用。バスが無くなった場合のみ利用する駅です。タクシーの場合は、この駅の方が安いから)残業帰りの深夜、疲れてヤツレテ、早く帰って冷えたビールだぁ! って気分満々の三十台負け犬の、何処が素敵なのでしょう? (私だったらヤダ) からかわれたなら悲しいけど、たまには、もててみるのも悪くはない気分でした。
2006.11.06
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ないっ! 「負け犬の遠吠え」なんて本がベストセラーとなった二年前。それが文庫に落ちてきて、又もや売れまくっているわけです。都会は「負け犬」に満ち満ちています。 「負け犬」は小金を持っています。そして、老後について真剣かつシビアに計画を立てています。小金もちでシビアな「負け犬」は分譲マンションを購入しようとするのも、当然の帰結ってもんです。 都会には「負け犬」をターゲットにした分譲マンションも多く見られます。 しかしっ! 設計者は「負け犬」の生態を解っていないっ! 稼ぎの少ない「負け犬」は将来、家族のお荷物となることが解っていますから、なんとか自立しなくてはと頑張っています。頑張りすぎて身体を壊す「負け犬」友達だっているくらいです。 だから、稼ぎはあるが忙しい、が「負け犬」属性なのです。 よって家庭では(一人暮らしで家庭と呼んでいいかは、おいておいて)安らぎたいのです。 狭いリビングで安らげますか? 疲れて帰ってきたらゆっくり風呂に入りたいのです。狭い風呂では安らげますか? 「負け犬」は友達が多いものです。「負け犬」どおしてツルむ属性があるからです。狭いキッチンでは、友達を招けますか?(大酒のみもいるし) 睡眠時間は何よりも大切は安らぎタイムです。狭いベッドルームはどうでしょう? 一人でもセミダブルのベッドで眠りたいですよね。 よって、私の望むのは、巨大な1LDK+納戸、なのです。広いベッドルームと広いリビングがあれば良し。本が多いから納戸が必要です。 あぁ、これだけの望みなのに。 現在すんでいる、実家の私の部屋は10畳です。よって、ベッドルームはこの程度は欲しいです。実家のリビングは16畳です。(+キッチン3畳) これくらいあると嬉しいなぁ。 夜遅いから、駅近なら尚よし。 そんなマンション、何処にもありません。 やはり、R子さんの言うとおりに、あきらめて中古マンションを1千万くらいかけてリフォームするべきなのでしょうか。 ははは……。くっすん。
2006.11.05
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いつでも美しい日本語キャンペーン中の我が家。 いじめによる自殺者について連日報道がされていますが、以前書いた通り、我が家では「キモイ」「ウザイ」は厳しく禁止されています。 うるさく宿題をせっつかれて、ママに「ウザイ」と言ってしまった姪は「そんな言葉を使う娘は、うちの子じゃありません」と庭に出されてしまい「ごめんなさーい、もういいませーん」と泣き叫ぶ羽目に。(もちろん、心優しいオバサン(私)が家に入れてあげて「一緒に謝りに行ってあげるから、もう言わないって約束できる?」と穏やかに言い聞かせたのでした……。嘘、そういうオイシイ役はいつも父です) 厳しく思えるかも知れないけど、人を傷つける言葉は絶対に許しません、と義妹の方針です。 よって姉弟喧嘩でも「バーカ」は仕方ないと許しても「死んじゃえ」はNGです。 時に汚い言葉も使いますが、他人を傷つける言葉を安易に使わないというのは、家庭の躾の問題でもあるでしょう。いじめの原因追求を学校に求める報道が多いなか、私が疑問に思うのはその点なのです。 自殺した女の子は、心無い言葉に傷ついたと報道されていますが(ホントかウソかは不明)その責任を学校だけに求めるのはいかがなものでしょう。もちろん、そうした事実を深刻に受け止めることの出来なかった学校や学校職員の責任は免れないわけですが、いじめた側の生徒の家庭にも、同時に責任を求めるべきだろうと思います。 と、偉そうに書いたけど、本当に躾って難しいわけで、特に中学生や高校生だと親の言うことなんてきかない時期ですよね。 だけど、私自身もそうだったけど、幼い頃に厳しく、時に抱きしめられながら戒められた事って思春期になってきいてきます。私、どんなにいじめられても同級生に「死ね」とは言えなかった。「死んじゃえばいいのに」とも呟けなかった。反抗期のド真ん中でも、母親に対して手を上げることは出来なかった。(私は叱られて箒の柄で殴られていたけど、反撃できなかった)まぁ、たいしたいじめじゃなかったってのもあるけどね。 だから、姪や甥に対しても言っていかないとね。抱きしめながら厳しく叱るのも家族の義務だと思うから。 まぁ、私は絶対的に甘いオバサンだと思われ、舐められてもいますけど。 そして、何よりも死を選ぶより、生を望む強さ。それが大切。
2006.11.01
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今日、会社で私の部下が(ふざけて)「また叱られたよぉ、デスノートに書いてやるぅ」と叫んでいました。 あぁ、叱ったさ。でも感情的にはなっていないもーん。愛ある叱咤だもーん。 お間抜けな彼は、その後つづけました。「でも駄目だ。みどりさんの苗字、正しく漢字で書けない。シクシク」 ……覚えろよ。確かに画数の多い漢字だけどさ。 よって、私に命の危機はなさそうです。
2006.11.01
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私の勤めている会社は、異常に女子社員の数が少ないので、健康診断でも女子は受診時間が一時間しかありません。不便です。 女子の時間になっても、男性社員は何人か残っています。どうも後輩の女性社員たちはそれが嫌なようです。時間がもったいない私はズカズカと入って行きます。 身長体重測定は無言のままで書き記してくれるし、検眼で服は脱がないし。血液検査だって血圧測定だって、袖を捲るだけだし。 内科もレントゲンも胃検診もカーテンで仕切られています。だいたい、人間ドックなどに行ったら、周囲はすべてオッサンです。カーテンの先にオッサンのいる状態で直腸検診を受ける方が、よっぽどいたたまれません。 今回、噂になっていたのは看護婦さんの中に、一人だけすっごく綺麗な人がいるらしいってこと。確かにいました。血液検査が恐ろしく上手でした。あぁ、毎年来てくれないかなぁ。 男性社員とはまた別の意味で切望する私です。
2006.10.31
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会社の人からの京都土産でした。黒ゴマ風味で地味な味わいです。(上品な味わいって言うべきか? でもパンチの足りない地味さを感じる……) 今日も夕方からの会議でキレる。 会議を招集した人が、何も配らず話し始めたので「資料の配布は無いの? プロジェクタには映さないの?」 資料なし。「じゃあ、この会議の目的は? そこのボードに議題を箇条書きにして頂戴。確認漏れのないようにしましょうよ」 しどろもどろ。 目的の明確になっていない会議など、何時間やっても無駄です。「議題も書き出せないなら、そこが明確になるまで延期しましょう。それでいいですよね?」 彼以外はオッケーです。時間の無駄ですから。 しかし彼は納得しません。スケジュールが崩れるのがいやなのでしょう。「だから! 会議が延期になるのは、あんたのせいでしょうがっ!」 キレた相手は、五十になるオジサンです。 私が二時間で出来る作業で、二日も休日出勤するなよ。(しかも出来ていません) 木曜日は健康診断なので、早く帰って十分な睡眠をとって体調を整えないといけないのに。(いつも通りの激務状態で健康診断を受ければ、引っかかります。若くないんだから) チックショー。 と今日も叫びながら、夜は更けていくのでしたぁ。 明日からは穏やかな人になりたい(涙)
2006.10.30
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ちょっと前に、野猿にはまり、お友達にダビングしてもらったビデオを観まくっているわけですが(ライブビデオは通販で激安で購入。適度に古いので半額以下で買えました。ラッキー。シングルは大体が1円で落札です。ほほほ)昨日、後期のDVDを貰いました。嬉しー。 直接、お礼に何かを……と言っても「いいよ、いらないよ」って感じなのですが、合計7枚もDVDを焼いてもらい、時間も手間もかかったことでしょう。ウレシーキモチを何かで返したい、ってことで出張先から豚まんを送っておきました。お手軽でごめん。 お歳暮も贈っておくか? それともボジョレーと生牡蠣を送りつけて一緒に食べるか? 猿のお礼が豚なので、これはもう「あとはカッパがいれば天竺までいけるわ」ってのがお友達からのメールの返事だったのですが。 でも、坊主がいない。 だめよ、私たち煩悩まみれだから解脱なんてできないもん。坊主にはなれないわ。 ってことで、ガンダーラへの道は頓挫しております。まだ長安の町も出ていない時点で挫折って感じですか。 しばらくしたら落ち着くと思うのですが、今はまだはまっています。 格好いいよねぇ、猿たち。(何を今になってほざいているのでしょう……) ぜんぜん身近じゃないのですが、何となく身近な人々であるという錯覚が、野猿人気の一部だったのかも。過去のことなので、冷静に分析できます。現在進行形でファンをしていたりすると、とても冷静になどなれなくてキャーキャー言っていることでしょう。 それにしても、芸能人(?)にキャーキャー言うには痛い年齢になってきたなぁと思うこの頃。とりあえず、せめて節度ある追っかけでありたいです。(いや、別におっかけとかやっていないけど) 私は、ドラマや歌手(?)にはまった時には、既に三十だったから(二十九か……)追っかけの意味って解らないです。ただ、漠然とコンサートツアーに何回も通ったりする人のことかなぁと思っていました。しかし、よくよく聞いてみると「オッカケ」というのは、もっとディープな人々のことを言うそうです。 出待ちをしたり、移動の飛行機や新幹線に同乗したり。「それって、迷惑な人なんじゃない?」「オッカケって、迷惑なファンって意味だよ」「……そうなの?」 はい、迷惑なファンをやったことのある知り合いのお言葉でした。 たしかに、芸能人に夢中になるには痛い年かも知れないけど、コンサートツアーに複数回行っちゃうのは許して欲しいなぁ。ちゃんと正規ルートでズルしないでチケットも取るから。地方に行った時だって、周囲に迷惑かけないように騒ぐことを心がけるから。コンサートには身奇麗にしてお化粧して出かけるから。アルバムやDVDが出たら、ちゃんと正規料金で購入するから。 だから、チョットばかり夢中になっても許して下さい。 ドラマが始まっても、お友達と長電話したり馬鹿メールをする程度に収めるし。最終回くらい誰かと観たいと思ったら、ホテルを取って地味に萌え話をするし。 年取るってのも色々大変です。 あまり痛々しい年の取り方をしたくないけど、でも楽しく生きて行きたい。 そのバランスを取れるってことが大人だってことですよね。 ガンダーラにはいけないけど、けっこう幸せに過ごしています。ほほほ。
2006.10.29
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今日、久しぶりに早く帰りました。とは言っても、9時は過ぎているんだけど。 普段は会わない、近所のおばちゃんと家の前でバッタリ会ってしまいました。まぁ苦手なおばちゃんだけど、大人なので普通に「こんばんは」と挨拶をしたところ。「あら、土曜日じゃないのに帰省なの? おばあちゃんの具合でも悪いの?」 ……と。 ちょっと状況が理解できなかったのですが、どうも、おばちゃんは私がこの家に住んでいるとは思っていなかったらしく。 家のでたはずの(負け犬の)長女が週末でもないのに帰省。 →何か急な帰省の理由があるはず。 →九十四歳のおばあちゃんの具合が悪いのでは? と想像してしまったようです。 この家に住んでいるって知られていなくても困らないし、知られたら知られたでパラサイトシングルの身としては説教されそうでいやだったから、誤解は解かない方向で「おばあちゃんは元気ですよ。今日は出張帰りなんで、お土産を届けにきたんです」と。 嘘じゃない。二階の甥は豚マンのファンなのだ。 堅気の専業主婦であるおばちゃんは、連日シンデレラよりも遅く帰る私と顔を合わせることはありません。給食室のパートにでているおばちゃんと、朝に顔を合わせることはありません。週末は時々会いますが、どうも「ちゃんと、週末は帰省しているなんて偉いわねぇ。うちの娘なんて、一年に一回くらいしか帰ってこないわよ。寂しいって解っているのかしら」って様子で誉められました。うれしくないけど。 こんな生活していると、パラサイトシングルどころか、住んでいるってことすら認識されていないってことなんですね。とほほ。 シンデレラの人権って何処よっ! と、叫びつつ。 明日も仕事に行ってきます。やれやれ。
2006.10.27
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そういえば、二週間ほど前にハムスターを拾いました。……父が。 野良ハムスターだったのか? 捨てハムスターだったのかは不明ですが、庭の植木鉢の間で二匹が身を寄せ合って団子になっていたところを保護したってな訳です。 あぁ、二週間前でよかった。今はかなり夜は冷えますからね。小さなハムスターでは命の危険もあったかも。「ねずみじゃないの?」 と疑われたハムスターくんですが、図書館で借りてきた本からも「ジャンガリアンハムスター」であることがほぼ確実です。やっぱり、捨てハムスターなのでしょうか? どうも大きさからいっても子供のようです。オスメスの区別は案の定、まったくつきません。 本によると、ハムスターはストレスに弱い動物なので、買ってきてから三日は触っちゃいけないらしいです。まぁ、買ってきたのではなく拾ったのですが、同じようなものでしょう。 子供たちは触りたいのをかなり我慢していたようですが、捨てハム故に汚れていたことに我慢できなかった母が、三日後に洗ってしまいました。汚れハムはきれいになりましたが、子供たちは大ブーイング。だってストレスに弱いのに、お風呂に入る以上のストレスがあるのでしょうか? しかし、母に言わせると「呆然としていたけど、元気そうよ」とのことです。そりゃ、呆然ともするでしょうとも。 一階では、祖母がいるため飼えないとのことで、子供たちの多い三階へともらわれて行きました。無計画に増えても困るので、ゲージは二個です。やれやれ。 今のところ、ストレスで食欲不振となることも吐くこともなく、元気にしているようです。 我が家では、縁日の夜に捨て金魚を拾ったこともありました。(門のギザギザ部分に、ビニール袋に入った金魚が引っ掛けられていた)捨てミドリガメも拾ってきました。 捨て猫を拾った時は大騒ぎでしたっけ……。 そういう運命の家なの? ちなみに、ハムスターを拾ったのは二回目です。 チビたちは、早速ハムスターに名前をつけましたが、二匹の区別は、案の定、まったくつきません。はぁ……。
2006.10.22
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私はこの矢吹駆シリーズが大好きです。 ただ……誰もが素晴らしいと賞賛する性格の小説ではありません。 ミステリーには違いないのですが、普通のミステリー好きからすれば「これってミステリーなの?」って感じるような気がします。単なる謎解きではないからです。 もちろん、死体は連続して転がりますが、主題は殺人事件の謎解きではないような気がします。ま、謎解きなんだけど、殺人のロジック崩しだけじゃない。哲学思想が前面に出てきますから、「どうやって殺したのか?」ではなくて「なぜ殺したのか?」です。で、ここまでなら普通のミステリーですが、このシリーズの場合は「殺人は悪なのか?」「この殺人は悪なのか?」「犠牲者は善なのか?」「被害者と犯人の線引きはどこに求めるべきか?」と、観念的な部分へと飛翔してしまいます。 その中に、モデル有りの哲学者が出てきたり、その哲学論が展開されます。そこが唐突に感じられてつまらないと感じる人も多いかも知れません。私は、大好きなんだけど……。(しょせんは薀蓄大好きですから) あと、今回はナディア・モガールが前面に出てきましたが、あまり魅力的な女性には書かれていませんでしたね。それが残念。もっと素敵な女性が悩む様子が、そのギャップをみたかったですね。 それは、残念。 カケルは、相変わらず素敵でした。ほほほ。
2006.10.22
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私、学歴に対する偏見は持っていないつもりです。つもりなんだけど、偏見なのかなぁ。 最近、一緒に仕事をしている人を見ていて、つらつら思うことです。 この業界、意外と高卒って人が多いです。だけど、高卒で入ってくる場合には就職倍率は高いし、はやくに就職して周囲に面倒を見てもらっている分、後輩の面倒見の良い人が多いように思います。あと、学歴コンプレックスが何処かにあるせいか、勉強家な人も多い。尊敬すべき先輩や同僚に高卒の人は少なくありません。(というか、むしろ多い) また、この業界は院卒って人もゴロゴロしているので、大卒って、別に高学歴って印象がありません。また、超一流大学出身者もわりとゴロゴロしているので、大卒ってだけではエリートとは思えません。結局学歴じゃなくて、実績で評価されちゃうしね。(それに、超一流大学の出身者って意外と使えない) 専門学校の卒業生も多いです。特にバブル時期とチョット後の世代に多いです(私が就職した頃もそう)今は、うちの会社の新卒で専門学校卒って殆どいないけど。 さて、頭悪い自慢をする人っていますよね。 この業界だと、けっこういるんですよ。頭悪い自慢。 学生時代、数学で赤点ばかりとっていたとか……。奨学金の申請したものの成績で落とされたとか、馬鹿だったから勉強もしないでパチンコばかりしていたとか……。 専門学校卒の人に多いタイプです。高卒で入ってくる人って、結局成績は良かった人たちだし、大学進学している人は、入試で死ぬほど勉強した経験があるわけだし。 この業界だけかも知れないんだけどね。実際に別の業界だと専門学校卒って即戦力になる優秀な人たちばかりかも知れない。(看護婦さんとかね) いままで、私はわりと頭悪い自慢も楽しく聞いてきたんだけど、最近になって思うのは……。「聞き流してきていたけど、この人、本当に頭悪いのかも知れない……」 ひどいけど、本当にそう思う。 新しい技術についていけないSEなんて、仕事にならないんだから、勉強しなくちゃいけないことは沢山ある。だけど「勉強、嫌いなんですよねぇ」なんて当たり前のように言うことに、イライラする。(まぁ、プログラマーじゃないんだから、詳細な専門知識まで習得する必要はないけど、何も勉強しなくていいいって訳じゃない) 他力本願なんだか、勉強会を開いて欲しいって言われて、勉強会をしてみたら、なんだか的外れな質問を投げてくる。そして、習得度を見るためにミニテストをしてみれば成績悪い。その上、集中力が長く続かないから受講態度が悪い。 解らないこと、知らないことは、「解らない」って言えばいいのに「解っているつもりです」とか抜かして、やらせてみたら出来ない。 これが、二十台の若造なら我慢できるけど、三十過ぎたオッサンだと我慢が出来ない。 床に正座しろ! 説教だっ! となるわけです。 最近、凄くイライラするのが、頭悪い三十台。 年取ってきて記憶力が低下してきているのはわかる。私もそうだ。以前のように徹夜で勉強なんて出来ない。試験前に一夜漬しても、漬からない。 だけど、この年になってくると単純な作業員としての力を期待されている訳じゃないから、記憶力はそれほど問題にはならない。ようは理解力と想像力。 どうやったら、プロジェクトを効率的にまわしていけるか? って想像力。 一人も鬱をださないように、過労入院者をださないように、でもスケジュールを維持するためにはどうしようか。どう対策たてようか? って想像力。 皆で幸せになるための、社内の根回し。 新しい技術に対応していかなきゃいけないから、新技術への理解力。(記憶力じゃない。適応可否を判断する理解力) そういう力が必要な年代なのに、ないんだよぉ。 だから任せられないんだよぉ。信頼できないんだよぉ。 信頼できないので、何でもかんでもチェックしなくちゃ気がすまなくなって忙しくなる。 チェックすればミスが見つかるから、説教ババァになってしまう。 二十台の後輩の場合は、笑って「はい○○くん。今日の説教部屋いきは君ね。カンファレンスルームで待機!」って感じでやり過ごせるし、説教される方も一見神妙に聴いているけど、実は説教じゃなくて勉強会のようなものだと解っているし、気分は楽なんだけどね。 オッサンの場合は、駄目ですね。本当に説教なんだけど、年長者にマジ説教する訳にはいかないし(年長者でも部下だったりするので、さらに面倒)悩みは深く、さらにイライラする羽目に。 穏やかな人になりたい……。 仕事の愚痴でした。愚痴愚痴……。
2006.10.21
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パソコン買っちゃった、てへ。 高性能で安いならいいや、とばかりにビジネスモデル(ソフトなし)を買ったので、丸二日かけてインストールしていました。仕事でなければ、インストールもそれなりに楽しいです。ははは。 すっごく安かったのですが、具体的には内緒です。 古いパソコンは、テレビとして利用予定で、いまだに机の上にあります。でも、テレビチューナー(外付け)を買っちゃったので、新しいパソコンでもテレビも見れるし、録画もできるのがうれしい。(もちろん、古いパソコンの録画機能は壊れています) これで、パソコン壊れているし…という言い訳はできなくなりますね。 しばらく振りですが、その間に京極夏彦の新刊は出るし、大沢在昌の鮫はでるし、いろいろと楽しい読書生活を送っておりました。 仕事は相変わらずです。この間に、出張で九州に行ってきました。日帰りで。(始発の飛行機で飛んで、最終の飛行機で帰る。もうやだ、こんな出張)来週は大阪です。やれやれ。 ではでは、報告まででした。
2006.10.14
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日ごろの行いが悪いからなのだろうか? PCが壊れました。 複数のキーがパンチできない現象に、サポートセンターに問い合わせるもお手上げ状態です。 会社でそのことを愚痴ったら「SONYタイマーが起動したんだよ」と冷たい反応。 くっすん。 そんな訳で、現在どうしたものかを検討中です。 いっそ、新しいPCを買うかなぁ。(お金はあるけど、使うのがイヤ。猿的悲しみ) しばらく、ブログはお休み。次の更新では、PCの修理状況か新PCの状況をお知らせする予定です。
2006.09.30
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精神的&経済的に自立していれば「おひとりさま」 自立していなければ「ひきこもり」 都合の良い使い分けですね。 精神的&経済的に自立している独身女は「負け犬」 自立していなければ「負け組」 さて、私は喫茶店も牛丼屋も、ひとりで入るのは平気です。 出張先でひとりでビジネスホテルに泊まるのは当然として、深夜に帰宅するのが面倒になって都内のビジネスホテルに泊まるのも、レディースカプセルに泊まるのも平気です。 ふと思い立って、ひとりで温泉宿に泊まりに行っちゃうこともあります。仕事などでストレス溜まっている時に、発作的に行っちゃいます。しかし、これって殆ど「おひとりさま」じゃなくて「ひきこもり」ですね。ストレス溜めると私は誰とも話したくなくなるので、大家族の自宅に帰るのが辛いのです。 まぁまぁ疲れている時は、都内のホテル。凄く良いホテルじゃなくてもいいから、寝心地の良いベッドと広めのソファがある部屋がベスト。ゴロゴロしながら本を読んでのんびりと風呂に入る。 すっごく疲れている時は、近場の温泉旅館。女性向け宿の場合、けっこう放って置いてくれるので良いです。仲居さんに心付けを渡して、希望を先に伝えておくことも必要ですが。 日がな一日、ごろごろしながら本を読んだり、うとうとしたり。うんうん。そんな休暇も必要ですね。 そんな、一見自立しているようにも見える私ですが、誰かと一緒にいるときは、ダメな人です。なので、お友達と一緒に旅行にいったりする時など、迷惑かけまくります。やろうと思えばひとりで何でも出来る癖にさぼっていやがる……とムカツク時もあるかと思いますが「仕方ないなぁ、みどりちゃんは」と許してくれるお友達に感謝。 そうなの。お友達と一緒にいるときは、ごく普通の「おひとりさま」なんて出来ない女なんです。 なんて考えてみると、殆どの女性ってそんなものかも知れないですね。 まわりに家族もお友達も沢山いて、ちょっと声をかけたら一緒に遊んでくれる環境があって、ストレス過多の生活していなければ「おひとりさま」は必要ないかも。 まぁ、私の場合はひとり遊びが好きなので、どんなに周囲に人がいても定期的に「ひきこもりたく」なってしまうのですが。これは「ひきこもり発作」のようなもので、病気の一種なんで仕方ないと自分では思っています。 ひきこもり発作の時、私はかなりダメな人間です。 でもねぇ……。にんげんだもの……。 今日は家族皆がお出かけ。静かに、ひきこもり中。 しあわせ。
2006.09.10
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夏休みも残り少なくなりました。 小学生の甥は、ちゃぶ台に向かって磯野カツオ状態で唸っています。宿題が終わりそうにありません。 甘やかすこともないので、冷静に「がんばりなさい。私じゃなくて君の宿題なんだからね」と言えば、涙目になっているあたり、やはり、「かつお状態」です。 小心者の私は、小学生だった頃には「宿題が終わらないかも」という状態が怖くて、七月中には全ての宿題を終えていないと安心ができない性格。弟は、やりたくないことは後回し、どうにかなるさという性格。どちらがより損な性格かは一目瞭然です。毎年、夏の終わりには弟の宿題を手伝うはめに陥る姉でした……。 そして。宿題の作文の添削なんぞを呑気にしてあげつつ、ふと手元をみると何だか見慣れた文字が……。 物持ちの良い母は、なんと私たちの小学生時代の夏休みの宿題を取っておいたのです。カツオが写していたのは、三十年位前に私の書いた読書感想文なわけで……。「……写してもいいけど、その作文は新聞社の読書感想文コンクールで入賞しているからね。センセイが、コンクールに推薦するよって言ってきたら、正直にゲロして断りなさいよ」 冷たく言えば、やはり涙目になる甥。ええー! どうして、みどりちゃんはもっと出来の悪い作文を書いてくれなかったの? と八つ当たり気味の呟きが聞こえてきます。「出来の悪い作文なら、君のパパの作文を写しなさいって」「……パパの作文、何かいてあるか読めないもん」 あぁ、汚い文字だもんね。面目丸つぶれの弟です。「諦めて、自分で書きなさいよ。読むだけは読んだんでしょ?」 幸い、読む本は課題図書じゃなくても問題ないようです。好きな本を読めばいいんだから、適当に書いておけばいいのに。 しかし、どうもそんなに簡単にはいかなくて……。結局は読もうと思ったものの挫折したらしいです。「じゃあ、昔のパパと同じ方法をとればいいよ。映画の原作本を読んだってことにして、読んでいない本で感想文を書くのよ。DVDを借りにいこう!」 そして、原作とは異なる部分は指摘してあげれば問題なし。ハリーポッターかナルニアで書けばいいんですから楽勝でしょう。もしかして、学校はそういうズルする子供たちを牽制するために、課題図書なんてものをもうけているのかしら? そんなこんなで、DVDを借りにいきました。「みどりちゃん、ナルトって原作本ある?」「ありません」「みどりちゃん、ポケモンは?」「ありません」「ホームズは?」「……アニメのホームズは原作とまるで違う話だから、あれで読書感想文は書いちゃだめ」「うー……」 結局、「ハウルの動く城」になりました。どんな読書感想文を書くんだろう。 添削するために、ママ(義妹)が原作本をこれから読むそうです。私の本棚より持って行きました。
2006.08.26
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東京湾岸ちかい我が家。今年も夏の花火がよく見えました。 毎年、某花火大会の花火が、我が家の屋上からよく見えます。 近所のお友達や、義理妹両親兄弟などもやってきて、屋上で大人はビール・子供はスイカで花火鑑賞です。浴衣なんて着ちゃって、悪くありません。何と言っても、疲れ果て着崩れた浴衣を気にしつつ帰宅することもなく、そのまま脱ぎ捨ててシャワーにイケルのが素晴らしい。そして、風呂あがりにはやはり冷えたビールです。 さて、大勢がやってくるということは掃除をしなくてはなりません。 普段は野放しで、時々チビチビ用のビニールプールを持ち出す程度でしか使っていない屋上を、その日のために掃除しなくてはなりません。ゴミや埃もそのまま屋上のへりから掃き出す訳にもいきません。真下に誰がいるか解らないし、近所にご迷惑だからです。ゴミだって、階段を下りて下まで持って行かなくてはいけません。 面倒臭いよぉ。 私は掃除が好きではないのです。 そんな私ですから、勿論(誇れることか?)部屋は綺麗じゃありません。 基本的に物がそう多くはないので、汚れるにも限界は確かにあるんですけど、余り綺麗な部屋ではありません。でも普通の汚さだと思うんだけどなぁ。誰も彼もがドラマの女の子のように綺麗な部屋で暮らしている訳ないじゃん! 机の上には読みかけの本が放り出してあったり、ベッドの枕元には読みかけの本が放り出してあったり、ベッドの下にも読み終わった本が放り込まれてあったり、するじゃないですか。なので、本が散乱する部屋が私の部屋です。 しかし、いつもいつも汚い訳ではありません。 時には綺麗な時だってあります。 たとえば、姪に掃除されてしまう前とか・・・・・・。 小学校の夏休みの課題です。『お掃除をする』ちょっと迷惑です。 姪と甥が張り切って掃除をしています。夏休みも残り少ないので、お掃除をして作文を書かなくてはなりません。 そこで、彼らは気がつきます。「そういえば、みどりちゃんの部屋は掃除していない。いつも、ばばちゃんが「みどりの部屋は汚くて困るわ」っていっていたから、掃除をしてあげたら喜ばれるに違いない」 オーマイガッ!!! 私の部屋には、私にとっては宝物でも君たちにはゴミ……と見まごうものが沢山散乱しているんです。やばいです。 月曜日の夜、死ぬ気で掃除しました。 今日の夜、仕事から帰ってきたら部屋のフローリングにワックスがかかっていで、サッシまでピカピカでした。気持ちいいけど、やっぱり怖い。 今年の夏いちばんの恐怖体験でした。 あぁ、怖かった。これでしばらくは掃除に入らせないですむかしら?
2006.08.23
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ちょっと前に読んで感想書くほどじゃないなぁと思っていたのですが……。 推理小説として読んだ場合、トリックも何もない。事件は強引で謎解きに目新しい試みもない。出来の良い推理小説とは言えないでしょう。ただ、長いシリーズ物の最新刊なので、おなじみの登場人物が出てくるという安心感は十分にありました。 となると、トリッキーな部分ではなく、人間関係や事件が起こった環境や雰囲気で読ませるのかと期待しますが、それもチョット……。事件背景は理屈っぽさを感じさせる癖に、蘊蓄好きの私には説明が温い。頑張って理屈を説明してくれるのに、納得いかなかったら「嘘でしょう」と思わせられたりするのです。 小説だから、ノンフィクションなのだから、嘘っぽさはあって当然だと思います。そうは思うんだけど、気付いていても楽しめる嘘と、興ざめとなってしまう嘘とがありますね。今回はその境目にあったと思います。 舞台設定や雰囲気だけどみるなら「孤島パズル」に似ているのですが、「孤島パズル」がちょっと切ない雰囲気を持った本格ミステリだった(と思う)のに対して、『ちょっと切ない』も『本格ミステリ』度も下回っていたと思います。 今、かつてのような新本格ブームでもないし、本格ミステリの作家たちの活躍も目立たない中で、どうしても有栖川氏に期待してしまうのは、新刊をいいペースで出してくれるためもあります。いいペースで出せるってことは売れているってことなんだろうけどね。 出来れば、期待したいんだよ。 次回作も買うと思います。期待しているから、良いものを読ませて欲しいなぁ。 でも、期待度を除いて普通に読めば、まぁまぁかな。
2006.08.20
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マンゴー大好きです。 今日の午後のこと、大阪で遊んでいるはずのお友達から携帯メールが……。「ごめん」ってタイトル何? と思って開けてみたら。 マンゴー食べているじゃんっ! 食べたかったなぁ。と仕事中だった私は涙を拭きつつ呟くのでした。 仕事も嫌いじゃないけどさぁ……。 先週は休んだものの、休日出勤も常態化してしまうと違和感ないです。土曜日って電話もかかってこないし、煩さく頼まれごとをほざきまくる上司もいないし、作業がはかどるわぁ。 なんて思いつつ、明日は読書三昧の予定です。ほほほ。
2006.08.19
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好きな作家です。どちらかといえば、初期の作品の方が好きで、最近の作品は今ひとつ夢中になれないのが辛いとこと。初期の作品の完成度を継続するのは確かに困難なのでしょうが……。 シリーズ物という印象はあまりしませんが、前作「受精」と同じ登場人物が活躍します。ただ、前作は何となく尻切れトンボっぽい終わり方で、あまり好きなタイプの小説ではありませんでした。だから、「面白いといいなぁ」と期待半分・不安半分で読み始めました。 面白くはあったけど、夢中になるほどではない。 面白くはあったけど、ラストが強引でリアリティがチョイ薄い。 題材は面白いと思うし、もっとスピード感とスリルのある経過をたどってくれたら良かったのにと思います。何となく、途中で危機感をあまり覚えないのですよ。 北朝鮮を舞台にした物語で、一人の医師が平壌の病院へと招聘されるところから始まります。偏見を持たず、医療技術の向上の為に役立つのならと北朝鮮へと渡る医師。その知り合い3人が、同時期に北朝鮮を様々な理由で訪れることになります。 止められた携帯ラジオと携帯電話を持ち込み、密かに連絡をとりあう四人。ついて離れない監視員の目。様々な危機的状況が持ち込まれているのに、危機感が薄いのです。 出てくる人々は皆がいい人で。北朝鮮の人々にも悪人はいません。(別に北朝鮮の人に悪役を望んでいる訳ではないけど)様々な危機的状況が散りばめられているのに、何となく「大丈夫。きっと幸せになれる」って感じが行間からにじみ出ているようです。 だからスリルなし。 スリルの無い安心感も悪くはないのですけどね。 だけど、命をかけるんだから、もう少しこの四人の間にラブがあってもいいだろうし、使命感があってもいいだろうし。そういうものが全く感じられないのも、今時の若者像の一つなのかもしれません。(まぁ、四人ともそう若くはないんだけど) 命をかけなくったって、格好いいけどね。 そういえば、今週はずっと「照柿」(高村薫)を読んでいました。文庫になったからね。 高村薫の本って、文庫になるたびに思うんだけど、「よりホモくさく」改稿されているような気がしませんか?
2006.08.19
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忙しい人は更に忙しく。 ついに弟も敗北宣言です。夏休みが取れません。「なんで? 皆で家族旅行って言っていたのにぃ」「どうしても駄目なんだよ。仕事で俺だけ抜ける訳にはいかない状況なんだ」 義妹とは職場恋愛なので、現場の状況は解っているだけに、それ以上ごねることも出来ない様子です。 私も夏休みが取れないし、こうなっては家族旅行は断念するか……と思われたのですが、ただでは諦めないのは義妹たちのたくましさ。 山ほど、公共施設やら会社の保養所やらのキャンセル待ちにエントリーしまくっています。休暇は駄目でも、土日だけなら休めるだろうって予想です。もう、沖縄じゃなくてもいい。グアムじゃなくてもいい。夏休みにどっかに行きたい。 このパワーは、子供たちにも負けません。 そして、ついに取れました。区の保養所。 私は、その土曜日に仕事が入っていたので辞退。 簡単な家族旅行で手を打つことにしたものの、まだ義妹たちは諦めていません。「夏休みが取れないってことは、お正月なら休める?」 弟たちも三十台半ば。それなりに責任のある職階にも付き、スケジュール調整も自分だけの都合って訳にもいかないのでしょう。私も同じですが。 そんな訳で、弟たちとは、けっこう普通に仕事の話などをしながら飲んだりします。 義妹たちと女同士の話をするのも楽しいけど、私はどちらかというと、こっち側だなと思うことも多いです。話題は、弟たちとの方が合うし、楽しいってのも問題かも。 そうそう。猿の話も弟たちとの方が微妙に楽しいです。ははは。泥臭さが好きって言ったら、うんうんと頷く彼ら。彼らも仕事外に、某球技の社会人チームで選手していたり、コーチしていた時代もあって、寝不足でフラフラしながら、翌朝に仕事に行っていたんだもんね。 本気の倶楽部活動ってのは格好いいよねっ! そう言ったらば「姉ちゃんが、あの頃そう言ってくれたら、俺たちはもっとさぁ……」と泣かれました。ごめんごめん。 だって、あなたたち、猿ほどには可愛くも格好良くもなかったじゃない。 今日は家から一歩も出ないで、読書三昧の一日でした。ほっ。
2006.08.06
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三歳児の甥が、うちに来てくれているヘルパーさんが帰る時に叫んだ言葉。 ちょっと涙目になっていたヘルパーさん。 子供だからね。心のこもった正直な言葉ではあります。 そうよね。おむつを交換して、制式して、一緒に歌を歌って……。大変な仕事です。凄く助かっています。家族だけで毎日毎日、全てのおむつ換えから全てをするのは大変だものね。そういう感謝をちゃんと言葉にしないといけないなぁと、三歳児に教えられた今日でした。 ちょっと仕事して、昼寝して、またちょっと仕事して……。 明日はキッチリと休みます。 おばあちゃんと歌でも歌うかな。
2006.08.05
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昨夜から徹夜作業の予定でしたが、急遽予定変更。早く帰れることになり、久しぶりに飲みに行こうぜ……ってことで飲んだくれてきました。 いや、本当は一緒のプロジェクトにいる人を泣かせちゃって(設計工程のレビューで彼の担当部分に駄目だしをしすぎた「駄目、没、再提出!」)フォローの意味もあったんだけど、そういうフォローの仕方をしようって辺り、かなり私もオヤジです。(だけど、オヤジ要素の強い人なので、けっこう有効でした) あまり駄目だしして凹ませたくもないけど、駄目だししないで穴だらけの設計を許すわけにもいきません。せめて柔らかい言い方をしたいんだけど、その方面のスキルが低い私。どうも弟が二人もいると、厳しい言い方に躊躇する習慣が出来てないのですね。その上、エキサイトすると更に厳しい口調に……。反省。 さて、そういう飲み会では馬鹿話にかぎります。 うちの上司(愛称「おとうさん」)はラスベガス大好きで、毎年夏休みには「もう帰ってこないから。百万ドル稼いだら、メール入れるから代わりに退職届けを書いてくれ」と言い残して出かけて行きます。もちろん、帰ってこなかったことはありません。 凹んだ彼も博打大好き。ラスベガスネタで盛り上がります。 外国人は二十年ローンでしか高額配当は受け取れないとか、ローンでの受け取りは毎年ラブベガスまで本人が行かなくてはいけないとか、その場合はエアーもホテルもカジノがだしてくれるとか、まぁ必要もないことをよく知っています。「今年の夏休みは、いつ頃とれるでしょうね(遠い目)」「え? 誰の夏休みだ? 俺は九月くらいかなぁ」(その後だとラスベガス行きの直行便が無くなってしまうから)「九月って開発に着手しようかって頃じゃないですかっ!」「いや、みどりがいれば心配ないだろ」「……私の夏休みはどうしてくれるんですか?」「終わってから取ればいいだろう」「いつ終わるんですか? これ」「ずっと後」「(ふざけんじゃねぇ、このオヤジ)」 ちょっと空気が暴力的になる瞬間もありましたが、けっこう楽しく飲んできました。 凹んだ彼も浮上して、来週から再提出となった設計書類を作るぞっと叫んで終了。(でも早くね。スケジュール押しているんだから)「俺もどっか南の島に行きたいなぁ。みどりさんって、南の島で何しているんですか?」「昼寝と読書とエステと酒」「……」「なによ、文句ある? おとうさんみたいにラスベガスで『博打と酒と博打と酒』よりいいじゃないの」「……」 いいじゃないの。ねぇ? って訳で。今年のバカンスは11月以降ってことになります……。何処に行こうかなぁ。
2006.08.05
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