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残念ながら、私のことではない(笑) 引っ込み思案、というより照れ屋さんの小学生が土曜日の稽古に参加している。 実は、非常に負けず嫌いで、攻撃力はあり、「当て勘」もいい。 以前は、私に触れることも出来なかった(動きの早い小学生相手に、80kgの 大人がフットワークで、狭い稽古場でかわし切るのは、それなりに大変なのだが) このところは、払ったりしなければならなくなった。 蹴りから顔面への突きという基本的なコンビネーションが、非常に鋭いのだ。 受けを指導するには、ある意味、攻撃を否定する概念も説明する必要があり、 また、身体で覚えてもらうためには、多少の痛い目にもあってもらわなければ ならない。 密なコミニュケーションが必要なのだが、照れ屋さんには難しい。 顔面ありで、とにかく何でも良いから、攻撃をさせる組手を数ヶ月、徹底的に やらせてきて、攻撃の威力、コンビネーションは非常に良くなってきた。 今日の稽古では、何となく積極性を感じたので、受けの稽古を大幅に増やしてみた。 ぎこちないながらも、別人のように攻守のバランスがとれた組手を見せてくれた。 「武道を目指すからには、先ず受け」という概念がこの世界にはあり、私も大方 賛同するものであるが、やはり人によって登る道は様々だと、改めて思い知らされた。 数年前にも、まさに天才を思わせる女の子がいたが、卒業し、部活動に取られて しまった。非常に残念な気持ちもあるが、それもいい。 子どもの頃に身につけた、武道の合理的な動き、そして「怖さ」や「勘」などは、 他のスポーツにも充分活かせるし、もし、格闘技の世界に戻るにしても、すぐに 身体が思い出してくれるものだ。
2007/06/23
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減量と稽古量UPで血圧は安定し、専門医の心強い診断で、降圧剤の服用は終了。 それでも、どうしても後頭部に血液が集中している不快感があり、勤務先に来ていた 献血車に向かった。 稽古の日でもあり、多少の懸念はあったが、このところの調子のよさで、400ml献血。 約1時間後、稽古開始。通常のメニューではなんということはない。が、しかし・・・。 最後にオールアウトのミット蹴りを、いつも以上のハイペースで蹴りまくってみたが、 いや~苦しい! 「虚血」というものが体感できた。 献血後の激しい運動は、絶対にやめましょう! P.S. 後頭部の重さなどの症状が、劇的に改善された。 やっぱり、「血の気」が多かったのだろうか? Q=VA=CONST という基本式に沿えば、一時的とはいえ、血圧がそれなりに 下がることになる。が、そんな安直なことでいいのか?(笑) それでも、コンスタントに、献血をする気になった今日この頃。
2007/06/18
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珍しく忙しくて時間が合わず、ジムでのトレーニングは久しぶりだ。 もちろん、本業の稽古はしっかりしているのだが、正直なところ、指導がほとんどで、 自分のための稽古ではない。 全てのメニューは率先してこなすが、自分自身の課題を解決するような「どっぷり」の 稽古はあまり出来ない。 その意味では、ジムワークは貴重だ。 トレッドミル(ランニング)にしても、バーベルにしても、全て自分と向き合うだけの トレーニングだ。 専門的な稽古とは異なるが、こういうベーシックなトレーニングをしているときに、 逆に、技術的なひらめきがあることも多い。 裏筋肉を鍛えるのと同様、頭も、敢えて当面の課題とは別のことに集中してみると、 思わぬ結果が生まれることもある。 季節も暖かくなってきたので、ストレッチから、比較的早めに2km程走って、 ベンチやレッグエクステンションなどをこなす。 久しぶりでもあり、また、血圧も心配なので(笑)ベンチは80kg程度に抑えた分、 レッグエクステンションはかなり強度を上げて行った。 シャワーとサウナの後の爽快感ときたら! いい季節になってきた。
2007/06/07
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月曜日、キック黄金時代に数々の名勝負を放映してくれた、テレ東らしい 素晴らしい試合を放映してくれた。 史上最速王者を目指す八重樫と、タイ出身(現:角海老宝石ジム)の現王者 イーグル。 1Rから12Rまで、全くダレることのない緊張感あるタイトルマッチだった。 序盤、顎を痛めてしまい、口が閉まらなくなった八重樫だが、瞬発力ある ラッシュと、切れのいいカウンターを狙いつづけ、迎え撃つイーグルも、自身の 打たれ弱さをカバーして余りある、正確かつスピードあるパンチで10Rには、 ダウンすら奪った。 八重樫もアマのキャリアもあるとのことで、ポッと出のパンチャーではなく、 また、イーグルに至っては、年齢こそ28歳と若いが、キャリアではベテランの 円熟した王者である。 紙一重以上の差で、ほとんどのラウンドに凌ぎをつけたイーグルが王座防衛。 新聞などでは、圧勝のようにも書かれたが、「最後まで油断は出来なかった」と 風格ある慎重さを体現してくれた。 技術的には、やはり狙いすぎてガードが固まらない八重樫の隙を絶妙につく 伸びる右ストレートと、接近戦に持ち込まれてからの左手(前手)による 「いなし」、さらには、見事に上下に打ち分けるコンビネーションで、八重樫の 強打につけいる隙を作らなかったイーグルが圧倒的に上だったと思う。 その上で、こういう、高い技術の選手同士ならではの本当に一瞬のタイミングで 生まれるダウン。 まさに軽量級ならではの、他の階級の選手のお手本にもなるような、教科書的 な試合であった。 プロレス興行まがいのマッチメイクばかりで、ボクシングの本来の素晴らしさを 貶めつづけている、なんとか三兄弟の陣営や、放映しているTV局には、是非 この試合の緊張感、アッという間に感じる1Rの充実感を、よ~く見て欲しい。
2007/06/04
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本当に、稽古にはいい季節だ。 冬場のように故障の心配もなく、のびのびと汗を流せる。 基本の受け技を5種、丁寧にこなした後、時間の関係で移動稽古は省略し、 相手を置いての、約束組手で受け技を確認する。 力学的なコツは、相手の強力な突き・蹴りを受けなければ身につかない。 かといって、某流派のように、一足飛びに組手では、これまた個人のセンスや 体力に頼る技術になってしまい、応用性・継承性が全くない。 とにかくがむしゃらに受けにトライし、適宜、理論的な説明を加える。 この配分が、今でも難しい。 メンバーも十人十色で、身体で覚えるタイプから、頭で理解して動くタイプなど その時の参加者の構成でさじ加減を変えるのだが、誤ったまま汗だけ流しても 仕方ない反面、説明ばかりで汗が冷えても困る。悩ましいところだ。 今回の稽古の収穫は、約1年を経て、新入会の女性会員に突きを受けさせると、 これがまあ、何とも力強い、堅牢な受けになっていたことだ。 細身の外見からは想像も出来ない、「ガシッ」と来る受けに、1年間の確実な 成長が見て取れた。 もちろん力で跳ね除けるのが受けの本質ではないが、先ずは、力負けしない、 相手のパワーを恐れない状態を経験しないと、自分の受けを信じての、自在な 組手が出来ない。 メンバーの成長が体感できる瞬間は、何ものにも代えがたい。
2007/05/29
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恒例の悪友との飲み会。 もう30年、飲み続けているメンバーも居る。 もう時効だが、今はなき日比谷のチューダー・インにこの友人とボトルを入れたのは、 お互い高校1年のときである。 1名を除き、酒は私以上のうわばみ揃いだ。 (私も一般社会では、かなり酒が強い方で通っているのだが・・・) 呆れたことに、酒の最中に、パフェなどを間食するお調子者も居る。 前回、いい歳をして留置され、大いに話題を提供してくれたメンバーは仕事で欠席と なったが、他は皆、相変わらずの稚気と鯨飲振りで、大いに刺激を受けた。 今回の酒が、とりわけ美味かったのには他にも理由がある。 当サイトにもコメントをいただいており、また、ご自身も素晴らしいHPを公開されている 方と、幸運にもオークションの取引ということで、新橋でお目にかかることが出来た。 想像以上の、練れた大人の風格を持っていらっしゃる方で、趣味(道楽?)の 有り難味を再認識させられたものである。 6時間の酒席を終え、帰宅するとWAからGCNMが届いていた。 約1時間の電車で、酔いはほぼ醒めている。 傷の有無などを点検すると直ぐに箱に戻し、次は、新橋で譲り受けた銃を取り出し、 しばらくその重量感を試しつつ、綺麗な外観を、じっくりと鑑賞した・・・・。
2007/05/04
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目当ては、レミー・ボンヤスキーとグラウベ・フェイドーザの一戦。 予想通り、ガッチリと固めたガードから、慎重な蹴りの応酬。 全盛期のキックボクシングのハイレベル同士の戦いと同じような展開になる カードが多くなってきた。 K-1というキックボクシングから、ヒジ・首相撲からの連続のヒザなどを外し、 ラウンドを短くしたスポーツに、選手が習熟してきた証左であろう。 この展開を楽しめないと、キック同様衰退の一途を辿ることになるが、興行力 (素人受けする派手なカードを他に組み込む)でその負の部分をカバーしている。 今回新設のヘビー級タイトルマッチは、予想以上のひどい展開となったが、 今後、100kg付近の選手がしのぎを削り、パワー・テクニックを兼ね備えた 試合が展開される期待がもてる。 極真のロシア選手が、M・モー相手に善戦していたが、ローとパンチで仕留め られてしまった。 が、実際は、当たっていないパンチで腰が抜けてしまっていた。 いっそのことKOされた方が、精神的な回復が早いと思うが、あのように 心が折れてしまうと、おそらく、顔面ありで実力拮抗した選手とは闘えない 選手になっていくだろう。 緒戦敗退の富平選手もそうだが、極真の選手は「空手=蹴り」という インプリンティングが、どうしても抜けきれない。 グラウベは、初めてまともなストレート打てる選手に育ったが、それはリーチに 恵まれていたからの話しで、リーチに恵まれないタイプの空手選手は、いつまでも 蹴りにこだわり、自滅してしまう。 極真参戦以来、これだけ時間が経てば、まともな選手が輩出されてもいいはず だが、これだけモタつくということは、ズバリ、極真空手という競技とK-1という 顔面パンチありの競技は、まったく別の適性を要する競技だということだ。
2007/04/29
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敬愛する友人のサイトに書き込みをして、もろもろ思い出してしまった。 同居していた叔父たちが持っていた難解な書物に興味を示し、創立100年 という江戸時代からの蔵書があった小学校で、貸し出しリミットいっぱいで、 週に4冊の本を読むようになったのは、小学校4年のときである。 最初に「葉隠」というものを目にしたのは、この頃だ。 子どもの頃から、周囲(親戚など)に武道を嗜むものも多く、また曾祖母からも 薩摩の気合の入った逸話を聞いて育ったせいか、おぼろげながらも、非常に 共感するものがあった。 高校時代に本格的に町道場に入門しながら、深く武道全般を研究するように なってからは、それこそ漁るように知識を貪った。 当時(1970年代後半)ですら、アナクロと自覚しながらの楽しみだったが、 実感したのは、自己抑制が難しいのは、200年前も今の時代も変わらない ということだった。 「葉隠」は「武士道とは死ぬこととみつけたり」という部分ばかりが強調され、 「苛烈な内容」という印象が持たれることが多いが、実際は、口伝をまとめた ものでもあり、「生きる」ということに真剣に向き合っている者であれば、現代人 であっても、非常に共感できる内容である。 処世術から恋愛論に至るまで、武士道以外にも日常生活の心得が広汎に 開陳され、当時を知る貴重な資料でもある。 実際、個人の向上を目指す今日の武道と、「主君」を中心に据えた「武士道」は ギャップがあるが、逆に、企業人の皆さんにはしっくり来るかも知れない。 最近は、噛み砕いた書籍もたくさん刊行されており、今一度、日本人が築いた 世界を垣間見ていただきたいと思う。
2007/04/27
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土曜日の稽古。 充血しやすい(粘膜が弱い)左眼が、いよいよひどくなり、稽古前に眼科に 行って、左眼が眼帯に覆われての参加となった。 随分昔に、やはり左眼が組手の最中に短時間、見えなくなってしまい、 そのまま続けたものの、左側からの蹴りが全く見えず、何より距離感が つかめずに、非常に苦労した記憶がある。 今回は、受ける立場であり、より間合いが重要なのだが、いい機会でも あり、隻眼での組手をやってみることにした。 若い頃に比べ、間合いの取り方は格段に向上している筈なので、変に 視力に頼らず、ひたすら相手の気持ちに合わせて動くようにした。 流れるように、相手の気持ちを心の鏡に映すように、素直に素直に相手の 攻撃に受け手を添え、流し、捌く。 昔のケースとは随分異なり、ほとんど違和感を感じないで、相手をする ことが出来た。 汗が吹き出ると、さすがに眼帯が邪魔になり外したが、今度はまあ、 「見えすぎちゃって困るの」の世界である。 「見る」というレベルから「観る」というレベルに、ほんの少し近づけたようにも 思え、まさに怪我の功名とも思えた。
2007/04/21
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人数が少ないこともあり、今日はベテラン、新人合同で、基本~移動~古典的な 約束組手~実戦的な約束組手と、技を横に増やさずに、上達の段階をなぞるような 稽古になった。 古典的な約束組手は、自然体で相手を待ち、移動稽古と同様のまさに、「型どおり」 な攻めを、これまた型どおりに受け、返すものである。 新人組は比較的スムースに入り込めたが、ベテラン及び、私自身が久しぶりでも あり、あまりに遠い間合い(受けるまでに余裕がありすぎる)のに戸惑ってしまった(笑) 実戦的な約束組手は、手を出せば当たる接近戦の間合いで行うので、じっくり相手の 攻撃を見て受ける余裕はない。 素人では、攻防の詳細すら目が追いつかないと思う。 このスピードに慣れているので、古典的な遠い間合いになると、逆に戸惑うのは、 もちろん問題なのだが、だからといって、教育用・確認用の古典的な約束組手を 必要以上に重視してしまうと、反応力が鈍るのは事実である。 ある程度のレベルの者は、やはり技の使い方を身体に染み込ませる、実戦的な 約束組手を主体とし、問題点が生じたら、復習の意味で古典的な約束組手に戻る のが適切だろう。
2007/04/17
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最近、拳頭や肘、脛などを鍛える、いわゆる部位鍛錬をあまりやらなく なってきており、組手で相手の肘でブロックされた時など、若いときは 気にもならなかったはずの「痛み」を感じるようになってきた。 というわけで、TVを観たり酒を飲みながらでも気楽に使える「ビン」で 脛や小手を時々叩いて、骨に刺激を与えている。 空手をはじめた頃は、まだ印象深かったキックボクサー、沢村忠の影響で、 皆、ビールビンで脛を叩いて鍛えたものである。 通っていた道場では、サンドバックをつるす直系10cmほどの鉄柱があり、 それを蹴って鍛えた。 最初は、革が巻いていある部分を蹴り、帯に色が着いてからは、鉄柱 そのものを蹴ることをアドバイスされ、歯を食いしばって蹴りつづけた。 おかげで、何かの拍子に脛をぶつけても、あまり痛みを感じなくなり、 思いっきり蹴って、相手の肘やヒザでブロックされても、痣すら出来なく なったものだ。 そのあと、空手界で流行ったのは「砂袋」だった。 実際は、ヒザへの負担などを考えると、硬いものを実際の蹴りに近い フォームで蹴るよりも、足を固定して、それを第三者に叩いてもらのが 良いように思える。 あるいは、固めのミット、あとは、スパーリングなどで実際に相手の足や 肘にぶつけて、自然に鍛えるのが、王道のようにも思える。 30年を経て、自分なりに「やってはいけない鍛錬」というものが幾つかは 判ってきたのだが、そんな理論に関係なく、子どもはすぐに真似をする。 過度な筋トレは成長期の子どもに有害なのは当然として、古典的な「巻藁」や 箱に入った「小豆」を突くようなトレーニングも行っていない。 ただ、脛を叩くのは、遊びの中でも手刀で叩いてやったり、結構やっている。 骨の伸長方向を逆から叩いているわけではないので、問題なく、さらに、 成長腺を刺激してくれるようにも思え、遊び程度はOKとしている。 ビンにはサポータを巻き、痛みを軽減させている。
2007/04/16
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15歳で最初に入門した道場では、随分と「型」の稽古をした。 それでも、当時の諸流派の中では、型よりも組手の比率が多い道場だった。 長じて、いわゆるフルコン系に移籍すると、型は審査会以外では全く稽古 しない環境になった。 現在、籍を置いている会派でも型は稽古しない。 現在では、型自体の競技化が進み、多くの流派では要素分解はせず、 型の「芸術性」に重きが置かれているのは残念だ。 米国などでは、もはや舞踊の世界に入ってしまっている。 然しながら、私が主宰する稽古では、適宜、それなりに稽古し、研究している。 型全体を通して稽古したり、要素分解して紹介している。 組手でたたき上げ、練り上げた技術が、実は古典的な型の一要素として整理 されていた事実にぶつかったときの感動は、稽古の楽しみのひとつである。 要は、最初から全工程を「流れ」で教えるのではなく、要素分解された動きと 実践を、自分の身体で比較検証しながら覚えていくということでは、「型」は ひとつの有効な物差しになると思う。 残念ながら、型の多くは明治になってから、教育用ということで、剣道形を 機械的に当てはめたようなものも多く、形骸化しているという指摘も、一理ある。 逆に、古典的な型のいくつかには、驚くほど理に適ったものも多い。 また、型稽古は方向転換も多く、それなりに運動量がある。 高齢者の稽古には好適であるといえる。
2007/04/13
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子供&主婦の部は、このところ、たっぷりと足技の組手に時間を割いており、 皆、非常に動きが良くなってきた。 こちらは小一時間、休みなしに相手をするため、終わるといい汗とともに、 腰がパンパンに張ってしまう。 途中、幼稚園児の金的パンチなどをもらい、苦笑しながらも、軽快な子どもの 動きにキッチリと合わせて動くと、必然的にスピードが戻ってくる。 いわゆる「目馴らし」の相手には、子どもは最適である。 大人の部は、今週からベテラン組と新人組に分け、ベテランは組手技術中心に、 新人は基本~移動を徹底的に反復した。 幸い、今回の新人さんたちは、細かい点を指摘すると、出来ないまでもしっかり 理解はしてくれるので、非常にやりやすい。 新人は、どうしても「先に先に」と進みたくなる傾向があり(これは理解できるが)、 こちらもつい、ほだされて、60点ぐらいの状態で、次の段階に進めてしまうことも 過去にあった。 結果、2年以上仕込んでも、私とのガチンコでは、10秒ももたない中途半端な 稽古となってしまった。 「空手を楽しむ」ということであれば、それでもいいのだが、武道として、生涯、 それなりに続けたいと願うメンバーには、節目ごとに、しっかりと成果が実感 できるように、指針を示さなければいけない。
2007/04/10
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「ママでも金」をキャッチフレーズに、青畳の上に帰ってきた柔ちゃん。 結果は、準優勝だったが、ブランクというよりも、この福見選手には、 相性が悪いように思える。以前にも負けている。 福見選手、一本勝ちを狙うより、長い足を上手く伸ばして逆を取り、こまめに ポイントを取るような戦略で、谷選手の故障でバネの効かない方の足をうまく かけたような気がする。 もちろん、柔道については素人の私の目から見ての話であり、仮にその通り であっても、勿論、福見選手の優勝はすばらしいものである。 それにしても、軽量級でこれだけ長期に亘りトップに居続ける谷選手は、 私の中では木村政彦に匹敵する柔道家である。 動態視力にはそれなりに自信もあり、ボクシングなどはかなり軽いクラスの スピードにも目がついていくのだが、谷選手の足捌きと、手の動きはかなり 真剣に見ないとついていけない。 この選手の動きは、「優れた柔道家」の域に留まらないと思う。 「金」はもちろん素晴らしいが、トップクラスに居続け、後進に胸を貸すことも、 国民的英雄にはふさわしい在り方だと思う。
2007/04/08
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このところ大繁盛の月曜日の稽古だったが、今日は、欠席者・遅刻者が多く、 これ幸いと、指導ばかりでかなり動きの悪い自分の稽古に約1時間。 遅れてきた女性会員には、駆け足ながら、かなりのサービスでカウンターを 徹底的に指導。 タイミングの取り方、打つときの角度の調整など、微調整も含め、細かく行う。 生身の人間(他のメンバー)をサンドバック代わりにして、性別・体重を考えれば かなりの威力となってきた突きを、カウンターとして使いこなせれば、体格の不利を 十二分に補えるだろう。 気持ちが強いタイプなので、夏頃には組手で使えるようになると思う。 もちろん、組手において最終的に微調整・修正を行わなければ、使える技には ならないのは当然である。 仕上がりが不十分な段階で組手で試すと、失敗した場合に、ネガティブなイメージが 脳裏に刻み込まれてしまい、後々、技の幅が狭まってしまう。 純化した技術を絞り込んで使用する名人ならともかく、初心からある程度の経験者 というレベルでは、やはり多くの技術を経験し、引き出しを増やして欲しい。
2007/03/27
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今週は、近所の運動公園のトレーニング施設が、想像以上に充実している 事を知り、利用し始めたため、週末の稽古は筋肉痛で迎えることになった。 基本的には、空手の稽古では不足する部分を補うためのジムワークなのだが、 他にも、古傷を保護するための補強など、この歳になると、余分なメニューを 組まなければならない(笑) バーベルなどは、物足りないぐらいの重量しか用意されていないが、ガンガン 挙げていれば、そのうち追加してくれるだろう(笑) さて、空手の稽古だが、子ども&主婦のクラスは、先週・今週と、連続の蹴りを 中心に、身体を解し、蹴りを主体とした組手を、各自5R以上こなす。 私がず~と相手をするので、こちらは30Rぐらいこなすことになるが、子どもも 混じっているとはいえ、総て几帳面に受けると、かなりの運動量になる。 最後にグローブをつけて、本来の組手をするのだが、蹴りで身体が解れている 分、突きも良く伸び、皆、いい動きをする。 蹴り主体の組手でも、攻撃のパターンが巧緻になってきて、頭の体操にもなる。 反射神経のことを考えると、より鋭さが要求される突きを主体に先ず行い、 その後に蹴りを主体とした方が良いのだが、まだまだ気温も低いので、上記の ような稽古になっている。
2007/03/24
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普段は見向きもしない伝統的な「武道」を標榜する著名な空手家氏の DVDを、先日、他の本と一緒にAmazonで購入した。 著作などで書かれている内容には、大いに賛同できることもあり、期待して 再生したのだが・・・。 一緒に稽古している家内にまで、ツッコミを入れられる内容であった。 人物が特定されるので細かいことは書きたくないが、引き手を脇に取って、 追い突きで突いてくる弟子に、自分は自由な立ち方で縦横無尽に技を返す のでは、あまりにお粗末過ぎる。 素人や、キャリアは長くとも、スポーツ的な競技空手しか知らない人達は 驚くかもしれないが、歴史のある会派、流派の師範クラスだったら、誰でも 出来るようなものだ。 空手の世界にはこういう見世物的な技が多すぎる。 自由度が高い分だけ、こういう力学的なトリックが横行するのだが、 その断片を切り取って「これが武道だ」と言われては困りものだ。 「何でもいいから掛かって来い」と自由に掛からせ、叩き伏せるならまだ 判るのだが(これも「武道」ではないと思うが) 技術的なカテゴリで「武道」と呼称することの虚しさを痛感させられた。 "In The Name of Love" という古いジャズではないけれど、「武道」という ものを求めるが故に、それっぽいものに「武道」という冠を被せてしまう 悲しい性が感じられ、私も大いに反省させられた。
2007/03/15
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土曜日の子どもと主婦の稽古は、顔面パンチありの組手は、グローブを必ず 着用している。 大き目のグローブは、蹴りを受けたときにも突き指などの小さい怪我を防止する 効果もあるためである。 月曜日の稽古は、もう10年以上、素手か、それに近いサポータ程度のものを 主体に、顔面はコントロールして当てるか、面を着用している。 先週から、女性メンバーの突きをひたすらボディで受けつづけるメニューにおいて、 「素手」でやってもらっている。 事実、ボディへの攻撃は、グローブの方が、「ドシンッ」と内臓に効くのだが、 素手の場合は、皮膚への直接的な痛み、肋骨へのダメージは大きい。 彼女の突きのフォームは、ここ数ヶ月で別人のように理想的な形になりつつ あり、何より、相手の動きに合わせて、もっとも効く間合いを自然に取るように なった点で、実践的といえよう。 私自身、受けてみて、マジで痛い。顔面なしのフルコン経験者の私でさえ そうだから、最近入会した若手は、かわいそうなぐらいに、腹部に赤紫色の 痣を毎週つくっている。 打たれる方のメンバーに対しては、「理屈ではどうにもならない耐久性」という 要素が、格闘技~武道には必ず存在するということを体感してもらうことと、 上半身に攻撃を受けた際、バランスの崩れを最小限にするための下半身の 動きの要領をつかんでもらうことを目的としている。 本当は、顔面でやればいいのだが、そんなことをしたら、パンチドランカーに なってしまう(笑)で、折衷案としてボディで行っている次第。 打つ方の女性メンバーに関しては、グローブで保護されていた、拳自体の 耐久性と、手首の強化を主目的としている。 グローブを着けたり外したりしながら組手をやったり、ミットなどを打つとよく わかるが、グローブを外すと、何とも自分の小手~拳が弱々しく思えるものだ。 手首も、バンテージなどの一切の保護に慣れてしまうと、これまた、何とも脆い。 しかしながら、古来から空手で使用されている巻藁・立ち木などの堅いものを 突く稽古では、手首に「粘り」が出ない。 サンドバックは、一見よさそうだが、所詮、表面が平坦すぎる。 ということで、手首を造るには、生身の肉体が最適だと思う。 胸骨・肋骨もあり、適度な堅さもある。 もちろん、主たる攻撃は顔面への攻撃であるので、あくまで「補強」のレベル ではあるが。 顔面無しのフルコンタクトで打たれ強さを誇る競技者が、顔面アリでは、全く 通用しない事実は、稽古方法がどうのこうのではなく、顔面なしとありでは 全く別の競技(格闘技)と理解すべきである。
2007/03/07
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澤屋敷選手は、SRSで「将来の夢は、ちゃんとした仕事について家庭を持つことです」 という惚けたコメント以来、ちょっと注目していた。 今回、J・バンナと闘うということだが、師匠の前田憲作ともども、充分に勝算ありという レベルまで練習を積んでのものであったと確信する。 バンナの力の入りすぎたややフック気味のジャブに、力の抜けたスピードのある 右のカウンターを何度も合わせていた。 1Rにダウンを奪った後も、調子に乗らず、淡々と同じカウンターを狙い続けた。 また、足を使って逃げているということで注意を受けても意に介せず、自分の間合いを 保ち続けたことで大金星を上げた。 最後の快心のフックもさることながら、押し込んでくるバンナを事も無げに押し返す 自力は凄い。 スタイルを変えなければ、着々と白星を重ねられる選手だと思う。 ただ、バンナの序盤のミドルが効いていたいようで、バンナが足を痛めていなければ とても勝てなかっただろうとは思うが。 レイ・セフォー。大巨人シュルトから殊勲のK1初ダウンを奪ったが、ノーガードで 突っ込んだところを、「順突き」にKOされてしまった。 シュルトの前蹴りから順突きという、空手でも古典的なコンビネーション。 最初の前蹴りをかわして、ジャブでカウンターを取ろうとしたセフォーの顔面を 一瞬早くシュルトの順突きが捉えた。 シュルトが長年繰り返してきたであろうコンビネーションに、勝手にセフォーが ハマってしまったようで、何とも残念な結果であった。 か、「的確に急所に当てれば大男も倒れる」ということを証明したセフォーと、 やはり大柄なチェ・ホンマンを倒したマイティ・モーは凄い! もっとも、ホンマンの場合、相手のパンチから顔を逸らしてしまい、首が伸びきり 力の入らないところを打ち抜かれた、素人同様のやられ方だったが。
2007/03/04
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土曜日の主婦&子どもクラスは非常に順調である。 自由組手での「受け」の稽古でも、蹴りに関しては、大きなダメージが ある技は、何とか急所を外せるようになってきた。 蹴りは動作も大きいので、比較的対処しやすいとはいえ、長足の進歩である。 攻撃側に回っても、明らかに受けられてしまう「無駄な」技は、出さないようになり、 組手時間内の攻防の密度は、はっきりと濃くなってきた。 また、グローブ着用での稽古でも、ガードをしっかりと上げるようになり、こちらも あと数ヶ月で、それなりのレベルに仕上がると予想できる。 基本的な攻防技術が出来上がってから、相手の癖、心を察知しながら、虚を 突いて行く駆け引きを身に付けてもらわなければならない。 ともすれば、子ども等は奇をてらったフェイントや、意味の無いフォームで仕掛 ける技を試行しがちだが、この辺りはご愛嬌で、「無駄」なことを経験で理解 してもらうしかない。 組手が終わってからは、必ず「さっきの○○を受けそこなったのは、○○の稽古 が足りなかったからだ」と、基本や他の稽古との関連性を必ず話し、理解して もらうように努めている。 また、特に初心者の場合は、左右でかなり習熟度に差のある場合が多いが、 こちらも、徹底的に左右均等に出来るように工夫している。 「心臓がある分、もともと人間は左右対称ではないから、左右均等にこだわる 稽古は不要」という、屁理屈をこねる大家も居るようだが、機構学的に人間を モデリングしてみれば、やはり左右均等に動ける重要性は高いと思う。 実際、私自身、30歳を過ぎてからは、サウスポーのメンバーには自分も逆構え で付き合うなど、かなり徹底してきたが、やりにくい分、より理論的に各技術を 理解するようになるメリットはあったと実感している。 極端に言えば、最初に習うときは、利き腕でない方で稽古したほうが良いと 思っているくらいである。
2007/02/20
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山形に出張。 新幹線は、上野から乗ることにして、アメ横でウィスキースキットル(スピリッツフラスコ) と、トレーニング用のチューブを買う。 ついでに、マルゴーでマルシンのM712を試射(空撃ち)させてもらい、予想外の調子の 良さに、購入意欲をそそられてしまう。 夕方、天童に入り、いつものビジネスホテルに。 腰痛の湯治を兼ねてしまおうという出張でもあり、たっぷりと温泉で温まる。 のぼせやすいタチなので、ミネラルウォーターのボトルを持ち込んだ(苦笑) マッサージチェアを使い、腰から背中をほぐすと、スッキリ。いい出張だ。 夕食は、肉だけでもうたくさんというほど、地元の肉を詰め込み、店を出ても、コートを 引っ掛けただけで寒くない。暖冬だ。
2007/02/06
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大好きな佐藤選手が優勝。 30年以上、キックを見守り続けた私から見ても、彼の技術は安定している。 小比類巻選手は、アンディ選手の、初心者らしい素直なジャブにやられた形に なったが、考え方に柔軟性を持たないと、次回も同じ結果になると思う。 自分のスタイルを貫き、相性の良い選手には強さを発揮するが、素人に毛の生えた ようなパンチでも、相性次第ではボコボコにされてしまうようでは・・・ 10代の頃、一度、リングに上がったことがあるが、空手とはまったく異なる格闘技で あると痛感し、以来、「つかづ離れず」の関係で、キックの技術とは付き合っている。 特にキックの源流となったムエタイの技術は、決して侮れるものではない。 ただ、K-1はヒジと首相撲がない点で、佐藤選手もブアカーオのように、構えまで チェンジするくらい、ルールにアジャストすることも考えないと、世界戦は苦しいと思う。 ただ、殺気ムンムンのヒジでの斬り合いのない、往年のプロ空手に毛の生えたような K-1ルールで闘う中で、キック(ムエタイ)の一流選手の「凄み」が、試合に出るたびに そぎ落とされてしまっているのは残念だ。 ケーブルでしか放映されないような興行でも、一流の闘いを目指している選手が まだまだ多いのが、せめてもの救いである。
2007/02/05
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月曜日の稽古は、企業内の研修施設を使用している。 責任者のご好意で、機材を移動できることになり、メンバーで移動。 机2列分を移動しただけで随分と広くなり、今までの4m幅ほどの細長いスペースから、 5m×5mでマットを敷いても、まだ余裕のあるスペースになった。 まだまだ広げられる余地もあり、これで多人数でも何とか稽古できるようになった。 ただ、初心者が体重移動~体軸を把握するためにも有効な移動稽古をたっぷり行う ためのスペースには足りない。 が、天気の良いときには、初心者は外で稽古する手もある。 組手のときは、しっかりとした照明が必要だが、移動稽古ならば野外でも充分だ。 素朴な屋外での稽古は、空手をはじめた30年前の気持ちが蘇り、私も大好きだ。 できれば、程よい山などでじっくり稽古をしたいところだ。
2007/02/05
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私が若い頃、千代の富士が全盛時代から、この話は週刊誌ネタになっていた。 格闘技の経験を積むと、相撲のように、筋肉の状態が見て取れるような競技は、 「本気度」はかなりハッキリわかるものである。 びっくりしたのは、地方巡業での取り組みや、民放主催のトーナメントのときの 力士の筋肉の「張らなさ」である。 これらは単なる「興行」なので、問題はもちろんないと思う。 当然、本場所中では経験者の親方連中が目を光らせているので、「力を抜く」という ことは困難であると思う。 では、八百長はないのか? 私は、かなりの確信度で「あった」と考えている。 ただ、それが八百長なのか、無気力相撲なのかは難しいところである。 そして、相撲取りの「凄さ」は本物である。 あの連中が、ルールで許される中で、15日ガチンコでやったら、怪我人が続出し、 番付も滅茶苦茶になり、ファンがついていけなくなると思う。 旭道山という私の好きな軽量力士が、「張り手」で武蔵丸はじめ多くの重量級力士を 文字通り「KO」しまくり、非常に楽しみに観戦していたら、ある日、非公式に「禁じ手」 になってしまった。 そういう不透明さは、「食わせなければならない」親方勢はじめ、収益性が絶対条件 である相撲界には、ときどき見受けられる。 真剣勝負と八百長(まがい)が高次元で巧妙にミックスされている興行が、ファンの 指示を集めるのも、残念ながら格闘技界の現実である。
2007/02/04
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オリジナルの室内ジョギングを、今日は稽古の合間にも、何回か行う。 とにかく、腿に効く。おかげで、腰痛のリハビリも大分進んだ。 移動稽古~約束組手~組手とみっちりと稽古。 攻撃ばかりだった、主婦・子どもにも、受けをやってもらう。 攻撃技が出来上がってくると、とかく、空手をマスターしたような気持ちになってしまう ことが多いが、受けの稽古をすると、自身の実力がハッキリわかり、有益である。 ただ、技術的に難しい「受け技」を最初から徹底すると、あまりに壁が高く感じられて しまい、モティベーションが下がってしまう。 受け技に興味を持つと、他の者の組手や、TVなどで放映される打撃系格闘技の 見学(観戦)も楽しくなってくる。 気をつけなければいけないのは、攻撃技のスピードを落とすのは、本当に初期の 段階、短期間に抑えることである。 「約束事」のゆっくりとしたスピードに慣れてしまうと、組手で役に立たない仕上がりに なってしまうのだ。
2007/02/04
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さらに人数が増え、稽古場が本当に手狭になってきた。 こうなると、15年前の立上時のような屋外稽古も真面目に検討しなくては。 今日は、60歳男性が見学&体験稽古。 真面目な方で、懸命に基本稽古に付き合ってくれた。 正式に参加されても、かなりの線まで行くと思う。楽しみだ。 ここ2ヵ月、男性メンバーの肉体をサンドバッグ代わりに叩き続けてきた 細身の女性メンバーの逆突き(ストレート)が、素晴らしく仕上がってきた。 私自身の身体で受け、ハッキリと違いがわかったぐらいだ。 基本~当てさせる稽古のプロセスが今回も奏功した。 もちろん、何より本人の努力が素晴らしい。継続は力なりである。
2007/01/30
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出張で凝り固まった腰や背中の筋肉が、どんどん解れていくのを感じた。 もう30年になるが、空手の良いところはやはり全身運動であるところにも あると体感する。 日常生活で40歳を過ぎて、自分の頭の高さまで足を振り回すことはない。 ましてや「跳び蹴り」なんて、空手をやっていても子供に教えていなければ まずやらないだろう。 子どもはいい意味単純で、指導する者が出来ないことは真面目にやらない。 これは、全ての指導者が肝に銘じなければいけないことである。 人生の歴史のまだ浅い子どもには「若い頃は出来た」なんて屁理屈は通用 しない。 結果、40を過ぎて「跳び後ろ回し蹴り」なんてやらされる羽目になる。 情けないくらい低くしか跳べなくなっているが、子どもの目には、凄い技に 見えるようでちょっと安心。 この技を本当にたくさんやった頃は、体重は60kg程度。 20kgも増えているんでは、仕方のないところか。 年甲斐もなく、散々足技を見せつけた後で、本当に実践的な技は、手技で あることを、組手を通じて徹底的に刷り込む。 それでも、身体を伸び伸びとつかう足技は、子どもの発育にも良いので、 一定時間は割いている。
2007/01/20
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本年最初の月曜日(社会人)の稽古。今日も見学者1名。 昨年末、新規入会の2名を加えると、現在の稽古場は、かなり狭くなってしまった。 ジョイントマットを変則的に並べて、とにかく基本をこなす。 その後、初心者と経験者に分けて、私は初心者を担当。 うちの基本方針である。初心者を指導するのが一番難しく、また肝心である。 この段階で手抜きをすることは、登山で言えば、登山口を間違えてしまうことだ。 私も経験したいくつかの道場でも、初心者は、茶帯~初段クラスの、とりあえず 基本を理解したレベルの人間に任せているケースがあった。 裏を返せば、基本と上級者が行う組手が結びついていないということだろう。 それでは、2~3年も稽古すれば、行き詰ってしまう。 但し、うちは手技の基本~移動、組手立ちでの移動までを紹介し、基本~組手 までのロードマップは見せるようにしている。 経験者は、冬場で怪我もしやすいので、徹底的に約束組手で感覚を戻すよう指示し、 65歳に任せた。 65歳といっても、私以上に柔軟性もあり、ガッツもある。 かなり激しい稽古になっていたようだ。 最後は、進境著しい女性会員がグローブをつけ、全員のボディを攻撃。 受け側は受け・ガードなし。全て身体で受ける。 新人2名も参加したが、傍目以上の彼女の突きの威力に、かなり苦しそうだった。 女性の中でも細身の彼女だが、実はリーチがあるので、半年以上、丁寧に指導し、 基本からしっかり積み上げた突きは、相手に当たる直前にグッと伸び、さらに フォロースルーが効いているので、多少の腹筋や胸筋では耐えられない。 さらにグローブのおかげで力積が大きくなり、瞬間の「体固め」でも耐えられない という構造を理解して欲しいところだ。 稽古後、いままでは我々が相手だったので、あまり自覚のなかった自分の突きの 威力を実感でき、稽古が無駄でなかった点で、モティベーションが上がったようだ。 自惚れはご法度だが、手応えを確認しながらの稽古はいい結果を生む。 将来、壁に当たったときに思い出し、乗り越えるためのエネルギーになる。
2007/01/15
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日当たりもよく、いい汗がかけた。 ほとんど屋外の寒さに近い、月曜日の稽古場に比べると、本当に良好な環境だ。 月曜日は皆社会人なので、我慢して気合の入った稽古が出来るが、人数も増えて きたので今年は考えなければいけない。 今日は、メンバーも少なかったので、ミットを中心に、短時間で非常に苦しい稽古を 中心に行った。 ミットの稽古は、ボクシングでもキックでもそうだが、持ち手の技量が実効性の 99%を支配していると思う。 マーシャルアーツ全盛の頃、米国のB・ユキーデ選手が、持ち手(実兄)を変えた 2試合ほどは、信じられないほどレベルが下がったことがある。 最近でも、伊原信一氏や長江国政氏など、往年の名選手がミットを持ち、鍛えた 選手がK1などで活躍しているのを見ると、持ち手の大切さを再認識させられる。 逆に、いい選手なのに、仲間内の適当な者にミットを持たせているのを見ると、 「勿体無い」とも思うのである。 パンチ(突き)の場合は、持ち手の顔の両側に挙げたミットを打たせるのではなく、 持ち手(私)の顔面を狙わせる。 要は、相手のパンチをこちらが受ける形になる。当たる直前に間合いを取り、 パンチのフォロースルーを育成するようにも工夫している。 蹴りの入ったコンビネーションの場合は、太腿や胴に巻くミットもあるが、あまり 使わず、そのまま蹴らせている。 最近では、いいローキックやミドルで、後から大腿部やわき腹・肋骨が痛むことも しばしばで、さすがに歳を感じるが、やはり生身の人間を蹴らないと、「効かせる」 微妙な感覚が見似つかない点もあり、もう暫くはこのままのスタイルで行こうと 思っている。 同時に、技量の上がってきたメンバーには、積極的にミットの持ち方も指導している。 彼ら自身の組手の技量向上にも、必ず効果があるからである。
2007/01/13
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腰痛の復調具合に不安を抱えたまま、本年最初の稽古。 いつもは、陽光であたたかい稽古場も、今日は大荒れの天気で底冷えがしたため、 暖房を少し入れた。 新年早々の”冬合宿”で、雪中で「滝浴び」なんかしちゃった、寒い青春を送ってしまった 同年代の方も多いと思うが(笑)隔絶の感がある。 新年はいつも、初心に還る意味で、基本を中心にしっかりと行う。 最後にミットで汗を出し、短めの稽古を切り上げた。 大人のクラスは、祭日の関係で、15日が初日となるが、やはり基本を中心に 地に足の着いた稽古を今年も続けたい。 今年一年の、メンバー一同の健康を祈る。
2007/01/06
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月曜日の稽古。 2名の見学者がそのまま、稽古に参加し、入会となった。 30代前半と後半の2名。1名は経験者である。 両名とも身長もあり、体格もしっかりしており、楽しみである。 問題は、この春移転した稽古場は縦長で、スペース的にあまり多くの 人数は抱えられないということと、女性新規会員に、師範代各の年長者が かかりきりになっており、初心者にじっくり時間を割ける指導者クラスで、 毎週参加できるものが不足しているということである。 毎年、指導技術の向上をメンバーと話し合ってはいるのだが、皆、良い意味で それぞれの技術向上に忙しく、結局私もそれを是としてしてきてしまったことである。 10年ほど前、かなり膨れ上がってしまったときには、結局、その辺りの町道場の ようになってしまい、必ずしも全員を伸ばすことが出来なかったという事実を 反省材料とし、今回は慎重に対応したいと考えている。 まあ、当時は経験者には「とにかく殺すつもりでかかってこい」などと、相手の 若さと耐久力に任せて、ガンガン叩きあい、それはそれで活気があったのだが。 決して体格的には格闘技向きではない女性と、充分な体格の男性、そして高齢者と、 私にとっては理想的な、バラエティに富んだメンバーとなってくれた。
2006/12/25
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新人の女性メンバーを指導しているベテランが、ノロウィルスでダウン。 奥方から電話をもらったが、まさに七転八倒らしい。お大事にとしか言えない。 年末になり仕事も立て込んでおり、他にも欠席が多い。 入会希望の見学者の方と、暫く話しこんでいると、件の女性会員が到着。 今日は、前蹴りにテーマを絞り、徹底的に稽古した。 一般女性に比べても細身の彼女の場合、間合いを確保するための鋭い前蹴りは 是非とも習得しておいてもらいたい技術だ。 肋骨、臍下、大腿部、膝、腰骨と相手を止めるために狙える箇所は多いが、 スピードとタイミングがなかなか難しい。 ストレッチで身体をほぐした後、先ず空蹴りを左右100本程度行い、 彼女の習得状況を視る。 状態が硬くなりすぎ、蹴り自体が縮こまってしまっている。 今日はその点に的を絞って、とにかく上半身をリラックスさせて蹴るように アドバイスした。 結果、それなりに蹴り足が伸びるようになり、移動稽古で体重を蹴り足に乗せる 稽古の後、こちらがミットを持ち、突っ込むところを止める稽古をした。 終盤には、それなりの衝撃をこちらが感じるようになり、稽古を終えた。 基本の理論から、実際に目的となるシチュエーションを体感させるまでを通して 稽古すると、理解と習得が深まると思っている。 実際、理屈がわからずに模写的な動きをいくら繰り返しても、実践できるものではない。
2006/12/18
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新規の入門希望者があり、また、毎週のように見学をしてくれる方もあり、 月曜日の稽古は、ヒートアップ気味だ(笑) 春先に入門したときには、「身体ごとヘシ折れるんじゃないか?」と心配したほどの 女性新人も、見違えるほど動きが良くなり、通常のまわし蹴りなどの大きな技は ほぼ完全にブロックできる。 ローキックをブロックされたときの手応えは、別人のようだ。 先ず、グローブをつけて顔面を好きなように攻撃させ、次はボディを叩き放題、 最後は突き蹴りを好きなように出させて、我々が受けるというメニューが奏効し、 攻撃力、スタミナはかなりついてきた。 今回からは、受けの稽古で、先ず、約束組手で受けのための「地力」を養成。 多くの空手流派では約束組手は失礼ながら踊りのようになってしまい、現実的に ありえない受け方や、子どもが大人の突きを形だけ受けて稽古としているところもある。 実際、相手も空手修行者なら、受けられるのも前提で、受けを突破するような強烈な 攻撃をしかけてくるわけで、そういう殺気ムンムンの突きを受けるための約束組手は、 当然、タイミングこそ約束されているものの、攻撃側は、一撃必倒の気合で打ち込ま なければならない。 それを受けるからこそ、身体全体の各部を合理的に使用する、実践的な受け技が 身につくのである。 彼女の場合は、サポータはつけているものの、キーボード操作も辛いほど手が痛む 日が続いているが、おかげで、受けにこそ、足腰全体の力、微妙な角度が必須である ことを体感しつつある。 最後に、今度は我々がグローブを着用し、彼女の顔面を自由に攻撃するが、さすがに 当てる直前で止めるが、そこまでは全力・全速力で突く。 当初は、我々の突きがまったく見えなかった彼女だが、今では受けられないまでも 反応していることは見て取れる。 何より対峙したときの目付きが素晴らしく、今後に期待できる。
2006/12/12
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剣道をやっていた頃、親戚(SP教官)から教授してもらった「目付け」 試行錯誤の未熟者ながら、40年近く研究している。 月曜日夜の稽古。 安全のためにグロープを着けた相手の攻撃(主として顔面への攻撃)をひたすら 受け、捌く稽古を先ず行う。 ここでは当然、相手の顔・肩口などを見ることになる。 次に、中段(ボディ)への攻撃を今度は身体で受ける稽古と進むが、このあたりで 個人差はあるが、つい、下を向いてしまう。 最後の蹴りだけに限定した攻撃を受ける稽古でも、やはり相手の足を見てしまう。 仕方のないことではあるのだが、ここで敢えて相手の口元あたりを中心に、全体を 観る「目付け」を強調する。 空手に限ったことではない。 視点を高く保つということは、実社会でも重要なことだと思う。 もちろん、現実をないがしろにして、高いところばかり視ていては話しにならないが。 「稽古をどのように、実生活に活かすのか?」が、我々稽古仲間の主要命題である。
2006/12/11
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久しぶりに男性のみの稽古。 移動を徹底的にやり、各関節が充分にほぐれたところで、ミットに切り替える。 この春から、稽古場の床に敷いているジョイントマットは非常に良いのだが、 表面がかなり滑るため、移動稽古(特に回転系)には好適だが、足捌きを 多用するミット稽古には、やや不適である。 が、武道は本来、実戦を想定したものであるべきで、床状態も様々なところで 行わなければならない。 などとお題目は認識しているものの、実際、21世紀に武道を嗜む我々の 足の裏は、かなり綺麗なものである。 走りこむのも、舗装された平地では、足首が強化されないのも当然であり、 生活環境の向上が、我々の身体から野性味を奪いつつある。 剣道をはじめたばかりの小学生の頃、近所の神社の敷石の上で2時間以上も 正座していた私も、稽古の前後の黙想での正座すら辛いときがある(笑) もちろん、体重の増加が主要因ではあるが。
2006/12/04
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今年は、アーツが秋の開幕戦を病気欠場した時点で、あまり興味がなくなって いたが、グラウベの顔面攻防慣れは期待できたので、一応チェックした。 なんと、アーツがリザーブマッチに出場。武蔵をあっさりKOし、これで俄然 面白くなった。 バンナ,ホーストと下したS・シュルト対アーツの決勝戦は、私としては過去の 決勝戦の中でも、最もエキサイトして観た。 実際、アーツはノンタイトルながら、シュルトに今年判定勝ちしており、これは フロックではない、キッチリと相手の攻撃を潰して、有効打を当てる緻密な判定 狙いの勝利であっただけに、大いに期待した。 残念ながら、アーツは決勝戦で、シュルトの前蹴りを貰ってしまい、軽いダウンを 奪われてしまい判定負けしたが、勝負を投げずに、自分より頭ひとつデカイ相手に パンチをふるっていく姿は、最近向上した技術面よりも、メンタル面の充実を 見せつけてくれた。 やや気負いすぎていた点を、一瞬の前蹴りで突破されてしまったのは 本当に残念だ。 何度も見せてくれた、相手のジャブに右ローを合わせ、足を止めさせてから パンチを打っていくのは、かなり難しいはずで、各ラウンドに数回できるという ことは、かなり計画的に練習した成果であろう。 また、シュルトの前蹴りは、足がデカイゆえに、ブロックしても中足が水月や、 肋骨の一番下に当たる。アーツとしてもわかっていても貰ってしまい、かなり 効いたようだが、このあたりも練習を積めば、アジャスト出来るだろう。 グラウベはボロボロのボンヤスキーを相手と思っていたところに、リザーバーの アーツが上がってきたので、気持ちの面で弱さを露呈してしまったが、緒戦を見る 限り、アーツとの力量差は差ほどでもない。 ただ、戦略という面で、極真スタイルのバリエーションでは、あのルールでトップに なるのは難しいだろう。 「いい子」になってしまったバンナも、シュルトのハイキックでダウンこそ喫したものの、 僅差の判定まで持ち込む闘志には感動した。
2006/12/02
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今月は土日は全て仕事でつぶれてしまったが、土曜日朝の稽古と、 月曜日の夜の稽古は、きっちりこなした・・・と、書きたいところだが、 今週の月曜日は、風邪でダウンし、欠席となってしまった。 代わりに、60代後半の師範代殿が、新人さんにキッチリ稽古をつけてくれた。 春先から入門した新人さんも、先日、好きなように突かせ、蹴らせてみたが、 蹴りの威力はなかなかのものになってきた。 身長もあり、手足が長いので、まわし蹴り系の遠心力を利用する攻撃技は、 それなりに効く。 中足で肋骨を蹴られると、結構効く。頼もしい限りだ。 グローブをつけ、私の顔面を思いっきり殴らせてみたが、顎の先端などの ピンポイントに当たらない限り、男性を倒せるレベルには達していない。 当面は、ヒジを中心に鍛えて行こうと思っている。 驚くのは、出席率の高さだ。 時折、こういう熱心な稽古生が入門してくれる。 本人以上に、そういう熱意ある不器用な新人を、大らかに、厳しく受け止めて くれるようになってくれたベテラン勢に感謝! ちなみに土曜日の子供・主婦のクラスは、何より、環境が良い。 晴れた日など、ポッカリと日差しの入る、静かなマンションの集会室で、 ひたすら移動稽古を繰り返していると、気持ちは15歳に戻る。 あの頃は、まさか30年も経って同じような気持ちで汗をかけるとは夢にも 思わなかった。 主婦も小学生もそれなりに動きが良くなり、特に、4年生の子がバシバシ 蹴ってくる。楽しみだ。
2006/11/30
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ご主人がジャイアンツに移籍するということで、亮子夫人(田村 亮子)に 対しても 「ジャイアンツ愛を持って欲しい」 「旦那を支えて、巨人を優勝させて欲しい」 というコメントがマスコミからも出ている。 マスコミのアホさ加減がよく分かる一例である。 田村(旧姓)選手は、木村政彦以来の日本の柔道界の至宝であり、 戦績もさることながら、その稽古量・質ともに世界の柔道家が注目し、尊敬する 選手である。 道は違えど、本来極秘とされている自主トレの一部がTVで流れたときは、 「さすが、一流の選手は、稽古も一流」と感心してしまった。 本来なら、旦那が野球と家事・子育てを全て行い、柔ちゃんの復帰を後押しすべき なのだ。 巨人ファンには申し訳ないが、「世界に誇れる」のはどちらかということを、冷静に 考えて、マスコミは考えて欲しい。
2006/11/14
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このところ、事情があって休日出勤が続いている。 というより、まともに休んだ記憶が遠い(笑) 先日の代休は、平日以上に早起きしての水星太陽面通過の観測だったので、 余計に疲労してしまったし(笑) 元来出不精なので、まあ、休日はあってもなくてもあまり関係ないのだが、 末っ子の髪の毛を切ってやる時間が取れないのは申し訳ない限りだ。 ただ、稽古の時間だけはしっかり確保している。 本日も、午前中は2時間、たっぷりと汗を流した。 入浴&軽い昼食後、仕事に向かう。 身体も解れ、気分爽快だったが、さすがに夕方になると、後ろから引っ張られる ような重い疲れを感じ、さすがに年齢を感じた。 おまけにこの雨。オッサンには辛い(笑) もっと酷い状況が、5年ほど前にあったが、その時は、気力とユンケルで何とか 乗り切ることが出来た。 今回は、ザクロジュースとリポDで頑張ろうと思っている。
2006/11/11
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土曜日の稽古は非常にさわやかに汗を流せ、出張で車中長時間座り続けた 身体中の「凝り」が、見事にほぐれてくれた。 今日は、見学者もいたので基本をしっかりとやり、最近、蹴りに対する受けを 集中的に指導されている新人(女性)のために、蹴りのみの組手をたっぷり やった。 メンバーの中でも蹴りの威力はかなりあるS氏が、加減しているとはいえ、 最近の若い女性の中でも、かなり細い部類に入る新人に蹴りこむのは、 内心ヒヤヒヤしながら見ていたが、かなり痛そうながらもかろうじて脛受け を合わせていたのは、大したものだった。 古いメンバーは、本当に厳しく指導したので、彼らの「加減」のレベルは、 並みの道場のガチンコと対して変わらない。 特に、師範代格のオジサンは、入院するほどのダメージを負いながら 研鑽してきただけに、初心者にはたまったものではない(笑) が、武道の世界ではこの「常識」が高い道場が良い道場であることも 事実である。 特に初心者の場合、比較対象がないので、それが当たり前と思い込み、 知らないうちに高いレベルの技術が身につくものだ。 もちろん、怪我をしたり、恐怖感で潰れてしまっては何にもならないが。 今回の新人は、本当に良く頑張っている。 パワーではハンディのある、女性や子供の指導は、より技術的に繊細な 指導が必要な分、勉強にもなり、やりがいもある。
2006/10/30
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子供とお母さんのクラス(笑) 基本と移動稽古にかなりの時間を割き、サイドステップは休憩の合間にも 徹底して取り入れた。 グローブ着用ながら、顔面ありで、しかも体格的にハンデのある女性や子供の 場合、横の動きは徹底的に活用しなければならない。 さらに、金的蹴り、間節蹴りなどに踵を使うような”器用さ”も使いこなせなければ ならない。 さらには、ヒザなど、比較的破壊力のある技も同様だ。 組み付かれることを考えた場合も、よくある「タックル潰し」は体重がそこそこ なければ使えないし、成功したとしても、そのまま縺れてしまい、組み敷かれて しまう。 ということで、横に避けることは重要なトレーニングである。 小学生は突き、蹴りともそれなりに威力を増してきており、打たせてみると、 顎にまともに貰うと、かなり痛い(笑) 以前は、相手の顔面を打ったところで、びっくりしてしまったり、逆に、「きめた!」と 気を抜いてしまっていたが、最近では、フォローがバンバン来るようになってきた。 一人の主婦に関しては、前蹴り(もちろん軽くだが)で止めないと、ヤバイくらいの 威力になってきた。 やはり、学生時代にスポーツ(何であり、それなりに「キツイ」トレーニングを積んだ もの)経験があると、「あたり」がまったく違う。 初心段階こそ、モタモタしているが、一度基本を習得してしまえば、運動未経験者 よりも、格段の速さで伸びる。 子供~若い頃の運動は大切だと、しみじみ思わされる。 秋口なのに、汗びっしょり。気分爽快。
2006/10/21
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体調不良や仕事で欠席者が多く、新人さんとマンツーマンの稽古となった。 手技の基本をじっくり稽古する。 私も、こんなときでもなければ、ゆっくりと確認しながら基本稽古をする機会は なかなかない。 1回1回、噛み締めるような気持ちで稽古した。 若い頃は、新しい技、稽古方法、補強(ウェイト)など、発散する一方の稽古だったが、 いざ実践(組手など)にどれだけ役に立ったか、疑問である。 道を究める(技術と精神面の向上)ことに、はっきりと手応えを感じるようになったのは 40代近くになってからである。 若手や新人に、構えて足を止めたまま 「ホラ、何でもいいから、私の顔面を好きなように打ってみて」 なんて打たせ、顔すら動かさずに全て受けることが出来るようになったのは、 その頃からである。 もちろん、同等の修行を積んでいるものが相手ではそうもいかないが(笑) それでも、私の経験してきた著名な会派のスタイルでは、そんなレベルの人間は、 本当に一握りしかいなかった。 結局、私がこの歳になっても手応えを感じながら稽古を続けていられるのは、 新規入門者のおかげなのである。 今では、ベテランになり、私の代わりに新人さんを指導してくれているメンバーの 入門した頃を思い出しながら、現在の稽古を見ていると、つい微笑ましくなってしまう。 ビジネスとは違い、正しい方法で努力をすれば、必ず上達が約束されている稽古事の 世界は、本当に人生のバックボーンにふさわしい。 基本の後、”金的蹴り”を徹底的に稽古し、終了。 金的蹴りは、さすがにカップなしではあまり使わないので、すぐ錆付く。
2006/10/16
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肩を痛めたことと、夏祭りでサボり始めて以来、久しぶりにジムへ。 もちろん、稽古は欠かさなかったので、運動不足ということはないが、 ベンチなど90kgが限界であった。 肩の痛みはなく、サボった期間はリハビリと都合よく捉えることにした。 痛めている期間は、80kgすらまともに上がらなかったのだから。 ランニングは予想以上に快調で、やはり”スポーツの秋”といったところか。 サウナも爽快だ。 このところの牛丼三昧で強化した”メタボリックボディ”も多少は締まった。 あとは、ウォーキングを再開すれば、通常の運動量に戻る。 食事は、牛丼で暴食している分、他はサラダを主体にしたダイエットメニューに しているが、やはり太りやすい体質を実感している。
2006/10/04
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驚いたのは、TV局の電話取材があるまで、ランダエダ側が中止も、亀田の怪我も 知らなかったことだ。 それなのに、ちゃっかり金平会長は延期会見をしている。とんでもない話だ。 穿った見方をすれば、ランダエダ側を振り回しているようにしか思えない。 こういうジムが興行権を仕切っているから、日本のボクシング界は、亀田のような ”色物”に頼らざるを得なくなるのだ。 報道によれば、スパーリングで瞼の上をカットしたということだが、あり得ないだろう。 試合直前に、フルフェイスのヘッドギアもしないでスパーリングなんて、意図的に試合を 延ばしにかかったとしか思えない。 結局、準備が間に合わなかったということだろう。 ランダエダ側は、亀田が準備万端整うまで待たされる格好になるわけだ。 「ガッツ石松は、ランダエダが有利になった」とトンチンカンなコメントを開陳しているが、 全く逆だと思う。 また、TVを利用してここまで来ていながら、やばくなったら会見を欠席する亀田親子 には、「プロたる資格なし」と断ずる次第。
2006/10/03
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この歳になって、今更、入社式に出るとは思わなかった(笑) 20年振りの”入社式”である。 計画では、昨年設立したNPOに専心するつもりだったのだが、なかなかスッキリと 転身するわけにはいかない、経済的事情と、”浮世の義理”がある。 仕事の内容は大きく変わることはなく、生活スタイルや、稽古・趣味なども全く 変わらないと言える範囲の変化である。健康保険組合が変わるぐらいか。 入社式の帰りに、末っ子に頼まれていたトミカのミニカーを走らせるアトラクションを 購入し、一度帰宅し、牛丼を2杯食う。昨日も2杯食したので、メタボリックな日々だ(笑) 夕方、珍しくメンバー全員が都合が悪くなり、稽古は中止とも思ったが、こういう日 だけに、一人稽古で鍛えることにした。 観望会や、退職・入社の手続きでバタバタと忙しく、その上、胃袋には2杯の牛丼が 収まっている身体は、さすがに重かったが、1時間も動いているとそれなりに動くように なってきた。 気がつけば、秋口とは思えない汗を流し、身も心もスッキリした。 この歳になると、さすがに大きな感銘はないが、ちょっとしたイベントとなった1日。
2006/10/02
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◆グラウベ・フェイドーザ × P・スロウィンスキー 以前より、「グラウベは蹴りより、長いリーチを生かしたパンチを磨くべき」と門外漢 ながら主張してきたが、ここ数年、非常に鋭くなっているパンチで、適正な間合いを 保ち、圧倒的な判定をものにした。 KOなんて狙わなくていいと思う。こういう、理に適った試合が楽しめないファンは、 そのうち飽きてくるものだ。今後のK-1の使命は、視る側のレベルをフランス並みに UPできるようなカードを提供していくべきだ。 問題は、このグラウベの戦い方が、出自の極真側(松井派)に技術的にフィードバック されていない点だろう。 顔面パンチが入ってくると、処理しなければならない相手の攻撃は、ざっと倍に増える わけで、稽古体系はかなり変わってくる(ロウ山氏の極真館のような先祖がえり) はずであり、それがなければ「極真が決勝に残った」のではなく「グラウベ個人が、 決勝に残った」という認識をするべきだろう。 ◆ステファン・レコ × レイ・セフォー 最も楽しみにしていたカードであり、その通りの素晴らしい技術を見せてくれた。 セフォーは、グラウベたちと練習しているせいか、構えの重心が後ろ過ぎる。 体重が増え、動きが鈍くなった分、間合いが取れる後屈立ちに変化したきたの だろう。 結果、受けてからの返しが、レコのような早い相手には間に合わず、判定を 落としてしまったが、これは是非、「獲物を狙って仕掛けていた罠に、相手が かからなかっただけ」という風に、前向きに捉えて欲しい。 細かい技術を積重ねるファイターではないだけに、やる気をなくして欲しくない。 それほど、セフォーは素晴らしい選手だと思う。 派手さはなかったが、セフォーの”罠”に嵌らずに、ポイントを重ねたレコの 技術が今回は優った。 K-1復帰後、後ろ回し蹴りでバダハリにノックアウトされたレコだが、出会い頭の 一発を貰うまでは、バダハリの早い多彩(めちゃくちゃに近い)攻撃を、全て 受け切っていた。レコも素晴らしい選手だ。 ◆武蔵 × ハリット・ファウスト 今回はタイということだが、武蔵は目先の練習を変えすぎる。 大体、タイのジムも、こんな重量級の既に動けなくなった選手が来ても、 アドバイスのしようがないだろうに。 自分で確信を持った、練習方法を持てなければ、今回が最後になるだろう。 僅差の判定負けだが、実際は、相手のスピードにまったくついて行けなかった。 ◆バンナ × ホンマン バンナの身体が非常に絞れていたのを感じた。以前より、精神力も格段に UPしているようにも観え、楽しめた試合だった。
2006/09/30
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ケーブルTVで観戦。デジタルにして、画像がかなり良くなった。 P・アーツの欠場は残念だった。K-1の看板として12回連続、今回で13回目の出場は 間接的にK-1の技術体系の変化が見てとれ、楽しみだったのだが。 毎年思うだが、正道会館の少年部の演武。試し割のときに、持ち手の一般部の方々の 板の持ち方、大きな蹴りへの合わせ方が拙すぎて、今年も、失敗して痛そうにしている 子が多かった。可哀相だし、あんな薄い板や、試し割り専用のバットを折っても、何の メリットもない。 うちでは、あの倍の厚さ、材木屋のオヤジが「これは割れないよ」という板を、かなり 小さくカットし、より割りにくくして、子どもにやらせている。 試し割りは、技の正確さとスピード、そして度胸を鍛えるものである。 せっかく大舞台でやるのなら、「勝負させてやる」ということも重視してあげるべきだと 思う。 試合は地味ながらもそれなりのレベルがキープされており、地区予選システムが かなり効果を上げていることを示している。 ◆バダ・ハリ × ルスラン・カラエフ ”バッドボーイ”として主催者側が売り出そうとしているバダ・ハリだが、リスクを 犯しての大技以外、視るべきものもなく、線も細い。 結局、何も出来ないまま、カラエフのフックに沈んだが、コーナーに倒れ際の攻撃が 当たったと試合場でゴネるのはいかがなものか? 動体視力の悪い、解説の谷川氏や長嶋氏がフックとヒジ打ちを見極められず、「ヒジ が当たったのでは?」とコメントしていたが、ちゃんとグローブが当たっている。 その後にヒジが掠めたようにも見えるが、大勢に影響はない程度だ。 バダ・ハリが「もう出ない!」と英語で叫んでいたが、主催者側が気を遣ったのか、 数試合後、リング上で「試合結果は有効、カラエフに厳重注意」とコメントした。 カラエフが蹴ったときは、バダハリはまだ倒れていないので、特に問題はないと 思う。結局、レフリングに問題があるということだ。 そして、亀田兄弟同様、「お騒がせキャラ」はいらないと思う。 不快な試合だった。
2006/09/30
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本来、野球ファンではない私が、今日は、ヒーローインタビューまで、かっちり観て、 そして、鳥肌が立ってしまった。 オフは桜庭とトレーニングをすることもあるという、下柳が、今日、矢野に引きずられて お立ち台に上がった。 大人の洒脱さを堪能させてもらった。 阪神の人気がわかるような気がした。 私も、子どもの頃からの阪神ファンだが、当時は江夏と田淵という、やはりちょっと ”不良っぽい匂いのする”選手にあこがれていたのかも知れない。 下柳、矢野、今岡が並ぶお立ち台は、これが最後のような気もする。 優勝なんて下世話なことを話題にすることすら憚られる、オッサン達だ。
2006/09/29
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ついこの間まで、暑くてヘロヘロになっていたのが嘘のような夕方の涼しさ。 新人を中心に、基本をみっちりとやり、後半は、ひたすら約束組手で受け返しの 稽古をたっぷりとやった。 年齢に関わらず、キッチリと経験順に受けの技術が高いことが明らかになり、 新しいメンバーにも”積み重ね”が有効であることが理解してもらえたことは 非常に有意義であった。 自由組手の場合、微妙な実力差(簡単には定義できないのだが)ではやはり 「まぐれ当たり」やその日のコンディションで、優劣がハッキリしないケースも多い。 ましてや、禁じ手なしの真剣勝負は、仲間内では不可能である。 やはり、約束組手(一定の制限条件をつけての真剣勝負)や試し割など、 客観性のある稽古も必要である。 とくに、約束組手は剣道形を真似た、形骸化したものは意味がないが、 受けにくい、リアルな攻撃を対象に行えば、基本の完成度、反応力などが 明らかになり、上達方法としても非常に有益である。 私自身も当然、参加するが、若手の追い上げに、うかうかしていられないと、 いい励みになる。 しかし、20代~30代の若手はともかく、40代~60代のオッサンチームが 圧倒的に強いのは、頼もしい限りである。
2006/09/25
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近所の吉野家に、カミサンと次女が向かってくれたのは、AM10:40。 数分後、カミサンからメールが入る。50~60人が並んでいるらしい。 そして・・・・・2年7ヶ月の発売停止期間を経て、本日復活だ! 11:30 久しぶりのパッケージが私の目の前にあった・・・。 私が牛丼にハマったのは、大学に入る頃である。 当時は24時間営業のファミレスなんて世の中になく、セブンイレブンも、文字通り 夜の11時にはカッチリ営業を終えていた。 夜遊びをすれば腹が空く。そしてあのオレンジ色の光だけが、私たちの腹を満たして くれた。 今更、狂牛病なんて言われても、もう遅いぜ(笑) 当時は、「太平洋戦争中に食糧難の日本軍が南方で品種改良した大ねずみの肉だ」 なんて噂もまことしやかに流れていた。 それでも「ねずみもこれだけ美味けりゃ文句ね~よな!」なんて言いながら、 貪り食っていた。
2006/09/18
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