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録画していた「珍百景」を観ました。全国のスゴイ小学生特集。▼2023年11月19日放送 ■全国のスーパー小学生…知りたい!英語&プログラミングの教育法など(「珍百景」公式サイト)たしかにすごかった!#今週末の日曜(11月26日)までなら、TVerで観られます。「子どもの教育」を考える上で、非常に刺激になる小学生も登場していました。妹のためにランドセルをつくってあげた小学生。それから、英語で外国人に積極的に話しかける小学生。極めつきは、プログラミング全国大会Microsoft賞の小学生。どの子のまわりにも、子どもが「やりたい」と思ったことができるように環境を整えてあげる大人の存在が。大人として、こうありたい、と思いました。好きなこと、得意なことを思いっきりできるようにしてあげると、子どもはぐんぐん成長していくものですね。▼小学生の圧倒的プレゼンの実際「【神プレゼン】ホリエモンが認めた天才小学6年生が「学びのイノベーション」を提案」 (2023/01/14の日記) ▼SDGsに取り組む小学生社長! (2023/01/22の日記) ▼『豚のPちゃんと32人の小学生 命の授業900日』 (2009/09/25の日記)
2023.11.25
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YouTubeの中村文昭さんの講演動画がすごくよかったので、紹介します。「こどものやる気を引き出し、その気にさせる!」というタイトルです。「その気にさせる」実例をいくつも話されていて、大変引き込まれました。後半は、文昭さんの息子さんなど、10代の若者3人が登壇します。そのスピーチの内容に、感動します。中村文昭 特別講演会 | 飛び出せにっぽん 東京(2017年4月22日の講演音声+写真+10代の若者のスピーチ時のスライド)単に「いい話」なだけでなく、ところどころ笑ってしまうところもありました。一番面白かったのは、自分の子どもがすごく成長した専門学校に、お母さんがすごく感動して自分が入学し、その後おばあちゃんも入学したという話でした。すごい。若者3人のうち2人の話は、下のサイトにも詳しく載っていました。↓https://kurofunet.com/nakamura/ryugaku上のサイトで「中学1年の秋頃からうまく学校に行けなくなったいわゆる不登校の経験を持つ女の子」として紹介されている牟田 万希子さん。ニュージーランドの学校に行って、日本との違いにびっくりした話を、動画の中でイキイキと話されていました。日本の教育システムは枠にはめてしまいがちだけれど、ニュージーランドの学校は全く違う、という話でした。(そういった内容は、上のリンク先に掲載されている新聞記事でも、読むことができます。)この動画、うちの息子も一緒に見ました。すると、「日本にも(こういう学校を)作ったらいい。」「僕の学校のたんぽぽ学級(特別支援学級)はそうやで」と言っていました。たしかに、特別支援学級は、その子に合ったやり方で学べる学級です。特別支援学級のような「一人一人違った子に合わせる教育」(オーダーメイドの教育)が、日本にももっと生まれてくるといいなあ、と思いました。「不登校は、日本の教育システムが合わないだけかもしれない」という話を聞いて、日本の教育がもっと幅を持って、柔軟にいろんなカタチをとれれば、不登校も大きく解消されるかもしれない、という思いを改めて持ちました。ほかに印象に残ったのが、ニュージーランドの学校では、政治のことを気軽に話題にすること。「トランプ(大統領)についてどう思う?」といった話が、普通にされているそうです。「オーストラリアやニュージーランドは投票率90%以上は当たり前」と聞いてびっくりしました。こういった部分にも、日本は規制が多く、型にはまっていておおらかさがない、というのが現れているのかもしれません。最後のほうで、中村文昭さんが、我が子の子育ての中で「お父さんは本気で応援する」とお子さんに言われている話には、感動しました。子どもは、応援してくれるから、その気になる。だから、成功のイメージしか、わかない。これが、逆に、否定されたら、それからは、ものを言わなくなる。この話は、非常によく分かりました。文昭さんによると、「子育ては、応援し続けること」だそうです。そのために文昭さんがお子さんに言われている3つの言葉。「すごい!」「なるほど!」「面白い!」これから、僕もどんどん使っていきたいと思いました!
2021.04.18
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ドコモの子育て応援プログラムが届きました。申し込んでから2カ月位経っていた気がします。郵送で送られてきました。紙で組み立てる大型フォトフレームには、ドコモのフォトブックを入れられるようになっています。これまた紙製の身長計も付属。矢印シールに日付を書き込んで、成長の記録を残せるようになっています。子どもたちが早速、身長を測っていました。うれしいのはモノよりもポイント。😆子どもの誕生月に3,000ポイントのdポイントがもらえます。うちは子ども2人なので、年間6,000ポイントです。これは大きい!dポイントを確認したら、確かに期間限定ポイントが3000ポイント入っていました。あと5ヶ月位が、使える期限でした。使うのを忘れたらもったいないので、早速3,000ポイント携帯支払い代に充当しました。携帯代が3,000円助かって、ほくほくです・・・と思いきや、期間限定だけでなく用途限定だったようで、今回の3,000円ではない普通のポイント残高から引かれました。😅用途限定って、何になら使えるんだ?調べてみると、普通にお店での買い物時なら、使えるようです。僕の場合は、ローソンか、ジョーシンかな。いつも買い物時はポイントを使わずにためるだけなので、早目に使いたいと思います。
2017.04.02
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『息子の将来、だいじょうぶ?』(細川貂々、平凡社、2015、1404円)この本の読書メモを書いていっています。今回は、「男の子の育て方のコツ」についての、脳科学者や「つわものママ」からの話です。前回の記事は、こちら。=============================『息子の将来、だいじょうぶ?』その3(p86~)<男の子をシアワセに育てるコツ>・男の子はポジティヴに育てる・「なんかオレ すごいかも」 と思わせると → 学習意欲につなげられる・男の子の場合、50~70%の達成確率があるとき、 一番ドーパミンが出る・「いいことあるかも」と思うだけで ドーパミンは出るので たくさんそう思わせましょう(p92 回答者は、脳科学者・篠原菊紀さん)自分が「男の子」なので、かなりうなづけました(笑)。勉強以外でも、ゲームやスポーツなど、いろんなジャンルで、うまくハマるとかなり熱中するのが「男の子」だと思います。その理屈は、「5~7割くらい解ける」というところにあったのかもしれません。女の子は逆に「危機意識を高める方が効く」らしいです。女の子は先々のことを考えられるからだそうで・・・。あ~、ほんとに、男の子は、先を見ずにイマに熱中しすぎるからなあ。あんまり「男の子はこう、女の子はこう」と型にはめて考えるのはどうかと思いますが、一般的にそういう傾向にあることが多い、くらいの情報は、子育てや教育をするうえで、かなり参考になるかもしれませんね。対子どもだけでなく、「自分のやる気を高めるには」という戦略にも、使えそうな情報です。男って、単純だから、結局、「馬の前にニンジンをちらつかす」方式がシンプルだけどやる気を起こさせる、ってことかなあ。(^^;)<(つわものママ)木山さんからのアドバイス>・「ななめの関係」が大事・「スルー力」が必要 なんでもおもしろいと思えればOK・親にとってのななめの関係もたくさん作ること (p104,105 回答者は、噂のつわものママ・木山直子さん)「ななめの関係が大事」は、藤原和博さんも言われていました。昔は近所のおじちゃん・おばちゃんや年上の子など、「ななめの関係」がいっぱいあったのに、今は希薄。「ならいごと」でそういう関係を見つけなきゃいけない時代なのでしょうか。関係する人脈が広いか狭いかは、大人とか子どもとか関係なしに、ココロの成長のために大事なことのようです。=============================著者が取材した方はここで紹介した人たち以外にも、いろいろな人がいます。ブログではここまでにしますが、興味がある方はぜひ本書を手に取って読んでみてください。楽天Coboの電子書籍版だと、見開きで35ページ分(つまり70ページ分)もWebで試し読みができます。目次も見られますので、購入前の参考にしてくださいね。(^^)『息子の将来、だいじょうぶ?』【電子書籍】[ 細川貂々 ](1123円)
2017.03.21
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『息子の将来、だいじょうぶ?』(細川貂々、平凡社、2015、1404円)この本の読書メモを書いていっています。今回は、灘・開成に著者が突撃取材してどんな学校か聞いてきたところからです。前回の記事は、こちら。============================= 『息子の将来、だいじょうぶ?』 その2(p63~85まで)<灘校の良さってなんですか?>・生徒がのびのびしていて 自由にやってる・生徒が自由なのは 先生も自由だから・先生が自由じゃない学校で 生徒の自由はないと思うんです(p65 回答者は、灘中学校教頭・大森秀治さん)灘校は、僕が昔住んでいたところの近くにありました。校舎を敷地外から見たことはありますが、中でどんな教育をやっているかは、知りませんでした。特に「灘校方式」というスタンダードはなくて、先生がそれぞれのよさを出して自由にやっていると知り、「なるほど」と思うのと同時に、「すごい」と思いました。それぞれの先生が独自に自由にやれる、というのは、学校がそれぞれの先生たちを信頼している、ということでもありますね。そういう学校は素敵だなあ、と思います。わが子を入れるには、ハードルが高すぎですが、公立でも、こういう学校は作れそうですし、同じように自由にやっているところも、たくさんありそうです。(参考)▼灘校のホームページ西の灘に続いては、東の開成です。<(開成学園は)どんな授業をするの?>・学問の本質的なことを教えます・なぜ そうなるの? → じゃあ こういう場合は どうなんだろう?・子ども扱いされて 子どもだましで「こうなんだから よけいなこと考えないで覚えろ」 では生徒は反発します・きちんと本物を与えると 生徒に届きますし納得します (p78 回答者は、開成学園教諭・葛西太郎さん)これまた、「なるほど」と思った教育方針です。原理原則を教えたり、本質的なことを教えたりすることで、子どもたちがそれをステップに自分たちで考え、新しい未来を作って行けるようにする、って素敵です。開成学園のこの方針は、たとえば「修学旅行の行先決め」でも、子どもたちが自分で考えるということが徹底されていたようです。「自主性」「子どもに決定権を与える」という点では、灘も開成も、共通している気がしました。=============================まだまだ紹介したい内容が続きます。が、長くなるので、また次回に!続きは、「男の子の育て方のコツ」についての、脳科学者や「つわものママ」からの話です。この本の電子書籍は、こちら。『息子の将来、だいじょうぶ?』【電子書籍】[ 細川貂々 ](1123円)
2017.03.13
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「音楽療法」の本を今読んでいます。 『子どもの世界をよみとく音楽療法 特別支援教育の発達的視点を踏まえて』(加藤博之・発達支援教室ビリーブ、明治図書、2007、税別2400円)音楽療法では、言葉での指示・命令ではなく、音楽の雰囲気でさせたい活動にいざなう、ということができます。よく使われるのはピアノですが、歌で雰囲気づくりをすることもできます。さっそく、我が家でもやってみました。お風呂になかなか入ろうとしない子どもたち。「お風呂に入りなさい!」と言うのをやめて、即興で歌を作ってはやしたてました。リズムよく、♪「おっふろに いっこお! おっふろに いっこお!」(以下、延々と繰り返し(^^))これに手拍子をつけると、子どもたち、のってきました。ママのあとについて、さながらチビトトロの群れのように、はずみながら「おっふろに いっこお」と口ずさみ、お風呂に入りに行きました。(笑)(^0^)
2015.11.14
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iPhoneで撮った子どもの写真、おじいちゃんやおばあちゃんにメールで送ったり、Dropboxで共有していたりしましたが、どうもスマートじゃない。と思っていた矢先、次のようなアプリを見つけました。家族アルバム「みてね」 (公式サイトにリンク。公式サイトからiOS/Android用アプリのダウンロードが可能) スマホ・パソコンに対応していて、親が子どもの写真をアップロードすると、通知が行く。父親と母親で共有もできる。自分用に、スマホでもパソコンでも見れるようにしたかったが、やり方がわからなかったので、とりあえず「親戚」扱いにしてパソコンのメルアドに招待を送信。これで、自分の自宅PCからもブラウザを使って写真が見られるようになった。ブラウザで見た感じ、なかなかいい感じです。好きな写真だけダウンロードもできる。子どもの写真データが大量にたまってきていたので、このアプリに一元化してここにどんどん溜めるようにしていこうかと思っています。 写真だけでなく、動画もアップロードできます。動画の件数がたまってくると、「1秒動画」というのが自動でつくられるらしい。これが、けっこういい機能かも。 今はまだ使い始めて1か月ほど。使い続けてみたいアプリです。 mixiが開発したアプリだそうで・・・そうすると、かなりきちんとしたアプリということになるかな。ネットで「家族アルバム系アプリ」というくくりで、比較記事も見つかりました。▼mixiの「みてね」など家族アルバム系アプリの比較 こういう系のアプリって、いろいろあるんですね。
2015.06.07
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ブログを全然更新できていないので、書きにくい前回の続きではなく、ちょっとした小ネタを。◆我が家の子ども 語録◆・お茶 → 「おちゃちゃ」 短い言葉は言いにくいらしく、なぜか語尾をくりかえす。・パン → 「パンぶー」 同じく、短い言葉は言いにくいからか。 それにしてもなぜ末尾に「ぶー」をつける?・ぶどう → 「ぶどうべりー」 ブルーベリーとぶどうがごっちゃになっている。 僕は趣味で歌を習っているので、僕が歌っているのをまねして歌うことも多いのですが、歌詞がびみょうにちがう。(^^;)僕の活舌がわるいからか?・北風小僧のかんたろうー♪ → 「きたかぜこぞうの はんたいのー♪」・(「旅立ちの日に」の歌詞で) このひろいー♪ → 「おもしろいー♪」英語の歌も歌います。・A whole new worldー♪ → 「あほーゆーわー♪」 ほかにもありますが、思い出したら書きます。(^^)皆さんのお子さんの語録も、教えてください♪ P.S. 本日夜に、NHKで「すくすくアイデア大賞2014」が放送されます。 (2014/12/27(土)21:00~) お子さんの子育てに役立つアイデアが発表されるかも? http://www.nhk.or.jp/sukusuku/ideataisho2014_2th.html
2014.12.27
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昨日、おふろあがりにおむつをはかずに逃げまわる息子(2歳)を「はきなさい!」と怒ったのを反省して・・・今日は「本人に考えさせる」を実行してみました。「おむつは どこにはくんだったっけ? あたま?」と聞くと、息子は「あしー」と答えました。子どもに考えさせる。子どもが考えつかないときは、選択肢を提示する。直接的指示で「言うことを聞かない。ウキー」となっていたときと180度違って、今日は平和的に、息子の成長を実感しながら、やりとりを楽しめました。面白いことに、「ボタンとめれるかな?」というのを1番目のボタンから順に同じように言っていくと、1番目のときは「とめられへん」と言っていたのに、2番目では「とめれるー」に変わるんです。そんなわけで、お着替えは今日は平和的にいきました。お着替えは、ですが。(^^;)
2014.03.03
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久しぶりに、子育てネタ。2日前の土曜日、保育園の生活発表会でした。終わった後おみやげにもらったのが「おえかきせっけん」。おふろばでおえかきできるせっけんメール便発送可能!バンダイ ポケットモンスター おえかきバスタイム (7.8g×3本) ポケモン(現在価格330円) クレヨンのせっけんです。これが、けっこういい。(^^)もうすぐ3歳の息子、浴槽につかりながら、風呂場の壁に向かって、大きく全身を使って描いてました。▲こんなのをかきました。アンパンマンの顔を描いたのは僕です。(^^)らくがきには、夢があるなあ、と再確認。「おえかきなのにせっけん」というのがすばらしい。ふつうはらくがきしたらせっけんで消さないといけないのに、これはせっけんであるからして、お湯をかけたりごしごしするだけで簡単に消えるのでR。これはひょっとするとすごい発明品ではないだろうか。 僕は以前キットパスという商品を買って、これはこれでよかったのですが、ヨメサンから「それは消えるとしても、それで慣れたら ほかのクレヨンでもらくがきしちゃうからやめて」とストップがかかったのでした。(^^;)画用紙や折り紙、ガラスにも描けます。日本理科学工業 キットパスきっず(6色) KKD-6C【5057080】↑ちなみに学校に持って行って、通級していた子どもが 通級の部屋の床に思いっきり落書きしてストレス発散したことが。 これもまたよく消えるクレヨンです。しらべてみたら、キットパスにも、「おふろdeキットパス」という新商品が出てました。おふろでおえかき!ぬれたところにもきれいに書ける!おふろ de キットパス 【メール便OK・定形外OK】 クレヨン クレパス おえかき お絵かき ぬりえ 塗り絵 おふろ用 お風呂用 水で消せる 消える 子供用 幼児用 キッズ ベビー 安全 安心 日本製こちらの商品はせっけんではない分、しっかり描けそうな感じです。 (上のリンク先に、商品紹介の動画があります。) 最近はやり?おふろでくれよん。
2014.02.17
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2月22日(土)、僕の地元 兵庫県丹波市で、障害当事者・ご家族を招いてのセミナー(?)が2件あります。どちらも超行きたい内容です。 1つ目は、金澤泰子 翔子 母娘トークショー(ききて 村上信夫)【日時】2月22日(土) 10時開演(9時30分開場)【会場】丹波市立 ライフピアいちじま 大ホール【チケット販売】前売り 500円(当日1000円)全席自由 翔子さんはダウン症の女流書家として大変有名です。非常に迫力ある大字書を書かれます。席上揮毫とか、あるのかな。 ▼詳細は、丹波市ホームページにて http://www.city.tamba.hyogo.jp/soshiki/kikaku/tokimeki6.html 翔子さんとお母様のお2人で本も出されています。今日図書館で借りてきました~。見開きB4サイズで、書道作品の迫力がすごいです。 『翔子の書 ダウン症の書家・金澤翔子最新作品集』(金澤翔子/書 金澤泰子/文、大和書房、2013、1600円) 2つ目は、「丹波の親の子育て力アップ事業」助成事業『発達障害って何! ~森の人と里の人の世界観~』【日時】2月22日(土) 13:30~16時(受け付けは13時より)【会場】丹波市氷上町 氷上健康福祉センター 2階 集会運動室参加費 無料託児 1人につき100円(先着順。2月15日までに申込)講師のくすのきゆりさんは、「森の人(発達障害者)」と「里の人(定型発達者)」の橋渡しをライフワークにされているそうです。(ブログ「くすのき家の人たち」の「くすのき家、家族構成」より)これはかなりローカルな情報なので、ネットでは情報出てきません。(^^;)僕は丹波市内の図書館に置いてあるチラシで、情報Getしました。その後、主催者の方からカラー版の最新チラシもいただきました~。 丹波市内また近郊の方は、ご参加を検討されてみてはいかがでしょう。僕は託児付きで申し込む予定です。セミナー2件をはしごするので、我が家のオコサマたちには、託児を2件はしごしてもらおうと思います。(^^;) 昨年9月末にも、丹波市の隣、篠山市に自閉症の東田直樹さんとそのお母様が講演に来られました。すっごくよかったです。そのとき、障害当事者の方やそのご家族の方のお話を聞くのはすごく貴重で、有意義なことだな、という思いを新たにしました。そういう機会はそうそうあるものではないので、2.22に2つもあるというのは、ほんとに驚いています。ちなみに2.23は結婚記念日です。(^^)
2014.01.30
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恒例の読書メモ。初の電子書籍バージョンです。藤原和博 『35歳の幸福論』(iOSアプリ、2011、1000円) もとになっている本は普通の書籍です。 『35歳の幸福論 成熟社会を生きる12の戦術』(藤原和博、幻冬舎、2010、1000円)「自分の生き方」だけでなく、教育や子育てについての著者の考え方も明快に書いてあり、非常に参考になりました。部分的に抜粋して以下に紹介します。=============================== 『35歳の幸福論』 1(p78まで)・父か母のどちらかは、ときに「壁」にならなければならない場合がある。 「壁」になって「自由や権利」のほうではなく、 「義務や責任」について教えるためです。 親子が「壁」を一切作らずに、友だちのように仲良くなってしまった状態を 「友だち家族」と呼びますが、これは教育上けっしていいわけはありません。・どうか、自信をもって叱って下さい。 どちらかが「壁」になって「それはダメだ!」と宣言して下さい (もちろん、どちらかが味方になる選択はあっていいと思います)。 「ダメなものはダメ」というルールで、いっこうにかまわないのですから。 けっして、子どもに(嫌われたらイヤだからと)、媚びないでいただきたいのです。教育や子育てで非常に基本的なことが、 「ほめる」と「叱る」でしょう。 僕は基本的に「ほめる」派ですが、 それは、自分は認められているという安心感をベースに のびのびと育ってほしいからです。 かといって「叱る」がいらないというわけではない。 「ダメなものはダメ」と押し切る強さも必要だと思います。 親や教師が「壁になる」という表現、 僕はかなり賛同しています。 実際、思いきり叱った後、 子どもが自分で気をつけてしっかりと行動するようになり トータルではほめる機会がぐんと増えたことが、かなりあります。 どういうときにほめ、どういうときに叱るのか。 その見極めはいまだ課題ですが・・・。・普通、天才とか才能は生まれつきだとか資質によると考えられていて、 親はその早期発見に血道をあげたりもするでしょう。 ところが、マルコム・グラッドウェルが 『天才! 成功する人々の法則』で提示している豊富な事例によれば、 「天才となる原因も、その人間がたまたま置かれたコミュニティにある」 と結論づけているのです。 『天才!成功する人々の法則』(マルコム・グラッドウェル/勝間和代訳、2009、1700円)学校で10年以上子どもたちの様子を見ていると、 クラスや学校全体の雰囲気・人間関係に 子どもたちの行動や成長がかなり左右されるということは 思わずにはいられません。 例えば優秀な教師が1対1でつきっきりで教えるよりも、 うまくいっている「学びの共同体」としてのクラスで1日過ごすことのほうが 学力を伸ばすことにつながると思っています。 「コミュニティが子どもを育てる」というのは、 非常にうなづける理論です。・本当は「事あれ主義」のほうがはるかに教育的効果が高いのに、 親が居心地を優先して学校にクレームを言ってくるようになると、 ただでさえ前例主義に陥りがちな先生たちが、 さらに保守的にならざるを得なくなる。 「安全に、安心に、怪我もしないように」ということになれば、 子どもにチャレンジをさせないほうが、その任務を遂行しやすい。 ビジネスでも学校でも同じなんですが、 チャレンジさせれば2分のーの確率で失敗します。 「すべての教室にエアコンを入れろ!」とか 「給食に嫌いなものは出すな!」という モンスターペアレンツの主張にも重なるのですが、 教育における「子どもの居心地至上主義」は、あきらかに間違いです。僕は基本的に子どもの居心地を大切に考えているので、 耳が痛いです。 でも、著者がおっしゃることも、よくわかります。 確かに居心地も大事ですが、 何でも物事にはバランスというものがあります。 優しさも必要ですが、厳しさも必要ですね。 子どもの最終的な自立をゴールとするなら、 居心地はスタートであって、 道筋はリスキーなものを含んでいないといけない。 著者はほかのページでも 「家庭があまりにも居心地がよすぎて、 子どもが大人になっても自立しない(=家を出ていかない)」 というようなことも書いています。 子どもの将来を考えて、居心地だけでなく、 何が大事なのか、真剣に考えなければいけません。 親としては子どもにずっと家にいてほしいという気持ちもあるのですが・・・。(^^;)============================= 以上、教育・子育てに関係する部分を抜き出して紹介しました。次回は「現代の子どもたちに必要とされていながら、 圧倒的に不足しがちな『ナナメの関係』を復活させよう!」というあたりから、続きを紹介していきたいと思います。 それでは、また次回!↓よろしければ応援のクリックをお願いします。励みになります。 ブログ王ランキング ▼にかとまの読書メモリスト ▼にかとま日記全件リスト
2013.01.03
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『大富豪アニキの教え』(兄貴(丸尾孝俊)、ダイヤモンド社、2012/6、1600円)この本の読書メモを書いています。本日が第6回。(第1回はこちら。)いよいよ終わりが近づいてきました。主人公の、3度目のバリ島訪問に入ります。意外にも「子育て論」がアニキから聞けました。これがまた、いい話でした。(^0^)===============================『大富豪アニキの教え』6(p310~375(第21章~第24章)より。 ・以降の太字部分は、本の内容。 顔マークのあとの緑文字は僕の個人的コメントです。)・ずいぶん、「目」に力と自信が宿っとるわ。 そういうオーラは、実際に、行動して、失敗して、成功してな、 そういう「経験値」が積み上がった者にしか宿らないものなんや。・今の自分があることを「当たり前」と思うのではなく、 今の自分があることを「有り難う=ありがとう」と思うてな、 ご先祖様や諸先輩方に感謝する心を、 なくしてしもたらいかんのや。・生きる目的は、少し良くして 次の世代に伝えるため うまいこと言うなあ、と思いました。 なるほど、確かに、そうですね。 現在があるのも、先人が、 少しずつ良くしていってくれたからこそ、ですものね。・「親をさみしがらせないこと」が、一番の「親孝行」 まずは、自分がしっかり「独り立ち」することや。 そして、できたら 「親父やおふくろが好きな食べもん」を覚えていて、 ちょっと、帰りに買っていったらええんや。・親は、「子供が自分のことを忘れずに覚えていてくれている」というだけで、 さみしくないねんて。親孝行、全然してませんが、しようと思いました。 兄貴は、「ちょっとがんばったらできるレベル」で、 具体的な行動を示してくれます。 それは一つの例かもしれませんが、 非常に説得力のある、お話です。 ・なにかを「育む」ことで、 人間は癒されて、元気になって、 生きがいが生まれて、 そして、そこから多くのことを学ぶことができるんや。・子供のころから好き放題チャレンジさせて、 たくさん経験することは、 メッチャ大切。・「叱る」と同時に、「許す」こと。 オレも子供のころ、ごっつい、おじいちゃんに怒られた。 「こんなに、バコーンと怒られたんやから、 明日会うたときも、きっと怒ったままなんやろな」 と、子供心に不安に思ったんや。 そう思ってたんやけど、翌日、おじいちゃんは、 やさしくしてくれたんや。 それで、「おじいちゃんは、オレのことが嫌いだから叱ったんやない」 ということに気づいたんや。・バコーンと叱ってな、パーンと許してやったらええねんて。僕も、覚えがあります。 祖父に怒られるときは、めっちゃこわかったけど、 それは自分のために言ってくれたのだと、わかりました。 昔は、そういう、「叱る」「許す」が、 当たり前に、ハンパなくあったのかも、しれませんね。 思いっきり怒るのは、エネルギーがいります。 僕はなかなか、思いっきり怒るのが、できません。 でも、本当に相手を大切に思えば、自然と、 思いっきり怒ってしまうものなのかもしれませんね。 自分が傷ついて怒る、自分のために怒る、というのとは、 次元が違う、 相手のために怒るということを、 身に着けていきたいと思います。・「子育て」に関して、男女は気にしなくてええ。 女の子を甘やかしすぎやねん。・親が勝手に 「子供の限界」を決めたら、アカン。・子育てで、もっともいけないのは「過保護」・親が、必死のパッチでがんばっておらんかったら、 そんな親の様子を見ている子供が、 必死のパッチでがんばるわけないんや。・子供は、よう親のこと、見とるんや。・「親が子供に、言うて聞かせる」のではなく、 「親が子供に、やってみせる」が正解なんや。 言うて聞かせる必要はないんや。身につまされますう~。 ついつい、「言って聞かせる」 ばかりを、やってしまっていました。 自分でも、そんなこと、口で言ったって、 子どもの心に、全然響いてないんじゃないか、って、わかっているのに。 「言うはやすし、行うは難し」 子どもにしてほしい行動を、 自分がする。 シンプルだけど、これを外して自分が自分のためにラクをしようとしていたら 子育ても、自分育ても、できませんね。 人生、やるか、やらないか。 子どもに、言ってさせるのではなく、 子どもが、言わなくてもするように、自分が、動く。 う~む、できるかな。。。(>。<;)・リーダーと呼ばれる人は、 まるで自分ごとのように下の者を大切にして面倒をみてくれるからこそ、 「リーダーの言ったことを、下の者も信用して、ついてくる」んやんか。・オレは、「全部、オレの責任やぁ」ゆうて、 スライディング土下座するくらいのレベルで、 従業員の代わりに謝るよ。 どこにいっても 「親の心」があんねん。 せやから「親身」というんや。親の心は、すべてに通ず。 すごいです、親の心。 (p375まで)============================= 残りページ数はあと少しとなりました。巻末には、それまでのおさらいも、端的にまとめてあります。「25の教え」を本当に見つけるための、親切設計。25って言ったら、今まで24章まで読んできたので、あと1つじゃないですか。気になる最後の教えは・・・「人は鏡」。詳しくはまた次回。次回が、おそらく最終回です。それでは! ↓よろしければ応援のクリックをお願いします。励みになります。 ブログ王ランキング ▼にかとまの読書メモリスト ▼にかとま日記全件リスト
2012.10.15
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『だからこそできること』(乙武洋匡・武田双雲、主婦の友社、2012/6、1300円)いやあ、おもしろかった。オトタケさんと、竹田双雲さんの対談本。なづけて、タケタケ本(笑)。歯に衣着せぬ本音トークに、肩の力が抜けて、元気が出ました。===============================『だからこそできること』1(最初からp82(第3章の終わり)まで を部分的に引用。 3章までの章タイトルは以下の通り。 ○第1章 僕たち、褒められて育ちました ○第2章 「えこひいき」と「個性」 ○第3章 親に愛される人、愛されない人 ) ・「あなた」だからこそできること。 「わたし」だからこそできること。 誰にだって、 「だからこそ できること」 が、きっとある。 ■乙武: ・みんなはどうして前向きになりたいの? 別に前向きでも後ろ向きでもいいんじゃない。・(小学校教師を3年間していた時に) 自分は「みんなちがって、みんないい」ということをキーワードに、 一人ひとりの個性を認めてあげる、 「自分らしく生きていいんだよ」ということを伝えていた。 けど、そういう教えを受けて自分らしさを大切にして育った子どもは、 社会に出て逆に苦労するんじゃないかと思った。 だって、社会はそうできてない。 ・時間のない忙しいお父さん、お母さんでも 自己肯定感を育てられる。 ■乙武: ・今日10時半に家を出てきたんですけど、 朝7時に起きて子どもと一緒に朝ご飯を食べて、 1時間ほど一緒に散歩に行ってきたんです。 車いすに乗って。 だから、僕も子どもも一歩も歩かないですけど(笑)。 ・僕が、子どもが生まれた時から毎日のように続けてることなんですけど、 「お父さん、今日も大好きだよ」って 息子たちにハグしながら言ってるんですね。 たまにね、「お 父さん、それさっきも言ってたよ」って言われるんだけど、 「いいの、お父さん何度でも言いたくなっちゃうの」って。 ■双雲: ・僕も妻と子どもには何回言ってもいい。 「大好き愛してる」と。 息子が「パパ好き」って、寝言で言った時は、もう泣いたけどね。 よく過保護って言われるけど、でもそれは、過保護じゃない。 ・妻に最初言ってなかったんだけど、 意識して、「きれいだね」とか「愛してるよ」とか、 「本当にありがとうね」っていうことを言い続けたら、 本当にそう思えてきた。 だから最初はいきなり自然にいけなくても、 意識的に言うしかない。 ■乙武: ・(父にだっこされると)常にブチュブチュされてた。 毎朝のようにリビングに出てくると、 「ヒロ、今日も愛してるぜ」なんて言ってくれた。 ・うちの親父は偉ぶるところがなくて、 息子に対しても、自分を落としてでも僕を立ててくれた。 ・僕は僕のことが、双雲さんは双雲さんのことが、大好き。 だから、あんまりその欠点が気にならない。 「まあ、いいじゃん、それも含めて人間でしょ」って、思えてる。 ■双雲: ・特効薬はないけど、時間をかければ愛は育てられる。 僕はここに確信を持っていて、 親に愛されなくても、愛を発見できる鍵はどこにもある。 僕の生徒さんにも親から虐待を受けてた人がいるんだけど、 今は立派に人を愛することができてるんで、 別に親じゃなくても、補うことはできる。 もちろん自分でも補える。 ・日々ちっちゃいガッツポーズをするとか、 自分のいいところを発見して書くとか。 それをやるだけで十分愛は育つ。 ■乙武: ・(歌の作詞をしたときに、) 何かと出会うことで、必ず自分は、 「ああ、生まれてきてよかった、 誰かとつながれた、あるものとつながれた」 という感覚を持てる時が必ず来る。 だから、それまで自分で歩みを止めないで、 歩き続けてほしいというメッセージを込めた。 ▲その曲がこれ。 FUNKIST&乙武洋匡 『1/6900000000』 (p82(第3章「親に愛される人、愛されない人」の終わり)まで)============================= 前回のブログの内容も「愛し、愛されることが大切」というものでした。生きていくということに、その前提として、愛されている実感が、本当に不可欠なんだなあ、と感じます。乙武さん、武田双雲さん 共にとても愛されて育てられ、その結果としてこんなにのびのびと自己表現できるようになったんだということがよくわかります。自分の家庭も、同じように愛の溢れる家庭にしていきたいです。 続きはまた次回。 ↓よろしければ応援のクリックをお願いします。励みになります。 ブログ王ランキング ▼にかとまの読書メモリスト ▼にかとま日記全件リスト
2012.08.21
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2才の娘はよくしゃべります。言葉でのコミュニケーションができるようになってきましたので、「声かけの仕方」で反応が変わるのが如実にわかります。たとえば、お風呂のあと服を着るのを嫌がって、裸で走り回っているとき・・・「服を着なさい」と言うと、「イヤー!」と返ってきます。ところが、「服着れる人~!?」と聞くと、「ハーイ!」と言って手を上げます。そして、服を着ようとします。言い方ひとつでここまで変わるか?と思います。最近この言い方も通用しなくなってきつつありますが・・・。2才児とのコミュニケーションから学ぶことは大きく、勉強になる毎日です。(^^;)というわけで、 『ハチャメチャ2才児』の読書メモの続きです。 『ハチャメチャ2才児』(プチタンファン編集部、主婦の友社、1000円)===============================『ハチャメチャ2才児』2(p106~最後まで。 ・以降の太字部分は、本の内容。 顔マークのあとの緑文字は僕の個人的コメントです。)・「私たちは 王様にかしずく家来のように、 2歳児たちに、つき合っていかなくては、いけないの?」 ○今は「王さまごっこ」遊びにつき合ってよい時期 ・「ダメ」と抑えるより、子どもにつき合ってやったほうが、 余裕を持った子育てができる。 ・2歳児の「王さま」ぶりは、おおむね一過性のもの。この質問、非常に面白く、かつ的を得た表現ですね。 幼いうちから「大人の言うことは聞くものだ」ということを教える重要性を 言われる方もいると思いますが、 僕は、幼いうちに「自分の言うことを聞いてもらえる」ということこそ 大事だと思います。 ずっと「王さま」でいるような場合には困ったもんですが、 その場合も、もしかしたら本当にその子を受け入れてあげていないからかも しれません。 「王さま」とか「家来」という表現は語弊がありますが、 人と人の関係として、まずは「相手の気持ちを尊重する」というのが ベースにあるので、このベースなしに人間的成長を期待しても 無理があるというもの。 なるべく気長に楽しくやりましょう。・ちょっとつき合ってやれば、 ものの5分もしないうちに、気分が変わります。 こじらせて、イライラして引っ張り歩いていくより、 ほんの5分で、爽快です。○「あなたは、どうしたいの?」 っていう 気持ちですね。 ・(指しゃぶりなどのくせについて) 子どもが「もういいや」って 自分で卒業していくのが、 発達の基本。 なかなかやめないときは、まだ卒業ではない。=============================== 子育ては、ホント、イライラすることが多いです。でも、子どもと合わせてみて、自分も一緒に子ども時代を生き直すことで、「感覚的に楽しい」ということも多い。(わけもわからず「きゃー!」と声を出して笑ったりね。。。)それは、大人になった今ではすっかり忘れていたこと。「子どもといっしょに、自分も学んでいるなあ」と実感する瞬間です。どうせなら、楽しくやりたいですね。 ↓よろしければ応援のクリックをお願いします。励みになります。 ブログ王ランキング ▼にかとまの読書メモリスト ▼にかとま日記全件リスト
2012.08.05
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我が家の2才児は大人のようにしゃべり、大人のようによく食べます。(^^)最近は「イヤ!」が出てきて何かを正攻法でさせようとするとめちゃくちゃな抵抗にあうことも。そういうときは、こちらのほうが「イヤ」になり、思わずはかせようとしていたおむつを投げてしまうこともしばしばです。このままだと精神的に持たない気がしたので、少しでも2才のハチャメチャを理解すべく、本屋さんで次の本を購入!1000円というお手頃価格なのがうれしい。2歳児の行動描写が具体的で大変役に立ちました。 『ハチャメチャ2才児』(プチタンファン編集部、主婦の友社、1000円)また、2歳児の行動はすべての子どものベースにあるもの。学校での子どもたちへの対応のヒントも豊富に得ることができました。保育園・幼稚園・小学校の先生にもオススメです!===============================『ハチャメチャ2才児』1・2歳半ぐらいから、「つもり」の行動ができる。 = 「見立て遊び」ができる。・コトバよりも、「からだ言葉」(身振り手振り) でのコミュニケーションができるかどうか。・自分がわかっていることを質問して、 自分の思っていたとおりに答えてくれるのがうれしい。 だから、同じ質問を何度もする。 知らないものを指さして質問するのは、3歳を過ぎてから。・何でもイヤ = 言うなりになるのがイヤという意味の「イヤ」 ☆自分の意思を無視され、命令で動かされることほど いやなことはない。 → 服を脱いだり着たりをゲーム的にしたり、競争したり・・・。・妙にこだわる 例)靴がそれでないと、自分ではなくなるような気がしている。 ○自分を確立するまでは、自分であることを脅かすかもしれないものには、 とうていついていけないという気持ち。 逆に 自分を支えるものには、異常にこだわったりする。 <トラブルシーン別Q&Aより>・遊び食べをする →○食事とそのほかの時間のメリハリをつける。 食事前には遊びを一区切りさせ、おもちゃを片づけて 気持ちを食事に向けさせる。・出がけにグズグズする ○何か大人にはわからない思い込みがあるかも? (子どもはこれからビデオを見ると決めていたとか) →様子を見て何がしたいかを聞いて、 ちょっとそれをしてみたりして 機嫌がよくなったころに 「そろそろ出かけようか」と促すのが得策。・子どもは好きなことはくり返し納得するまでやらないと気がすまない。 = どうせさせるなら、ある程度、子どもが納得するまでさせること。・スーパーでカートを押したがる = カートを押すことは、何かを自分の力で動かすおもしろさがあるので、 やりたくてしかたがない。 この子にとっては、うまく操作するかどうかは関係ない。 ぶつかろうと壊そうと、動かすことに意味がある。 →○要求を受けながら、ダメなところは線を引く。 (すいているときに押させたり、この子の気持ちはくんでやる。 人にぶつけてはいけない理由はきちんと教え、 ぶつけたときは叱ればいい。)・友だちに乱暴する →○「乱暴をすれば相手を自分の思いどおりにできる」と 味をしめてしまうおそれがある。 その場でしっかり止める。 ただし、たたいてしつけるのは、子どもに乱暴を教えているようなもの。○叱るときはネチネチ叱らず、 スカッと「こういうときは、お母さんはこわい」と 思わせる叱り方がいい。・下の子をたたく →○下の子をあやす遊びを体験させる ・まだハイハイしているような、小さな妹(弟)に どう対応したらいいかわからずに、とまどっている面がある。 お母さんといっしょになって下の子と遊んでやるという経験を通して、 下の子にどう接したらいいかわかる。 →下の子と遊んでやることがこの子自身の楽しい遊びになっていける。・「ごめんなさい」が、自分から言えるのは3歳過ぎから。 今は、お母さんが、代わりに相手の子に「ごめんね」と言ってあげて。 そうすれば、どういうときに「ごめんなさい」を言うのか、 だんだん子どももわかってくる。・スーパーで「これ買う、あれ買う」をくり返す子 = 「〇〇が欲しい」というよりも、 ものを買うという行為がおもしろそうだから、自分でやってみたい。 → 「お手伝いしていっしょに買ってね。 それが終わったらお菓子を買ってあげるよ」 Q:どうして、お菓子を1つだけに決められないの? A:1つを選ぼうとすると、どうしていいかわからなくなってしまう。 1つを選んだらあとは選べないということが悲しい。 本当は、全部欲しいくらいなんだから。(p105まで)=============================== Q&Aが豊富で子どもの姿が目に浮かぶよう。ときに笑っちゃうことも。アドバイスは子どもの気持ちを理解する手助けとなるものが多く、教育全般、特に「特別支援教育」の面で、大変参考になるものだと思いました。あとほんのちょっとページが残っているのですが、長くなるので、次回に回します。(^^)それでは、また。 ↓よろしければ応援のクリックをお願いします。励みになります。 ブログ王ランキング ▼にかとまの読書メモリスト ▼にかとま日記全件リスト
2012.08.02
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『お母さんは勉強を教えないで 子どもの学習にいちばん大切なこと』(見尾三保子、草思社、2002、1300円)このブログは「きょういくユースフル」なのでひさしぶりに教育書を紹介します。(^^;)図書館で借りて読みました。少し古い出版です。著者は、昭和33年に「ミオ塾」を開塾して以来、小学生から大学受験生までを対象に、独自の「引き出し」教育を実践して成果を上げてこられた方。塾講師の傍ら、15年間高校の講師もされています。「引き出し教育」という言葉が気になって、手に取りました。読んでよかったです。やはり、教育実践を重ねてこられた方のお話はとても勉強になりますね。===============================『お母さんは勉強を教えないで』1(最初~p106より。)・幼児の「好奇心」や「チャレンジする心」こそ、 学習の原点。・「なるほど」という理解こそが数学の醍醐味であり、 それがなければ 勉強をする意味がない。・子どもがやる気になるのは、 「この先生は自分を認めている。 自分ができるようになると思っている」 と感じた時に限る。・子どもは「忘れる」のがふつう。 「子どもは忘れるもの」ということを前提に、 考えなければならない。・私がよく言うのは、 「人間は20回くりかえせば だれでも覚えるんですって。 自分の名前はどんな人でも言えるでしょ」 である。・わざわざ問題集を買ってあてがったりするから、 子どもは負担を感じる。 でも、すでに学校で習った、 (何年も)前の教科書に出てくる計算や問題ができなければ、 子どものほうも沽券にかかわるから、真剣になる。・ある母「小学校時代は、とにかく遊ばせるだけ遊ばせました。 『勉強しろ』と言ったこともありません」 著 者「お母様、それは正解なんですよ。おえらいですね!」・(また別の方に対して) 著 者「お母様、待つの。私なんか、じっと我慢ですよ」 ある母「『勉強しなさい』と言っても、しないんですからねえ」 著 者「お母様、それは絶対おっしゃってはだめ。 『勉強するな』と言ってるようなものなんですよ。 小学校の頃から言われて、拒否反応をおこしちゃうのね。 それより、テストの点が10点から20点に上がったとき、 『10点も上がったじゃない頑張ったね』と ほめてあげて。 お母様が喜べば、やる気になるんですよ」・著者の娘が言った言葉 「『頑張りなさい』と言われたことは、一度もなかった。 『頑張りなさい』と言われたら、頑張れなかったと思う。 自分で頑張るしかないんだ、と思って頑張ったんだと思う。 そして何でも自分で決めて、自分でやってきた」★「ほめて待つ」教育・「反復」とは以前に習ったことの復習であり、 忘れていないかのチェックである。 くれぐれも、それ以上を望まないこと。(p106まで)=============================== 「自己選択、自己決定」は学習の基本だと思います。それを信じて、待つ。それこそ、「引き出し教育」。うん、こういう理念、好きだなあ。 僕の母親も、基本は「小学校時代は遊べ」でした。感謝しています。 それでは、また次回。↓よろしければ応援のクリックをお願いします。 ブログ王ランキング ▼にかとまの読書メモリスト ▼にかとま日記全件リスト
2012.06.25
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読書メモの続きです。 『 コソダテ楽習帳 おつきあい編』(いそのみつえ、赤ちゃんとママ社、2008、900円)本当はマンガをそのまま載せるのがわかりやすいのですが、著作権のことがあるので、マンガの転載はナシです。ぜひ本書を手に取って、マンガを読んでみてくださいね。=============================『コソダテ楽習帳』2(p72-75のエピソード「だいちゃんへのメッセージ」より。 本来はマンガで描かれているところを、 ムリヤリ文字だけに直しています。 今回はほとんど著者のモノローグ部分ですが・・・。)●ひじき 4歳の頃。 毎日のように ケガをしていた。 だいちゃんは同じクラスの男の子。 ささいな事で手を出すクセは 成長とともにおさまるけれど、 彼はなかなかおさまらない。 ある日、 お友だちが大ケガをした。 だいちゃんがやってしまったのだ。 ついつい 怖くなってしまう。 お願い、やられませんように! ・・・でも、 思えば思うだけ やられる気がする。 先生も考えてくれてるし、 おかあさんは今日もきちんと あやまりにきてくれる。 基本的におまかせするつもりだけれど、 いい機会だから、 「どうして お友だちを たたいちゃうの?」 と聞いてみた。 彼からでたひと言は・・・ 「・・・・・・つらいから」・子どもは大人に感じないものを感じているときく。 例えば、だいちゃんが 私の「やられませんように」という思いを感じ取っていたとしたら、 幼いだいちゃんにとって どんなに怖いものだっただろう。・もっとだいちゃんがリラックスできるといいのかも・・・。 「つらいから」といった顔が いつまでも忘れられなかった。 次の日から だいちゃんバックアップ キャンペーン 独自開催。 だいちゃん安心してね。 届け、メッセージ! 大人は子どもを守ってあげなきゃいけない。 そう思って以来、 ひじきがやられることは なくなった。=============================引用、長いですが、これでも半分くらいに縮めています。(^^)すごく、感動したエピソードです。「乱暴する子」に必要なのは、レッテル貼りではなくて、安心とか、愛情なのかもしれません。「よそのママ」であっても、そういう気持ちは伝わるものなのですね!ましてや、日常的に接する教師なら、その子のことをどうとらえてどう接するかというのが、子どもが落ち着いてきたり、変わってきたりする大きな要因になる気がします。どんな子も、そんな風に応援してあげられる大人になりたいです。 ブログを読んでいただいて、感謝いたします。 ↓記事がお役にたてましたら、クリックいただけるとうれしいです。 ブログ王ランキング ▼にかとまの読書メモリスト ▼にかとま日記全件リスト
2012.03.17
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マンガなので気軽に読み始めたのですが、「子育て」や「子どもの教育」のうえで、かなり参考になることが書いてありました。 『 コソダテ楽習帳 おつきあい編』(いそのみつえ、赤ちゃんとママ社、2008、900円)本当はマンガをそのまま載せるのがわかりやすいのですが、著作権のことがあるので、マンガの転載はナシです。ぜひ本書を手に取って、マンガを読んでみてくださいね。=============================『コソダテ楽習帳』1(p60-63のエピソード「気持ちを伝えること」より。 本来はマンガで描かれているところを、 ムリヤリ文字だけに直しています。)●友だちに意地悪されるので 「もう保育園に行かない」という、ひじき 5歳。 →(母の考え) ・問題なのは、 ひじきがいやがっているように見えないこと。 (その場面を見たが、)いっしょに遊んでいるように見えた。 →(母から子へのセリフ) 「ひじき 笑って やめてくれーって 言ってるでしょ?」 「ひじきがいやがってるって気がつかないで いっしょに楽しく遊んでると思ってるんじゃないかな」 「先生には相談してみるね」 「でも ひじきが笑って言えば またすぐ同じことになっちゃうの」 「いやってこと わかってもらわなきゃ」 ★「大事なことは 気持ちをわかってもらうこと」 「わかれば きっと しないから」 「笑わないで やめてって 言ってみようね」・バラエティ番組では 人にいたずらしたり、 いじめたりして 笑わせる。 される側も それを 「おいしい」と喜ぶ芸風。 世の中の笑いの基準がこうである以上、 この手のことはなくならない。・なんでも大人のマネをしてみたい子どもたちに、 罪の意識はない。・この手の笑いがうける時代の終息を 祈るばかりの母である。=============================「あ~、こういうこと、あるなあ」と思いながら、読みました。すごいと思ったのが、昨今のテレビの芸風が子どもに影響しているからじゃないか、と思いをいたらせ、「子どもが悪いのではない」という考えを持たれているところ。今年度特別支援教育の研修で来られた先生が「子どものすることにはすべて理由がある」と言われていましたが、そんなふうに、意地悪をしてくる子にも理由があるんだということを冷静になって考えられるって、すごく大事だと思いました。自分の子どもがかわいければかわいいほど、意地悪されたりいじめられたりしたら、「あの子は悪い子・いやな子」と安直に思ってしまいそうなので。そういう、何かされたときの「相手の子」を理解するという姿勢を、僕はこの本の随所から感じることができました。ほかにも紹介したいところがあります。それは、また次回に! ブログを読んでいただいて、感謝いたします。 ↓記事がお役にたてましたら、クリックいただけるとうれしいです。 ブログ王ランキング ▼にかとまの読書メモリスト ▼にかとま日記全件リスト
2012.03.16
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我が家の2歳児と一緒に遊ぶ。基本的に機嫌がいいが、時にイタイ。(^^)爪を立てて唇をつかんでくるのだ。髪の毛をつかんでひっぱることもある。とにかく痛いし、保育園でお友達にもやってしまうので、「やめて、いたい」と言って止める。叱る。こういう風に「それしたらダメ!」と叱ることはよくあるが、僕としてはその後に必ず「これをしたらいい」というのをセットで教えるようにしている。ひっかいたりつかんでひっぱるのに対しては、「てー パー」(手のひらをパーにする)とずっと言い続けている。特に下の子をつかんで泣かせたりするので、そのたびに「てーパー で よしよししてね」と声かけする。もちろんこっちでやって見せて、本人にもしてあげる。「ダメ!」と言われて泣いていたのが、「てーパー」で手のひらマッサージぐりんぐりんとしてあげると喜ぶ。今泣いたカラスがもう笑った。(最近この言葉は使わないなあ(^^;))もう一つ、2歳の娘の悪い癖は「かむこと」。保育園でお友達にかまれることもあるようで、腕についたかまれた跡をよく見せてくれる。(保育園ではかみ合いがはやっているのか?)僕も娘とじゃれていると、時に急にかまれてイタイ思いをする。もうしっかり歯が生えているので、こいつはイタイ。本人は遊びのつもりのようだが、もしかすると食べ物と思っているのかもしれない。(^。^;)これもまた、そのときすぐに「いたい!やめて!」と注意する。怖い顔で急に怒るので、本人は泣く。さあ、そうするといつものパターンで、代替行動を示さなければならない。とはいえ、急に思いつかない時もある。とりあえず、「クチ」でおいたをするときは、その「クチ」でもって他の行動を何でもいいからさせる、というのが代替行動の基本パターンである。今回僕が思いついたのは「フーフーする」だった。普通にフーフーするだけでは今泣いたカラスがもう笑う、までには至らなかったので思いっきり大げさに顔をくしゃくしゃにして最大出力でフーフーしてやった。ウケた。やはり代替行動は本人にウケなければならない。(笑)そうすると、おもしろがってやってくれる。叱った後の悪い気分もひきずらずに、すぐに笑顔に切りかえられる。ちなみに、あとでヨメサンに「もっといい代替行動ないかなあ」と言われた。もっといい代替行動があるかもしれない。でも、とりあえずは、思いつきで何かしらの代替行動を提案することに意味がある。そして、そういう子育ては かなりオモシロイ。 ・・・今日は珍しくエッセイ風で書いてみました。今読んでいる子育てエッセイ漫画「ママぽよ」の影響で。(^。^;)「ママぽよ」面白いです。子育て中の方はぜひ読んでみてください。 【送料無料】ママはぽよぽよザウルスがお好き(1) 【送料無料】ママはぽよぽよザウルスがお好き(2) ママはぽよぽよザウルスがお好き 3 (単行本・ムック) / 青沼貴子/著
2011.11.20
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本の紹介、ビジネス書みたいなのが続いたので、今回は一人さん系。らくに読める本です。『日々の暮らしを楽にする』(小林正観、学研、2009、1500円)==============================【内容情報】(「BOOK」データベースより)家族、健康、仕事、お金...講演会等で多数寄せられた"暮らしにまつわる諸問題"の解決法を集大成。【目次】(「BOOK」データベースより)「自分探し」をしているあなたへ/「他人の問題」で悩まない/「恋愛・結婚」の意味を知る/穏やかな「夫婦関係」を築くには/優しさを伝える「子育て」/「仕事」がどんどん楽しくなる/「お金」に困らなくなるには/「笑い」で「体」が楽になる/「死」から見えてくる生き方/「霊」は恐れず味方につける/「占い・予言」を見極めるためには/「感謝」で「味方」が増えていく/「実践」が日々の暮らしを楽にする==============================「夢を持って!」「努力して!」みたいな本とこういった本を両方読むことで、バランスをとっています。「○○がすべて」と固執すると、しんどくなります。正観さんの本を読んで、楽になりましょう。(^^)===============================『日々の暮らしを楽にする』読書メモ1(第5章『優しさを伝える「子育て」』まで)(・は本の内容、#の緑文字は僕のコメントです。)・何か悩みや苦しみが生じたら、 ここでそれを乗り越えておくと、 この先 同じことが起きても 乗り越えられるよ、 という意味で、早く起きてくださって ありがとう、 と思えるでしょう。・本当の自分とは 「今」の姿であり、 仮の姿というものはありません。 今の自分が、これまでの人生の中での 最高位・最高峰にいるんだ。#「本当の自分探し」をしてしまう 自分に向けてのメッセージだと思っています。 「今、ここ」から離れて、幸せの青い鳥を探しに 遠くまで行く必要はありません。・常に3年後を目指して投げかけ続ける・ニコニコと淡々と生きていくことが、 「本当に強い」ということ#天下無敵の生き方です。(^^)・「バカだよね」と言われたら、 「そうなんです。私、実はバカだったんです」 と認められること。 認めてしまえる人の方が、はるかに強い。・今、目の前にいる人だけが大事。・今、目の前にいる人・物・事に対して、 今できることをやっていく。・大人とは、「音なし」という言葉からきています。 音がない人、つまり、怒鳴ったり、怒ったり、 声を荒げたりしない人をいいます。・親が子供に対して何かを教えるということは、 真似をさせるということです。 どんなことがあっても、子供に対して、 強権・強圧的な態度をとらないこと。 何度でも笑顔で伝え続けること。(p126(第5章『優しさを伝える「子育て」』)まで)===============================こんなふうに生きたい、と思います。正観さんの子育て論、大変シンプルですが、これも一つの方法だと思います。つづけることで、効果が表れるでしょうし、何よりこの方法、自分が楽なのが、いいです。 そして、子どものことを「大好き」と思う気持ちに、シンプルに立脚しているのがこの方法です。「好きなのに怒鳴る」なんて、相反した行動はとらなくていいのです。 ↓(^0^)いつも読んでくださって、感謝します! ブログを応援してくださる方はクリックしてください!(^^;) ブログ王ランキング
2010.10.29
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久しぶりに、歌を聴いて、泣きました。下の本を読んでから、YouTubeの"home"を視聴したんです。大サビのところで、泣けてきました。曲の生まれた背景や、歌い手である木山さんの思い・足あとが感じられるからこそであったと思います。『home 家族と歌が僕を守ってくれた』(木山裕策、光文社、2008、1300円)木山裕策さんは、「歌手になる」という夢を、38歳で子どもが4人いるサラリーマンという立場で、のどの手術を経て、「前よりも歌がめっちゃへたになった」状態から、叶えました。「絶対ムリ」と思えるような状態から、夢をかなえる選択をした人です。この本は、木山裕策さん本人の、率直な思いをつづる内容。一時は脚本家になる学校に通っておられたこともあって、大変しっかりした文章で、ご本人の気持ちを追いやすく、事実関係もよく分かり、情景もはっきりと思い浮かびます。夢を追いたい人、歌手を目指す人、曲作りに興味がある人、そして何より、子どもや家族を大切に思っている人に、読んでもらいたい本です。そして、そのうえでこの"home"という曲を聴いてもらえれば、この曲の魅力が、いっそう味わえることと思います。ちなみにこの"home"、2008年の紅白歌合戦で歌われたそうですが、全く知りませんでした。この方やこの本、この歌には全く無知の状態で、本を手に取りました。僕が作曲した曲で"Returning home"という曲があるんです。それと似ている"home"という題名が非常に気になって手に取ったのでした。ヨメサンと話をすると、「紅白に出てた」とか、「結婚式の2次会でKさんが流したビデオのBGMで流れてた」と言われました。「え? そうなの?」って感じです。(^^;)気にとめていないときには、気づかずに通り過ぎていたものが、次に出会った時には感動の涙で迎えられる、ということがあるものなのですね。本で、歌が生まれるまでのドラマの数々を知ったこともその一因ですが、それよりも、自分に子どもが生まれて、11か月の間、その成長を一緒に見てきたことが大きいです。この歌は、子どもが成長した実感を肌で感じている状態で聴くと、めっちゃ効きます。僕は歌詞の中でも特に、「変わっていく君のスピードに近頃は驚かされるよ」「パパのパパやパパのママに 本当にありがとうって言いたくなるんだ」のところが、グッときました。なお、歌の映像については、以下のものを視聴しました。動画をアップしてくださった方、ありがとうございます。(YouTube)木山裕策『home』 TVSHOW ver. 木山裕策さんのデビューシングルは、コチラ↓【50%OFF】●木山裕策“home”CD(2008/2/6)iTunesでも買えます。 ブログ王ランキング ▲内容がお役に立ちましたら、ぜひ1クリックをお願いします。
2010.09.30
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夏休みに行く家族旅行のプランを決めました。赤ちゃん連れで行ける、ベストな宿が有馬にあるのです。ブログでもいっぺん紹介したかな。神戸有馬温泉 元湯 龍泉閣=================================有馬温泉の家族で楽しめる源泉宿。お食事は、朝夕共にお部屋食で。広々貸切露天や室内プールなど設備も充実!=================================日にちは8月8日~9日。出張やら何やらで、ここしか空いてなかった・・・。9日の月曜はお休みをもらって、家族で楽しんできます。ここを選んだ理由は、「子ども連れに優しい」という宿のコンセプト。かなり徹底しているようです。1歳未満の赤ちゃん連れでもダンゼン大丈夫な模様。お風呂は「貸切家族風呂」に入ります。柵つきのベビーベッドもあるようです。ベビー用品は宿の中にかなりの数あるんだとか。心強い限り。夕食では初期離乳食の「赤ちゃん御膳」を赤ちゃん用に頼んでいます。寝る時には「ベビー布団」。これで親子3人、川の字で寝ます。食事は部屋食なので、他のお客さんに、気兼ねはいりません。う~む、ここはカンペキだ・・・。気になる値段も、まあ、そんなに高くはありません。有馬でこれぐらいなら、断然安い部類です。食事がお肉メインだと高いです。僕らはヘルシーに「ヘルシー御膳」です。これでもけっこう豪華な内容に見えます。子供が喜ぶ♪家族で楽しむ貸切露天付【ヘルシー御膳】というプランなら、お値段 16000円~。ちなみに、前も行く計画をしていて体調不良で行けなくなったのでした。今度は体調を万全に整えておかないと! ブログ王ランキング ▲内容がお役に立ちましたら、ぜひ1クリックをお願いします。
2010.07.18
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読んでいて元気になる、おとうさんのための本を見つけました。『おとうさんはウルトラマン/おとうさんの育自書』(宮西達也、学研、2005、1500円)=========================【内容情報】(「BOOK」データベースより)子育ては自分育て!親子に人気の絵本「おとうさんはウルトラマン」の作者であり、4人の子どものおとうさんである絵本作家宮西達也が贈る、おとうさんに読んでほしい育自書。===========================自分が「おとうさん」になってまだ6か月半。(^^;)まだまだ実感の湧かない自分ですが、自ら成長していく姿、成長していこうとする姿を子どもに見せていきたい、と思います。では、同書から1つ、元気をもらった部分を引用します。=========================子どもは おとうさんのいっしょうけんめい・力のかぎりやっている姿を見てがんばろうと思う。おとうさんのいっしょうけんめいやっている姿が、おとうさんの力のかぎりやっている姿が、子どもに力を与える。そして、いっしょうけんめい・力のかぎりやっての失敗は 負けじゃない。本当の負けは、なにもしないことだ。(『おとうさんの育自書』p11より)========================= ブログ王ランキング ▲よければ1クリックお願いします。ブログ継続の力となります。
2010.05.25
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横峯吉文『天才は10歳までにつくられる』7~薩摩の「郷中教育」や「示現流」を生かすの続きです。 今回は本の中の第3章『Q&A「ヨコミネ式」アドバイス』より、端的に抜き出していきます。=============================『天才は10歳までにつくられる』読書メモ8 (p136~より)(・は本の記述の抜粋、#の緑文字は僕のコメントです。)・叱ったり、無理にやらせようとするのではなく、 放っておけばいい。 「やりたくなければやらなくていい」 そのひと言でOK。 人間というのは不思議なもので、 「やるな」といわれるとやりたがる生き物。#子どもというのは不思議なもので、 「叱ってほしくてわざとやる」ということもあります。 子どもはみんな、愛情を確かめたいと思っています。 放っておかれるのが、一番いやなことかもしれません。 「放っておいたらいつまでも勉強せずに遊んでいる」としたら 遊びは楽しくて勉強は楽しくないという価値観に縛られて、 勉強を楽しくする工夫が足りないだけかも。・勉強が大嫌いになったり、 苦痛になったら、続かなくなります。 20分以上はやらないようにしましょう。#あるときはよくばってたくさんやって、 あるときはやらない。 そういうことを僕はよく続けてしまいます。 体調・気分に関わらず「きっちり20分」。 もしこれが守れたら、 体調や気分に左右されないということなので、 非常に安定してコンスタントに結果が出せる 「信頼できる人間」になれそうな気がします。 「できる人」はみんなそうなんでしょうね。・低いところから具体的な目標を与えて、 時間がいくらかかっても、自力で最後まで解けるように。・公衆の場で周りに迷惑をかけるようなことをしたり、 友達を傷つけるような態度を取ったら、 子供とはいえ、その場で「いけません!」と厳しく叱ること。・きちんと「叱る」ことは親の責任ですし、 子供のためでもあります。・体罰はよほどのときに。 人として、やってはいけないことをしたときにのみ。 足の太ももやお尻を一度だけ思いきり叩く。 男女ともに人として悪いことをしたなら、 体罰も辞さない。そういう気持ちで子供に接してください。#体罰を容認するとかそういうことではなくて、 親の側の、大人の側の覚悟が問われていると思います。 それだけ覚悟ができていて、肝が据わっていれば、 体罰をしなくても言葉で叱るだけで子どもは分かるはずです。 逆に、悪いことをしても「なあなあ」で済ませる大人が それではいかんと「体罰」だけまねしても、 子どもは聞かないでしょうね。(保育園選びについて)・いたれりつくせりの園より、 若干、施設が足りないくらいの方が、 自分たちで創意工夫をして楽しい遊びを生みだすのが 子供のやり方。・「体を動かす=走る」と 「読書」の時間があるかどうかだけは確認してください。 ・ゲームに関しては「やるな!」と絶対、いわないこと。 飽きるまで好きなだけやらせてあげてください。 その代わり、ゲームと同じくらい 勉強もスポーツも楽しいと思わせることが大事です。#僕は、勉強もゲームもスポーツも同じくらい楽しいと思っています。 僕の意見では、勉強もスポーツも 「ゲーム」と同じ要素を持っていると思います。 その「同じ要素」に目を向けて、 楽しく、ワクワクできるものにしていく、 そういう工夫が大事なのだと思います。 自分の授業の参考に、「授業の名人」と言われる先生の実践を 本で読むことが多いですが、 「授業の名人の授業」は、大人気のゲームソフトと同じくらい楽しいです。 今日も「算数」の正木先生の本を読みながら、 マンガを読むときのように笑っていました。 ゲームに負けないぐらい楽しい授業をする、 そういう気概を持って、授業研究・授業の準備をしていきたいです。・すべての子供が天才の芽を持っています。 ですから、英才教育は大切なことです。 始めるとしたら、3歳がベストです。 毎日20分でいいので、必ず練習をさせること。 毎日20分続けると「中毒」になります。 それが大切なのです。 やらないと気持ちが悪い、やらずにはいられない、 そう思い始めたら、かなり進歩している状態です。=============================これで、長く続いた「ヨコミネ式」の紹介を終わります。『天才は10歳までにつくられる』 読み書き、計算、体操の「ヨコミネ式」で子供は輝く!(横峯吉文 、ゴルフダイジェスト社、2007、1200円 )最近は「ヨコミネ式」の新しい本が書店に並んでいます。以下は未読ですが、興味のある方はチェックしてみてください。『ヨコミネ式子供が天才になる4つのスイッチ ヨコミネ式読み・書き・計算で子供は面白いほど伸びていく! 』(横峯吉文 、日本文芸社、2009、1300円)↓DVDがついている本もあるようです。『DVDでわかるヨコミネ式子供が天才になる4つのスイッチ ~読み書き計算体操音楽ヨコミネ式学習法を特別映像で解説』(横峯吉文 、日本文芸社、2009、2300円) ブログ王ランキング ▲よければ1クリックお願いします。ブログ継続の力となります。
2010.04.18
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赤ちゃんがいるとなかなか外食もままなりません。それでも、ママがずっと平日赤ちゃんと家にいるので休日はできるだけお出かけしてリフレッシュを図りたいところ。ちょうどいいWebサイトを見つけました。▼子連れで行ける個室のあるレストラン一覧 (ベビなび。全国の情報から、エリアを絞り込めます。 )今日はこれからここに載っていた福知山の中華料理屋に行ってきます。(^。^)
2010.04.11
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横峯吉文『天才は10歳までにつくられる』4~子供が上達するヒミツとは?の続き。今回、新年度ということから、自分のアイデア出しのため、今までの中でも特に、「思いついたことは何でも書く」という方式で、緑のコメントを増やしています。=============================『天才は10歳までにつくられる』読書メモ5 (p82~104より)(・は本の記述の抜粋、#の緑文字は僕のコメントです。)・母の溺愛ほど、人を堕落させることはない。 溺愛する理由の多くが、実は子供のためではなく、親本人の満足である。#ヨコミネさんは「溺愛」を戒めます。 「愛」と「溺愛」のちがい、 みなさんはどう考えますか?・とにかく子供たちが「学びたい」「勉強がおもしろい」と思える 環境を作ることが大事。#まったく同感です。 では、具体的にどうするか? 勉強を好きにさせたいのですが、そのための環境とは!? たとえば、算数の単元を1つのプロジェクトと見立てて、 ゲームのように進行させていくのも1つの方法でしょうね。・私の保育園では、たとえば9時に登園したら、 まず自習。 本を読み、書き取りをし、算数プリントの自習を各20分間します。#このあたり、「くもん」式に近いかもしれません。 子どもが自分から動けるような、見通しのきくシステムを作る。 教師がつくにしても、あたかもスーパーのレジ前のように 子どもの動線をはっきりさせる。 子どもが目的を持って動けるように 教室内の配置を考え、それを1年間ずっと通す。 教師が動き回り、子どもがずっと自分の席に座りっぱなしの授業よりも、 たとえば、そういうことを考える。・「教えよう」などと考えてはいけません。・上手にヒントを与え、やる気を出させること。#「!」(ビックリマーク)のある授業、 というようなことを言われた先生がおられたような、おられなかったような。 ひらめきは、子ども側に生まれるように、 教師側はみちびく。 すごく単純な例で言うと、 教師の説明を、言いかけて途中でやめる。 途中でやめられると、どうしても続きが気になり、 自分で答えを考えだします。 ゲームやマンガではよく使われる手法です。 「さあ、そのときあらわれたものとは!? まて、次回!」 というメッセージとともに画面にはヒントとなるシルエット、 みたいな。(笑)・体を思いきり使って遊ぶ。・特に自然の中で遊ばせる。・魚を上手に取るためには、どれだけ頭を使うでしょう。 楽しみながら頭を使い、魚というご褒美までつく、大切な学習です。・人間は手や体を使って覚えたことは簡単には忘れません。・「危ない」「汚い」「邪魔」は禁句です。#まさに、そうですね。 小学生がかしこくならないとしたら、 机といすの環境にしばりつけているからかもしれません。 普通教室でも、その気になれば、体を動かして学習を進めることはできます。 ただ、「危ないからやめなさい」は、集団生活をする学校の中では いっぱい言ってしまいそう。 それでも、たとえ「危ない」ことを制止したとしても、 こういう思想にふれておけば、 そういう子そのものを否定せずに済みます。 危ないことを思いっきりやる子どもを、ある意味では、尊敬できます。・年長の子供たちが、 学習できていたり、 跳び箱が飛べたり、 逆立ち歩きができたり、 楽器ができることを見ると、年下の子供たちは憧れる。#異年齢集団が一緒に遊び、学ぶことのメリットですね。 同年齢集団でこういう「憧れ」が成立してもいいわけです。 集団で学ぶ最大の意味は、これではないでしょうか。・園児たちにレスリングをさせる。・男の子は幼児期に、取っ組み合いを体験することで、 自分の体の力や人に対するときの力加減を学ぶのです。#相撲でもいいですね。 女の子も、強かったりします、相撲。(^^) ・貧乏であることは、ひっきりなしに頭を使っていること。・手に入らないから、あるもので代用しようと工夫をしたり、 自分で計画をたてて貯金をしたり、 手作りをすることもありました。・欲しかったものを手に入れると、そのありがたみはひとしお。 ものを大切にしようという気持ちも深まります。・ものはないくらいのほうがいいのです。・特にものの大切さを教えなければいけない幼児期には、 ものを与えすぎないこと。#いやあ、そうなんですよね。 そう言われれば、納得するのですが・・・。 僕も親になりましたが、 子どもから懇願されたら、自分の子どもに甘くしてしまいそう。 「ほしい」と言われればホイホイ買い与えてしまいそうです。 教師が「教えない」という思想、 教師がラクをして子どもに苦労させるという思想も、 これと同じことを言っていると思います。 ものがありあまっている現代だからこそ、 本当に大事な教育とは、こういった 「ものを大事にする」「ものに感謝する」人づくりではないでしょうか。 この間ブログで講演会の告知をした植松努さんも、 「ほしいものは自分で作る」と言われていました。 自分で作るためには、勉強しないといけない。 ここでやっと、勉強の必然性が生まれます。 現代っ子が何のために勉強するか分からないとしたら、 それはあまりにも恵まれすぎて、 ほしいものや、かなえたい夢がないからなのではないでしょうか。(p104まで)=============================今日もたくさん書いてしまいました。具体的な教育論にふれることで、自分の大事にしていきたいことや、何を目指して何をしていきたいかが、明確になっていっている気がします。この本との出会いに感謝します。『天才は10歳までにつくられる』 読み書き、計算、体操の「ヨコミネ式」で子供は輝く!(横峯吉文 、ゴルフダイジェスト社、2007、1200円 )読んでくださって、ありがとうございます。感想・ご意見、大募集中です。思ったこと、何でもお寄せ下さい。 それではまた! ブログ王ランキング ▲よければ1クリックお願いします。ブログ継続の力となります。
2010.04.05
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少し前からヨコミネ式教育法の本を紹介しています。そうすると、タイムリーなことに、僕のメルアドあてに届くメールに、「ヨコミネ式を見学しました」という内容のものがありましたので、紹介・引用します。「宝地図」で有名な望月俊孝さんの、★一流への王道というタイトルのメール・ブログ記事です。ブログ記事にリンクしています。(^^)以下、引用です。(太字・赤字の強調はにかとま)===========================昨日は『エチカの鏡』などでおなじみの横峯式教育法の横峯吉史さんの通山保育園を見学。(略)・小学校に上がるまでに 2000冊以上の本や絵本を読み、・5歳児は男女共に全員が逆立ち歩きができ 大人用の跳び箱10段(150センチほどあります) をクリアする・耳のよい乳幼児から音楽に親しませた結果、 全員で見事な演奏をしてくれました。 (5歳児は60曲のレパートリーを持つそうです)とにかく驚きの連続でした。『心の力』『学ぶ力』『体の力』を素晴らしいレベルで高めている瞳がキラキラ光っている子供たちが目の前にいるのです。横峯さんはお話会の中で、『すべての子どもは天才である。 できることはおもしろい。 おもしろいから練習する 練習すると上手になる 上手になると楽しい そして次の段階へ行きたくなる この繰り返しで 一流に育つ すべては1から始まり 毎日の積み上げで 10年でだれでも一流になれる』と語っていらっしゃいましたが、目の前でそれを実証している園児を見ることであらためて人間の可能性の偉大さに感激して帰ってきました。===========================実際に目の当たりにすると、すごい驚きでしょうね。単に年齢に比べてすごいことをするからすごい、というのではありません。いろんな子の可能性を引き出して、どの子も「瞳がキラキラ光っている」ということを伝え聞くので、そこがすごい!と思います。多分、どの子も、ヨコミネ式教育法が好きで、熱中しているのでしょうね。僕も新年度、子どもたちの瞳をキラキラ輝かせられるように、がんばります! ヨコミネさんの本『天才は10歳までにつくられる』 読み書き、計算、体操の「ヨコミネ式」で子供は輝く!(横峯吉文 、ゴルフダイジェスト社、2007、1200円 ) ブログ王ランキング ▲よければ1クリックお願いします。ブログ継続の力となります。
2010.03.31
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『続 子どもへのまなざし』7~自律している人というのは、うんと迷惑をかけることができる人の続きです。 『子どもへのまなざし(続)』(佐々木正美、福音館書店、2001、1800円)付箋を貼ったところを具体的に読み返していく連載記事の第8回。今回は、「母性と父性について」という章です。=============================『子どもへのまなざし(続)』読書メモ8 (p171~208)(#の後の緑字は僕のコメントです。)・(ある養護施設の主任指導員の先生より) 「甘えと、えこひいきを、 子どもたち一人ひとりに、とくにむずかしい子どもには、 それを実感させてあげなかったら、むずかしい問題は直らない。 逆にそうしてあげると、むずかしい問題は非常に早く直る」(p183)・本来、母性というのは「えこひいき」をすること。・その子どものなかの、いいところだけを感じてあげること。・人間というのは、「えこひいき」されてきて、力強くなっていく面もある。・人というのは、いつもだれかに「えこひいき」されているというのが、 健全でいられる一番の秘訣です。#自分の弱さというのを顧みると、 「えこひいき」されたい、というのが、やっぱりあると思います。 ほめられタイ、みとめられタイ、なんていう 「3つのタイ」として表現される方もありますけど。(^^) (「3つのタイ」の最後は「役に立ちタイ」。 僕のブログも、3つのタイで出来ていマス。(^^;))・幼児期は建築物の基礎工事。(p186)・健康な家族では、だれがイニシアチブを取るのかというと、 ほとんど例外なく、お父さんが一番、お母さんが二番 というふうに、その序列がはっきりしています。 そしてそのことに両親は合意し合っています。(p192)・なにか物事を決めるときに意見が違った場合には、 裁定はこういう順序でということが、家族のなかでは、 暗黙のうちに合意しているのです。・不健康な家族の場合は、家族のメンバー全体が平等だという家庭が多い。#「平等」ということが必ずしもよく働かない、ということが書かれています。 理想主義的な「平等」主義におちいって、 物事が少しも決まっていかない、ということは、 組織・集団では起こってくることです。 別に一番がお父さんでなくてもいいわけですが、 「これに関しては、最終決定権は誰にある」ということが 明確に決まっている方が、 結局メンバー全員が安心できるということでしょう。 クラスでの決めごとも、 理想主義に燃えて、子どもの話し合いで決めさせようとすると 時間ばかりかかった挙句、何も決まらないということがよくあります。 「担任が決める」というのがかえっていい場合もあるのです。 民主的かどうかというとそうではないと思えるけれども、 そこにこだわらず担任がパッと決めた方が丸く収まる。 こうことは、よくあることです。(~『子どもへのまなざし(続)』p208まで)=============================本書の抜粋部分は、前後を省略して編集していますので、極論に聞こえる部分があるかもしれません。本書は、子育ての悩み・質問に答える形での書き方がされていますので、その文脈に沿って理解されるのがベストです。興味をもたれたら、ぜひ本自体をお手に取ってください。『子どもへのまなざし(続)』(佐々木正美、福音館書店、2001、1800円) 次回は、「傷つきやすい子どもたち」についてです。 ☆ここまで読んでくださって、ありがとうございます。 (^0^) ブログ王ランキング ▲上のバナーをクリックしていただくと、ブログへの励ましの応援となります。
2010.03.07
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『続 子どもへのまなざし』5~育児に関しての希望などは、一言も伝えてはいけない。の続きです。 『子どもへのまなざし(続)』(佐々木正美、福音館書店、2001、1800円)付箋を貼ったところを具体的に読み返していく連載記事の第6回。「母親の不安」という章に入ります。=============================『子どもへのまなざし(続)』読書メモ6 (p119~)(#の後の緑字は僕のコメントです。)・人を信じている、人から信じられているという自信があるから、 ひとりでもいられる、孤独の状態でいられる。(p121)・人間の幸福というのは、人を信じる力にある。 あるいは、信じられる人を持っているということだ。・人間というのは、孤独、孤立になればなるほど、 自己愛的になっていく。 自己愛的になるということは、 自分自身のことが大切ですから、 自分が望むようにまわりの人を操作しようとします。・「おまえはそのままでいいよ。 こんなすばらしい点があるんだから」とか、 「君にはこんないい点があるじゃないか」と 親として、臨床者として共感を感じることができれば、 その子はたいてい、うまく育っていきますし、 患者さんも順調に回復していく。(p132)・育児とか教育にとっては、 その子が持っているいい点を、 そのまま子どもに気づかせてあげることが、とても大事。・しつけるときに大切なことは、 その子どもに長所のほうをたくさん気づかせてあげ、 欠点や弱点はずっとあとで直せばいいという姿勢のほうだ。(p133)#教育現場ではよく「自尊感情を育てることが大事」ということが 言われます。 自分で「自分が大好きです。」と言える気持ち。 他人との比較に目を向けるのではなく、 「自分らしさ」を見つめ、自信を持つことが すべての行動の基本になるのでしょうね。 「人のせい」にしてしまってイライラしている時には、 そういうことを振り返って、 自分に返して冷静に考えてみることにしています。 「自分がキライ」と思ってしまうときは、 本当につらいです。 それを支えるのは、やはり仲間であったり家族であったりします。 ありがたいことです。 そういう持ちつ持たれつの人間関係に気づけたとき、 単純に他人を非難して自己愛に走ることもなくなるのだと思います。・自分の家庭で、自分のクラスで、 子どもたちに対してあれこれと、注意ばかりいってきたと思いませんか。 私たち臨床者は、しばしば、自分が日々やっている臨床的な営みを、 ビデオカメラで全部収録して、終わった後にそれをみて、 あのときあんな言い方をしないで、こういう言い方をすればよかったとか、 おたがいにディスカッションすることがある。(p135)#ビデオにとるとか、ICレコーダーで録音するということが、 今の時代は比較的簡単にできます。 僕も、そういう客観的な記録をとって、あとでふりかえることが すごく有意義なんだろうな、と思って、機器の用意だけはしています。 でも、なかなか実際にやってみるところまでいっていません。 思い切って、やってみよう・・・ いや、でも・・・と、言い訳を探して逃げてしまう自分がいます。 本当に教師として成長しようと思ったら、 恥ずかしくても、自信を失いそうでも、 そういう振り返りをしっかりやることが必要なのだと思います。 あ~、覚悟を決めなくっちゃ!(~『子どもへのまなざし(続)』p141まで)=============================本書の抜粋部分は、前後を省略して編集していますので、極論に聞こえる部分があるかもしれません。本書は、子育ての悩み・質問に答える形での書き方がされていますので、その文脈に沿って理解されるのがベストです。興味をもたれたら、ぜひ本自体をお手に取ってください。『子どもへのまなざし(続)』(佐々木正美、福音館書店、2001、1800円) 次回は、「家庭について」です。ここまでで、本書全体のおよそ5分の2!まだまだ続きそうです・・・。(^^;)末長く、おつきあいください! ☆ここまで読んでくださって、ありがとうございます。 (^0^) ブログ王ランキング ▲上のバナーをクリックしていただくと、ブログへの励ましの応援となります。
2010.02.28
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前回「次回予告」をしてから、間が空いてしまいました。お待たせして申し訳ありません。『子どもへのまなざし(続)』(佐々木正美、福音館書店、2001、1800円)この本の内容のうち、付箋を貼ったところを具体的に読み返していく連載記事の第4回です。今回は、予告通り「人のいやがることをする理由」というところからです。=============================『子どもへのまなざし(続)』読書メモ4 (p96~)(#の後の緑字は僕のコメントです。)・「人のいやがることをする理由」(p96) 「こんなことをしても僕のこと好き」と愛情を確かめている。 親子関係の中で、小さいときから 見捨てられるかもしれないという、子どもにとっては、 おそろしい体験をしているのではないでしょうか。 いつも、親から捨てられるかもしれない、 どこか大切にされていないという 思いがあるのかもしれません。・いつも愛情を確認していないと、安心ができない。#僕自身にも、こういうところがあるかもしれません。 だれかれとなく、ということではなく、 ただ、だれか1人は、「必ずこの人からは愛されている」という保証は ほしいのでないでしょうか。人間、だれであっても。・いけないということは、その子どもにも分かっているのだから、 くどくどと叱る必要はない。 「人のいやがることをするのはよくない」と そっと伝えればいい。(p98)#「そっと伝えるだけでは、なかなか解決しない」と 僕などは、思ってしまいます。(^^;) しかし、だからといって「くどくど言ったから」といって、 これまた、やっぱり解決しないのでありました。・欲求不満によって生まれる攻撃的な感情(p100) だれもが、欲求不満になると攻撃的になる。#これは、他の本に書いてあったことですが、 「攻撃的」になってしまったときに、 それが何から来るのか、その理由を探り、正体をつかむことが 大事なのだそうです。 「気づく」だけで、大違いなのだとか。・欲求不満があるから向上心が出るという肯定的な側面もある。・欲求不満になる2つの理由 (1)自分がこうしてほしいという、希望や願いが受け入れられないとき(2)過剰な要求をされたとき・親の「ああしてほしい、こうしてほしい」 「ああしなさい、こうしちゃだめだ」という指示や命令の程度が、 大きすぎる。・子どもをおさえつけないでください(p108)・厳しくしかったとしても、よくならず、かえって事態はわるくなる。 (この人にさからったら、どんな目にあうかということがわかれば、 子どもが相手のいやがることをしないだけ。 →たえずこわい人がいなければ、ルールは守れない ということになってしまいます。 ●一見おさまったようにみえるかもしれませんが、 その子どもに、ますます人に対する不信感を、うえつけるようになる。)#僕自身は、厳しさが必要←→優しさが必要、の2極の考えを 行ったり来たりしています。 今の考えでは、「集団」に対して「指導」する上では、 おさえつけるように見えるような厳しい「指導」が必要、という考えでおります。 ただ、なんとなくですが、「優しい←→厳しい」の2元論を超える、 もっと大きな枠組みで「厳しさ」や「優しさ」を捉えなければいけないのではないか、と思っています。 僕は今余裕がないので、 「先生の前でだけでも、いやなことをしないのであれば、それでOKじゃないか」 という、表面的な解決を求める考え(!)に陥っています。 でも、きっと、「本当にいい先生」ってのは、 そういう表面的なところにこだわらず、もっと大局を見ているものだし、 「先生の前でだけいい子」という裏側の怖さもよく知っているのではないかとも 思います。・園でそのようなことをする子どもは、 本当は、親にむかってやりたいのに、 それができないので園でやっているのです。 (家でできないことのうさ晴らし)・本当は、子どもたちを自由な気持ちにしてあげて、 自主的にルールを守れる子にしなればいけないわけでしょう、 それが育児や教育じゃないですか。・子どもの望んだことを、たくさん聞いてあげてください。(p111)・要求や指示や命令は可能なかぎり小さくする、少なくする。・能力があるとか、ないとかいうことではありません。 やる気持ちになれるような環境でなければできない。 能力がないんじゃなくて、やる気が起きないのでは。 => そういう子には、子どものほうからの希望や欲求を、 たくさん聞いてあげる。そうすれば問題の解決は早い。・なんでもいうことを聞いてあげようという気持ちで接すると、 今まで聞いてもらえなかった分を、どっと一時に要求してきます。 そのうんと大きい、どっとした要求を、 どれぐらいかなえてあげることができるか。 ○そういう子どもたちは、保育者に甘えることができれば、 それだけ小さい子や弱い子に対する、攻撃的なものは減ってくる。#よくわかります。 気持ちの交流がないところに、攻撃的な指導を入れるだけでは、 攻撃的なしわ寄せが、どこにくるのか、火を見るより明らかです。 反対に、気持ちの交流が進めば、攻撃的なところを見せなくても、 安心してそこに居ることができる(=居場所づくり)・幼稚園や保育園(・小学校)でやれる限界: 他の子どもの欲求不満を誘発しないように、 他の子どもからみて、「何ちゃんえこひいきをされている」という気持ちを 感じさせないですむ範囲内で、なにができるか。#僕は非常にこれを気にしています。 かなり気をつかっているので、かえってそれでしんどくなっていることも あるのかもしれません。 ただ、気をつかうだけのことはあると思います。 ひとたび、「先生は何ちゃんをひいきしている」と思われた日には、 クラスと先生との関係が雪崩をうって崩れてきます。 経験上、そう思います。 非常に苦い経験です。 端的に言うと、「先生いじめか」と思うような状態にまで 一気に切り替わってしまうんです。・基本的な対応としては、 子どもの要求をたくさん聞いてあげる、 話を聞いてあげること。(~『子どもへのまなざし(続)』p113まで)============================= 実はまだまだ抜粋引用していたのですが、非常に長くなってしまいました。そこで、ひとまずここで切って、次回に回すことにしました。次回は、「保育者は親にどう接するか」です。それでは、また!『子どもへのまなざし(続)』(佐々木正美、福音館書店、2001、1800円) ☆ここまで読んでくださって、ありがとうございます。 (^0^) ブログ王ランキング
2010.02.25
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『子どもへのまなざし(続)』(佐々木正美、福音館書店、2001、1800円)この本の内容のうち、付箋を貼ったところを具体的に読み返していきます。今回は、第3回。=============================『子どもへのまなざし(続)』読書メモ3 (p64~95)(#の後の緑字は僕のコメントです。)・養護施設の主任指導員 「子どもたち一人ずつに えこひいきをしてあげなくてはいけない」(p67) どの子に対しても、一人っ子のように接する必要がある。 集団生活であっても、そういう機会を上手につくって、 一人ひとりの子どもに対して、「えこひいき」をしてあげなくてはいけない。#この言葉、最初読んだときに、なぜかすっと入ってきたんです。 僕は小学校の学級担任をしていましたから、 学級全体の中で、弱い立場の子を守ろうとして「ひいき」ととられて 失敗した、という経験も持っています。 そういう経験と照らし合わせて、 「一人をひいきするのではなく、一人ずつ、全員をひいきする」というような 考え、これはなんだか、しっくりくるのです。 特別支援学級担任になってから、 「Aさんだけが、特別なの?」というのを通常学級のお友達に聞かれたときに、 「Aさんが特別というのなら、みんなが特別だと思う」という返し方をしたことも 思い出します。 みんなが特別。 これって、今めざしている「特別支援教育」の、 「特別」の向かう先なんじゃないでしょうか。 もしかしたら。・兄弟が多い場合も、 それぞれの子どもに、意識的に一人っ子の時間を見つけるようにして、 その子だけの要求を聞いてあげる。 → 自分だけの要求を満たしてくれたという実感が伝わって、 子どもの要求も少なくなってくる。(p70)・子どもたちの兄弟げんかは、一種のスポーツのようにみえました。 信頼し合っている者同士のわがままの言い合いですから、 ゲームのようにも思えました。・兄弟げんかをたくさん経験しておく意味がある。(p75) ・親というのは、自分が孤独で不安が強ければ強いほど、 子どもを生きがいにすることが多い。・過剰期待する親というのは、いい意味でもわるい意味でも、 一般的にプライドが高い。 =お母さんのプライドが傷つくから、ダイレクトに言ってもだめ。 →父母会などで両親に向かって、一般論としてお話しするのがいい。(p89)(~『子どもへのまなざし(続)』p95まで)=============================部分抜粋ですので、極論に聞こえる部分があるかもしれません。本書は、子育ての悩み・質問に答える形での書き方がされていますので、その文脈に沿って理解されるのがベストです。興味をもたれたら、ぜひ本自体をお手に取ってください。『子どもへのまなざし(続)』(佐々木正美、福音館書店、2001、1800円) さて、次回は、p89の「人のいやがることをする理由」というところからいきます。気になりますね、「人のいやがることをする理由」。「なんで、こんなことをするのか」と思ってしまうようなことがあります。そのとき、子どもの裏側の気持ちを考えられることができたら、表面上の対処だけで終わって何度も同じ問題が起きてくる、ということもないのかもしれません。 ☆ここまで読んでくださって、ありがとうございます。 (^0^) ブログ王ランキング
2010.02.22
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メリークリスマス!今日は朝テレビをつけたら、ふたご座が1位だったので気分がいいです。(^0^)無事終業式も終わり、明日から冬休み。明日は市内合同のクリスマス会。年賀状がまだできていないからやらないと・・・。相変わらず、やることをいっぱい抱えているような気がしますがその方がしあわせなんです。皆さんのところに幸せのサンタがクリスマスプレゼントを運んできますように! さて、今日は0歳1カ月半の娘に初めてのクリスマスプレゼントをあげました。自分が本が好きなので、娘も本好きになってほしい。そう思って、本屋に行きました。本屋さんには、0歳の赤ちゃん向けの本もけっこうあって、びっくり。よさそうなのをすべて検討し、パラパラめくって、よいと思ったものを手元に置き、その本と新しく見た本を比較して、最終的に1冊に絞りました。これだ!かがみつきの本。しかも、ポップアップのしかけつき!いろんなキャラクターが登場し、さいごに、「かがみ」のページが出てきます。こういう本は何度も読んであげるので、そのうち娘が「最後はかがみだ。わくわく」と予測して待ってくれたらいいな、と思います。たまひよぽっぷあっぷ絵本『まねっこまねっこおへんじはぁーい!』(ベネッセコーポレーション、2006、630円)===========================まねっこ遊びが楽しめる飛び出す絵本!0才後半を過ぎると、赤ちゃんはママとまねっこ遊びをするのが大好きになります。「たまひよぽっぷあっぷ絵本」は、そんなまねっこ遊びが楽しめる、飛び出す絵本。ページをひらくと動物たちが「おへんじ はぁーい!」と、ダイナミックに飛び出します。名前を呼ぶとお返事し始めた赤ちゃんにぴったりの絵本!手に持って遊びやすい、12.5×12.5cmのハンディサイズ。(出版社より)=========================== ☆以下のブログランキング(読者投票)に参加しています。 おかげさまで、「ブログ王」ランキングで1位になりました。 ありがとうございます! ↓ためになった。 ↓がんばってるなあ。 ↓おめでとう。 ↓こどもがすきです。 ブログ王 人気ブログ
2009.12.24
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