再出発日記

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2021年12月13日
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カテゴリ: 洋画(12~)
後半の4作品です。



劇場版「きのう何食べた?」



ぶり大根食べたくなる。

STORY
小さな法律事務所で働く弁護士・筧史朗(西島秀俊) は、同居する恋人の美容師・矢吹賢二(内野聖陽)の誕生日プレゼントとして京都旅行を提案。賢二は大喜びで旅を満喫するが、旅行中のある出来事をきっかけに、二人は互いに本心を明かせなくなってしまう。そんな中、仕事帰りの史朗は見知らぬイケメン(松村北斗)と賢二が親密な様子で歩いているのを目撃。動揺する史朗は、賢二にその青年のことを聞くことができず悶々とする。
キャスト
西島秀俊、内野聖陽、山本耕史、磯村勇斗、マキタスポーツ、松村北斗、田中美佐子、田山涼成、梶芽衣子
スタッフ
原作:よしながふみ
監督:中江和仁
脚本:安達奈緒子
主題歌:スピッツ
チーフプロデューサー:阿部真士
プロデューサー:佐藤敦、瀬戸麻理子、齋藤大輔
企画監修:神田祐介
音楽:澤田かおり
撮影:柴崎幸三
照明:赤羽剛
美術:井上心平

2021年11月21日
MOVIX倉敷
★★★★


「リスペクト」

今年秀逸のドキュメンタリー映画「アレサ・フランクリン」のゴスペルコンサート場面をクライマックスに配した、アレサの半生を描いた作品。

黒人シンガーとして、2018年に没するまで第一線で活躍しながら、その生涯を描いた作品は作られなかった。今何故アレサか?もちろん亡くなったから、というのもあるかもしれないが、それよりもミーツーと事件は反差別運動「ブラック・ライブズ・マター(黒人の命も大切だ)」が関連していると見るべきだろう。

夫や父親との葛藤、少女期の妊娠、等々のドラマを見てから、72年のライブの冒頭の神に捧げるゴスペル詩を聴けば、見事に彼女の人生を言い表していたのだとわかる。正に、ドラマとドキュメンタリーは、コインのうらおもて。

見どころ
「ソウルの女王」と称されるアレサ・フランクリンの半生を描く伝記ドラマ。世界的なスターへと上り詰め華やかな活躍を見せる一方、私生活では苦悩の多かった彼女の姿が描かれる。監督はドラマ「ウォーキング・デッド」などに携わってきたリーズル・トミー。アレサを『ドリームガールズ』などのジェニファー・ハドソンが演じ、数々の名曲を熱唱する。そのほかオスカー俳優フォレスト・ウィテカー、『最凶赤ちゃん計画』などのマーロン・ウェイアンズ、『ボディカメラ』などのメアリー・J・ブライジらが共演。

あらすじ
子供のころから圧倒的な歌唱力で天才と称され、ショービズ界の華として喝采を浴びるアレサ・フランクリン(ジェニファー・ハドソン)。しかし輝かしい活躍の裏では、尊敬する父(フォレスト・ウィテカー)や愛する夫(マーロン・ウェイアンズ)の束縛や裏切りに苦しんでいた。ぎりぎりまで追い詰められた彼女は、全てを捨て自分の力で生きていこうと決断する。やがてアレサの心の叫びを込めた歌声は世界を熱狂させ、彼女自身も自らへの「リスペクト」を取り戻す。

2021年11月23日
MOVIX倉敷
★★★★


「グレタ ひとりぼっちの挑戦」

2018年、彼女がたった1人で選挙期間中の1人ストライキを始めた時、「◯◯効果とか◯◯曲線とか知らない政治家やジャーナリストが多すぎる」と15歳が嘆いていた。未だに知らない大人の1人として(既に名詞を忘れている)、私はもはや危機感のない大人。

彼女はベジタリアンになり、飛行機に乗らない。しかしそれが必要だと一言も言わない。むしろ、欧州気候変動会議で議長が大仰にグレタを迎えた後に、わずかな改善策を得意気に提案した時に、失望してイヤホンを外すことで、見事に示していた。そうなんだ、割り箸を使わないことで環境問題に「責任を果たした」と思っている、我々大人が間違っているのである。大切なのは「今すぐ」「政策を変える」ことであり、そのように「子供が大人になるのを待つことなく」政府に「それを強制する」ことである。具体的には「化石賞」をとるような日本政府を「変える」ことこそが「我々の責任」なのだ。それをこの時16歳のグレタに教えられた。

(解説)
傷つくことを恐れず、
正面からNOと言う。
科学を信じて、
新しい時代を生きよう。
それがグレタのめざす道。
greta
環境問題、
SDGsへの関心が高まる今、
観てほしい注目の映画!

2018年8月。15歳の少女グレタ・トゥーンベリはスウェーデン・ストックホルムにある国会議事堂前で学校ストライキを始めた。気候変動対策を呼びかけるため、一人で座り込み、自作の看板を掲げてリーフレットを配りながら通行人の質問に答える。毎週金曜日にストライキをすることから「Fridays For Future(未来のための金曜日)」と名付けられた運動は次第に注目を集め、世界中の若者たちがグレタの考えに賛同していった。たった一人で始めたストライキは、数か月のうちに国内外へ広がるムーブメントになった。

本作は、グレタが気候行動サミットで世界に訴えたスピーチの1年以上前から彼女に密着。犬や馬と戯れるくつろいだ姿や、アスペルガー症候群を持つグレタが重圧に悩み、葛藤する姿を映し出す。気候問題に関する知識と覚悟を持ち、国連総長アントニオ・グテーレスやフランスのマクロン大統領、ローマ教皇など世界のリーダーらと議論を重ねていく様子を、スウェーデン人監督ネイサン・グロスマンは最も身近なところで捉える。

強いメッセージと行動力で、環境活動家のリーダーとして若者から熱烈な支持を得る一方で、反感や偏見を持たれることも少なくない。本作は、彼女の考えを最も正確に色濃く反映し、これまで誰も知らなかったグレタの素顔を知ることが出来る貴重な映像の記録。2020年のヴェネチア国際映画祭やトロント国際映画祭などで高く評価され、コロナ禍の世界20か国以上で公開された。グレタは何のために闘うのか。私たちはパンデミック後の世界でその思いにどのように向き合い、生きるべきか。爽やかな余韻の中に深く思いを巡らせること必至のドキュメンタリー。

グレタ・トゥーンベリ

2003年、オペラ歌手の母・マレーナ、俳優で作家の父・スヴァンテの長女として生まれる。現在18歳で、妹のベアタと4人家族でストックホルムで暮らす。2011年に学校の授業で環境問題に関する映画を見た後、摂食障害になるほどショックを受け、それ以降、塞ぎこむことが増えた。後に、アスペルガー症候群と診断される。彼女は菜食主義者になり、飛行機での旅行を断るなど、生活習慣を変えた。気候問題に関しての独学を続け、2018年には学校ストライキをはじめ、彼女の活動が世界に波及すると、グレタは世界各地の会議に出席。大物政治家などの大人たちを相手に動じることなく厳しく批判し、気候変動の具体的対策を打つよう訴えつづけている。グレタの「Fridays For Future(未来のための金曜日)」と名付けられた運動は、南極大陸を除くすべての大陸で広がった。米タイム誌の「パーソン・オブ・ザ・イヤー」に史上最年少で選出され表紙を飾り、2019年、2020年と2年連続でノーベル平和賞にノミネートされている。

Comment
小さな国の小さな女の子が本気で考えて、そして行動して、自分の言葉に責任を持って、
大人たちを冷静に見つめた結果、世界を変えた!でも彼女にとってはこれからでしょうね。。
LiLiCo(映画コメンテーター)

彼女はヒーローでも政治家でもない。彼女はグレタ。自分の信じる道をしっかりと生きている。私たちはどうだろう?
彼女の目から見える世界を少しでも体感できるこの映画と出会えてよかった。それがドキュメンタリーの美しさだと思う。
伊藤詩織(映像ジャーナリスト)

生きれる未来がほしい。と立ち上がったグレタ。ゆるぎなくて聡明なスピーチの数々の裏では沢山の葛藤があったんだと知りました。
子供からティーンへと成長していく彼女を支える家族の姿にも感動です。ぜひ、家族、友達とみてほしい作品。
小野りりあん(気候アクティビスト)

グレタに違和感や嫌悪感を持つ人にこそ、この映画を見て欲しい。彼女の考えがはっきりとわかるはずだ。
そして、この深刻な気候危機を前に、彼女だけに戦わせてはならないということも。危機解決の責任は私たち大人にある。
斎藤幸平(経済思想家)

初めは知らないことがあるのは当然。知らないことを知ろうとする。そう心掛けて生きてきた。自分にできることは何か。
私も行動に移した一人だ。彼女の挑戦をきっかけに、世界に変化が訪れることを願っている。そして、もっと変わりたいと思った。
中島沙希(モデル・「EF.」共同創設者)

世界の気候変動ムーブメントを一変させた彼女の等身大の姿。怒ってるグレタしか知らない人に見てほしい。
江守正多(気候科学者)

本質を突くグレタさんの言葉は、「地球を将来につないでいくために何をすべきか」と私たちに問い掛ける。
市民一人ひとりに世界を変える力があると、行動で示してくれると同時に、「荷が重すぎる」とまで語った葛藤を乗り越えた、
一人の少女の成長物語でもある。
根本かおる(国連広報センター(UNIC)所長)

地球の危機に立ち向かう行動に人生が変わってしまうほどの決意をした人達が世界中にいる、僕もその一人だ!
そしてその背中を押してくれたのは間違いなくグレタさんだ!
武本匡弘(NPO気候危機対策ネットワーク代表)

2021年11月28日
シネマ・クレール
★★★★


「ディア・エヴァン・ハンセン」

エヴァンのやったことは許されないってことが一点。
鬱病の原因は夫々、しかも深刻なことが多いのに、全員、一つも深刻な原因が出てこない。ってことが一点。

歌の中で、「ずっと闇の中でも、助けがなくても、君は1人じゃない」ってことを、何度も何度も「歌で」語りかける映画なんだということはわかるけど、これを観た病人にホントに救いになるのだろうか?この映画の狙いは、結局はそこなんだろ?いや、そうじゃない。これはエヴァン・ハンセンのような、比較的「軽い?」病人に対する、家族の在り方を示した作品なのか?それにしても、これが刺さる人たちはどれくらいいるのだろうか?
(←そのあと、「(周りは全然だったけど)私は刺さった」という方の感想を聞いた。確かに、あれは美談じゃない。それを描いたことは良かったのかもしれない)

ゾーイも、エヴァンも、優等生の振りをしている彼女も、みんな最低に見える。だから最後はみんな赦しあったのか?

エンドロールで、エイミーアダムスってわかったけど、ずっとそっくりさんだと思っていた。あんなにブクブク太って、彼女に何があったのか?

STORY
家でも学校でも居場所のない高校生エヴァン・ハンセン(ベン・プラット)は、ある日自分宛てに書いた手紙を同級生のコナーに持ち去られる。その後コナーは自殺し、手紙を見つけた彼の両親は、文面から息子とエヴァンが友人だったと勘違いする。彼の家族をこれ以上悲しませたくない一心で、思わずエヴァンはコナーと親友だったとうそをつく。彼らに聞かれるままに語ったありもしないコナーとの思い出は、人々を感動させSNSを通じて世界中に広がっていく。
キャスト
ベン・プラット、ジュリアン・ムーア、ケイトリン・デヴァー、エイミー・アダムス、ダニー・ピノ、アマンドラ・ステンバーグ、コルトン・ライアン、ニック・ドダーニ
スタッフ
監督:スティーヴン・チョボスキー
脚本・製作総指揮:スティーヴン・レヴェンソン
楽曲・製作総指揮:ベンジ・パセック、ジャスティン・ポール

2021年11月30日
MOVIX倉敷
★★★






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最終更新日  2021年12月13日 20時15分24秒
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