地を這う虫

2023/06/10
XML
カテゴリ: その他
たしか先月の5月19日(金)の夕方に会社から家に帰るためビルのエレベーターに乗った瞬間、耳鳴りが発症しますた(涙)。何の予兆も前触れもなく、突然シーーーーという4kHzくらいの純音あるいは狭帯域ノイズが左耳で聴こえます。正確には感じますと言うべきかなぁ~~。

以前にも耳鳴りが短時間発症したことがあるような気がしますが、多分長時間、長期間は継続せず、そのうちに収まったのでさして気に留めなかったような気がします。1週間以上経過しても耳鳴りは止まらないので、耳鼻咽喉科を受診することにしました。一応ネットでチェックして「突発性難聴」ではないな、と自己診断しておりますた。20年以上前に大学時代の恩師の教授が、学長選挙に関わったことによる多忙、激務、ストレスで「突発性難聴」になったことがあります。あ~~~、教授自身が学長に立候補したわけではなく、自学科の別の教授を推しての選挙戦でした。教授は「突発性難聴」に関する知識があったのかどうかわかりませんが、音が聞こえにくいので速攻で医者を受診したところ、 「突発性難聴」 と診断されました。すぐに入院し適切な治療を受けたために完治されました。 「突発性難聴」は放置すると、難聴が固定化されてしまいます。発症してからできるだけ早い時点での適切な治療が何よりも重要です。もし「突発性難聴」が疑われる症状が発症したら一日といわず、1時間でも早く耳鼻咽喉科を受診してください。ここ凄く重要なとこです。

私の耳鳴りは「左耳」で、左耳の聴こえが悪い自覚はないので、「突発性難聴」ではないと判断しました。ですが、いよいよ耳鼻咽喉科に行くことを決意した際、自宅のオーディオ装置で音楽を鳴らし、片方の耳(正確には耳介)を手で覆って、もう一方の耳だけで音を聴くテストをしました。そうすると耳鳴りがある「左耳」の感度、聞こえる音のレベルが低いことに気づきました。聴感上5dB前後低そうです。これはヤバイかも、と多少焦りました。まぁ、「突発性難聴」は「難聴」というくらいだから感度の落ちは5dB程度では収まらないだろうな、とも思いますた。

耳鼻咽喉科を受診するのは多分小学生以来でしょうな。子供の頃は鼻がつまった感があったので、その関係での受診だったかな~、それとも中耳炎とかだったかもしれません。子供の頃は耳鼻咽喉科の医院って結構たくさんあったような気がしますが、受診する耳鼻咽喉科を決めるためにネットで検索すると、うちの近所(車で15~20分以内のとこ)には3つしかありません。駅前のビル内の医院はアクセスは一番良く車で行く必要はありません。ただ、ネットでの評判は非常に悪い。医院、病院に対するネットの口コミには強烈なバイアスがかかってるだろうから話半分で聞くとしても、あまり行く気にはなりませんわな(苦笑
別の医院はネットの評判はまあまあですが、一番遠くて車で20分以上かかります。駐車場の台数が少なく住宅地なのでTIMES等の時間貸し駐車場はなさそうです。最後の医院は予約制ではないので待ち時間は2時間くらい覚悟しないといけないようですが、評判はかなり良いです。待ち時間以外の悪評はほとんどありません。駐車場の台数は多くないが、近くにTIMES等があるので最悪そこに駐めればいいでしょう。決断しました。この医院に決定です。5月30日(火)に受診しました。

かみさんに相談すると午前診は年寄りが多いから、午後診の方が待ち時間が少ないんちゃうのん、とのこと。ということで、午後診を選択。当日は在宅勤務にして夕方から医者に向かいました。車で20分くらいのとこです。

午後診開始の時刻の40分くらい前に到着しましたが、医院の駐車場は結局空きがなく、近くの駐車場に停める際に色々あって時間がかかってしまい、医院前に付いたのは診察開始の30分前でした。医院のドア前には既に6人並んでますた(涙)。私の一つ前の女性に「いつもこんなに並ぶんですか?」と尋ねたところ、「今日は少ない方じゃないかしら。これくらいだったら、それほど待たなくても先生に診てもらえるんじゃないかな」てな答えですた。。。

私の前の6人のうち3人は並んでいたのは母親で実際の受診者はその子供さんでした。子供さんの診察時間は結構短かったので、私が先生に診てもらえたのは診察開始してから1時間後くらいでした。医院前に並び始めてからは1.5時間後ですけどね。医者は私と同じか少し若いくらいの年齢のようでしたが、Covid-19感染防止のため完全防御(マスクやフェイスシールド等)なので詳細は不明です。

・問診

・耳の中の目視検査
医者に「耳の穴(外耳道)の奥に耳垢がつまってるがな。鼓膜に当たってるで。綿棒でごそごそしたんちゃうか?。耳垢が押し込まれたんちゃうか?」と言われますた。「2週間くらい前に耳かきで耳垢をとっていたら、その後から時々カサコソと耳垢が外耳道で動く音が聴こえたので、綿棒でゴソゴソしました」と私は答えました。医者は吸引か何かでこの耳垢を除去してくれました。先に書いた左耳の感度が5dB程度落ちてるのはこの耳垢が原因だったんでしょうな。医者はこの耳垢の鼓膜付近への押し込みが耳鳴り発症の原因とは言わなかったが、後述する耳鳴り発症のメカニズムを考えると、発症のトリガーになってしまった可能性はありますな(号泣
外耳道の音の伝搬を阻害する耳垢の存在により、いつも以上に高音域の聴こえが悪いから脳が過剰反応を起こしてしまったかもしれません。あ~~~、数年前から会社の健康診断で左耳の高音(4kHz)の若干の聴力損失を指摘されてます。今年4月の健康診断でも同じ結果でした。加齢によりものだから仕方ありません。

・聴力検査
防音ボックス内で聴力検査。通常の検査と骨伝導の検査の2種。健康診断では骨伝導検査はしたことないので、人生初の検査です。

・診断結果
 聴力検査の結果は健康診断結果と同じで左耳の高音域に少し聴力損失(感度低下)がありました。右耳は特段の異常なし。医者は「左耳の高音域が聞こえにくいので、脳が頑張らんとあかんとわちゃわちゃしとんやな、まぁ、耳鳴りに効果があるとされる薬を二週間分出すから様子を見てちょーだい、次回再度聴力検査をします。あ~~、自分で耳鳴りを探したらあかんで。できるだけ気にせんように」

医者が言った話は以下のサイト記載の耳鳴りの発生原因のことでしょうね。

原因を知ることが治療 知っておきたい耳鳴りのこと

一部を以下に引用させてもらいます。



聞こえにくい音があると、脳に変化が起こります。脳は電気信号が少なくなったことを感知し、聞こえないことを補うために過度に反応し、電気信号を増幅させます。この反応は音が鳴っていないときにも起こり、「音が鳴っている」と勘違いしてしまうのです。このように、耳鳴りは聞こえなくなった状態を補おうとする脳の反応なのです。


(引用元:上記サイト)





画像の借用元:https://www.saiseikai.or.jp/medical/column/tinnitus/


処方された薬は神経障害を改善する薬と脳の血流を良くする薬の二種で耳鳴り発症時に一般的に処方される薬のようです。


【最近の状況】

耳鼻咽喉科を受診した頃は起床後1時間くらいは耳鳴りはほとんどなく、その後大きくなって一日の内で多少大きさが変動するような状態でした。

6月6日(火)~6月8日(木)の3日連続で夕食後の21時くらいから寝るまで耳鳴りがほとんど気にならない程度のレベルに下がりました。ゼロではなく非常に低いレベルで鳴ってはいますけど。たしか6/8(木)だったと思いますが、朝起きた際に右耳に1kHzくらいの純音性耳鳴りが結構なレベルで発生。これはマズイ!!と思いましたが、15秒程度で止まりました。この日は在宅勤務でPC画面を見ていましたが、ある時、左耳の耳鳴りの周波数がより高音域にシフトしました。今までは4kHzくらいだったのが5kHzくらいに高くなりました。今まではシーーーーという音だったのが、ややキーーーンに近くなりました。キーーーンとシーーーンのどっちが高音域なのか微妙なとこですけどね。昨日は出勤しましたが、終日耳鳴りは鳴り続け夜もレベル低下せず。今日も朝から鳴ってます(涙

耳垢を外耳道の奥、鼓膜付近に押し込んだことが耳鳴り発症のトリガーにもしなったのだとしたら大後悔です。ただ、会社の近所にも耳鼻咽喉科が全然ないんですね。耳垢を除去してもらうだけだから、評判の良くない家の近所の駅前耳鼻咽喉科に行っておくべきだったかな~~、とは思ってます。

耳鳴りの特効薬はないので長い付き合いになるかもしれません。できれば、今よりも5~10dBくらいはレベルが下がって欲しいですわ。。。


【2023/06/12 23:46追記】

耳鳴り発生状況の記録・メモ書きをここに随時追記していきます。

・23/06/11(日) 発生レベル 終日 中 かなりストレスあり、ただし、夕食後(アルコール含む)の21時以降は小

・23/06/12(月) 発生レベル 終日 小 ストレスあるが小さい、ただし、夕食後(アルコール含む)の22時以降は極小(ゼロではない、当該周波数の最小可聴値+3dB程度かな?)

・23/06/13(火) 発生レベル 終日 小~中 ストレスあり、ただし、夕食後(アルコール含む)の21時以降はほぼ極小(ゼロではない、当該周波数の最小可聴値+3dB程度かな?)

・23/06/14(水) 発生レベル 朝~夕 小+、夕食後(アルコール含む) 小-

 耳鼻咽喉科の2回目受診 午後診開始時刻の45分前に到着、駐車場は確保、医院前に行くと既に10人以上並んでました。30分以上並んで待たないといけないので、念のため近くのコンビニで用足ししてから並びました。多分12人目か13人目くらいかな。待ってる間にどんどん人が増えていきます。2F~1Fの階段に人が多数並んでるので、医院がさすがにまずいと思ったのか、診察開始時刻20分前から受付開始されました。医者に診てもらったのは並び始めてから90分後くらいですね。
聴力検査の2回目実施。今回は骨伝導検査はなしでした。検査結果は前回とほぼ同様ですが、前回あった聴力の周波数特性の凸凹はなくなっていて、これは検査のバラツキの範囲内やろな、と医者は言ってました。
医者が持ってる検査結果グラフの横軸も縦軸も詳細不明ですが、多分2kHz以上では左耳が右耳に比べて5dBくらい感度低下があるようです。
「基本的に耳鳴りは治らないのだが、聴力がこれ以上低下すれば別の疾患の影響もありうるから、それをチェックするために次回は一ヶ月後に受診してください。前回と同じ薬を一ヶ月分処方しておきます。」 これで診察終了です。

あ~~~、医者の話にあったのは「耳鳴りは生物の防御反応の一つとして、高域の聴こえが低下していることを本人に認知させる意味がある。野生動物の場合は天敵の発する鳴き声で危険を察知するが、その鳴き声の特徴を聴力低下で聞き取れない状態になっていることを警告する意味合いがある」でした。
まぁ、理解できなくもないが、感度低下した周波数帯域で耳鳴りノイズが発生すれば、天敵の鳴き声が「より」聞こえにくくなり、ますます天敵に襲われるリスクは増大するのではないか、と思いますな。医者に論戦を仕掛けて得るものは少なく失うものが多そうなので、「はい、わかりすた」と反応しますた(苦笑

・23/06/15(木) 発生レベル 朝~夕 小+、夕食後(アルコール含む) 小+ (21:09時点で記入) ここ数日の夕食後の低レベルよりは明らかに大きい・・・
  (23:55追記)22時頃に耳鳴り周波数がまた高音域にシフトしました。今は8kHz前後ではないのかな。シーーーー、とかキーーーンというよりチリチリの感じです。レベルは夕食後よりは数dB程度下がってますが、周波数が変わってるのでよくわからん。周波数が上がるまでは、遠くでセミの集団が鳴いてるかのような感じだったが、今は生物感は薄く金属的な音。これはこれで結構ストレッサーになる音やな(涙





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  2023/06/16 12:00:40 AM
コメント(15) | コメントを書く


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x

Keyword Search

▼キーワード検索

Comments


© Rakuten Group, Inc.
Create a Mobile Website
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: