地を這う虫

2023/09/20
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カテゴリ: ジャズ
これまで、SONY MUSICが【完全生産限定盤】(180グラム重量盤)で最近販売した"Ann Burton With The Louis Van Dyke Trio / Ballads & Burton"に関連した3つの記事を書いてきました。

以前、ネットのオーディオ/JAZZブロガーさんの記事にAnn BurtonのFirst Albumの"Blue Burton"の日本盤は最初にリリースされた"SX68 SOUND"と銘打たれた盤(1970年5月リリース)の音が最高だ! てものがありますた。SX68というのは当時CBS-SONYが導入したドイツのノイマン(Neumann)製のカッティング・ヘッド(マシン)のことです。ブロガーさんの関連記事は例えば↓

音の良いレコード ~CBS SONY SX68 SOUND~

テイチク盤の音の理由・・・Jim Hall

私の所有盤は1988年にリリースされたらしいEPIC/SONY盤です。1970年5月リリースの盤を聴いたことがないので、私の所有盤と音の違いがあるかどうか分かりません。

私はレコードの製造工程の詳細を知らないので、カッティングマシンのことをネットでちょっと調べると、SONYが一度は廃棄してしまったアナログレコードのカッティングシステムを復活させたという記事がありました。

詳細を未だ読めていませんが、メモ書き代わりにここに載せておきませう。なお、どちらの記事も古いので今回私が購入した【完全生産限定盤】"Ballads & Burton"がここに記載されてるシステムで製造されたレコードかどうか今のところ分かりません。

AV Watchの関連記事は↓
復活したソニーのレコード制作現場を見てきた。'70年代の機材と最新技術でどう作る? 藤本健2017年10月23日 12:52

日本オーディオ協会の関連記事は↓
アナログレコード用ラッカー盤カッティング ソニーミュージックグループとミキサーズラボが相次いで開始 見たい聞きたい行きたいレポート 照井 和彦 JAS事務局長

上記のオーディオ協会の記事には

>NEUMANN(ノイマン)製のカッティングマシンはすでに製造を取りやめて久しいので、新たに導入するには中古市場で探すしかありませんが、北米からの紹介でとても程度の良い個体に巡りあったとのことです。全てを分解した状態で輸入し部品状態で徹底した洗浄を施した上で、ソニーミュージックグループの技術スタッフが自力で組み上げられたマシンはCutting Lathe VMS70、Head SX74、Electronic Package SAL74で、スタジオの一角に専用スペースが新たに作られ収まっていました。

との記載があります。先に 

>【完全生産限定盤】"Ballads & Burton"がここに記載されてるシステムで製造されたレコードかどうか今のところ分かりません。

と書きましたが、今現在(2023年9月)においてもSONY MUSICのアナログレコード制作・製造工程は基本的には同じなんでしょうね、多分。状態の良いNEUMANN(ノイマン)製のカッティングマシンは世界中探しても多くの個体は残っていないでしょうから、技術者が精細に調整したマシンを簡単に手放し、新たなカッティングマシンを導入する可能性は低いでしょう。


↓ CBS/Sony SONP-50220 SX68Sound, Europe Jazz(1970年5月リリース)





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Last updated  2023/09/20 10:01:45 AM
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