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帰り道、すれ違いの白人男性から花を一輪プレゼントされました。お断りしたのですが隣の彼女(素敵な白人女性)がどうぞ、どうぞ、というジェスチャー付きでMerry X'mas!と、何度も笑顔で言ってくださるので、お断りするのも申し訳ないと思い、Thank you と、頂いてしまいました。想像するに、何かのイベントで花を一輪貰ったけれど、これから二人でディナー、若しくはパーティーに行くので枯らしてしまうから家に帰る風の女性にあげちゃおう、という感じでしょうか。隣の女性が居なかったら、怖くてもらえなかったかも、とは思いますが。。。クリスマス当日に、見知らぬ方達からの思いがけないクリスマスプレゼント。外国の方は粋なことをするなぁ、となんだか ホッコリ。笑顔で帰りました。皆様も素敵なクリスマスを。。。<追記>この話には 実は オチがありまして、、、六本木ヒルズ、シティビューに飾られているティム・バートン監修のクリスマスツリーが今日(12/25)までということで、その後、寒い中、そして大混雑の中、ササッと見に行ってきました。せっかくなので、森美術館で開催されている「リー・ミンウェイとその関係展」を覗いてみてビックリ!「ひろがる花園」という展示が、なんとっ! ギャラリー内でお花を差し上げます。 ただし、帰り道にそれを見知らぬ 誰かにあげてください。という作品だったのです!そう、私が見知らぬ方から頂いたお花は、まさに、これ!あのカップルは、私に花を渡すことによってこのアートを完結させた、、、頂いた当日にこの作品を見ることが出来たとはなんと偶然なことでしょうそしてこんなアートな幸せをクリスマス当日に体験できたこと、とても嬉しく思います。あのカップルの満面の笑みを忘れる事はなさそうです。ありがと☆
2014年12月25日
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11/30、六本木にオープンしたEX THEATER ROPPONGI に、行ってきました!本日のライブ・アーティストは細野晴臣×坂本龍一ゲストに高橋幸宏という、、、YMOじゃーん!ゲストは高橋幸宏のほかに、伊藤ゴロー(G)、小山田圭吾(G)、U-zhaan(タブラ/インドの民族楽器)、青葉市子(Vo)です。アンコールを含めて15曲(?)2時間弱のライブを楽しんできました。私の席は、アリーナ/スタンディング1500人くらいかな?ハコが小さいので、神のようなアーティスト達が、とても近くに感じられる大人な雰囲気のライブでしたよ。なにせ、シンセサイザーの無いYMOなんて、想像できます!?グランドピアノ、アコースティックギター、ボサノバあり、教授のソロあり、YMOあり(3曲+アンコール)のとーーーーっても貴重なライブでした。なお、本日のライブは、2014年3月に、WOWOWで放送決定とのこと。興味のある方は、チェックしてみてください。六本木に新しい遊び場が出来て、なんだか嬉しい。ちょっと落ち着いたら、是非また行ってみたいと思います。 ← ライディーン、やりました! ← ボサノバな伊藤ゴローもおススメ
2013年12月21日
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久しぶりに、国立新美術館に行ってきました。 クレラー=ミュラー美術館所蔵作品を中心に 印象派を超えて―点描の画家たち ゴッホ、スーラからモンドリアンまでという展覧会です。ゴッホ、スーラ、モネなど印象派が大好きなので張り切って前売りチケットを買っていたのに、なんだか体調が悪かったり、忙しかったりで、今に至る。。。汗今月23日までなので、慌てて行ってきました。点描法について、改めて理解できたと共に、嬉しかったのがモンドリアンについて。実は今まで、イマイチ、モンドリアンの良さがわからなかった。。。←ナイショなんであの抽象画に到達したのか。作品名がみんな「コンポジション」(コンポジションって何よ!?笑)なのか。都会的で素敵だけど、うーん。。。でした。それが、やっと、なんとなく、わかりました。点描法に通じていたんですね!?ここで説明するにはもう少し勉強が必要なので省略しますが、うん、なんとなく。少しモンドリアンについて調べてみようとも思えたのが今日の一番の収穫かもしれません。久しぶりの美術館、とても良かったです。帰り際にチラシも幾つか貰ってきて、発見。来年は、世田谷美術館にボストン美術館のモネのジャポネーズ(金髪美女が赤い着物を羽織ってる素敵な絵)も来るみたいだし、 ← この絵!国立新美術館では、オルセー美術館展もやるとのこと。わお!大好きな絵が来るぅ!これから寒くなったり、花粉が嫌で出不精になりがちですが月に1度は美術館に行こうかな、と思いました。
2013年12月20日
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歌舞伎座で行なわれている、十二月大歌舞伎通し狂言 仮名手本忠臣蔵(かなでほんちゅうしんぐら)昼の部(12/5)、夜の部(12/12)に行ってきました。実は11月は私は行かなかったのですが、11月、12月と、俳優さんを違えて同じ演目、「仮名手本忠臣蔵」をやるという、なんともスペシャルな企画。見比べた方の意見を聞きながら、楽しみました。(↓ 以下、サイトの「みどころ」より、あらすじ です。)◆配役を替えて2カ月にわたる「忠臣蔵」の通し上演 『仮名手本忠臣蔵』は、『義経千本桜』『菅原伝授手習鑑』と共に歌舞伎の三大名作と称される、義太夫狂言の傑作です。 江戸時代に実際に起こった有名な赤穂浪士の討入事件に材を取り、大星由良之助をはじめとする四十七士の仇討ちまでの困難や、彼らを取り巻く人間模様を鮮やかに描き上げた物語は、今なお人々の心をとらえてやみません。 今回は、十一月公演に引き続き、昼夜にわたる『忠臣蔵』の通し狂言を異なる配役でご覧いただきます。日本人の心に響く屈指の人気狂言をご堪能ください。<昼の部>大序◇色彩美あふれる荘重な幕開き 鎌倉の鶴ヶ岡八幡宮では、足利家執権の高師直、饗応役の塩冶判官、桃井若狭之助が将軍の弟の足利直義を出迎えます。直義が兜の鑑定役として判官の妻顔世御前を呼び出すところ、顔世に以前から恋慕していた師直が顔世に言い寄るので、それを見かねた若狭之助が助けに入ります。気分を害した師直は若狭之助を散々に侮辱し、煽られた若狭之助は思わず刀に手を掛けてしまいますが、判官がなだめ、その場を収めます。三段目◇物語の発端が描かれるご存知「松の廊下」 桃井家家老の加古川本蔵は、いまだ怒りが収まらない主君若狭之助を案じ、師直に賄賂を贈ります。すると師直の若狭之助への態度は一変、怒りの矛先は塩冶判官に向かいます。師直の陰湿な仕打ちに耐えかねた判官は、ついに師直に斬りかかりますが、本蔵に止められます。四段目◇緊迫感に満ちた歌舞伎屈指の名場面 殿中での刃傷沙汰を問われ、自らの屋敷に蟄居を命じられた塩冶判官。そこへ、上使の石堂右馬之丞と薬師寺次郎左衛門が訪れ、判官の切腹と御家断絶、所領没収の上意を伝えます。覚悟を決めていた判官は、駆け付けた家老の大星由良之助に無念の思いを託し、息絶えます。主君の仇討ちに逸る諸士たちを鎮めた由良之助は、すみやかに城を明け渡しながらも、形見の腹切刀に固く仇討ちを誓うのでした。道行◇おかる勘平の華やかな道行を彩り豊かに 恋仲の腰元おかるとの逢瀬を楽しんでいたため、主君判官の一大事に居合わせなかった塩冶家家臣の早野勘平。おかるは、詫びて腹を切ろうとする勘平を押し留め、共に実家の山崎の里へと向かいます。<夜の部>五段目◇歌舞伎ならではの様式美と洗練された演出 猟師となった勘平は、山崎街道で同志の千崎弥五郎に出会い、仇討ちの資金調達を約束します。一方、おかるの父与市兵衛は夜道で斧定九郎に襲われて殺され、懐の五十両を奪われます。それは、勘平の仇討ち資金を用立てるため、おかるを身売りした前金。しかし定九郎は、猪を狙って発砲した勘平の銃弾であえなく絶命。誤って人を撃った勘平は、慌てながらもその五十両を抜き取り、その場から逃げ去ります。六段目◇卓越した心理描写で勘平の悲劇を描く おかるを引き取りにきた祇園一文字屋のお才の言葉から、昨晩撃ち殺したのが舅の与市兵衛と思い込む勘平。そこへ現れた不破数右衛門と千崎弥五郎、姑のおかやに詰問された勘平は、罪を吐露して腹を切りますが、真犯人が定九郎であったことが判明します。疑いの晴れた勘平は、仇討ちの連判に名を連ねることを許されると、安堵して息絶えるのでした。七段目◇遊里情緒あふれる華やかな一幕 祇園で遊興に耽(ふけ)る大星由良之助のもとへ、おかるの兄の寺岡平右衛門が訪れ、仇討ちに加わりたいと願い出ますが、相手にされません。息子の力弥が届けにきた密書を、遊女おかると、師直と内通する斧九太夫に盗み読みされたことに気付いた由良之助は、おかるを殺そうとします。それを察した平右衛門は、自ら妹を手にかける覚悟を決めますが、由良之助に止められます。事情を知った由良之助は、おかるに九太夫を殺させて勘平の仇を討たせると、平右衛門を連判に加えます。十一段目◇爽快感に満ちた大団円 由良之助率いる塩冶の浪士たちは、主君判官の仇を討つべく、師直の屋敷に討入ります。家臣らとの激闘の後、炭部屋に隠れていた師直を追い詰めた浪士たちは、遂に本懐を遂げるのでした。<私の簡単な感想>11月、12月を見比べていない私ですが、、、「大序」のエッヘン、エッヘン、は、楽しくて大好き。でも、その後の定式幕がゆっくりと開き始め、舞台にいる俳優が人形身になっている場面はさよなら公演の方が俳優さん勢ぞろいで感動したなぁ。塩冶判官を演じる菊之助が、若々しくて良かったです。高師直を演じた海老蔵も、憎憎しさタップリで、なかなか良かったです。 おかるを演じる玉三郎は、やっぱり美しかった!素敵です。勘平は、12月の染五郎より、11月の菊五郎の方が断然良かったそうです。まぁ、人間国宝ですから、ね。でも私、染五郎の勘平で、涙ポロポロ出ちゃいました。
2013年12月12日
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東銀座の歌舞伎座で行なわれている芸術祭十月大歌舞伎 昼の部(10/6)、夜の部(10/13)に行ってきました。10月は、歌舞伎三大名作狂言の一つで人気作品の 義経千本桜 の通しです!通し狂言 義経千本桜<昼の部>序 幕 鳥居前◇荒事の豪快さを随所に見せる一幕 兄の頼朝から謀反の疑いをかけられ、やむなく都を追われた義経一行は伏見稲荷へやってきます。愛妾の静御前が追ってきますが、義経は都に留まるように諭し、初音の鼓を自らの形見として預け、立ち去ります。残された静は、追手の笹目忠太に引き立てられそうになりますが、駆けつけた家臣佐藤忠信に救われます。再び姿を現した義経は、忠信に静の守護を命じ、九州へ落ち延びて行くのでした。 花形歌舞伎かと思うほど、菊之助、松緑、梅枝など、若手が頑張っている 荒事の豪快さを随所に見せる一幕です。 隼人クン、格好良くて目立ってました!二幕目 渡海屋・大物浦◇悲壮感あふれる知盛の壮絶な最期 九州へ逃れるため、義経一行は大物浦の渡海屋で出船を待っています。しかし、渡海屋の主人銀平は、実は壇ノ浦の合戦で死んだはずの平知盛。女房のお柳は典侍の局、娘お安は安徳帝で、義経を待ち伏せていたのです。知盛は船出した義経一行を襲いますが、返り討ちに。帝の身を守護するという義経の言葉に安堵した典侍の局は自害、知盛も帝を義経に託すと、瀕死の体に碇綱を巻きつけ、海中へと身を投げるのでした。 平知盛を演じる吉右衛門がとにかく素晴らしい! 瀕死の体に碇綱を巻きつけ海中へと身を投げる最後の場面は、 何度見ても息を呑んでしまいます。三幕目 道行初音旅◇主従の道行を描いた華やかな舞踊 桜が満開の吉野路。義経を尋ねて旅を続ける静御前と忠信。山中でひと休みする静に、忠信は戦死した兄の佐藤継信の戦場での様子を語って聞かせます。そこへ現れた鎌倉方の逸見藤太を難なく蹴散らした忠信は、静とともに義経との再会を願いながら旅を続けます。 藤十郎と菊五郎の舞踊です。。<夜の部>四幕目 木の実・小金吾討死◇権太の家族愛と様式美溢れる大立廻り 大和の下市村の茶店。平維盛の家来の主馬小金吾は、御台の若葉の内侍と若君の六代に付き添い、維盛の行方を捜す道中。そこへ、いがみの権太が現れ、小金吾に因縁をつけて金を巻き上げます。その直後に追手に囲まれた小金吾は、若葉の内侍親子を逃し、あえない最期を遂げます。そこへ偶然通りかかった権太の父の弥左衛門は、小金吾の首を討ち落として家に持ち帰ります。 この仁左衛門の いがみの権太 を一番楽しみにしていたんです。 関西弁で、ものすごーーーーく嫌な奴なんだけど、家族を愛してて その対比が本当に上手でした。 梅枝の立ち役も良かったです。珍しい!?五幕目 すし屋◇世事に翻弄される庶民の哀切を描く すし屋を営む弥左衛門は、平重盛への旧恩から、子息の維盛を奉公人の弥助として匿っていますが、権太が訴人すると聞いた妹のお里は維盛を逃します。そこへ源頼朝の重臣の梶原景時が訪れ、維盛の首を差し出すよう弥左衛門に命じるところ、権太は褒美欲しさに維盛の首と内侍親子を突き出します。怒った弥左衛門は思わず権太を刀で刺しますが、意外な真実が明かされ…。 東京のやり方では権太はすっきりとしていますが、 上方は情をたっぷりと出し、こってりと演じるそうです。 すし屋は何度も見ていますが、今までのは東京のやり方だったのですね。 やっぱり上方の仁左衛門のいがみの権太、最高! 見ることができて、本当に良かったです。 ストーリーが分かっていても、最後にホロリと涙が出ました。大 詰 川連法眼館◇親を慕う子狐の深い情愛を描く物語 川連法眼と飛鳥夫妻のもとに身を寄せている義経を訪ねて、佐藤忠信が現れます。この忠信は実は狐で、親狐が初音の鼓の皮に用いられているのを知り、忠信に化けて静に付き添っていたのです。親を想う子の情愛に心を打たれた義経がその鼓を与えると、喜んだ狐は鼓を手に古巣へと帰って行くのでした。 こちらも何度も見ていますが、菊五郎の子狐、とても良かったです。 猿之助(亀次郎)や海老蔵、確か勘三郎の子狐も見ていますが、 今回の音羽屋型は、宙乗りなど派手な演出は無いけれど、 子狐の親狐への情愛を描くことに重きを置いているとのこと。 こんなこというと失礼かもしれませんが、 今までで一番可愛らしい子狐に思えました。 一番年上なのに、ね。 うん、これが演技力なのでしょう。初めて「通し」で見ることで、義経千本桜のストーリーがクリアに繋がりました。通し、最高!そして、すし屋のいがみの権太で 東京と上方を比べたり、川連法眼館の子狐で 澤瀉屋型と音羽屋型を比べたり、とこういう歌舞伎の見方を、やっと出来るようになりつつあるか、な。。。
2013年10月13日
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歌舞伎座で行なわれた七月花形歌舞伎の、昼の部(7/18)、夜の部(7/21)に行ってきました。染五郎、愛之助、菊之助、松緑、という、まさに若手が主役の歌舞伎です。<昼の部>〇通し狂言 加賀見山再岩藤(かがみやまごにちのいわふじ)(あらすじ&みどころは、こちら。)昼の部は、岩藤の霊、鳥井又助という、対照的な二つの役を演ずる松緑が主役でしょう。松緑の女方、初めて見ました。2幕目のばらばらになっていた局岩藤の白骨が寄り集まって亡霊となる場面(骨寄せの岩藤)は幻想的でした。一転して満開の桜となり、岩藤の霊が宙乗りで去っていく(ふわふわ)は、まさに、ふわふわと横に移動する面白い宙乗りでした。ラブリンこと、愛之助の悪役も、いい味出してました。<夜の部>〇通し狂言 東海道四谷怪談(とうかいどうよつやかいだん)お岩、佐藤与茂七、小仏小平の3役を、菊之助。お岩の主人(悪い奴)民谷伊右衛門を、染五郎。直助権兵衛(こちらも悪い奴)を、松緑が、それぞれ演じました。みどころは(戸板返し)(仏壇返し)(提灯抜け)などの仕掛けも見のがせませんが、何といっても、菊之助のお岩。薬と偽って毒薬を飲まされたお岩が、顔が醜く変わっていくのと同時に内面も変化していく様子が、ものすごい。瞬きをするのも惜しいほど目を離せませんでした。菊様、素晴らしい!- - - - -歌舞伎座で行なわれた八月納涼歌舞伎の、第一部(8/22)、第二部(8/20)、第三部(8/18)に行ってきました。<第一部>〇野崎村(のざきむら)〇春興鏡獅子(しゅんきょうかがみじし)<第二部>〇梅雨小袖昔八丈(つゆこそでむかしはちじょう)髪結新三〇色彩間苅豆(いろもようちょっとかりまめ)かさね<第三部>〇狐狸狐狸ばなし(こりこりばなし)〇棒しばり(ぼうしばり)(あらすじ&みどころは、こちら。)春興鏡獅子は、前半(2日~13日)に勘九郎、後半(14日~24日)に七之助がそれぞれ主役を演じるという面白い試み。私は勘九郎クンの(小姓弥生後に獅子の精)は、襲名披露の時に見たのであえて、後半の七之助クンを見ました。印象的だった演目は、棒しばり。三津五郎と勘九郎が、面白く軽やかに舞う姿は、本当に楽しかったです。髪結新三や、棒しばりの次郎冠者では、素晴らしい演技や踊りを披露してくれた三津五郎さん。その後、静養が決まり、心配しています。早く良くなって、戻ってきてくださいね!- - - - -歌舞伎座で行なわれた九月花形歌舞伎の夜の部(9/16)に行ってきました。(この月は、新橋演舞場の幸四郎も見たかったので、昼の部はやめました。。。)<夜の部>〇新作 陰陽師(おんみょうじ)(あらすじ&みどころは、こちら。)染五郎、海老蔵、愛之助、七之助、勘九郎、松緑、菊之助などが出る新作歌舞伎で人肉を食らうとか、ちょっと??な演目でした。私の一番印象に残った場面は染五郎(安倍晴明)と勘九郎(源博雅)が縁側に向かうシーン。舞台が回り、ススキを掻き分けて歩くのですが平安の時代の日本の美、という感じでとても素敵でした。- - - - -新橋演舞場で行なわれた九月大歌舞伎の夜の部(9/10)に行ってきました。9月の新橋は、幸四郎が昼夜で違った悪役を勤めるという、ものすごい企画です。<夜の部>〇不知火検校(しらぬいけんぎょう)〇馬盗人(うまぬすびと)(あらすじ&みどころは、こちら。)不知火検校は、「松本幸四郎 悪の華相勤め申し候」と銘打たれた舞台で、極悪非道の按摩を幸四郎が憎々しく、そして魅力的(?)に演じていました。幸四郎がテレビのインタビューで「歌舞伎座の若手に負けないよう頑張ります」というようなことを言っていたのですが、うん、私としましては、、、幸四郎に軍配☆ でした。
2013年07月21日
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12/5朝起きて、いつものように、まずパソコンの電源をON。そこで目にとまった勘三郎さんの訃報。えっ!?ウソ、信じらんない、信じらんない、信じらんない、、、それからずっとテレビから目を離せずその後も数時間、放心状態。気が付けば、午前中が終わってました。午後の予定も行けないんじゃないかと思うほどの、脱力感。。いつも笑わせてくれた。いっつも、いっつも、楽しくて、心から笑わせてくれた。感動もした。チケット取れずに、大変な思いも沢山した。勘三郎さん、冗談じゃないよ。これからまだ、いっぱい、いっぱい、貴方のお芝居を見るのを楽しみにしていたのに。あと20年は楽しませてくれると思ってたのに。元気になったらまたいつでも沢山見れると思ってました。来年4月からの新しい歌舞伎座で、元気な勘三郎さんを見れるのを楽しみにしていました。だから平成中村座、行かなかったのに。後悔・・・私が見れたのは今年2月の、勘九郎クンの襲名披露が最後になってしまった。残念。本当に残念でなりません。誰もが思っていることだとは思いますがあなたの代わりになれる人なんて、いませんよ。本当に素晴らしかった。あの熱演がもう見られないなんて、信じられません。勘三郎さん、いままでありがとう。お疲れ様でした。決してあなたのこと、忘れません。心より、ご冥福をお祈りします。
2012年12月05日
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11/1~25日に新橋演舞場で行なわれた吉例顔見世大歌舞伎・昼の部&夜の部に行ってきました。昼の部○双蝶々曲輪日記(ふたつちょうちょうくるわにっき) 井筒屋・難波裏・引窓 争いの果てに人を殺め、お尋ね者となってしまった濡髪(左團次)は、 暇乞いのために母お幸のもとを訪れ 与兵衛の父の後妻となったお幸と、今は与兵衛の妻である都(時蔵)は濡髪を匿います。 そこへ、郷代官に取り立てられ、濡髪捕縛の命を受けた与兵衛(梅玉)が戻ってきます。 実の子濡髪と義理の子与兵衛の狭間で苦悩するお幸。 与兵衛はそんなお幸を思い、濡髪が家に潜んでいることを悟りながらも、 濡髪を落ち延びさせるのでした。 といった、 相撲取の達引と親子の情愛を描く上方の名作。 義理と葛藤、心の動きが見事に描かれ、 月光の明かり取りの天窓の「引窓」の開閉が効果的に使われていて 私はこのお話が結構好きです。 南与兵衛後に南方十次兵衛の役に仁左衛門の予定でしたが、 体調不良の為に梅玉が代役でした。○人情噺文七元結(にんじょうばなしぶんしちもっとい) 駄目な父親・長兵衛(菊五郎)、口うるさい女房お兼(時蔵)、 出来た娘お久(右近)と、 真面目だけどおっちょこちょいの文七(菊之助)が 大いに笑わせてくれる、人情に溢れる江戸の人々の笑いと涙の物語。 最後はハッピーエンド、とても楽しい演目です。 初めて見たのは中村屋の文七元結。 音羽屋と中村屋、それぞれ2回は見てるかな。 演じ方の違いを見つけるのもまた、楽しいものです。夜の部○一谷嫩軍記 熊谷陣屋(くまがいじんや) 源平の戦乱を生きる武士の無常を描いた時代物の名作。 何度も見ている演目ですが、仁左衛門の熊谷直実は初めてなので、 とても楽しみにしていました。 直実登場の時、イヤホンガイドが「熊谷直実、尾上松緑、音羽屋」と言ったので イヤホンガイドさん、何間違えてるんだろう? と思ったら、なんと、代役だったみたい。 仁左衛門さん、体調不良の為、休演だったとは! 舞台が始まってから知って、ガッカリ。 松緑が台詞を言い始めたら、スッと眠りについてしまいました。。。 仁左衛門の代役に松緑が代役とは、ちょっと・・・!?○汐汲(しおくみ) 叶わぬ恋の思いを艶やかに舞う格調高い、藤十郎と翫雀の舞踊です。○四千両小判梅葉(しせんりょうこばんのうめのは) 四谷見附より牢内言渡しまで 無宿者の富蔵(菊五郎)は、浪人の藤岡藤十郎(梅玉)と共謀して江戸城に忍び込み 御金蔵から四千両もの大金を盗み出します。 縄にかかった富蔵が江戸に送られる道中の熊谷宿では、 別れた女房おさよ(時蔵)たちが、雪の降りしきる中で富蔵との別れを惜しむのでした。 富蔵は大罪ゆえに牢内で幅を利かせますが、やがて藤十郎とともに仕置きが言い渡され、 皆に送られながら仕置きの場へと進んで行くのでした。 河竹黙阿弥が史実に残る御金蔵破りを劇化した異色の白浪物。 度胸の良い富蔵と気の小さい藤十郎の対照も面白く、 リアルに描かれた当時の牢屋の様子も見逃せませんね。
2012年11月11日
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10/23のことになりますが日比谷にある日生劇場で行なわれていたジェーン・エアに行ってきました。主演の松たか子は「語り」もつとめるため、ずっと出ずっぱり!そして、松たか子さん、本当に歌が上手いですね。美しい歌声と抜群の演技力が、心にグイグイきて何度も涙してしまった。。。とっても・とっても素敵なミュージカルでした。
2012年11月06日
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10/1~25日に新橋演舞場で行なわれた、芸術祭十月大歌舞伎、昼の部&夜の部に行ってきました。今月の目玉は、何と言っても昼の部、夜の部ともに、人気演目である勧進帳があり、弁慶と富樫左を、團十郎と幸四郎が入れ替わって演じるのです!團十郎と幸四郎の弁慶を、見比べられるという歌舞伎好き、勧進帳好きにとっては、ものすごいご馳走。どちらも見逃せません! 昼の部○国性爺合戦(こくせんやかっせん) 和藤内(松緑)は父老一官の祖国再興のため、父と母の渚(秀太郎)と共に中国に渡り 老一官の娘・錦祥女(芝雀)の婿で、勇将の誉れ高い甘輝(梅玉)に加勢を頼みますが、 妻の縁で反旗を翻したと言われては武士の恥辱となるため、 妻を殺して加勢すると言う甘輝。 錦祥女は皆の大望成就のため自ら命を絶ちます。 和藤内と甘輝は悲しみを振り払い、韃靼王打倒を誓い合うのでした。 甘輝は、染五郎が演じる予定でしたが、梅玉に配役変更。 中国を舞台とする少し珍しい演目で、衣装や舞台が鮮やかなため 若い松緑と染五郎が並べば、もっと華やかだったろうになぁ、、、 ○歌舞伎十八番の内 勧進帳(かんじんちょう) 武蔵坊弁慶(團十郎) 富樫左衛門(幸四郎) 源義経(藤十郎) という、夢のような配役。 團十郎の弁慶は、ユーモラスな一面が印象的でした。夜の部 ○曽我綉侠御所染(そがもようたてしのごしょぞめ) 浅間家の忠臣だった御所五郎蔵(梅玉)は、星影土右衛門(松緑)に 腰元・皐月(芝雀)との不義を密告され、今は侠客の身。 その土右衛門と鉢合わせして一触即発となりますが、これを甲屋与五郎が収めます。 旧主のため金策に奔走する五郎蔵を思い、 皐月は土右衛門の意に従って、五郎蔵に愛想づかしをします。 皐月の真意を知らない五郎蔵は逆上し...。 ○歌舞伎十八番の内 勧進帳(かんじんちょう) 武蔵坊弁慶(幸四郎) 富樫左衛門(團十郎) 太刀持音若(金太郎) 源義経(藤十郎) という、夢のような配役。 はじめの義経の花道の台詞で、藤十郎さんが明らかに詰まってしまって ちょっと心配してしまった。。。 夜の部は、金太郎クンも見れるなんて、なんて幸せなんでしょう。 幸四郎と團十郎の弁慶、 私は、断然・幸四郎に軍配が上がりました! 皆さんはいかがでしたか??
2012年11月04日
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新橋演舞場で行なわれた秀山祭九月大歌舞伎、昼の部&夜の部に行ってきました。昼の部○菅原伝授手習鑑 寺子屋(てらこや) 松王丸を初役で演じる染五郎を楽しみにしていたのですが、 怪我のために配役変更、吉右衛門がつとめます。 もちろん吉右衛門は素晴らしく上手いですが、かなり残念でした。○河内山(こうちやま) 悪い奴だが大胆不敵で憎めない主人公(坊主)が繰り広げる 爽快な河竹黙阿弥の人気作。 動きの少ない演目なので、私にはコーヒーが手放せません。夜の部○時今也桔梗旗揚(ときはいまききょうのはたあげ) 小田春永(織田信長・歌六)の怒りを買い 理不尽な嫌がらせに耐えに耐え、切腹まで考える 武智光秀(明智光秀・吉右衛門)でしたが その執念の行き着く先は、、、春永を討ち取るべく本能寺へ! ○京鹿子娘道成寺(きょうかのこむすめどうじょうじ) 鐘供養より押戻しまで 白拍子花子を福助、大館左馬五郎を松緑が演じる歌舞伎舞踊の大曲。 七世芝翫を偲びます。
2012年09月23日
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新橋演舞場で行われた、八月花形歌舞伎(昼の部・夜の部)に行ってきました。今月は鶴屋南北作品、そして海老蔵月間、ということで、まず、いつもと客層が違いました。(若い女性=海老蔵ファンが多いっ!)昼の部〇桜姫東文章(さくらひめあずまぶんしょう) 清玄ほかを愛之助、桜姫ほかを福助、釣鐘権助ほかを海老蔵が演じます。 同性愛、心中、生まれ変わり、不義、仇、 お姫様が悪い男に恋して女郎にまで身を落としたり、 蘇生したり、幽霊や火の玉が出たり、、、と めまぐるしいストーリー展開で、とても楽しめました。 八月の歌舞伎は、本当に面白いですね。夜の部〇慙紅葉汗顔見勢(はじもみじあせのかおみせ) 三代猿之助四十八撰の内 伊達の十役(だてのじゅうやく) (市川海老蔵十役早替り宙乗り相勤め申し候) 舞台は、あらすじを解説する口上で始まります。 これが図解つきで、判りやすく面白かった! ストーリーは、足利家のお家騒動モノ。 女方の大役といわれる「政岡」や、悪役の代名詞「仁木弾正」が登場する あの有名な「伽羅先代萩」を中心としたお話。 伽羅先代萩って、こういう話だったのかー、納得。。。と、 始まりから結末まで全て見れてしまうという、オイシイ演目です。 みどころは何といっても、海老蔵が 男女、殺す役と殺される役、裁く役と裁かれる役、善悪 合わせて十役を一人でやってのける、四十数回の早替り。 茣蓙で顔を隠した二人が花道で入れ替わる早替りのからくりは、 何度見てもよくわからない。 楽しめました! でも、私、どうしても声がねぇ。。。演目のあらすじなど、詳細はこちらをご覧下さい。
2012年08月22日
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ホームパーティーで用意していただいたデザートの画像です。お腹一杯で、あまり食べられなかったけど、、、皆様、本当にありがとうございました!
2012年08月20日
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このパーティー、料理人がまた凄いんです。みんな食いしん坊ですから。。。・真鯛のカルパッチョ 肉厚の真鯛に、フルーツトマトのソースがアクセント。・バーニャカウダ 南風農園さんのお野菜を切って並べただけです。 生のオクラと、白ピーマンなど、とても評判が良かったです。 バーニャカウダソースは、kasumi作です。・ホタテのソテー ものすごく大きなホタテを、香草とバターでカリッとソテーしたもの。 キスラーにあわせて、ピッタリ! 火の通し加減が最高で美味しすぎ、私、3つも食べちゃいました。。。・リングイネ・海老のトマトソース ものすごく大きな頭つきの海老がゴージャスでしょ!? 海老ミソと、ピリ辛のトマトソースが、とっても美味しくて おかわりしたくなる味わいでした。・鴨のソテー・オレンジソース こちらもプロの味、オレンジソースのフレッシュな香りと甘みがGood! 鴨が厚切りで、食べ応えアリ、 それでいて柔らかいので、とても食べやすかったです。・師匠作のビーフシチュー なんと、料理酒として、 Chateau Monbousquet 1994 Saint-emilion Grand Cru を、使用。。。 師匠、いくらお気に召さなかったとはいえ、 料理酒に「モンブスケ」使っちゃいけませんよっ・・・(汗) 反則です!ということで、私は料理酒の残りをちゃっかりご馳走になりました。 以上のとおり、レストランに全く引けを取らない(というか、レストラン以上の)お料理を素晴らしいワインと共に頂いた、幸せ一杯の kasumi なのでした。
2012年08月19日
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週末、ワインの師匠のご自宅でホームパーティーが開催されました。とにかくワインのラインナップが凄くて。。。・Cazar Sonoma Coast Pinot Noir 2010(写真右端)(カザー ソノマ・コースト ピノ・ノワール)カリフォルニアらしい、チャーミングなピノの香り。スターターに、こんな素敵なピノを飲みながら、料理を準備したりして。。。幸せ☆以下、写真左より・Andre Beaufort(アンドレ・ボーフォール)アンボネイGC 2006自然派のシャンパーニュです! ・Kistler Chardonnay Hudson Vineyard 2008(キスラー シャルドネ ハドソンヴィンヤード)シャルドネは、なんととっておき、キスラーを出してくださいました!!・Marsiliana(マルシリアーナ)2006果実味タップリ、イタリアはトスカーナのフルボディです。・Chateau Corton Grancey 1971(シャトー・コルトン・グランセ)ブルゴーニュのピノ、繊細です。・Tertre Roteboeuf Saint emilion grand cru 1996(ル・テルトルロートブッフ)大好きなサンテミリオン、グランクリュ。贅沢すぎます!お料理も凄いんです。お料理のご紹介は、後ほどさせていただきますね。
2012年08月18日
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七月大歌舞伎に行ってきました。実は6月の歌舞伎はチケット購入のタイミングを逃して行きそびれてしまいましたので今月は、昼の部、夜の部、両方に張り切って行ってきた次第です。。。昼の部 ○三代猿之助 四十八撰の内 ヤマトタケル 「古事記」を題材にし、日本神話のヤマトタケルの波瀾に満ちた半生を描いた 有名なスーパー歌舞伎ですが、私、初めて見ました。 亀ちゃんの猿之助がヤマトタケル、中車が帝、團子がワカタケルを演じます。 猿之助と中車が、劇中(冒頭)に襲名披露の口上を申し上げ。 美しくて、ダイナミックで、話もわかりやすく、とても面白かったです。夜の部○将軍江戸を去る(しょうぐんえどをさる) 徳川慶喜(團十郎)をとうとうと説得する山岡鉄太郎(中車)がピッタリ。 台詞、長いですからね。 以前見た、三津五郎と橋之助の「将軍江戸を去る」より、 今回の方が面白かったかな。○口上 四代目猿之助、九代目中車、五代目團子、そのお披露目のご挨拶に 團十郎、海老蔵が、花を添えます。 福山雅治さんから贈られた祝幕も素敵でした。○猿翁十種の内 黒塚(くろづか) 猿翁十種のひとつとなった人気の高い舞踊劇。 そのお家芸を、亀ちゃんこと、猿之助が初役で勤める老女岩手実は安達原鬼女に 期待していたのですが 老女ですからね、ちょっと予想していたものと違いました。○楼門五三桐(さんもんごさんのきり) 絢爛豪華な大仕掛けや様式美など、歌舞伎の醍醐味に溢れる一幕。 石川五右衛門を海老蔵が演じますが、この主役はなんといっても 久吉で出演する猿翁でしょう。 初めて見る猿翁は、小さくて、細くて、文楽を思い起こしてしまいました。 カーテンコールもあって、短いけれでど華やかでした。演目のあらすじなど詳細は、こちらをご覧下さいませ。
2012年07月22日
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友人から、とても美味しいパンを頂きました。西馬込から代官山に移転した、パン屋さんのものだそうです。手前は、マンゴーシナモン かな!?アプリコットよりは酸味が強くないので、勝手にマンゴーに決定。しっとり&ネチッとしたドライフルーツのやさしい酸味と甘さ、そしてシナモンの香りががたまりません。中央は、オレンジ!オレンジの皮がタップリ入っていて、フレッシュな香りが楽しめます。奥は、ブラックオリーブとハーブのチャパタ。んもう夕食は、ワインとパンに決定!ということで、早速白ワインを冷やし始めました。どれも、モッチモチの食感。しっとり&フワフワ&モチモチで、手が止まりませ~ん!ソフト系のパンで、メゾンカイザーに似ているかな、と思ったら、メゾンカイザーご出身の市毛シェフのお店とのこと。納得です。このお店、パンだけではなく、デリも充実。(大好きなレバーパテやキッシュ、試してみたい・・・)カフェスペースもあって、ランチ(980円)やディナー(2900円)も楽しめるとのこと。このコースメニュー、ワイン好きにはたまりません。い・・・行きたい。Hさん、食いしん坊の私に美味しいパンと素敵な情報、ありがとうございました!- - - - - <メゾンイチ DAIKANYAMA (MAISON ICHI)> 住 所 : 東京都渋谷区猿楽町28-10 モードコスモスビルB1F 電 話 : 03-6416-4464 営業時間 : 7:00-22:00、月曜定休
2012年07月06日
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大好きな友人が映画とランチをプレゼントしてくれました。ランチは、伊勢丹に入っているマクロビオティックレストランに連れて行っていただきました。テラスのある、とても素敵なお店です。アミューズの色鮮やかな赤は、ビーツの色です。麦や野菜の、優しいお味の、身体に良さそうな一品です。二皿目は、白インゲン豆のテリーヌ モザイク仕立て。さっぱりとして、こちらも女子好みの味わいです。スープは、人参とカボチャの冷製ポタージュ。冷製スープが美味しい季節になってきましたね。。。メインは、筍とアサリの入った天然真鯛の壷焼き!鯛の下は、アサリ入りの玄米で、このプツプツとした感じ、好みです!アツアツで美味しかったです。デザートは、投入を使った和栗のモンブランをチョイス。キャ~、サプライズのデコレーションで登場、ありがとうございます!!テラス席もある、とても素敵なお店です。サービスも、丁寧で優しくて、素敵なひと時を過ごすことが出来ました。新宿のど真ん中に、こんな素敵なオアシスがあるとは。。。葉山の本店にも、いつか是非行ってみたいと思います☆- - - - - <チャヤ マクロビ レストラン> 住 所 : 東京都新宿区新宿3-14-1 新宿伊勢丹本館7階 電 話 : 03-3357-0014 営業時間 : 11:00-22:00(LO 21:15)
2012年05月29日
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誕生日に、お気に入りのお店、フロリレージュに行きました。奥まった、とてもわかりずらい場所にあるのですが予約の取れない、人気のお店です。お任せコースと、お料理に合わせたグラスワインを頂きました。お料理1皿目は「蒸し暑くなってきましたから・・・」と、枝豆とビール!(写真なし)温かい枝豆のワンスプーンと、ビールのシャーベットです。遊び心タップリのお店ですネ。2皿目(アミューズ)は、このお店のこのお店の名物料理、四角いグリーンオリーブ。(写真&詳細は、前回訪問時のブログをご覧下さいませ。)1杯目のワインは、ムルソー アルノー・アントです!3皿目の前菜は、仏産ホワイトアスパラガスの塩釜焼き。まず、石の様な塩焼きの塊が運ばれ目の前で崩してくれました。塩を崩した途端、ホワイトアスパラの甘く香ばしい香りがフワリ!とても楽しい演出です。ウニやホワイトアスパラのソースなどを添えられて、美しく登場。4皿目は、フォアグラ料理。このお店のスペシャリテが出てくるかと思いきや2度目の訪問ということで、内容を変えてくださるご配慮。焼き茄子とサマートリュフが添えられたフォアグラ料理でした。フォアグラに合わせたワインはサンテミリオン、シャトー・フォンブロージュ 20065皿目(魚料理)は、鯛のポアレ。桜海老とヨモギのソースが添えられています。鯛のウロコがパリパリしておいしいんです。このお料理に合わせて出てきたのが、なんと日本酒!(亀甲・花菱・純米大吟醸・生原酒・無濾過)本当に面白い!改めて、このお店の大ファンになってしまった!6皿目(肉料理)は、鴨のローストです。同行者の鴨は、これの倍位の分厚さ!お客様の食の進み具合で、色々と配慮してくれる、そんな素敵なお店です。鴨に合わせたワインはドメーヌ・ロベール・アルヌー ヴォーヌ・ロマネ レ・オート・メズィエール 20037皿目は、鴨のレバーなどを使ったリゾット。プチプチとした食感がたまりません。こちらも、同行者と私の量は違います。8皿目~は、デザートです。まずは、サッパリと、パイナップルのシャーベット。2つ目のデザートはチョコレートと決まっています。「最後のお料理なのに失敗してしまいました・・・焦がしてしまいましたぁ・・・」と、笑いを誘うチョコレートのオムレツ。中からアツアツのチョコレートクリームがトロリ☆最後は、さくらんぼ(山形産・佐藤錦)の、パート・ド・フリュイ。甘さが凝縮されて、満足度、MAXです!お料理も、心憎いサービスも、最高!予約が取れたら言うことないお店なのでした。。。- - - - - <Florilege (フロリレージュ)> 住 所 : 東京都港区南青山4-9-9 AOYAMA TMI 1F 電 話 : 03-6440-0878 営業時間 : 12:00~13:30(LO)、18:30~21:00(LO) 定 休 日 : 水曜&年末年始
2012年05月16日
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長野2日目夜は、またまた蕎麦を。。。十割蕎麦と九一蕎麦の食べ比べ、ということで、今むらそば本店へ。・御膳そば 1,050円御膳そばは、本店二代目店主が昭和30年「店主が打つ1日限定20食のそば」として誕生した、このお店の看板の一品。信州産のそば粉を「挽き立て、打ち立て、茹で立て」というそば作りの基本と伝統を大切に守ったもの。薬味は、わさび、ねぎだけでなく、大根おろし、浅草海苔まで添えられて色々楽しめます。「大善」より、お値段が張りますが蕎麦の香り、わさび、蕎麦湯なども、やはり「今むら」の方が上かなぁ!?ということで、たくさんお土産も買ってしまいました。これだけの種類、東京に帰ってからも楽しめそうです。- - - - -<今むらそば本店> 住 所 : 長野市西後町1637-3 電 話 : 026-232-3518 営業時間 : 11:00-19:00(平日)、11:00-18:00(土日祝)、水曜定休
2012年05月07日
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長野2日目は善光寺や、東山魁夷美術館に。この「長野県信濃美術館・東山魁夷館」が、とても良かった!あまり広くはないのですが、綺麗だし、入館料は500円とリーズナブル。お勧めです。信州を愛した東山魁夷は子供がいなかったので、その長野県に自分の作品を寄付したのだとか。だから約950点もの作品を収蔵しているわけです。名作の一つ「白馬の森」など、東山魁夷ワールドを季節ごとに楽しめます。ランチは、やはり蕎麦を、ということで、ガイドブックで気になった「十割そば大善」に行きました。創業が平成14年という、若いそば職人さんの新しいお店です。そば粉だけで打った十割そばは、一人前550円。十割蕎麦というと、ボソボソなイメージ(?)ですが、なんの、なんの、挽きたて、打ちたて、茹でたてだからでしょうか、みずみずしくて、とっても美味しかったです。そして何より、このリーズナブルな価格が嬉しいですね。私は揚げそばがき(250円)もオーダーしました。(なんとリーズナブル!)こちらは温かいので、蕎麦の香りがより楽しめました。おなかが一杯になったところで、温泉に。。。- - - - -<十割そば 大善> 住 所 : 長野市大門町46-1 電 話 : 026-233-5002 営業時間 : 10:30~15:00(平日)、10:00~16:00(祝祭日)、無休
2012年05月06日
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ゴールデンウィークに、長野に行ってきました。長野に着いたのは、夕方。善光寺まで散歩に行ったものの、お店はどんどん閉まってしまう。ホテル付近も閑散としており。。。(長野の夜は早いのだ!?)人を求めて、駅付近に行ってみて見つけたお店がこちら。店の前には「食べログ1位」などと書かれた看板が置いてあり活気があったので、「豚のさんぽ」という信州豚を使った豚料理専門店に入ってみました。・たっぷりチーズのシーザーサラダ(680円)・「元祖」からあげ(540円)・伝説のとろとろ石焼き角煮(980円)シーザーサラダは、温泉玉子をからめて頂きます。居酒屋さん的な感じ。このお店の名物が「からあげ」のようでしたので、からあげもオーダー。豚料理専門店だから豚のからあげかと思ったら柔らかい鶏肉でした。マヨネーズが添えられているのが面白いです。豚ばら肉の長さは、なんと約20センチ!?下ゆで後、煮込むこと3日間とのことで、箸でも切れるほど柔らかくとろとろ。脂っこくなくて、これは美味しかったです。その他、のど軟骨の鉄板焼き(680円)なども頂きました。元気な店員さん。居酒屋風な店内ですが、ソウルマッコリのポスターが目の前に張ってあってニヤリ。。。メニューの価格はあまり東京と変わらないように感じましたが一品一品の量がボリュームがあるのでやはり東京よりは割安ですかね。信州豚を使った専門店ということで、偶然にも長野らしいお店に入れました。私たちが入ってすぐに、満席に。閑散とした街にドキドキだったので地元の人たちに人気があるお店に入れて、良かったです。- - - - -<豚のさんぽ 長野駅前店> 住 所 : 長野市北石堂町1380 電 話 : 026-228-0129 営業時間 : 11:30-14:00 / 18:00-24:00 (金・土は25:00まで営業)、月曜定休
2012年05月05日
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皆様、ゴールデンウィークはどのようにお過ごしでしょうか?私は5/3(木)、5/4(金)と、2日続けて矢野顕子を見てきて、心がポカポカしています。J-WAVE & Roppongi Hills present TOKYO M.A.P.S@六本木ヒルズ・ヒルズアリーナ5/3 は、yanokami5/4 は、矢野顕子のライブをそれぞれ50分位、無料とは思えない内容で、タップリと楽しみました。yanokami というのは、矢野顕子とレイ・ハラカミのユニットなんですね。アッコちゃんの大ファンですが最近ほとんど追いかけてなかったので、知らなかった・・・ホノボノとした曲調にアレンジされていて、なかなか良かったです。(自分のために、アルバム紹介↓)〇yanokami(2007.8.8 発売)「気球にのって」 などが・・・〇yanokamick (yanokami English version)(2008.3.12 発売)「ばらの花」などが・・・〇遠くは近い -reprise-4日のあっこちゃんのライブはんもう、まるで「さとがえるコンサート」のようにピアノとあっこちゃんの歌、弾き語り~。特にアンコールは、大好きな「ひとつだけ」(この曲、忌野清志郎とのデュエットで、有名になった!?)ふわふわとしたあっこちゃんの声に、思いっきり癒されてきました☆
2012年05月04日
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中村勘太郎改め 六代目中村勘九郎襲名披露 二月大歌舞伎夜の部に行ってきました。さすがは襲名披露、大向こうが大活躍、掛け声が飛び交っていました!〇御存 鈴ヶ森(すずがもり) 東海道品川宿の近く鈴ヶ森。夜は盗賊と化した雲助が多数出没しています。 ここへ通りかかったのは、はかなげな美少年白井権八(勘三郎)。 暗闇から大勢の雲助が現れ襲いかかりますが、 権八は、見事な刀さばきで次々と斬り倒していきます。 その様子を窺っていた花川戸の侠客幡随院長兵衛(吉右衛門)は、 権八に感心し、その腕に惚れ込んで、権八を匿うことを申し出ます。 二人は江戸での再会を約束して別れるのでした。 小道具を巧みに用いた立廻り(雲助が切られる場面は特に面白い!)に 数々の名セリフなど、歌舞伎の楽しさが凝縮された一幕です。〇六代目中村勘九郎襲名披露 口上(こうじょう) 勘九郎は、新勘九郎の父である当代勘三郎が五代目として 長年数々の舞台を重ねてきた名跡です。 この度、息子の勘太郎が六代目勘九郎として、その名を引き継ぐこととなります。 新勘九郎の誕生を祝い、幹部俳優が顔を揃え、襲名披露のご挨拶。 勘九郎、勘三郎、七之助 をはじめ 吉右衛門、三津五郎、福助、橋之助、扇雀、芝雀、東蔵、錦之助、彌十郎、 仁左衛門、秀太郎、我當 と 総勢15名がずらりと並んで圧巻でした。 (特に三津五郎の口上が面白くって好きです!)〇新歌舞伎十八番の内 春興鏡獅子(しゅんきょうかがみじし) 江戸城の大奥。初春吉例のお鏡曳きが執り行われ、 将軍の御前で踊りを所望された小姓弥生(勘九郎)は、恥じらいながらも 袱紗や扇子を使って可憐に舞います。 やがて弥生が祭壇に祀られた獅子頭を手にして踊り始めると、 突然、獅子の精が弥生に乗り移り、何処へともなく駆け去ります。 まもなく獅子が現れ、牡丹の花や胡蝶に戯れて獅子の狂いをみせるのでした。 六代目菊五郎、祖父十七代目勘三郎へと受け継がれ、父勘三郎も幾度となく勤め、 多くの人々に愛されてきた歌舞伎舞踊の大曲に挑戦する新勘九郎に期待。 胡蝶の精の役の玉太郎クン、宜生クンも可愛かったです。〇ぢいさんばあさん 江戸城の警護にあたる美濃部伊織(三津五郎)と、妻るん(福助)は、 人も羨むおしどり夫婦。 しかし、伊織が怪我を負ったるんの弟の宮重久右衛門(扇雀)に代わり、 京でのお役目を命じられ、離ればなれに。 三か月後、泥酔して絡んできた同輩の下嶋甚右衛門(橋之助)を 誤って斬ってしまった伊織は、 越前へ預かりの身となり、それを知ったるんは、筑前へ奥女中奉公に出ます。 それから三十七年後、再会した二人は...。 森?外の短編を宇野信夫が巧みに脚色した新歌舞伎。 人生の変転と人の変らぬ愛が描かれた心温まる作品です。 実は、仁左衛門&玉三郎でも観たのですが、 三津五郎がこういう役、なんとも上手いのかなぁ、 前回より面白く観ることができました。
2012年02月05日
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1月は、なんだかずっと体調がイマイチでした。皮膚科に通ったり風邪を引いたり気管支炎になってずっと咳が続いたり・・・元気が取り柄の私にとっては、本当に珍しいことです。体調が悪い時に食べると元気になるモノ。私にとってそれはモンゴル鍋(薬膳火鍋)とサムゲタンです!ということで、薬膳火鍋専門店 天香回味 六本木店 に行ってきました。・薬膳火鍋ランチ(1人前2,625円)数十種類もの天然の植物エキスを抽出したスープで食する鍋で 我が家では、「モンゴル鍋」と呼んでます。 お一人様薬膳火鍋ランチ の内容は ●米澤豚一番育ちのしゃぶしゃぶ肉 ●火鍋盛合わせ タモギ茸、エリンギ、椎茸、チンゲン菜、キャベツ、サツマイモ、 にんにく(無農薬野菜)、 肉団子、天香粉(ジャガイモ麺) ●台湾風豚そぼろご飯又はクロレラ入り翡翠麺 ●日替わりデザート ●ホットコーヒー又は無農薬台湾茶(アイス) これで風邪も吹っ飛ばせ!体の中から元気になりました。さて、2月は飲むぞ、食べるぞ~☆本格的な火鍋です 送料無料楽膳【燃四川火鍋】3セット入 送料無料価格:1,400円(税込、送料込)- - - - - <薬膳火鍋専門店 天香回味 六本木店> 住 所 : 東京都港区六本木3-13-6 ウインドロッポンギ4F 電 話 : 03-5413-4567 営業時間 : ランチ(月-土・祝)11:00-15:00(LO.14:30)、 ディナー(月-金)17:00-23:00(LO.21:40)、(土・祝)17:00-22:00(LO.20:40)、 日曜定休(1/1~3を除く)
2012年01月25日
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第八回 伝統歌舞伎保存会 研修発表会 に行ってきました。これは、いつもは脇役をつとめる若手俳優や研修卒業生が主役をつとめてお披露目する場。研修発表会の存在は知っていましたが今回は、会場がなんと、国立劇場・大劇場です。全席自由席で、チケット代は2,000円。会場時間より少し早めに行って並び、仮花道より中央、前から2列目をゲットしました!(いつもは一等席の場所ですネ☆)〇ごあいさつ 芸術院会長・伝統歌舞伎保存会理事である幸四郎がご挨拶です。 花道から登場して話し、舞台中央で話し、仮花道を通って帰っていくという 素敵な趣向でした。 幸四郎をタップリ見れて、満足デス!〇三人吉三巴白浪(さんにんきちさともえのしらなみ)本郷火の見櫓の場 先日観た、1月の国立劇場公演と同じ演目の、大詰め部分。 和尚吉三を松本錦弥、お嬢吉三を中村芝のぶ、お坊吉三を松本錦一が演じます。 芝のぶチャンは、仮花道より登場。 メチャ近くて(チェック済。笑)その美しさに釘付けです。 (本花道なんて、見てられません!) 途中、着物をなおすシーンがあるのですが、その時に芝のぶに後見がついたのを見て 私、思わず涙ぐんでしまいました。 (いつもは芝のぶ、後見をやる側ですから。。。) 主役をつとめる芝のぶちゃん、最高でした。 20-30分の短い演目なのですが、「もう一回!」って感じ。 そう思うのは私達だけではないようで、 芝のぶ目当てのお客さんの感動の声ばかりが聞こえました。 大泣きされていた方もいらっしゃったほど。 (うん、うん、ホント、芝のぶチャン素敵でしたよね!) 芝のぶチャン以外では 面白かったのは、町人役として 染五郎、福助、大谷友右衛門が登場したこと。(いつもとは逆ですね。) 特に染五郎は、面白いことをやらなくっちゃと クシャミしたり、ズルリ、ズルリとずっこけまくったりと 大いに盛り上げてくれました。〇素襖落(すおうおとし) 遣いに行った家来の太郎冠者(染五郎)が、姫御寮(市川高麗蔵)から酒の歓待を受け 舞の褒美に立派な素襖を贈られ、千鳥足で浮かれて帰路につきますが、 待ち受けていた大名(大谷友右衛門)と鈍太郎(大谷廣太郎)に 大事な素襖を拾われてしまいます。 隠しからかい、取り返そうとし、三人はいつまでも素襖を奪い合うのでした。 というあらすじ。 感想としましては、「主役が染五郎で良かった!」 実は、その他の役者が舞う場面では、ウツラ・ウツラしてしまったのですが 染五郎が中央にスッと立つと、パチリと目が覚めるんです。 改めてうまい役者の凄さを感じました。研修発表会なる、かなり通なモノに行く者たちのほとんどは、私たちを含め芝のぶチャンファンだったのではないでしょうか!?休憩時間には「芝のぶが良かった」「芝のぶが素敵だった」などという声しか聞こえませんでした。芝のぶチャンは、本当に演技が上手ですし、美しいし、声もいい。いい役をもっと沢山していってほしいですね。これからもずっと、芝のぶチャンを応援していきたいと思います。【送料無料】歌舞伎の事典価格:1,785円(税込、送料別) 【送料無料】舞しゆめ価格:1,890円(税込、送料別)
2012年01月21日
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国立劇場で行われている初春歌舞伎公演に行ってきました。〇通し狂言 三人吉三巴白浪(さんにんきちさともえのしらなみ) 白浪物(盗賊の活躍を描いた物語)の代表作の一つ。 何度も観ていますが、序幕から大詰めまで、通しで見るのは初めてです。 和尚吉三(幸四郎)、お嬢吉三(福助)、お坊吉三(染五郎) といった配役。 やっぱり通しで観るのは面白いです!〇奴凧廓春風(やっこだこさとのはるかぜ) 正月の風物でもある凧の一種「奴凧」を「曽我物語」の世界と結びつけて 粋で洒脱な趣向で見せる三段返しの華やかな舞踊です。 何といっても、金太郎クンが幸四郎に手を引かれて登場し、 飛ばす奴凧に染五郎が扮する趣向はお年玉的な嬉しさがありますネ。どちらの演目も、とても良かったです。なんと今週末に国立劇場で「研修発表会」なるものが開催されるとのこと。配役を見ると、大好きな芝のぶチャンが「お嬢吉三」をやるではないですか!芝のぶファンとしては、どうしても観たい。。。ということで、急遽、行くことに決定!なんと今月は4回も歌舞伎に行く事になりました。。。。
2012年01月15日
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昨日に引き続き、お正月に歌舞伎です。新橋演舞場で行われている、壽 初春大歌舞伎・夜の部に行ってきました。飾り付けがとっても華やかでした。 〇歌舞伎十八番の内 矢の根(やのね) 新年を迎え、紅梅白梅が咲き誇るある日。 曽我五郎(三津五郎)が父の敵、工藤祐経を討つために大きな矢の根を研いでいると、 大薩摩主膳太夫が年始の挨拶に訪れます。 やがて五郎は初夢に良い夢をみようと、宝船の絵を枕に敷いてうたた寝をし始めると 兄の十郎が夢に現れ、工藤の虜になっていると助けを求めます。 飛び起きた五郎は、通りかかった馬子から馬を取り上げ、兄の救出に向かうのでした。 というお話。 江戸歌舞伎では一年の安泰と五穀豊穣を願い、 古くから正月に曽我五郎を主人公にした荒事を上演していたそうです。 後見と三味線の息のあった仕事っぷりが見事でした。 縁起の良い、華やかで活力のみなぎる舞台はお正月らしく楽しかったです。 五世中村富十郎一周忌追善狂言〇連獅子(れんじし) 能の「石橋」をもとに親子の厳しくも温かい情愛を描いた松羽目舞踊。 狂言師右近後に親獅子の精を、吉右衛門が、 狂言師左近後に仔獅子の精を、小学校6年生の鷹之資が演じました。 前半、吉右衛門が鷹之資を妙に気遣っている感じが、ちょっと不自然だったかな。 最後の毛振りは、鷹之資クン、とっても頑張ってました。 途中に出てくる滑稽な二人、僧蓮念を錦之助、僧遍念を又五郎が演じたのですが さすが上手な二人なので、面白く、全く飽きさせませんでした。 初春に相応しく華麗な舞台でした。〇神明恵和合取組(かみのめぐみわごうのとりくみ) め組の喧嘩 品川の遊廓島崎楼。 座敷を隣り合せていた力士四ツ車大八(左團次)たちとめ組の鳶たちの間で喧嘩が始まり、 め組の頭辰五郎(菊五郎)がその場をおさめます。 しかし数日後、芝神明の芝居小屋で鳶と居合わせた力士の間で喧嘩が再燃。 四ツ車と辰五郎が一触即発の睨み合いとなりますが、 江戸座の座元喜太郎が仲裁に入り事なきを得ます。 家へ戻ってきた辰五郎ですが、苦しい胸の内を隠しています。 女房お仲(時蔵)は愛想をつかして出て行こうとしますが、辰五郎は死ぬ覚悟である事を 明かし、わが子に別れを告げ、命を賭けて出掛けていくのでした。 「火事と喧嘩は江戸の華」の言葉の通り、男と男の命をかけた真剣勝負を 粋にそしてユーモラスに描いた世話物の人気作。 感想としては 大詰の大立廻り、もう少し派手だったら良かったかも。 菊五郎劇団だから妙に期待してしまいました。 そして何と言っても 辰五郎の息子・倅又八を松緑の息子、藤間大河クンが好演でした! 「あいよっ」などと、江戸っ子気取りの可愛らしい役で、 ちょっと前まであんなに小さかったのに、ちゃんと台詞をやり取りしている様子が たまりませんでした。
2012年01月03日
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お正月に新春浅草歌舞伎・第2部に行ってきました。初日です☆ ・浅草公会堂で売っている焼きたての人形焼 10個 300円〇お年玉〈年始ご挨拶〉 舞台上より、出演者が部替わりで新年のご挨拶を。 初日・第2部は、愛之助でした。 実は、スタートから10分遅れ。 それでもまだ舞台が出来上がっていないようで タイムスケジュールによると5分の新年のご挨拶が、なんと10分に延長! 途中からマイクが登場し、質問タイムです(笑)。 愛之助が客席に降りて、お客様から直接質問を受けて、大爆笑でした! (「もらって嬉しいものは何ですか?」 「愛之助さんも先輩からお年玉をもらうのですか?」 という質問でした。) これはある意味、本当のお年玉でしたネ☆ 楽しかった。〇猿之助四十八撰の内 通し狂言 敵討天下茶屋聚(かたきうちてんがぢゃやむら) 序幕 四天王寺の場より 大詰 天下茶屋村敵討本懐の場まで 江戸時代に大坂で実際に起きた事件を元にした傑作仇討狂言の通しです。 東間三郎右衛門(愛之助)に父を騙し討ちされ、お家の重宝を奪われた 早瀬伊織(亀鶴)と源次郎(巳之助)兄弟は、 安達弥助(男女蔵)と元右衛門(亀治郎)兄弟を供に敵の行方をたずねる旅をしています。 元右衛門は、早瀬兄弟に仕える誠実な家来かと思えば酒乱となり、 敵側に寝返った後は残忍さをみせつつ同時に滑稽さや小心さも持ち合わせている 見せ場の多い役で、亀治郎が片岡造酒頭とともに二役を勤めます。 大詰めでは、亀ちゃんが客席を縦横無尽に逃げ惑い、市川猿之助ならではの演出。 とにかく、亀治郎が良かった! ホントいい役者さんになりましたね。 今年はあなたに期待しますよ!実は私、大晦日に病院に行きまして、、、「安静が第一」という診断。珍しく体力に自信がなく、直前まで強行するか、断念するか、迷っていたのですがちょっと無理してでも行って良かった!とっても・とっても・楽しかったです。結局20分押しての終了。(大道具さん、頑張ってね。)夜7時に浅草公会堂を出て、浅草寺に行きました。この時間だと、浅草寺もすんなり入れますよ。夜は、ウロウロする元気もなかったので中華そば つし馬 で「バリ煮干そば」を食べて帰りました。 ・中華そば(中)(750円) ・バリ煮干そば(750円)銀色に輝く、煮干しタップリの醤油ベースのラーメンはとっても美味しかったです。
2012年01月02日
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クリスマスに中野サンプラザで行われたTatsuro Yamashita [PERFORMANCE 2011-2012]に行ってきました。タツローの毒舌トークに笑い、アカペラ&クリスマスソングでウットリ、アトムの子でノリノリ、あっという間の3時間半でした。今回はとても良い席だったので、嬉しかったです。
2011年12月25日
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蟹のフルコースでギブアップした翌朝は朝食ほとんど食べられず、宿を出発。(蟹の味噌汁だけは頂きました)夜に雪がタップリ降ったようで前日とはまるで違う景色です。高速に乗って東京に向かうも、途中で京都市内を走るルート。昼過ぎに、とあるお店で Coffee Time ・・・黒蜜&抹茶アイスのワッフルを、思わずオーダーしちゃいました。カリッとしたワッフル、おいしかったです☆その後、せっかくなので、金閣寺まで足を伸ばしました。市内はもちろん雪は降っていませんでしたがキンと冷えた空気が印象的、東京とは違いますね。「生八つ橋」や「茶団子」など、お土産をここで調達しました。 京都市内を走っている時、大文字焼きが目の前に現れた時はちょっと感動。観光地なのに、駐車場代が安かったのも驚きでした。大通り沿いにある「東寺」という、とても古いお寺にも感動しました。今度は「東寺」を観光したいな。。。京都で遊んでしまったので帰りは深夜。タップリ遊んだ連休となりました。
2011年12月24日
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カニのためだけに、クリスマスに京都に行ってきました。夕食は、蟹三昧なのであります。一人前、ズワイガニが2杯使われるという、カニのフルコースです!まずは、一番インパクトのある写真から。「茹で蟹」です!身にばかり気を取られていましたが、あふれんばかりのミソにかぶりつく幸せ、たまりませんでした。「蟹の刺身」はトロッとしていて、舌触りは甘エビみたいだけど、もっとコクがある味わいなんです。めちゃ美味しい!「焼き蟹」は、火を通すとだんだん白くプックリしてきます。香ばしい匂いがたまりませ~ん!レア、ミディアム、ウェルダン、、、といろいろ楽しみました。(写真はそれぞれ3人前)「蟹味噌の甲羅焼き」は、濃厚な味わいにノックアウト!カニの味が凝縮されていて、これはもう、ずるいほど美味しい。日本酒がススム、ススム。。。苦しくなってきたところで「蟹の天ぷら」の登場。抹茶塩が添えられてますが、そのままが、甘くて美味しい!最後は「蟹シャブ」ですよ~。ヒエ~、まだこんなにあるんですか!?(汗)(写真は3人前)これがまた甘さを堪能できて美味しいんですが3つ目くらいから、苦しくなってきた。。。蟹があるのに食べられない苦しさ。この苦痛、これ、拷問に近いです。うぅぅぅぅ。。。〆は、もちろん「蟹雑炊」ですが、私はギブアップ!(もう食べれないよぉぉぉ)ご飯を入れる前のスープを飲んだら、メチャ濃厚な味わいで、「これ、水筒に入れて東京に持って帰りたい」などと、真剣に思いましたよ。わ~い、蟹三昧!でもワーン、もう蟹、見たくなーい・・・苦しい。う、動けない。。。カニの刺身 → 茹でガニ → 焼きガニ → カニの天ぷら → カニしゃぶと、蟹を全ての調理方法で頂きましたね。それぞれ違った味わいで、飽きることなく楽しみました。今年の Kasumi の X'mas Dinner は蟹だけでお腹がはちきれそうになるという贅沢ディナー。ちょっと変わったものとなりました。凄かった。。。
2011年12月23日
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クリスマスの連休に、京都にカニを食べに行ってきました。朝の3時に東京を出発デス!無事、昼前には奥丹後に到着、まずは温泉施設に行って、お昼ご飯を食べました。・1日10食限定「こっぺ丼」1,280円・丹後名物「ばら寿し定食」980円期間限定、1日限定10食の「こっぺ丼」は、こっぺ蟹(せこ蟹)を2匹使用。地元の味わいです。同行者には「これから嫌というほど食べる味なのに・・・」と呆れられておりました。同行者は、ばら寿し定食を。甘いそぼろ(?)が酢飯の上にタップリ。その後、荒々しい日本海を眺めながら温泉に入りました。さて、驚愕の夕食のご紹介は後ほど。。。
2011年12月23日
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最近 気に入って、よくランチで行く東京ミッドタウンの近くにあるお店、UPSTAIRS の11月に行った時のメニューのご紹介です。この日は、メインはチキンのソテーをチョイス。添えられたお野菜もタップリ、ジューシーでアツアツのチキンでした。前菜は、前回、前々回とほぼ同じ。デザートは、イチゴのロールケーキがお気に入りでした。- - - - -<UPSTAIRS(アップステアーズ)> 住 所 : 東京都港区六本木7-8-1 メルセデス・ベンツ・コネクション 2F 電 話 : 03-3423-8775 営業時間 : 日~木 11:00~23:00、金・土・祝前日 11:00~翌4:00
2011年11月24日
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最近 気に入って、よくランチで行く東京ミッドタウンの近くにあるお店、UPSTAIRS の10月に行った時のメニューのご紹介です。前菜は、ビュッフェスタイルで。お野菜中心の前菜は、どれもなかなか好印象。この日は、レンコンのサラダがガツッとした噛み応えとレンコンの甘みが楽しめてお気に入りでした。メインは、二人ともパスタをチョイス。私は、イカ墨のパスタ、貝柱のトマトソース、ゴボウのフライ添え同行者は、オクラのアーリオオーリオソースをチョイス。ここのパスタは、見た目はとっても素敵ですが味は、熱々ではなくて、ちょっとイマイチだったかな。。。デザートはバナナのロールケーキがお気に入りでした。お腹いっぱいです☆- - - - -<UPSTAIRS(アップステアーズ)> 住 所 : 東京都港区六本木7-8-1 メルセデス・ベンツ・コネクション 2F 電 話 : 03-3423-8775 営業時間 : 日~木 11:00~23:00、金・土・祝前日 11:00~翌4:00
2011年11月23日
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最近 気に入って、よくランチで行くお店があります。今年の夏頃から、東京ミッドタウンの向かいに期間限定でベンツのショールームが出来たのですが、その2階に、なんとも素敵なレストランが出来ました。お得なランチでは、野菜を中心とした前菜とデザートがビュッフェスタイル、メインは気分でチョイスできるという嬉しい設定のお店なのであります。遅ればせながら、まずは9月に行った時のメニューのご紹介です☆メインをスープ(1,200円)、パスタ(1,600円)、肉or魚(1,800円)よりチョイスできるのでその日のメニュと気分とおなかの調子で選べるのもGoodです。前菜は、種類は多くないものの、おいしそうで美しいものが並びます。この日は、コーンのキッシュと、コロコロと小さい野菜のコロッケが気に入りました。メインは、私は「丸ごとトマトのドリア」をチョイス。トマトの中にドリアが入っているのかと思って注文したのですが、なんと、タップリ&アツアツのドリアの上に、丸ごとトマトが乗っかって登場!結構なボリュームでした。。。。同行者は、メインに鮭のグリルをチョイス。盛り付けも美しくて、大満足です。デザートは、チョコレートケーキや、生クリーム系のケーキ、本日のジェラートはチョコレートでした。食後のドリンクは、おかわり無し、1杯のみです。これでお代わりOKだと、居心地が良いから、長居しちゃいますものね。。。スタイリッシュな雰囲気のお店で、この立地にしては、大満足な価格のランチを頂きました。かなりリピしてます。そちらは後ほどご紹介しますね☆- - - - -<UPSTAIRS(アップステアーズ)> 住 所 : 東京都港区六本木7-8-1 メルセデス・ベンツ・コネクション 2F 電 話 : 03-3423-8775 営業時間 : 日~木 11:00~23:00、金・土・祝前日 11:00~翌4:00
2011年11月22日
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新橋演舞場で行われている吉例顔見世大歌舞伎・夜の部に行ってきました。〇歌舞伎十八番の内 外郎売(ういろううり) 遠くに富士山を望む大磯の遊廓。 工藤祐経(三津五郎)が小林朝比奈やその妹舞鶴、大磯の虎たちを従え、廓で休息 していると、 小田原名物の外郎売に身をやつした曽我五郎(松緑)がやって来ます。 早口の言い立てが最大の見どころの、歌舞伎十八番の華やかな曽我物です。〇京鹿子娘道成寺(きょうかのこむすめどうじょうじ) 鐘供養が行われている道成寺に、花子を名乗る白拍子がやって来て 鐘を拝みたいと申し出ます。 所化たちは、法要の舞を舞うのであればと承知するので、花子は舞い始めます。 艶やかな踊りを披露するうちに、みるみる形相が変わり、鐘の中に飛び込んでしまいます。 実は花子は叶わぬ恋の恨みから熊野詣の僧安珍を焼き殺した清姫の亡霊だったのでした。 菊之助の京鹿子娘道成寺は大好き! 特に今回は、好評のようですね。 今回は「道行」からの上演で、花道での美しい踊りがとっても素敵。 黄色い衣装で鞨鼓を奏でながら踊るシーンがダイナミックで、今回特に印象に残りました。〇髪結新三(かみゆいしんざ) 材木問屋白子屋では後家お常が一人娘お熊(梅枝)の縁談を取りまとめますが、 お熊は手代忠七(時蔵)と恋仲であるため、縁談を了承しません。 事情を知る小悪党の髪結新三(菊五郎)は、忠七を騙してお熊を誘拐し、 身代金をせしめようとします。 そこへ白子屋の依頼で乗物町の親分弥太五郎源七(左團次)がお熊を取り戻そうと やって来ますが、 持参金の安さをなじられ新三に追い返されてしまいます。 ところが源七に代わり、仲介役を買って出た老獪な家主長兵衛(三津五郎)は、 まんまと新三をやり込め、お熊を奪還します。 しかし、顔に泥を塗られて収まらない源七は...。 初夏の江戸下町の情緒も楽しめる、とっても面白い世話物の傑作! お金にがめつい家主の女房役が亀蔵、というだけでも笑ってしまう。 娘道成寺では美しい白拍子花子を舞った菊之助が、 今度は悪人新三の弟子役で登場というのも見比べるのが楽しかった。 「ひーふーみー・・・カツオは半分もらったよ」 この台詞が、いまだにずっと頭から離れません!昼の部の魚屋宗五郎に、松緑の息子の大河クンが出演してるみたいですね。そちらも興味津々☆でも、来月も2回行くので、我慢、我慢。。。
2011年11月21日
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日生劇場で行われている坂東玉三郎特別舞踊公演に行ってきました。○傾城 吉原絵巻(けいせい よしわらえまき) 傾城の華やかさと薄情な男につのる女性の想いをしっとりと魅せる 傾城物を新たに構成した舞踊。 ゆるゆるとした雰囲で、 舞踊というよりは、豪華絢爛な衣装を見せて頂く感じでしょうか。 実際、豪華な打掛が3点(赤、紫、黒)と、打掛を脱いだ赤い衣装の4点で舞って それぞれキッと斜めに決まっては、ハイ、ポーズ! (これが品格あって、とっても素敵なんです。) もちろん動作一つ一つがため息が出るほど美しい。 団扇を何気なく扱う手さばき、なんであんなに美しいのか!? 見習わなきゃ!?○藤娘(ふじむすめ) 変化舞踊の傑作『藤娘』は、数ある古典の中でも特に人気の高い舞踊で、 数多く上演が重ねられていますが、 考えてみれば私、今まで海老蔵と芝翫の藤娘しか見てません。 (何とも極端!?) 演目が始まると、「あ、この藤の枝、持ったことある!」 そういえば、子供の頃、踊りを習っていて、発表会で藤娘を踊ったっけ・・・ 変なことを思い出して、妙な気分になりました。 さて、玉三郎の藤娘ですが 玉三郎が登場するたびにドヨメキが・・・ものすごい存在感です! 恥じらう娘、可愛らしい仕娘、お酒に酔う姿・・・美しすぎます! 本日のイチオシです☆○楊貴妃(ようきひ) 中国に実在した絶世の美女を描いた『楊貴妃』は 人気作家夢枕獏が、長編詩「長恨歌」と能「楊貴妃」を巧みに綴り合わせ、新たに構成し 京劇、能、歌舞伎舞踊を融合した、玉三郎の魅力に溢れた一幕です。 この演目は、唯一・玉三郎以外の登場人物が。 方士として彌十郎が出演しました。 琴の音、カーテンと光の使い方などで幻想的な雰囲気、 以前見た、海神別荘を思い出しました。 ただこの舞を玉三郎で見る意味は・・・ 映画・グリーン・デスティニーの女優(チャン・ツィイー)のように 若くて美しい女性の方が魅力的かも、と言うと怒られるか、な!?演目は、それぞれ20~30分程度、長い休憩も入り、通常の歌舞伎観劇よりはうんと短いですが、カーテンコールは、いつものごとくタップリ。玉三郎にウットリの、内容の濃い2時間でした。
2011年10月17日
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新橋演舞場で行われている芸術祭十月花形歌舞伎・夜の部に行ってきました。夜の部は、通しで小栗判官。亀治郎が 小栗判官兼氏、浪七、娘お駒 の3役を熱演です。(段四郎が体調不良のためお休みとのことで、ちょっと残念・・・)○猿之助四十八撰の内 通し狂言 當世流小栗判官(とうりゅうおぐりはんがん) 常陸国の領主横山郡司には、照手姫という息女がおり、 将軍家の命によって小栗判官兼氏を婿と決め、常陸国を判官に譲ることにしていました。 しかし、常陸国の横領を企む郡司の弟大膳と息子の次郎と三郎兄弟は 共謀して郡司の館から判官に家を譲る証文と管領家から 預かりの重宝勝鬨の轡を奪った上、 郡司を殺します。 その後、領地は大膳が預かり、照手姫は大膳の館に監禁されますが、 姫に仕える局藤浪によって救出され、藤沢の遊行上人を頼って遊行寺に向かいます。 そして重宝と行方不明の照手姫を探すために大膳の館にやってきた判官に、 大膳は味方を装いながら、判官を殺そうと荒馬の鬼鹿毛を広間に放ちます。 しかし、さすがは馬術の棟梁、判官は鬼鹿毛を乗りこなし、 碁盤乗りの曲馬も見事に披露します。 そして、藤浪から郡司を殺したのは大膳親子であることを聞いた判官は、 照手姫とともに親の敵を討つことを決意し、 鬼鹿毛に乗って遊行寺へ駆け出して行くのでした。 遊行寺で追手にかかり判官とはぐれた照手姫は、 小栗家の家臣だった琵琶湖のほとりに住む漁師浪七と妻お藤に匿われていますが、 お藤の兄である極道者の胴八が、金目当てに照手姫をさらいます。 危機一髪というところを、照手姫は、浪七夫婦に命がけで助けられるのでした。 一方、判官は、偶然助けた美濃国青墓で万福長者といわれる 萬屋の娘お駒に見初められます。 判官は、探し求めている勝鬨の轡が萬屋にあると聞き、婿になることを承諾しますが、 祝言の日、この家で下女として働く照手姫と再会します。 実は、照手姫は人買いに売られそうになったところを 萬屋の後家お槙に助けられたのでした。 判官が祝言を断るので、恋焦がれるお駒は嫉妬のあまり照手姫に刃を向け、 それを制した母のお槙に殺されます。 そして、判官はお駒の怨念に祟られて顔が醜くなり、 さらには、足腰が立たなくなってしまい...。序幕は、何といっても「馬」!二幕目は、獅童が演じる矢橋の橋蔵の滑稽さがたまりません。本当に笑わせてくれます。最後には花道で「細マッチョ」のステップまで!(同行者は「細マッチョ」のCMを知らなかったので、YouTubeを。。。)そして最後の 浪七の大立ち回り、切腹、息絶える姿は凄いです!壮大な海や波、浜辺や岩場の見せ方など、仕掛けが素晴らしかった!三幕目は、亀ちゃんの小栗判官とお駒の早変わりが楽しいし、お駒の怨念のヒュードロドロもあるし、何といっても亀ちゃんと笑也の「天馬にて宙乗り相勤め申し候」はんもう若くてエネルギッシュ!最後は敵を討って、綺麗に決めポーズで終わるところも爽快で気持ちいい。(獅童クン、最後は格好よく終われて良かった、良かった)飽きさせない仕掛けが盛り沢山で、さすがスーパー歌舞伎!いえいえ、花形歌舞伎ですよね。。。さすが猿之助が得意とした演目、楽しかったです。
2011年10月16日
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友人宅で、ホームパーティーしてきました。とっても素敵なマンションで、テラスに椅子とテーブルと七輪。。。この秋、初のマツタケです!私が持参した野菜と共に頂いた素敵なワインたちは、こちら。↓ソーヴィニヨンブラン、シャルドネ、そして赤の3本特に2本目と3本目の「Charendelle」というワインはなんと、シャトー・オー・ブリオン自身が造るサードワインとのこと!自分のために、メモ・メモ・・・・クラレンドル・ブラン 2007(シャトー・オー・ブリオン)・クラレンドル・ルージュ 2004(シャトー・オー・ブリオン)美味しくて3人で3本空けてしまい(酔う前に、もう一度味わいたいっ! 苦笑)気が付いたら、1:30でした。。。(汗)
2011年10月14日
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記念日の外食に広尾にあるイタリアン、ラ・ビスボッチャに行ってきました。このお店は、イタリア政府が公式に認める、イタリア国外における"イタリア政府公認 レストランなんです。実は私、15年近く前に行って以来の、ものすご~く久しぶりの訪問であります。。。・パン・前菜の盛り合わせ・花ズッキーニの水牛モッツァレッラ詰めフライこのお店はコペルト代として1人800円取るだけのことあって(!?)パンは大充実です。ポリポリのグリッシーニは美味です。でも、ここで食べ過ぎてはいけない。。。前菜の盛り合わせは、いろいろ楽しめてナイスチョイス。ただ、お野菜は我が家の方が美味しいよね~。花ズッキーニのフライは、私の大好物です。ゴロンと何の飾りもなく出てくるところが本場イタリアっぽい!?・タコのラグーのタリオリーニ・パルメザンチーズのリゾットタコのタリオリーニは、生パスタでこの絶妙な噛みごたえは、感動!さっぱりとした味わいで、シンプルながら心に残る一皿でした。このお店の名物!?パルメザンチーズのリゾットはチーズをそのまま食べてるかの如くの濃厚さ。大粒の米のコツコツとした食べごたえもたまりません。・肉の炭火焼き盛り合わせ・デザートメインは、お肉の盛り合わせを。いろんな部位の食べ比べが出来て、とても楽しかったです。デザートは、同行者がパンナコッタを。私はお腹が一杯と言いつつも欲張って、盛り合わせにしてもらっちゃいました。メレンゲのケーキは甘~い!カスタードクリームのパイは、幸せなお味。食べ切れませんでした。。。 アラカルトしかないお店で、前菜2000円、パスタ2000円、メイン2人で4000円、デザート1000円くらい覚悟のいるお店です。一皿、一皿、大変シンプルで、ドッカン!まさにイタリアらしいお料理。(写真映りはイマイチね☆)2人でシェアしたのですが、言葉が出ないくらい食べすぎです。あれもこれも食べたくて、欲張りすぎました。同行者がとても気に入って、リピ間違いなし!今度は1~2皿減らして、セーブしましょうね。店内に一歩入れば、そこはまさしく「本場モンのイタリア」なのであります。(お客の外国人率も高い)サービスもカジュアルかつ分かりやすく、親切丁寧。こんなお店、普段使い出来たら嬉しいんですが、お値段がなんとも可愛くない。どなたかが「料理はトラットリア、料金はリストランテ」との名言。その通りだと思います。来月も行くかも!?なお店なのでありました。- - - - -<ラ・ビスボッチャ(LA BISBOCCIA)> 住 所:渋谷区恵比寿2-36-13 広尾 SKビル1F 電 話:03-3449-1470
2011年10月01日
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新橋演舞場で行われている秀山祭九月大歌舞伎・夜の部に行ってきました。新又五郎、新歌昇の「襲名披露 口上」を見てきました!○沓手鳥孤城落月(ほととぎすこじょうのらくげつ) 大坂夏の陣、落城の迫る大坂城。 亡き秀吉の側室で気位の高い淀君(福助)は 息子秀頼の妻で、敵の家康の孫娘にあたる千姫(芝雀)を手放そうとしません。 千姫が徳川軍の内通者の助けによって 戦乱に紛れて豊臣方を脱出した事を知った淀君は乱心してしまいます。 側近の大野修理之亮(梅玉)らは豊臣家の存続を考えて 秀頼(歌昇改め又五郎)に降伏を勧めます。 秀頼は承伏しかねますが、狂気に陥り、家来の氏家内膳にしなだれかかる 淀君の様子を見て耐えきれず、開城を決意するのでした。 滅びゆく豊臣家一族の姿を詩情豊かに綴った坪内逍遙作の名作史劇。 芝翫が淀君を演ずる予定でしたが、体調不良のため、福助が代役を務めました。○口上 又五郎の名跡は、播磨屋一門にとって大切な名跡で、その名を襲名することになった 歌昇改め三代目又五郎 種太郎改め四代目歌昇 と、 幹部俳優が揃って、襲名披露のご挨拶。 芝翫欠席のため吉右衛門が最年長のご挨拶を勤めたのですが、 まだちょっと不慣れでしょうか、たどたどしさが少々気になりました。○菅原伝授手習鑑 車引(くるまびき) 吉田神社の社頭で菅丞相の舎人梅王丸(歌昇改め又五郎)と 斎世親王の舎人桜丸(藤十郎)が互いの主人を追い落とした藤原時平(歌六)に 恨みを晴らそうと、参拝に来た時平の行列を襲います。 しかし、それを止める時平の舎人松王丸(吉右衛門)。 実は、梅王丸、松王丸、桜丸は三つ子の兄弟ですが、敵味方に分かれて 奉公しているのでした。 三兄弟が争う内に、牛車の中から時平が現れると、 梅王丸、桜丸は時平の迫力に身をすくめてしまいます。 松王丸は二人を成敗しようとしますが、時平は松王丸の忠義に免じてそれを止め 三兄弟は遺恨を残しながらもその場を後にするのでした。 様式美に溢れ、歌舞伎の醍醐味が堪能できる華やかな舞台です。 杉王丸として、種太郎改め歌昇ももちろん参加です。○増補双級巴 石川五右衛門(いしかわごえもん) 天下の盗賊石川五右衛門(染五郎)は、天皇の使いと偽って将軍の証である御正印を 奪い取ろうと公家の呉羽中納言に化け、白昼堂々足利義輝の別荘に乗り込みます。 そこへ現れたのは、饗応役としてまかり出た小田春永の名代此下久吉(松緑)。 実は久吉と五右衛門は、三河の犀ケ嶽で奉公した時の朋輩。 打ち寛ぎますが、久吉は、五右衛門に古ぼけた葛籠(つづら)を買えと言います。 なんと葛籠の中には五右衛門の父次左衛門(錦吾)が入っており...。 初代吉右衛門の当り役の五右衛門。 葛籠抜けの宙乗りなど、歌舞伎らしい趣向に富んだ奇想天外な物語です。 私はもちろん、染五郎の宙乗り目当て☆
2011年09月10日
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新橋演舞場で行われている八月花形歌舞伎の第二部(8/25)、第三部(8/14)に行ってきました。第二部○東雲烏恋真似琴(あけがらすこいのまねごと) 御家人・藤川新左衛門(橋之助)は、堅物で廓に足を踏み入れたこともありませんでしたが 初対面の花魁小夜(福助)に心奪われ、ひょんなことから身請けすることになります。 小夜には、新左衛門の親友で、関口多膳(扇雀)という間夫がいましたが、 新左衛門に惹かれた小夜は、多膳に愛想尽かしをします。 多膳は、吉原の大火事から逃げてきた小夜を怒りにまかせて殺し、川に沈めてしまいますが 新左衛門は小夜が死んだことを信じようとしません。 そんな新左衛門のもとに、人形師左宝月(獅童)が作った小夜そっくりの人形が届き 新左衛門と小夜の人形との奇妙な生活が始まり...。 スピード感あふれる演出と丁寧な人物描写が魅力的なG2作・演出の「新作歌舞伎」。 橋之助が上手いし、とても面白かったです。 勘太郎もユーモアある役で、七之助も可愛らしい役で、ピッタリでした。○夏 魂まつり(なつ たままつり) 京の加茂川べり。 如意ヶ嶽の山腹で焚かれる大文字の送り火を見るために、 若旦那(芝翫)が芸者たち(福助、橋之助)を連れ立ってやってきます。 舞踊詩『四季』の「夏」の部分。 京都の晩夏を彩る大文字の送り火を描いた季節感溢れる舞踊を、 芝翫が子息や孫(国生、宜生)とともに情緒豊かに舞います。 結局これが私が見た最後の芝翫となってしまいました。 あなたの弟子の芝のぶが好きでした。 ご冥福をお祈りします。。。第三部○宿の月(やどのつき) 春の月を仲人に、めでたく祝言を挙げたおつる(扇雀)と亀太郎(橋之助)。 やがて子宝に恵まれ、お宮参りにやってきます。我が子を抱いてはしゃぐ夫に対して、 貫禄の出てきた妻は、自分の好まないことをせぬように夫に神様への誓いを立てさせます。 歳月を経て、小判磨きに熱心な妻。 外で怪しい物音が聞こえ、おつるは夫を外へ突き出します。 妻の愛情を確かめようと、賊に襲われたように装う亀太郎。 おつるは金包みを放りだして夫を助けてくれと叫びます。 互いの心が解かり、手をとりあって美しい宿の月を眺めるのでした。 夫婦の情愛を描いた田中青滋の作品で、ユーモア溢れる舞踊劇。 舞踊だと思っていたので、台詞もあり、とても楽しかった。 ちょっと大げさに演じる橋之助が抜群に良かったです!○怪談乳房榎(かいだんちぶさのえのき) 中村勘太郎四役早替りにて相勤め申し候 花見客で賑わう江戸向島の隅田堤。 絵師菱川重信(勘太郎)の妻お関(七之助)が赤ん坊の真与太郎を抱いてやってきます。 泥酔した侍にお関が絡まれているのを救った浪人磯貝浪江(獅童)は、 これが縁で重信の内弟子となりますが、 高田の南蔵院本堂の天井画を描くために重信が家を留守にした間に、 お関を我が物にしてしまいます。 さらに、下男正助(勘太郎)を仲間に引き入れると、深夜 落合田島橋で重信を殺害します。 一方、南蔵院では、死んだはずの重信が霊となって現れ、 雌雄の龍の両眼を描き入れて絵を完成させると、忽然と姿を消してしまいます。 悪業を隠してお関と夫婦になった浪江は、今度は正助に 四谷角筈十二社の滝壺へ真与太郎を棄てに行かせますが...。 三遊亭円朝の口演をもとにした怪談噺。 父勘三郎の当り役を受け継ぎ、勘太郎が「うわばみ三次/下男正助/菱川重信/ 三遊亭円朝」の四役早替りで上演する話題の舞台です。 早替りが本当に楽しい演目で、勘三郎の舞台も見ましたが、 前半は勘三郎の勝ち! 後半の滝壺の本水を使った大立ち回りなどは、若くてエネルギッシュな勘太郎クン 良かったです!今回の歌舞伎で一番思ったことは橋之助がホント良かった!以前よりグッと上手くなって、魅力的な俳優さんになりましたね。今後も期待します!
2011年09月03日
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7/18に、新橋演舞場で行われている七月大歌舞伎・夜の部に行ってきました。事件後、海老蔵の久々の復帰とあって、海老蔵贔屓らしき女性客が目立っておりました。。○吉例寿曽我(きちれいことぶきそが) 鎌倉鶴ヶ岡八幡宮の大石段。 工藤祐経(梅玉)の家臣で忠義心の篤い八幡三郎(猿弥)と工藤家横領を企む 近江小藤太(右近)は、 謀反を企む執権剱沢弾正の密書を奪い合って大立廻り。 所かわって富士山を望む大磯の曲輪近く。 工藤祐経のもとへ、朝比奈三郎の手引きで曽我十郎(笑也)、弟の五郎(松江)が やって来て、 父の仇の工藤に対面を果たすのでした。 曽我兄弟の仇討ちを題材にした「曽我物」で 石段の大掛りな舞台転換や登場人物が勢揃いしてのだんまりなど、 歌舞伎の様式美に富んだ作品です。○新歌舞伎十八番の内 春興鏡獅子(しゅんきょうかがみじし) 江戸城の大奥。 将軍家の新年恒例行事であるお鏡曳きが執り行われ、 その余興として小姓弥生の踊りを披露することとなります。 恥じらいを見せながら、袱紗や扇子を使って舞い始めます。 やがて、弥生が大奥秘蔵の祭壇に飾られた獅子頭(ししがしら)を手にして踊り始めると、 獅子の精が弥生に乗り移り、姿を消します。 しばらくすると、天竺清涼山に住むといわれる霊獣の獅子が現れ、 勇壮な獅子の狂いを見せるのでした。 新歌舞伎十八番の歌舞伎舞踊の大曲を海老蔵が勤めます。 「成田屋!」の大向こうが恐いほど飛び交いまくっておりました。。。 胡蝶の精の役で玉太郎クン、吉太朗クンも可愛かったです。○江戸の夕映(えどのゆうばえ) 江戸幕府は瓦解し、新政府となった明治元年の夏。 直参旗本の本田小六(海老蔵)は、許嫁の松平掃部(左團次)の娘お登勢(壱太郎)を残し 幕府軍へ加わり軍艦に乗り込んで函館へ旅立ってしまいます。 一方、同じ旗本でも小六の友人である堂前大吉(團十郎)は、 柳橋芸者のおりき(福助)と夫婦になり町人として暮らし始め、 あれから音沙汰のない小六の身を案じているのですが...。 数々の新作歌舞伎を残した大佛次郎の代表作で 激動の幕末を生きた市井の人々を主人公に、江戸の人情味や粋を巧みに描かれた舞台です。
2011年09月01日
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渋谷・Bunkamura シアターコクーンで行なわれている第十二弾 渋谷・コクーン 歌舞伎・盟三五大切(かみかけてさんごたいせつ)に行って来ました。 売れっ子芸者小万(菊之助)と夫の三五郎(勘太郎)は ある事情から大金が必要となり、仲間と共謀して 小万に惚れ込んでいる浪人薩摩源五兵衛(橋之助)から百両を騙し取ります。 裏切られた源五兵衛は三五郎の仲間五人を斬殺。 三五郎夫婦は命からがら逃げ出して、復習の影に怯えながら暮らしていましたが、 ついには見つけられ、小万は源五兵衛の手にかかり 無残に殺されてしまいます。 さらに三五郎が手に入れた百両は皮肉にも源五兵衛のもとへ。 そして源五兵衛と三五郎のつながりが明らかになり。。。忠臣蔵の世界を背景に、一人の浪士が巻き起こす悲劇の鶴屋南北独特の世界を串田演出で現代的に魅せてくれる歌舞伎で、音楽にチェロを使ったり、通路を花道の様に使ったり、お客さんを巻き込んだり、舞台に大雨を降らせたり、クルクル舞台を回して回想シーンを演出したり、、、と、面白い試み満載でした。そして、なんと!驚いたことに勘三郎が大星由良之助役で、舞台にチョッピリ登場っ!!(カーテンコールの最後にも登場)勘三郎が声の特別出演を果たしていることは歌舞伎美人でチェック済でしたが元気なお顔を拝見できるとは・・・ウソッ!? ホント!?我が目を疑いました。昨日(6/22)からのサプライズ出演のようですね。(「昨日の夜から出演してるのよね」的な声が聞こえました。)前半にご覧になった方は、見れなかったのでしょうか。療養中の勘三郎さん、カンを取り戻すべく、チョットづつ慣らしていっているのかもしれませんね。(7月から本格的に舞台復帰の予定)元気なお姿を拝見できて、嬉しかった!一日も早く、勘三郎さんのエネルギッシュで笑いに溢れた演技を見れることを楽しみにしています! 是非、応援クリックお願いします!
2011年06月23日
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新橋演舞場で行なわれている六月大歌舞伎・夜の部に行ってきました。○吹雪峠(ふぶきとうげ) 荒れ狂う吹雪の中、必死の思いで山小屋に辿り着いた助蔵(愛之助)とおえん(孝太郎)。 おえんは、助蔵の兄貴分である直吉(染五郎)の女房でしたが、助蔵と密通を重ね 駆け落ちをしていました。 偶然にもここへ直吉が現われます。 二人を許した直吉も、仲睦まじさを目の当たりにして耐えられなくなり 殺気立った形相で二人に出て行って欲しいと言います。 外は猛吹雪。 固く結ばれていた二人が、死の恐怖から互いを罵り自我を剥き出しにして命乞いを始め...。 心に潜む愛欲と憎悪など人間の本能を鮮やかに描き出した新歌舞伎です。○夏祭浪花鑑(なつまつりなにわかがみ) 堺の魚屋団七九郎兵衛(吉右衛門)は喧嘩の末、 浜田家家臣大鳥佐賀右衛門(由次郎)の中間に怪我を負わせた罪で牢に入れられましたが、 ある人の執り成しで死罪を免れて所払いとなります。 その恩人の息子である玉島磯之丞(錦之助)の恋人琴浦(孝太郎)のために 立廻る団七でしたが、敵と思っていた一寸徳兵衛(仁左衛門)と 同じ恩人を主筋にすることを知って、兄弟の義を結ぶのでした。 一方、人を殺めた磯之丞を匿っている釣船三婦(歌六)は、 磯之丞を国許へ帰すのに徳兵衛女房お辰(福助)と同道させたいのですが、 若く美しいお辰を見て難色を示します。 するとお辰は鉄弓で自らの顔を傷付けて、その役を引き受けます。 ところが佐賀右衛門の手先となっている団七の舅三河屋義平次(段四郎)は 琴浦を連れ去ってしまい、その舅の悪事を知った団七は...。 盛夏の大坂を舞台に恩人の息子とその恋人のために奔走する人々の心意気を描いた、 季節感溢れる義太夫狂言の名作です。 (伜市松役に、金太郎クン頑張ってました!)○色彩間苅豆(いろもようちょっとかりまめ) かさね 武家に仕えていた与右衛門(染五郎)は、腰元のかさね(時蔵)と深い仲でしたが、 不義密通を重ねたため、かさねを残し出奔。 与右衛門を追って木下川堤までやって来たかさねは、ついに再会を果たします。 しかし、実は、与右衛門はかさねの母と密通し、義父を殺していたのでした。 その怨念がかさねに乗り移り、美しかったかさねが心も体も醜く一変。 与右衛門は、父を殺した鎌でかさねを殺しますが、その怨念が与右衛門を襲うのでした。 艶麗と怪奇が織り込まれた清元の名曲としても知られる舞踊です。
2011年06月12日
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3月も映画三昧。8本の映画を見ました。Kasumiのお気に入りランキングでご紹介します。1. REDタイトルの「RED」はRetired(引退した) Extremely(超) Dangerous(危険人物)の略。これからも分かるように、超ハチャメチャでイイカゲンなお話。かつては名を馳せたCIAエージェントのフランク(ブルース・ウィリス)は、今は引退し、田舎町でのんびり暮らし。そんな彼の唯一の楽しみは、用事を装い年金課の女性サラに電話をかけること。ある夜、フランクはコマンド部隊に襲われ、次はサラの身が危ないと感じたフランクはサラを連れ、引退したかつての仲間たちと反撃に出る・・・。引退した仲間達が、モーガン・フリーマン、ジョン・マルコヴィッチ、ヘレン・ミレン、と演技派揃いで、とっても面白い!何度笑ったことか。。。何本も映画を見る場合、こんな軽い映画が一番です☆公式サイトは、こちら。2. ザ・タウン全米一、銀行強盗発生率の高い街ボストン・チャールズタウン。そこで育ったダグ(アフレック)は当然のように強盗を生業として暮らしていたのですが、ある日、強盗に入った銀行の行員クレアに一目惚れをしてしまいます。そんなダグにFBIの捜査の手が迫り・・・。ラストの切なさが心に残りました。公式サイトは、こちら。3. ヒア・アフタークリント・イーストウッドが、死後の世界にとらわれてしまった3人の人間の苦悩と解放を描いたヒューマン・ドラマ。サンフランシスコに住む元霊能者で肉体労働者のジョージ(マット・デイモン)、臨死体験をしたパリ在住のジャーナリスト・マリー(セシル・ドゥ・フランス)、兄を亡くしたロンドン在住の小学生マーカスの3人が、互いの問いかけに導かれるようにめぐり会い、生きる喜びを見出していく姿を描きます。どうしようもなくて、辛い人生を背負わされてしまったそれぞれだけど、最後は、希望を見出しつつある終わり方で、それが素敵でした。東北関東大震災直後から、上映中止になってしまいました。津波の映像、リアルでしたから。。。実際私も、地震で津波のニュースを見て、この映画を思い出したくらいです。(被災された方々に、心よりお見舞い申し上げます。)4. 毎日かあさん人気漫画家・西原理恵子が毎日新聞に連載するコミックを実写映画化。実生活で元夫婦だった小泉今日子と永瀬正敏が夫婦役を演じるということで、話題に!?西原家で実際に起こったエピソードをもとに、主人公の漫画家・サイバラリエコ(小泉)と元戦場カメラマンの夫カモシダユタカ(永瀬)、6歳の息子と4歳の娘が繰り広げる日常をコミカルに描かれた、笑いタップリ、元気の出る映画です。公式サイトは、こちら。 5. ソーシャルネットワーク2003年。ハーバード大学に通う19歳の学生マーク・ザッカーバーグが友達を増やすため、大学内の出来事を自由に語りあえるサイトを作るのですが、それが社会現象を巻き起こすほどの巨大サイトへ成長し・・・。一躍時代の寵児となり、若くして億万長者へと成り上がっていくと同時に、最初の理想とは大きくかけ離れた孤独な場所にいる自分たちに気づきます。台詞が膨大で、メチャ早くて、ついていくのが大変でした。でもあの台詞、一字一句間違わずに台本どおりなのだそうですね。それがある意味すごい! と思いました。公式サイトは、こちら。6. 恋とニュースのつくり方失業中のTVプロデューサー、べッキー(レイチェル・マクアダムス)がやっと見つけた仕事は、低視聴率のモーニングショー。ベッキーは伝説的なニュースキャスターのマイク(ハリソン・フォード)を起用しますが、マイクは共同ホストのコリーン(ダイアン・キートン)と衝突してしまい・・・。豪華キャスト共演の、働く女性を元気にしてくれるラブコメディです。ハリソン・フォードがラブコメというのも、ちょっと違和感アリですか、ね!?公式サイトは、こちら。7. 太平洋の奇跡・フォックスと呼ばれた男太平洋戦争下、わずか47人で4万5000人の米軍を相手にし、サイパンでのゲリラ戦で米軍に「フォックス」と仇名され恐れられた大場栄大尉の実話を映画化です。期待大だったのですが、日本兵をえこひいきしすぎであり得ない感じでどうも納得がいきませんでした。とはいえ、やせてる竹野内豊が素敵です。唐沢クンもスキンヘッドの元ヤクザの軍人を熱演、井上真央チャンも可愛いです。公式サイトは、こちら。8. ウォールストリート87年の『ウォール街』の続編で、内容はチョット難しいです。娘よ、なぜ許せる!?理解不能でした。公式サイトは、こちら。映画も見すぎると大変です。。。 是非、応援クリックお願いします!
2011年03月05日
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2/12 に、新橋演舞場で行なわれたペテン・ザ・ペテンに行ってきました。 時は戦後の混乱期。 あやしい温泉街に、ペテン師たちがやってきた! とある温泉郷に一大計画が持ち上がります。 ひとつ風呂浴びようとこの街にやって来たペテン師二人組。 そこには偶然にも別のペテン師が・・・! 騙すか、騙されるか。 この温泉街に儲け話は転がっているのか!? はたまたこの世までもペテンなのか!? 泣いて笑って大騒ぎ、はたしてその結末は・・・。勘三郎さんが急遽休演。代役には、演出のラサール石井さんです。藤山直美&中村勘三郎のコンビが見れないのは「とっても」残念でしたがそれなりに楽しめました。小池栄子チャンも可愛かったし。。。
2011年03月04日
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2/6 に、ル テアトル銀座 で行なわれた二月花形歌舞伎・第二部に行ってきました。演目は、女殺油地獄(おんなごろしあぶらのじごく)。この演目は、2009年6月の「歌舞伎座さよなら公演」で「片岡仁左衛門一世一代にて相勤め申し候」の物凄い演技を見ていますので染ちゃん、どこまで頑張れるか、とても楽しみにしていました。と言いますか、前日に仁左衛門の女殺油地獄(録画していたもの)を予習として見てしまった!(実は私はテレビで歌舞伎を見るのは苦手なのですが この演目は「本当に」凄いので、最後まで見れてしまいます。 ホント、凄いんです!)今回の「二月花形歌舞伎」では、主役の河内屋与兵衛を染五郎が、殺されるお吉を亀治郎が、好演☆フレッシュで魅力あふれる配役でした。そして与兵衛の母役を、仁左衛門の時と一緒、片岡秀太郎が演じましたので落ち着きといいますか、全体のバランスも大変よく安心して見ることができました。一番の見どころ、殺しの場面では、若い2人の魅力&迫力たっぷり。亀ちゃんの海老反りも美しかった。殺しの後、与兵衛が花道で見得を切ってから逃げるのですが予習の効果あり、同行者は「高麗屋ッ!」と、息ピッタリの大向こうを経験して、ご満悦☆こういうのが歌舞伎では楽しいですね。今回の歌舞伎は、幕開きに「野崎参り屋形船の場」を、そしてお吉を手にかけたあとの与兵衛が描かれる「北の新地の場」「豊嶋屋逮夜の場」も上演されました。女殺油地獄を通しで見れたのも、貴重でした。休憩も含めて2時間半程度という、歌舞伎としては短い上演時間でしたがこれ位の方が、飽きずに、疲れずに、集中して見ることができて(内容も濃いし)大満足でした☆ 是非、応援クリックお願いします!
2011年03月03日
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1/19 に、国立劇場で行われていた初春歌舞伎公演「四天王御江戸鏑(してんのうおえどのかぶらや)」に行ってきました。ブログって、1ヶ月しかバックデート出来ないんですね。(当たり前か。。。)ストーリーは、「土蜘蛛」にも登場する勇将・源頼光と家臣の四天王(渡辺綱、碓井貞光、卜部(うらべ)季武(すえたけ)、酒田公時)、一人武者の平井保昌らによる平将門一族征伐・土蜘蛛一派退治の物語が軸となっている、福森久助作の大活劇です。見どころは、大好きな菊之助サマの、美しい土蜘蛛の精&宙乗り、全長六メートルの大蜘蛛の登場、火事場の大立廻りなどなど。そして、このお正月恒例の華やかな「菊五郎劇団」による歌舞伎は笑いもタップリ。AKB48、戦場カメラマンなどなど・・・が登場して明るく楽しい歌舞伎なのでありました☆ 是非、応援クリックお願いします!
2011年03月02日
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