地を這う虫

2022/06/12
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カテゴリ: ジャズ
このブログの私のニックネーム"ケルンコンサート"は文末に記載するJazz PianistのKeith Jarrettのソロピアノ・アルバム「ザ・ケルン・コンサート」(The Köln Concert)に由来します。
Keith Jarrettのコンサートを聴きに行った記事を直近に書かれていた左巻き(コレコレ)ブロガーさんと喧嘩もとい論争するために立ち上げたブログなので、Keith Jarrett絡みで「ケルンコンサート」と称したわけです(苦笑

Wikipediaに、

>『ザ・ケルン・コンサート』(The Koln Concert)は、ジャズ・ピアニスト、キース・ジャレットが1975年に発表した2枚組のライブ・アルバム。これまでに400万枚のセールスを達成。最も売れたジャズのソロ・アルバム、最も売れたピアノ・ソロ・アルバムと言われている。

と書かれているように、このアルバムは日本でも空前の大ヒット作となりました。当時ジャズ喫茶にいくと、いやというほど流れていました。「ザ・ケルン・コンサート」の数年前には Chick Corea 「Return to Forever」 が絶賛ヒット中だったので、これもジャズ喫茶でいやというほど聴かされました。

「Return to Forever」のレコードは買ったことがありませんが、「ザ・ケルン・コンサート」は一時持っていました。Germany盤は高価なので多分US盤だったと思います。ジャズ喫茶であまりに多くかかるのと音楽の内容が耽美的過ぎと思うようになり嫌気が差して売却しています。当時TVのCMの音楽としても使われていたと記憶します。
まぁ、売却したのは失敗だったなぁと後悔しておりますが、レコードは片面で長くても25分程度しか収録できないので、延々と続くインプロビゼーションが途中でファイドアウトして裏面に変わってフェイドインで再開となります。なので、こういう音楽はCDの方がマッチします。「The Köln Concert」の中古CDは700~800円くらいで購入できます。後述する「Solo Concerts」の方は1000円以上するようです。「The Köln Concert」は中古市場に流通する数がめっちゃ多いので安いのかなあ?

で、今日聴いたのは「ザ・ケルン・コンサート」の2年前くらいにリリースされた 「Solo Concerts: Bremen / Lausanne」 です。レコード3枚組でタイトル通りソロピアノです。

最初に聴いたのは多分ジャズ喫茶だと思いますが、衝撃的でした。ソロピアノで延々とインプロビゼーションを繰り広げ、その音楽が超絶的に素晴らしい。。。

これ以上詳しいことを書く能力も文章力も熱意もないので、音楽内容の詳細は省略します。

今夜はレコード1枚半分、Bremenでの録音分だけ聴きましたが、このレコードの歴史的重要性等を含めて評価すれば、★★★★★ 以外にないでしょう。

画像にあるとおり、レコードボックスの周縁部の痛みが激しいです。これは、一時レコードを床面に直置きしてた際に、ある事情で床面に多量の水が流れ、当時はレコードやオーディオに全く興味・関心を失っていた時期だったので、水に濡れた後のリカバリー対応が全くのおざなり仕事だった事に起因します。このレコード以外にも結構価値あるレコードも水濡れによるジャケットの損傷が激しいものがあり、今となっては残念至極です。



このレコードについてのDiscogsの記載内容を編集して以下にコピペしておきます。



Keith Jarrett Solo Concerts: Bremen / Lausanne
ECM Records ECM 3-1035-37 ST
Repress,US,1974


A  Bremen, July 12, 1973 Part I       18:05
B  Bremen, July 12, 1973 Part IIa      19:40
C  Bremen, July 12, 1973 Part IIb      26:15
D  Lausanne, March 20, 1973 Part Ia   22:50
E1 Lausanne, March 20, 1973 Part Ib  7:20
E2 Lausanne, March 20, 1973 Part IIa 12:34
F  Lausanne, March 20, 1973 Part IIb  22:35




↓の画像はUNIVERSAL MUSIC JAPANの以下のサイトから借用しています。
ザ・ケルン・コンサート [通常盤] [SHM仕様] キース・ジャレット



Youtubeには”Solo Concerts Bremen / Lausanne”も"The Köln Concert"も音源は見つかりませんでした。他のPianistが演奏をコピーしたものはあるようですが・・・。
著作権管理者が動画をチェック・削除要請しているのでしょうね、多分。


【2022/06/12 19:44 追記】

本文中に書いた Chick Corea 「Return to Forever」 を東京在住時にTUTAYAでCD借りてコピーCD-R作成しています(苦笑
最近、車の中で数回聴きましたが、Chick Coreaの圧倒的な作曲力、構成力、演出力、演奏力及び彼のバンドのメンバーの演奏内容の凄さに改めて感嘆いたしました。
ただ、アルバムの最後の曲 「4. "Sometime Ago - La Fiesta"」 については曲が終わりそうな雰囲気になってからも延々と引っ張るところに、エグさを感じたことも事実です。
とはいえ、Chick CoreaはKeith Jarrettと同様・同等に「とんでもない音楽的才能に満ち溢れたmusician」であったことは間違いないです。なお、Chick Coreaはここ数年内に亡くなっています。合掌。





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Last updated  2022/06/12 07:58:21 PM
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