地を這う虫

2004/09/16
XML
カテゴリ: 事件・事故・時事
刑が先日執行された。そのことに特に感想はない。この事件で私が印象に残っているのは、国と被害児童遺族との国側の謝罪、総額4億円の損害賠償を含む 合意 が早々と成立したことだ。この事件のあまりの衝撃性・異常性などから世間の関心が高かった訳であるが、この合意について当時TVで見てた限りでは、マスコミは歓迎する立場をとっていたと思う。ケルンコンサートは人間性に問題を抱えているからかもしれないが、「ちょっと、待ってくれ」という立場だ。そこらへんの市立小学校で仮に同種事件が発生したときに市、県、国が同様の対応をするかといえば、法律的にみても管理責任のある市以外を相手にした裁判は裁判自体が成立しないであろうし、裁判になれば10中8,9遺族側が負けるであろう。何故なら、行政は宅間のような異常人格者の存在を前提に行政を行っていないからだ。もし、そうなら、すべての公共施設の警備は今のままでは生ぬるく、税金から支出される警備費予算はいくらあっても足らなくなるではないか。文科省は何を考えてるか知らないが、国立大学付属小学校へ通う子供達に対する世間の反感(宅間死刑囚がそうであったように)を更に高めたのではないかと思う。私が知っている市井のお母さんの何人かは「えーー。何でやのん。うちの子が**小学校で殺されたら、国はそういうことしてくれへんのんちゃうん。不公平やわーー。たまらんわ。」と笑って話していたが、これが本心と思う。問題なのは、学校側の警備不備とかではなく、宅間のようなアブナイ人間を町に放置した厚生労働省、法務省、人権屋弁護士・マスコミにあり、文科省に一義的な責任などあるわけがないのである。





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  2022/04/04 03:42:45 PM
コメント(3) | コメントを書く


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x

Keyword Search

▼キーワード検索

Comments


© Rakuten Group, Inc.
Create a Mobile Website
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: