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「NHKスペシャル 映像の世紀」がデジタルリマスター版で登場していたので、以前観たことがるかもしれないと思いながらもチェック。YouTubeでも観れたりしますが、画像がね~。第1集 は“20世紀の幕開け カメラは歴史の断片をとらえ始めた”ということで、世紀末から第一次世界大戦までの世界の動向をカメラが捉えています。自分が経験していない時代でも、映像で見せられると説得力がありますね。繋がりを感じるというか、リアリティがあるというか・・・。学校の授業で上映したらいいんじゃないでしょうか。もちろん歴史を理解するのにも役立ちますし、時間と共に忘れさられてしまう“人類の教訓”みたいなものを学べるのじゃないかと・・・。先生が話すより、訴えかけると思うのでうが、どうでしょう?時間が経っても面白いコンテンツってすごいですね。NHKスペシャル恐るべし(笑)。それでは・・・・。
Nov 30, 2016
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アスペルガー症候群の青年が主人公の作品。アスペルガー症候群自体がどんなものか、はっきり知らないのですが、この映画の通りなら周りの人間はたいへんでしょうね。でも、重いタッチの展開ではなく非常に明るく、かつ映像的にもおしゃれな仕上がりなので、後味はきわめてよいです。 スウェーデンの映画は初めて観たような気がします。おススメです。それでは・・・・。2010年 スウェーデン 日本語吹き替えあり予告編はこちらアスペルガー関連の書籍はこちらアスペルガー症候群との上手なつきあい方入門 [ 西脇俊二 ]図解よくわかる大人のアスペルガー症候群 [ 上野一彦 ]アスペルガー症候群【電子書籍】[ 岡田尊司 ]
Nov 29, 2016
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「法戦」がどんなものか知りたくて観てみました。禅問答のディベートのような感じかと、期待していたのですが、違いましたね。強いて言うと、空手の“約束組手”みたいな感じでしょうか?あと、先輩僧侶の入ってきたばかりの弟子への対応が、ものすごく体育会系で、世俗ぽいというか何というか・・・、これまたイメージと違いました。番組が古すぎるのもありますが、NHKの特番の中では最もつまらなかったです。DVDが発売されいるで、間違いないと踏んだのですが(笑)。それでは・・・・・。
Nov 28, 2016
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ホームレスの若い男女が、バケーションに出かけた富豪の家で生活を始めるお話。ちなみにこの男女はカップルにはなりません。ここにお金持ちの家の息子、盗品を買い受ける“ワル”などが絡んできて、目が離せない展開に。残念なところが一点だけあります。それはセックスシーンと暴力シーンに、「マトリックス」のような“多アングルのストップモーション”を使っているところ。も~蛇足もいいところです。ストーリー自体が面白いのに、なにを血迷ったのでしょう(笑)。「何か足さないと・・・」って思ったのでしょうね~。ほんともったいない・・・。そこを差し引いても楽しめる映画だと思います。それでは・・・・。2013年 アメリカ 日本語吹き替えあり予告編はこちら
Nov 28, 2016
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前後の説明なしに物語が成り立つよくできたストーリー。非常にシンプルな展開です。悪徳警官・ヤクの売人・家出少年二人。メインのキャストはこれだけです。最後まで展開が読めませんでした。ちなみに悪徳警官は“ケヴィン・ベーコン”ですが、DVDのジャケットは「ドローン・オブ・ウォー」のイーサン・ホークに似てます。私は観るまで、イーサン・ホークだと思い込んでました。どっちでもいいですけど(笑)。それでは・・・・。2015年 アメリカ 日本語吹き替えあり予告編はこちら
Nov 27, 2016
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「心なんかどうでもいい」金原俊輔著副題は“大学生・高校生・中学生の悩みに答える森田療法”とあります。でも、アドラーも「あらゆる悩みは対人関係の問題だ」と言っているように、大人にも当てはまります。というか根本は同じです。金原さん、専門は“行動療法”で“森田療法”は一番の専門領域ではないと書かれています。それゆえでしょうか、アドバイスが非常に具体的でわかりやすい。実践的というのでしょうか?読後の感想は、先日紹介した「森田療法のすべてがわかる本」で“森田療法”のアウトライン。「よくわかる森田療法」でさらに詳しく学んで、この本で日常生活に落とし込むって感じです。森田療法のスタンスは「気持ちはコントロール不能」。大げさに考えず「行動をコントロール」して嫌々でも日常のタスクをこなしていこう。「気分本位」で生きると人生を豊かにできないという考え方です。多くの自己啓発系の本や、精神分析の本が「気持ちのコントロール方法」を説きます。でも書店にこの手の書籍が、雨後の筍のごとくつぎからつぎへと積まれていくということは、どれも核心をついていないってことですよね?うまくいかない場合は「読み手が悪い」っていうことになりますし・・・。もはや“ダイエット本”や“英語マスター本”と同じような感じが・・・(笑)。いろいろ試されても、尚すっきりしないというかた。“森田療法”をお試しあれ。2016年もあと1か月。いやはや、いい本に出合えました。というわけで、今回も備忘録長めです。自分の心を大事にするのではなく、自分の行動のほうを大事にすべき休まずに登校している人の気持ちだって、しょっちゅう乱れているのです。気持ちが整理されていなくても登校できるわけです。「ああ、こわいな」と、素直にこわさを受容する人には、それ以上の不都合は生じません。中略こわいという気持ち自体をなくそうとするのは無理です。中略こわい対象を避けたらもっとこわくなり、対象に突入したらこわさは弱まる、こわさにまつわる心理としておぼえておいてください。~を苦手でなくす努力をしてほしいのではなく、苦手なものを敬遠しない努力をしてほしいわけです感情は行動にともなって動き出す「まず自信をえて、その自信のもとでことにあたろう」と考えるのはまちがいであり、最初になにかを少しでもやったあと、それにたいして小さな自信がついてくる、そんなふうなものです~に没頭できず、つい他のあれこれを考えてしまう、雑念が頭に浮かんできてしまう、というのはどんなに集中力がある人だって毎日経験しています。けっしておかしな状態ではなく、わたしたちの脳にそなわっている一時に複数の事柄を考えたり感じたりする機能、つぎからつぎに何かを考えたり感じたりする機能が、働いているだけのことなのです。自己嫌悪むやみに自分を責めると、きつくなってしまいます。中略そのときの友達のよくなかった点を思い出してみてください(かならず思いだせます)。好きになるとか嫌いになるとかいう心の動きは、自分自身の心の動きとはいえ、自在にコントロールできるものではありません。中略行動のほうは自分でコントロールできますから・・・。中略表面的にはできるだけ失礼にならないような、接しかたをする・・・。人生は、ある人と親しくなり、やがてその人と疎遠になる、という事態の繰りかえしです他人にとって、あなたのおこないがあなたなのです。周囲の人々から理解されていないと感じるのは、あなたが思いこんでいるあなたとあなたのおこないとのあいだにズレがあるせいであって、人を恨んでもはじまりません。あなたがこの先どんな人生をおくるにしても、他人との交わりをいっさいなくすことはできません。交わるときのために、人と接する技術のようなものはちゃんと身につけておくべきでしょう。■やる気が出ないやる気が出ない状態はどうしようもないものです。やらなければならないことがさしあたりあるのだったら、やる気がなくてもやってください。やる気があるからする、やる気がないからしない、などという気分本位な態度は、あなたの人生を豊かにしません。よく「やる気を出してなにかに取りくむ」みたいなことばづかいがなされるものの、これはたんにそういう表現があるというだけのことであって、人の行動の真実を述べているわけではないのです。胸の奥のどこかに「やる気コーナー」があり、そこにやる気の塊が鎮座しているとでもいうのでしょうか。そんな空疎な表現にまどわされず、やる気などないままに眼前の用事を片づけてゆくべきです。やる気は、出てくるのを待っていても出てきません。用事に着手したら、やる気がほのめいています。周囲の人たちがくよくよしていないように見えるのは、その人たちが内心くよくよしながらも果たさなければならない用事をきちんと果たしているため・・・中略感情をどうこうしようとするのはやめて、くよくよしながら、そのとき、その場面で、しなければならないことをする、それを断行してください。中略そうすると、くよくよしながらも、全然くよくよしていない場合と同じように、ものごとをなしとげることができる事実に気づきます。気分というものは流転してゆくものですから、何時間が忙しくすごすうちに、あるいは何日間か忙しくすごしているうちに、不愉快さはどこかへ行ってしまいます。中略気分なんかにかまわず、すべきことを着実にしていってください。感情というものは、もてあましつつも他のことをしながら放っておくと、時間の経過にともなって小さくなり、消えていってしまうものなのですイライライライラしながらも他人に乱暴な言動をしめさないように注意すべきであり、これができればイライラしていないのと同じになります身体の不調は安静、気分の不調はあまりに安静にしすぎていると回復するためにかかせない外からの刺激が不足してしまい、元気になる力が起動しなくて、いつまでも重い状態にとどまるのです。中略休みをとるのはとても大事です。かならず休んでください。同時に、起きる時間や寝る時間を乱さない、毎日外出する、家事などをおこなう、といった適度な刺激が入ってくる生活を保っておく必要があります。骨折で歩けない状態が一生つづくわけではないのと同様に、自殺したい気分や事情もずっとはつづきません(ずっとつづくのだったら、世の中の大半の人たちが自殺してしまっていることになります)。それをおぼえておいてください。親のせいで・・・人はだれでも性格面に問題をもっています。中略性格に欠点があるときは、それを自分の個性として認めるとか、自分がこうありたいと思う方向に変わる努力をするとか、いずれにしてもあなた固有の課題としてとらえればよいわけです。まるで幼児のように親をひっぱりだしてくる必要はありません。「人はな、それぞれに心の傷を持っているものだ・・・。しかしながら傷跡が、人を支えもし、優しくもする・・・」マンガ鬼平犯科帳よりむかしの体験を呪っても不毛です。あなたがすべきことは、その体験をできるだけ自分や他人にとって意義ある方向にもっていく努力をすることなのです。自分の性格を変えたい場合、今日や明日の、あなたのふるまいを変えるようにしてください。それも、現実の生活の中で変えていってください。中略いずれにしても、自分の内面だけを変えようとする的はずれな奮闘をしないように、気をつけてください。勉強も、年賀状書きも、はずれたボタンのつくろいも、靴みがきも、ジョギングも、アイロンかけも、パソコンのダウンロードも、情緒が不安定なままにできます赤面症に悩む人は、概して強い克己心をもっています。克己心が強いため自分の顔の色合いまでも統制を試み、「人前で絶対に赤くなってはいけない」と決めこんでしまうのです。コンプレックスこのつらさは、私たちがだれもがもっている、他人に劣りたくない、ふつうでありたい、あわよくばふつう以上でありたい、という気持ちからくるものでしょう。中略あなたにできることは「人に劣りたくない」という気持ちのほうを活発にし・・・、自分の向上・発展をめざすことです。早起き用事を見つけだすこと、用事をつくりだすこと、これが早く起きるための条件ですふつうの生活人生というのは下りのエスカレーターにうしろむきになって乗っているようなもので、エスカレーターの階段を流れとは逆に上にむかって登りつづけなければ、今の高さを保てないものです。努力をやめると、低いほうに下がって行ってしまいます。ふつの生活というのは上に登ろうとするたゆまぬ努力で維持されており、今のままでありたいのならば、努力が必要なのです。それでは・・・・。 楽天ブックス 心なんかどうでもいい [ 金原俊輔 ]
Nov 26, 2016
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19世紀のアメリカが舞台。主人公が妻と息子を殺された復習を果たすって内容です。まっタイトル通りですね。話の大筋は単純なのですが、結構楽しめました。“西部劇の勧善懲悪もの”だと侮ることなかれ!意外に面白いです(笑)。それでは・・・・。2014年 デンマーク / イギリス / 南アフリカ 日本語吹き替えあり予告編はこちら
Nov 26, 2016
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1960年代の人気テレビシリーズ「0011ナポレオン・ソロ」が原型なんですって。それを「スナッチ」(※この映画は面白いです!)ガイ・リッチー監督が映画化。ナチスの残党が核武装するのを防ごうと、冷戦下のCIAとKGBがタッグを組みます。そこへイギリスのスパイも絡んでくるので、面白くないわけがないって展開です。エンディングは明らかにシリーズ化を意識したような感じでした。大歓迎です。ちなみにCIAのエージェント(ナポレオン・ソロ)は、スーパーマン役でお馴染みのヘンリー・カヴィル。ピタピタコスチュームでもわかっていたことですが、スゴイ“がたい”ですね~。スーツがはち切れそうでした(笑)。それでは・・・・。2015年 アメリカ 日本語吹き替えあり予告編はこちら
Nov 25, 2016
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タランティーノ作品です。19世紀のアメリカが舞台です。先日紹介した「ヘイトフル・エイト」も、この作品のあとに撮られたものですが19世紀の設定。黒人差別が色濃い時代にハマっているのでしょうか?「キル・ビル」のころは、「どうしたタランティーノ」って思っていましたが、「ヘイトフル・エイト」もこの作品もいいですね~。面白いです。彼のすごいところは“自分の色”がはっきりでているところでしょうか。ま~“技法”ですかね。クレジットがなくても“タランティーノ作品”だとわかる人は多いと思います。クエンティン・タランティーノは、あと1~2本で引退するような発言をしているようですが・・・。残念です。ちなみに、この映画、レオナルド・ディカプリオは完全な悪役です。珍しい。それでは・・・・。2012年 アメリカ 日本語吹き替えあり予告編はこちら
Nov 24, 2016
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世界が東西に分断されていく最中“1950年代のハリウッド”が舞台。映画業界にも共産主義者が多くなり、会社から“搾取された金”を取り戻すべく、脚本家などが結託してスターを誘拐。誘拐された役者(ジョージ・クルーニー)も彼らと話してるうちに、マルクスに傾倒していきます(笑)。社会性を帯びたコメディって、いいですよね~。わたしは大好きです。おススメです。それでは・・・・。2016年 アメリカ 日本語吹き替えあり予告編はこちら
Nov 23, 2016
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9.11アメリカ同時多発テロ前後の難民問題を扱った作品です。非常にリアルな感じに描かれています。社会派ドラマです。が、それゆえにインパクトがないというか、面白みにかけるというか・・・。例によって「面白くなくはない」って表現をさせてください(笑)。それでは・・・・。2004年 カナダ 日本語吹き替えあり
Nov 22, 2016
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少し重めの内容です。例によって邦題は完全なミスリード。陳腐な陰謀ものではありません。今の社会のありかたを大胆に切り込んでいます。“政治家とジャーナリスト”、“大学教授と学生”が政治について語り合うシーンは見応えがありました。驚いたのが配役。トム・クルーズは上院議員。彼にしては珍しく少しダーティーな役どころなんですよ。新鮮でした。非常に面白かったです。自分でも、なぜ今まで観なかったのかがわかりません。きっと邦題のせいですね(笑)。それでは・・・・。2007年 アメリカ 日本語吹き替えあり
Nov 22, 2016
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“ダーウィン・アワードとは、最も愚かな方法で死んだ人に対し、バカな遺伝子を減らしたことへの感謝の気持ちから贈られる実在の賞らしいです。主人公の保険調査員マイケル(ジョセフ・ファインズ)が、大のダーウィン・アワードフリークで、保険適用案件を調べて回るという展開。タイトルには、すごくそそられたのですが、内容は・・・う~んどうなんでしょう(笑)?それでは・・・・。2006年 アメリカ 日本語吹き替えあり
Nov 21, 2016
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邦題は安っぽいB級ホラー映画のようですが、内容はすばらしいですね。19世紀末のイギリスが舞台。へき地にある精神病院にオックスフォードの学生が学びに行きます。ところがその病院を仕切る医院長、看護師すべて患者なのですよ!本当のメンバーは捕えられて地下牢に・・・。この設定だけでもかなり面白いのに、エンディングはさらに驚きの展開が待ってます。本編に関係ないですが「アンダーワールド・シリーズ」のケイト・ベッキンセイルは、相変わらず綺麗ですね~、驚きました(笑)。それでは・・・・。2014年 アメリカ 日本語吹き替えあり予告編はこちら
Nov 21, 2016
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またまた“森田療法”の本です。前回の「森田療法のすべてがわかる本」を一歩踏み込んだ内容です。と言ってもあくまで入門書なので難しくはありません。誰でも感じる感情を排除しようとすることから、生活の歯車が狂いだすんだってことを、具体例を上げながら説明してくれています。すべてにおいてポジティブに変えようとする“自己啓発本”とは180度逆のアプローチです。私自身、自信のある強い人間にならなければと考えていたので、その考えが自分を苦しめていることに気づかさた次第です。“気持ち”“感情”はてまた“潜在意識”まで持ち出して、「うまくいく~・成功する~・幸せになる~」って本にすっかり流されて、コントロールできない自分に劣等感を持って、動けなくなるという悪循環。“森田療法”のお蔭で無間地獄から脱出できるかもです(笑)。「人生は苦しいものだから、やるべきことをきっちりやりなさい」「やる気じゃなくても、行動はコントロールできます・・」って趣旨はかなり仏教に近いかもしれません。あと、この本では“森田療法”は神経質症に効果があるが、うつや精神疾患には効かないと断言しています。ただ、うつと神経質症は非常に似た症状もあるので判断が難しいとも・・・。ふたつの違い・判別法にも言及しているので興味のあるかたは、一読してみてください。私は、長い間“うつ”ぎみだと思っていましたが、この本に書かれていることがあまりにも自分の感じ方に一致していたので、どうやら“神経質症”なのかも・・・。はっとするポイントが多かったので、備忘録も長くなりました。健康とは、まったく不調を感じないことではありません。優秀な生徒が、試験でいつも満点を取るとは限らないのと同じです。自分で異常な感じがしている人はどこにでもいます。しかし、それを病的だと考えて心配する人は少ないのです。中略対人恐怖症で悩まない人は、大勢の前で話すときにはあがるものだと考えています。中略自分は他の人と違っていると考えるのではなく、自分も大勢のなかの一人だ、自分にあることは多かれ少なかれ誰にでもあると思えばよいのです。ものごとの良し悪しを測るときに、気分を物差しにして、気分がよければよかったと思い、悪ければだめだったと判断するを気分本位と言います。気分は周囲の状況に左右されて、よかったり悪かったりするものです。それが正常な状態です。中略環境に応じてくるくる変わる気分を、判断基準の物差しにすべきではありません。気分本位の人は完全欲が強い場合が多く、ちょっとでも気に入らないところがあると、いいところまで捨ててしまうことがあります。本が少し破れたといって、新しく買い換えた人がいます。中略用が足りればよいという考え方をしていれば、本は書いてあることが読めればよいのですから、少々の汚れや破れはあってもかまわないことになります。気分本位の人は、ちょっと気分が悪いとそれに不安を感じて仕事を休んだり、寝込んだりすることが、あります。感情は思いどおりになりませんから、感情というものの性質をよく知って、いやな感情とも上手につきあうことを考えるべきです。いやな感情でも、「時がたてばかならず消える」ことを頭においておけば、一時の辛抱ができるようになります。あたらしく何かを始める場合は、最初はどんなに強く感じることがあっても、そのうちになれてしまうということを頭において行動するとよいでしょう。対人恐怖症の人は、どんなときにでもリラックスした気分でいたいと考えています。しかし、感情は環境によって変わりますから、自室で寝転がっているときと会社で上役に仕事の報告をしているときとでは、同じ感情でいるわけにはいきません。中略感情に違いがあって当然です。私たちは、天気を思いどおりしようなどとは、つゆほども考えません。中略感情とのつきあい方も、これと同じです。感情に変化はあっても、日常生活に支障をきたさないように工夫していけばよいのです。中略表情や行動は自由になるのですから。行動を変えると、感情も変わってきます。中略気持ちのよい環境をつくるというのもいいでしょう。掃除をして部屋をきれいにすると、気分はよくなります。欲求とは、あれをしたいこれをしたいという気持ちです。中略同時に起こるいくつかの欲求を整理して、その場にもっともふさわしいものだけを行動に移す働きを、意志といいます。中略自分の欲求が実現できるかどうか心配する気持ち、それが不安です。中略自分だけが不安や緊張を感じるのではなく、誰だってみんなそうなのです。何の心配もない安楽な生活など、この世にありません。不安は、ある欲求が達成される可能性とそうでない可能性が半々ぐらいだと判断したときに、もっとも生じやすい感情です。達成の可能性が強いと考えれば、自信や希望になるし、失敗の可能性が大きいと感じれば、絶望やあきらめを生じます。ものごとを始めるには、やる気があるかないかとか、面白いかどうかなどは、あまり重視しなくてもよいと思います。それよりも、それをすることが自分にとって必要であるかどうかが大切です。何かをやろうとすると、それと反対の気持ちがかならず起こってきます。中略勉強しようとすると、遊びたい気持ちが湧いてくるのは当然のことです。感情を意のままにしたいという願望は、実現不能です。感情は思いどおりにならないからです。どんな人の前でも堂々としていたい、何の不安もない生活をしたいなどというのは、誰にも実現できないことです。具体的な行動目標を立てる具体的とは、いつ、どこで、何をするのかはっきりさせることです。楽なほうと苦しいほうと、どっちを取るかという選択は人生にはありません。非生産的な苦しみをとるか、建設的な苦しみを選ぶしかないのです。どんな苦しみ方を選ぶかということです。不安には、人を行動に駆り立て、危険から身を守らせてくれる働きがあります。神経質な人は、頭のなかをすっきりさせたがります。経験から学ぶより本から学ぶことを重視します。中略観念的な人は、知っているということで満足してしまいがちです。不安が起こるのは異常ではありません。不安をどう評価するかが大事なのです。中略そのままにしておけば何でもない不安を、これがあるために生活ができないと大げさに考えてしまう、それが問題なのです。中略不安が起こったときに、逃げることなく、今やっている行動を続けていれば、いつのまにか不安が消えていることを体験します。そうすれば、不安は恐れるに足りないものだということを体得できます。頭のなかには、いろいろな観念や情景、言葉などが浮かんでは消えていきます。そういうものについても、浮かんでくるままにしておくしかありません。生きていくなかでは、つらいことがあるのは避けられません。中略何の苦労もない極楽があるにちがいないなどという考えは、神経質な人がよく抱きがちな妄想にすぎません。中略そして、人は快適に過ごしているときよりも、苦しいときのほうが多くを学び、成長するものです。神経質症の基本的な問題は、自分の考え方と行動にあります。健康とか正常とかいうことに対する考え方が間違っているのです。中略「症状」があるからどうにもならなくなったのではなく、「症状」に対する考え方が間違ったために、行き詰ったのです。私たちは、生きているかぎり不安は絶えることがないということを十分認め、不安を抱えたまま生活していくことを覚えないといけません。要するに、何の心配もない楽な生活はありえないということで、死ぬまで苦労の連続だと覚悟すべきなのです。■見せかけの防衛単純化日々の生活のなかでは、さまざまな心配ごとや不安があります。私たちはそのすべてに対処して、何の心配もなく暮らしていくなどというのは不可能です。そこで不安のもとになっているものをどれかひとつだけ取り上げて、「これさえなければ安心して暮らしていけるのに」と考えるのです。■部分的弱点の絶対視自分の症状を絶対視して、これさえなければ自分は幸せになれる、これがあるから自分の一生はだめになるのだと考えるのが「部分的弱点の絶対視」です。人間には長所もあれば欠点もあるという、全体的な考えができないのです。そうして、些細な欠点を理由に全体を切り捨ててしまいます。■気分本位その日一日がよかったか悪かったか測るときには、自分の務めを果たしたかどうか、仕事がはかどったかどうかなどを基準にして測るべきで、そのときどういう気分だったかで測るべきではありません。神経質という性格は、いい仕事をするのためにはきわめて有利な性格です。 それでは・・・・。 よくわかる森田療法 [ 森岡洋 ]
Nov 20, 2016
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この著者は「引き寄せ」系のちょっとスピリチュアルな人です。それが私には気になりますが、それを差し引いても結構いい言葉を記しているので紹介します。すべてのポジティブな感情は、「得た喜び」からきています。「感謝」は、何かをしてもらったから。「楽しい」のは、心がわき立つような出来事を経験をしたから。「誇らしい」のは、価値あるものを得ているから。人は、「得ると喜びを感じる」という習性があるのです。すべてのネガティブな感情は、「失う」怖れからきています。「怒る」のは、思うような結果を得られなかったから。「悲しむ」のは、大切なものを失ったから。「恨み」を感じるのは、自尊心を傷つけられ、損なわれたから。人は「ないこと、なくなることに怖れを感じる」という習性があるのです。まずこれが、この本の前提。確かに確かに。「ない」と「ある」はコインの表裏のようなものです。中略たとえば、「彼女がいない」ということは、「これから彼女を得る機会がある」ということです。それでもって、すべては解釈しだいなのだというのが、この本の骨格です。「ない」に気づくと不満が生まれます。「ある」にきづくと感謝が生まれます。ダメな点に気づくと、「得たいこと」「なりたいこと」がより明確になります。「怖れを避けるため」でなく、「喜びを得るため」に行動していく意欲がわくようになります。中略「お金がないと生活できないから」という怖れによって仕事をしたとしても、それは「お金があると気持ちよく生活できるから」という喜びを求めたいからです。「ない」を数えると不幸せになりますが「ある」を数えると幸せになれるのです「コップに水が半分」を言い換えているだけなのですが、心に響きました。うまくいって「ない」と思えることにも、必ずいいことが「ある」!それでは・・・・。 仕事と人生が100倍うまくいく!「喜び」と「怖れ」の法則 [ 恒吉彩矢子 ]
Nov 19, 2016
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昨日、息子が家に来ました。ちょっと寄っただけですけど。半年前より、すらっとしておしゃれになっていました。年頃だと刻々と変化していきますね。それと、ラインの問題も解決しました(笑)。それでは・・・・。
Nov 18, 2016
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実話ベースの作品らしいです。カトリック教会の幼児への性的虐待を追及していくジャーナリストのドラマ。カトリック信者が多いボストンで、教会はもちろん弁護士や実力者の圧力、事実を公にしたがらない被害者という逆境の中、タブーに挑戦していく新聞記者たちの働きっぷりに感動を覚えます。「いい映画を観た」っていう感想です。キャスティングも渋いです。超おススメ!それでは・・・・。2015年 アメリカ 日本語吹き替えあり予告編はこちら
Nov 18, 2016
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これは感想を述べるほど観てないんですよ。始めのナレーションが意味不明で、映像もちゃっちかったので開始10分で止めました。若い時なら、一応は最後まで観たと思いますが、もう歳が歳なので、時間を大切にと思いまして。本にしろ、芸術にしろすべてがそうなのでしょうが、一流だけが世に出るわけではなくて“ピンキリ”ですよね~。改めて感じました。くそ映画です(笑)。それでは・・・・。2015年 オーストラリア 日本語吹き替えあり
Nov 18, 2016
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アウシュヴィッツ系の作品は、社会的に意味があるのはわかるのですが、映画として観るとちょっと退屈に思うんですよ、私は。評価の高かった「シンドラーのリスト」も印象には残りませんでしたし。この映画は戦後捕えられたナチ戦犯アイヒマンの裁判を描いています。すごく緊張感のある展開で、初めてこのジャンルの作品で面白いと思いました。 テレビ中継をすることの意味が人によって違うんですよね。もちろんプロデューサーは数字と評判。監督は人間アイヒマンへの興味。収容所からの生還者は世界中の人々に真実を知ってもらうこと。エンターテイメントとしても完成度が高いですし、いろいろ考えさせられる内容でした。これはいい映画だと思います。それでは・・・・。2015年 イギリス 日本語吹き替えあり予告編はこちら
Nov 17, 2016
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マーロン・ブランドがマフィアのボス役で登場。なので当然のごとく、あの「ゴッドファーザー」のパロディシーンが盛り込まれています。内容的にはコメディ+ヒューマン、少しだけミステリーって感じですかね~。後味がいい映画でした。それでは・・・・。1990年 アメリカ 日本語吹き替えあり
Nov 17, 2016
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いやいや、私は“森田療法”をなめてましたよ。所詮、“認知療法”や“行動療法”の亜種だと思っていました。でも、もっと本質的で実践的で自然ですね。人生は誰でも悩み、傷つき、不安に思いながら生きているのだと。それが当たり前で、そんな気持ちがない人がいたら、それこそ治療の対象だと。ただ思い悩む人は、気分にこだわり過ぎ(※森田療法では気分本位と呼んでいます)なのだと。気分が良くなってから動こうとしたら、いつまでたっても動けない。できることだけコツコツやっていけばいい。嫌々でも行動できる。その行動が気分を変える、という、ま~要約するとこんな考え方です。一気にモヤモヤが晴れたような気がします。こんなにシンプルで、昔はできていたであろう“当たり前”のことが答えだったとは・・・。 私はず~と気分にこだわっていたのだと気づきました。嫌な気分だと“何か問題があるはずだ”と。気分がよくないとそれを解決しないとダメなんだと。そう思うと怖くて動けないという悪循環。いろいろなことが頭の中でつながったような感覚です。心の学問というと西洋中心だと思っていましたが“森田正馬”恐るべし(笑)。早速、森田療法関係の本をAMAZONで注文したのは言うまでもありません。備忘録気分本位の生き方をしている人は、物事の判断・評価をすべて気分で判断するため、気分が悪くなりそうな行動をとりたがりません内心は嫌々でも行動はできます悩みながらも行動してみることが大事なのです行動を重ねるうちに、恐怖や不安は去っていきます「心地よい感情をもとう」と考えて生み出すことも、「不快な感情を取り除こう」と思って消し去ることもできませんどんな苦しいときでも「できること」はあります。悩みを乗り越えるためには「できること」と地道に続けていくことが大事です。「できないこと」は放っておくしかありません。不安や恐怖は、生きる欲望と裏表の関係です。よりよく生きようとすると不安や恐怖も強くなります。不安を感じたとき、もっと感じてみようと飛び込めば、消えてしまうことが実感できるようになりますそれでは・・・・。 森田療法のすべてがわかる本 [ 北西憲二 ]
Nov 16, 2016
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「キック・アス」の続編らしいですが、前作を観てなくても問題はありません。 悪を退治するヒーローものですが、超人的な能力があるのは主人公のヒット・ガールのみ。 正義の見方や悪の軍団がアベンジャーズよろしく、出てきますが、こちらはコスチューム手作りのヒーローに憧れる普通の市民。 なのでコメディ要素たっぷりです。 ただ最近の流行なのか、血はかなり飛び散ります。お暇なときにどうぞ。それでは・・・・。2013年 アメリカ 日本語吹き替えあり予告編はこちら
Nov 16, 2016
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オリジナルタイトルは「SICARIO」。スペイン語で「殺し屋」という意味らしいです。CIAとFBIが協力して麻薬戦争に立ち向かうという設定ですが、蓋を開けると“毒をもって毒を制す”って展開なので、正義と悪の「ボーダーライン」っていうことなのでしょうか?わかりませんけど(笑)。内容は非常にスリリングで面白かったです。アタリかハズレかと言えばアタリでした。おススメです。ちなみに監督は「複製された男」や「プリズナーズ」のドゥニ・ヴィルヌーヴ。49歳のカナダ人です。それでは・・・・。2015年 アメリカ 日本語吹き替えあり予告編はこちら
Nov 15, 2016
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これは、なかなか面白かったです。 主演はデミ・ムーアと「狼たちの処刑台」でもいい味を出していたマイケル・ケイン。 これぞサスペンスって感じで最後まで展開が読めませんでした。 映画らしい映画です。ジャケットもキャストも地味ですが、借りるものに困ったら観てみてください。それでは・・・・。2008年 イギリス 日本語吹き替えあり
Nov 15, 2016
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フィンランドに住む青年のドキュメンタリー映画。家中のすべてのものを倉庫に預けて、一年間「1日にひとつだけ持って帰ってもOK」「買物はなし」のルールを自分に課せて、果たして何が必要で、何がそうじゃないかを確認してみるって試みです。“シンプルライフ”とありますが”今流行の“ミニマリズム”的なお話ではなく、“幸せって何?”的なアングルです。これまた邦題のミスリードです。わざとでしょうけど。それも、あってでしょう、どのサイトもレヴューは芳しくありません。ミニマリズムが快適さの追求なら、この映画では、明らかに生活に支障をきたす状態からのスタートなのでアプローチが全然違います。真っ裸で何もない部屋がスタート。一晩目はロングコートを選んで、服兼寝具。何日も経って、ようやくマットレスで眠れるようになったときの「ものすごく幸せだ」という主人公の発言には、考えさせられるものがありました。途中途中で仲のいい祖母にアドバイスをもらうシーンがあるのですが、その中で彼女が「人生はものでできていない」って言うんですよ。忘れられない言葉です。あっ、それと主人公以外にも彼のお母さんや前出の祖母、友達などが登場します。そして、みんな笑顔が本当にいいんです。計算されたスキのないスマイルというのではなく、思わず観てる側も“つられ笑い”してしまう屈託のない笑い顔!なかなかスクリーン上では見られない、いいものを見せてもらいました。普段、日本語吹き替えのない作品は観ない私ですが、「これは字幕を追った甲斐がある」ってなもんです(笑)。それでは・・・・。2013年 フィンランド 日本語吹き替えなし予告編はこちら
Nov 14, 2016
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11月14日。今日は私の息子の誕生日。5月以来連絡を取っていなかったのですが、朝一番にLINEで「17歳おめでとう!」と送りました。年頃が年頃なので、返事は期待していませんでした。が、待てど暮らせど“未読”のまま!も、もしやブロック?決してポジティブで能天気なタイプではなく、ネガティブで心配性で鬱気味の私ですが、まさか、ラインをブロックするほど息子に嫌われているなんて露ほどにも思いませんでした。ま~元妻からの返事がなくなっても、いい気はしませんが「嫌で別れたんやから・・・」と納得できます。でも、わが子にも嫌われていたのかと思うと、その衝撃たるや筆舌に堪え兼ねます。一日ず~と考えていました。「ひょっとして、二度と連絡とれないかも・・・?」とか。さすがに夜になると、少し傷も癒えて「何か理由があるのだろう」と思い直し、今度はショートメールでメッセージ。なんと「ありがとう」の一言だけですが返事が!LINE未読の理由はわかりませんが、一安心。長い一日でした(笑)。それでは・・・・。
Nov 14, 2016
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自信を感じる方法が数多く紹介されています。1つの方法を理論立て詳しく説くというスタンスの本ではなく、古今東西に関わりなく「自己啓発本」に書かれていることが“ダイジェスト”のようにまとまっているという印象です。新鮮さはありませんが、表現の仕方が変わることによって心に響くこともあるので、読んで損したって感じではありません。例によって刺さった言葉だけ書き出しておきます。不安を取り除く最初のステップは、あなたがそれをどう作り出すのかを知ることだ。不安を感じるのは、物事が悪い方向に進むのをイメージしているからだ。当たり前のことですが、改めて明瞭に説明されると納得です。信念は良いか悪いかではなく、役に立つか立たないかだ。これは同じようなことを、僧侶の草薙龍瞬さんも何かの本で言ってました。各ページの下段に著名人の名言も書かれていて、こんなのもありました。「人と違うのは幸運なことなんだから、決して変わらないで」 テイラー・スウィフト「旅に終着点があるのはいいことだ。だが結局、大切なのは旅そのものだ」 アーネスト・ヘミングウェイ「役に立つものを吸収し、役に立たないものは捨てる。そして、自分にしかないものを加える」 ブルース・リー「私は直観とインスピレーションを信じている。ときに私は自分が正しいと感じるが、自分が正しいかは知らない」 アルバート・アインシュタインちなみに、この本はイギリスで“シークレットシリーズ”として刊行されているらしく、日本でも「逆境力の秘密50」「影響力の秘密50」など続々と出版されるようです。それでは・・・・。 自信の秘密50 [ リチャード・ニュージェント ]
Nov 13, 2016
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いやいや、たいして期待していませんでしたが、これは面白い!タバコ業界の広報を担う男性が主人公。「誰しもが自分ならではの能力がある。私はしゃべること」と断言するほど口がたつ設定なので、ま~言い回しが上手いこと上手いこと。ディベートに興味があるかたは、勉強になるかもです。改めて“言葉は武器”だと痛感しました(笑)。それでは・・・・。2005年 アメリカ 日本語吹き替えあり
Nov 12, 2016
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このシリーズを観るのは「警察署長ジェッシイ・ストーン 4番目の真実」「ストーン・コールド -影に潜む-」に続いて3本目。 シリーズ通して派手なアクションはなく、常に事件が2つ3つ同時に進行するっていう展開なのですが、さすがに少し飽きてきました(笑)。今までの中では一番退屈な作品かもしれません。それでは・・・・。2007年 アメリカ 日本語吹き替えあり
Nov 12, 2016
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加藤諦三さんは、ものすごい数の本を書かれている心理学者です。するどい洞察は切れ味が良すぎてレヴューを見ても絶賛と非難が混じっています。かくいう私も、20代のころ、著者の本を好んで読んでいました。しかし、何か自分を非難されているような感じを覚えて、そこからご無沙汰してたって感じです。でも、出版されている本が多いので書店で目について、また読み始めたという次第です。最近は、なんとか「積極的にというか」、「活動的にというか」、人生に変化を与えたいと考えて、「先延ばしを・・・」とか「すぐやる・・・」のたぐいの本をあさっていました。で、amzonで加藤さんの著作をあたっていたら、ためになりそうなタイトルの本があったので購入ってわけです。この本が他の類書と違うところは、“考え方の枠組みを変えて自分を動かす”という方法ではなく、“まず行動ありき”というアプローチだというところです。いや~目から鱗もいいとこです。今年一番参考になりました。ちなみに、ご本人が話されている様子(※YouTubeで観れます)は非常にやさしい感じなのですが、文章だとかなりストレートにズバズバ表現されているので“鬱状態”が強いかたは、この人の本は避けられたほうがいいかもです。参考までに・・・。それでもって、また自分用の備忘録です。よかったら購入の参考にしてみてください。自信があるから何かをやるのではなく、何かをやるから自身がついてくのである。無気力になっている人は、エネルギーを使わないから衰弱しているのである。活動するから元気になるのであって、エネルギーがないから元気になれないのではない。仕事というのは打ち込めば打ち込むほど面白くなる、という性質のものである。面白いから打ち込むのではなく、打ち込むから面白くなるのである。文章を書く前に“文章の書き方”の本など読む愚をさけることである。中略日記をつける前に、日記をつける意味を考える愚をおかさないことである。日記をつけることの意味は、日記をつけてからわかるものである。われわれは、あることに自分をゆだね、専心することによって、そこから意味を感じとるとることができる。専心する前に、自らをゆだねる前に、その意味を確認しようとすれば、結局は生きがいを失い、無気力におちいり、シラケてくる。すべてのことを予想しようとする。中略何でも決め込んでしまう人は、いつも不安な人であろう。中略そして人間は、体を固くすることで疲れる。他人を非難しているとき中略「けなすっていうのは、ウラのほめですからね」われわれが忘れてはならないことのひとつは自信は自己主張から生まれる、ということである。“どうせ~だから”は正しいか?つまりこの理屈は、何をやってもいつかは死ぬ、だから何をやっても馬鹿らしいという理屈につながっていく。死ぬことは死ぬ、しかし生まれてきたことも事実なのである。どうせやったって、という理屈は死ぬことに焦点があっていて、生まれてきたことに焦点があっていない。中略生きることが意味があるわけではなく、意味がないわけでもない、意味があるという前提で生きることで、意味を感じることができるのが人間である。何より大切なのは「行動」である。何かをやろうか止めようかと悩んだら、必ずやること。気分は外からくるものでも、内からくるものでもなく、そこにいる自分の行動によって決まってくるのである。人は自分の体のことになると案外合理的に行動する。つまり胃や肝臓のような内臓が疲れている時、休息をとったりスポーツをしたりというように行動を変える。中略このことは感情についても同じなのである。他人が思い通りにならないように、自分も自分の思い通りにならない。 自分を自分の思い通りにしようと思う人はノイローゼになり、他人を自分の思い通りにしようとする人は欲求不満になる。それでは・・・・。 行動してみることで人生は開ける [ 加藤諦三 ]
Nov 11, 2016
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高校時代はチアリーダーでみんなの憧れの的、しかし今やシングルマザーで大忙しのローズ。 彼女の妹で仕事が続かないノラ。 一攫千金を夢見る二人の父。 治療を受けてくれと小学校を退学させられたローズの息子オスカー。 こんな家族のヒューマンドラマです。タイトルは二人の姉妹が、ギャラがいいというだけで始めた、事件現場専門のハウスクリーングの会社名。 人生の厳しさや温かさが身に染みる作品です。 後味のいい映画でした。おススメです。それでは・・・・。2008年 アメリカ 日本語吹き替えあり
Nov 10, 2016
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元海兵隊の老人が親友を地元の不良グループに殺されて、その復讐を果たすってストーリー。少し現実離れしたおじいちゃんなのかと思いきや、争い事は避ける“ごく平凡”な市民。 そこが良かったです。 元軍人の設定はいらなかったような気がします(笑)。邦題はいかがなものでしょう? オリジナルのままでよかったような気がしますが、内容はいい感じでした。おススメです。それでは・・・・。2009年 イギリス 日本語吹き替えあり予告編はこちら
Nov 9, 2016
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「ニック/NICK 狼の掟」に続いてシリーズ第二弾です。 一話完結なので、どの話から観ても問題はありません。う~ん、手堅い(笑)。 安心して観れるクオリティです。 その点「警察署長ジェッシイ・ストーン・シリーズ」と同じです。 観るものに迷って、ハズレを引きたくないときはどうぞ。それでは・・・・。2013年 ドイツ 日本語吹き替えあり予告編はこちら
Nov 9, 2016
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キアヌ・リーヴスが敏腕弁護士を演じる法廷ミステリー。 知り合いの大物弁護士のが刺殺されて、その息子が容疑者になるも、彼は何一つしゃべりません。二転三転する展開はとてもスリリングです。最近観た法廷ものでは一番の傑作かと・・・。おススメです。それでは・・・・。 2015年 アメリカ 日本語吹き替えあり予告編はこちら
Nov 8, 2016
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う~ん、面白くないです。主演は「ブラック・スキャンダル」「イミテーション・ゲーム/エニグマと天才数学者の秘密」「フィフス・エステート/世界から狙われた男」と最近売れっ子のベネディクト・カンバーバッチ。 この作品に関しては期待外れでした。それでは・・・・。2015年 イギリス 日本語吹き替えあり予告編はこちら
Nov 8, 2016
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さすがタランティーノと言ったところでしょうか、はずしませんね。面白かったです。派手なCGやキャストではなく、登場人物の会話で観る側を引きつけることができる、数少ない監督さんではないでしょうか?2時間48分の作品ですが、まったく退屈しませんでした。そこにいたるまでの流れを、途中と途中で挟み込む手法は今回も健在。「限られた空間での会話」→「人間関係のミステリー」→「バイオレンス」って流れです。あと、主演のサミュエル・L・ジャクソンのコート裏地の黄色、ネクタイの赤がスクリーンの中でいいアクセントになっていました。さすが細部まで気を使ってます。ちなみにサミュエル・L・ジャクソンは、タランティーノ作品でこそ魅力を発揮しますね。というか他は全然ダメですけど(笑)。それでは・・・・。2015年 アメリカ 日本語吹き替えあり予告編はこちら
Nov 7, 2016
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ニルヴァーナのヴォーカル、カート・コバーンが自殺するまでを描いた作品。 心理描写を期待したのですが、深く切り込むこともなく、非常に退屈な流れ。カート・コバーンの死体から、裸の彼が抜け出て階段を登っていく描写は陳腐過ぎて笑ってしまいました。ファンが観ても、少し残念な内容かもしれません。それでは・・・・。2005年 アメリカ 日本語吹き替えあり
Nov 7, 2016
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ボリビア大統領選挙が舞台です。 各候補者は選挙の戦い方に長けたコンサルタントを、アメリカから呼び寄せ、巧みな頭脳戦を繰り広げるって展開。実際の選挙でも、これぐらいのことをやっているのかも・・・と思わせる内容です。最後は、誠意のない候補者を勝利に導くのですが、それに反発する市民を見て、自分のやってきたことのに疑問を感じる主人公のサンドラ・ブロックというエンディング。「ドローン・オブ・ウォー」や「マネー・ショート 華麗なる大逆転」なんかもそうですが、「アメリカは問題がある。 でも正義の人もいる」ってアングル、最近多いですよね~。 昔のような「アメリカ万歳!」ではウソくさいからでしょうか?話が少し逸れましたが、この「選挙の勝ち方教えます」という映画、たいへん面白かったです。おススメです。2015年 アメリカ 日本語吹き替えあり予告編はこちら
Nov 6, 2016
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タイトル通りの展開で、何のひねりもありません。幼い子供を誘拐された夫婦がショックから立ち直れず、家庭も崩壊。 ジャンルはミステリーに分けられてましたが、ミステリーでもなんでもないです。 「可哀想に・・・」で終わりです(笑)。ものすごく“肩すかし”をかます作品でした。それでは・・・・。2015年 アメリカ 日本語吹き替えあり
Nov 6, 2016
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見覚えのあるメンバーだなと思ったら、以前観た「エンド・オブ・ホワイトハウス」の続編でした。舞台はホワイトハウスからロンドンに移りましたが、テロとの闘いという構図は変わりません。 スリリングな展開で非常に面白かったです。ただ、アメリカ映画の十八番「やったぜアメリカ!」感が強すぎるような・・・。 最近はこの匂い作品は以前より若干減っているように感じていたので、マッチョさが、少し鼻につくっちゃ~鼻につきます(笑)。それを差し引いても、おススメです。それでは・・・・。2016年 アメリカ 日本語吹き替えあり予告編はこちら「エンド・オブ・ホワイトハウス」はこちら
Nov 5, 2016
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「第2次世界大戦で日本軍の捕虜となったオリンピックアスリートの半生を感動的に描いた戦争ドラマ」という謳い文句です。「アンブロークン」いうタイトルも興味そそりますよね?「感動できるかな~」とか「ためになる人生訓が学べるかな~」などと期待した私がバカでした。 つまらなかったです。 つまらないは、言い過ぎですね。 退屈。 以上(笑)。ちなみに監督はアンジェリーナ・ジョリーなんですって、ビックリ! 調べたら2014年に監督として2本撮っていますね~。 私の意見としては、もうメガホンをとるのはやめたほうがいいと思います。それでは・・・・。2014年 アメリカ 日本語吹き替えあり予告編はこちら
Nov 5, 2016
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この作品はDVDのジャケットに惹かれるものがあったので、期待していました。内容に関する予備知識もゼロで観たのですが・・・。 確かに“大作”感はありました。 ただ、もう少しスパイスが欲しかったっていうのが正直な感想です。 記憶に残る映画ではないです、私にとって。毎度、毎度申し訳ないですが、面白くなくはないって表現をさせてください。 ちなみに、監督は「バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)」のアレハンドロ・G・イニャリトゥ。 この作品も(高評価のようですが・・・)私にはちょっとって感じでした。 「レヴェナント・・・」も「バードマン・・・」も何が言いたいのかわからないんですよね(笑)。 それでは・・・・。2015年 アメリカ / 香港 / 台湾 / カナダ 日本語吹き替えあり予告編はこちら
Nov 4, 2016
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富士山のふもと青木ヶ原樹海が舞台です。 そこへ妻を失って立ち直れない男性が、死に場所を探してアメリカからやって来ます。 そして樹海の中で自殺を思いとどまった日本人男性と出会い、ドラマが生まれるってお話。中盤までは少し退屈でしたが、後半はいっきにいい話へと進み、結果、大満足でした(笑)。限定されたシチュエーション、少ない登場人物の作品は味があって、個人的には好みです。 そんな映画がお好きなかたには「コラテラル」「オン・ザ・ハイウェイ その夜、86分」もおススメします。ちなみに、監督は「プロミスト・ランド」や「ミルク」のガス・ヴァン・サントです。それでは・・・・。2015年 アメリカ 日本語吹き替えあり予告編はこちら
Nov 3, 2016
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私は「精神分析医」が登場する映画が好きなんですね。 この作品は「精神分析医」が主人公で、しかも自分が診察してきた患者全員が亡霊。 なんとなく「シックス・センス」にも近いような・・・。 そんな感じの展開です。死んだ人間が登場しますがオカルトではなくミステリーなので、終盤は意表を突かれました。 「そうきたかっ!」って感じです。ただ邦題がね~。 「そのままやん!」ってツッコミたくなります(笑)。それでは・・・・。2015年 オーストラリア 日本語吹き替えあり予告編はこちら
Nov 3, 2016
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」最近、このテーマの本がたくさん出版されています。 私も含めて、“先延ばしグセ”を気にしているヒトが多いのでしょうね。著者はプロスポーツ選手をコーチしているというメンタルカウンセラー児玉光雄さん。〇行動は感情を支配する×感情が行動を支配する表紙のこの文句に釣られて購入。精神論ではなく、ちょっとしたコツで行動を促そうって内容です。 まずは、心理学の本によく出てきますが“セルフトーク”からスタート。「~できない」⇒「~できる」「~したい」 ⇒「~する」などの頭の中の声を変換する実例も書いてあるのですが、秀逸はそれを“言葉は行動の導火線”と説明しているところです。 これは琴線に触れました。 次は、みなさんも経験があると思うのですが、やり始めると意外にスイスイできたりしますよね? これを「作業興奮」っていうらしいです。なんでも名前があるのですね。 「最初は必ず、意志より習慣が勝利する」ので何かを始めようって思っても、“やらない”って習慣が勝つのだとか。 なので、朝起きれないときは「今日だけは・・・」と唱えろと。 これは試していますが、結構使えそうです(笑)。 あと集中するコツは「自分をガラス瓶で覆ってしまうイメージを描く」ことで、これは児玉さんいわくプロのアスリートも実行しているのだとか。これも今度、試してみようと思います。 目標設定に関しても、面白いことを書かれています。 目標を達成することも大事だけれど、それが行動を促す原動力になることのほうが重要だと・・・。 う~なるほど! 上記も含めて30個のコツを網羅。 もちろん聞き覚えのあることも多いのですが、著者が変わると表現も変わるので新たな発見もあるかもです。 私はそうでした。“軽いタッチでためになる”そんな本です。それでは・・・・。「やる気はあるのに動けない」そんな自分を操るコツ [ 児玉 光雄 ]
Nov 2, 2016
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2013年に公開された同名の作品より、良かったですね。 きっとこういう感じの人間だったんだろうな~って描き方です。 決して英雄視するでもなく、単なる嫌な奴と切り捨てるでもなく・・・。 印象的なシーンがありまして、腹心が「ユーザーの声を聞くべきだ・・・」と忠告したときに、ジョブズが「芸術家やミュージシャンが、ファンにアンケートをとって作品を決めるのか?」的な返答をするんです。 いや~、本当にそんな考えだったと思いますね。 ブランドと呼ばれるところは全てこの考えかたですよね。 波長が合わない人には傲慢と映りますが、一部の人間には“ものづくりの哲学”となって響くんですよ~。 今やほとんどの企業が市場主義なので、懐かしい感じがします。少し脱線しました。ちなみに私は以前かなり“マックフリーク”だったんです。 専門誌を毎月購入するほどに。 ただ何かにつけ“判官贔屓”なので、iPHONEでメジャー企業化してからは、ちょっと冷め目で“Apple”を見ているんですね。 何せ、今や“Dell”に“Android”ユーザーですから。 そんな立ち位置から観ても、この映画は面白かったので“アップル好き”のかたは、是非観てみてください。 言われなくても観てるでしょうけど(笑)。それでは・・・・。2015年 アメリカ 日本語吹き替えあり予告編はこちら
Nov 1, 2016
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普段あまり馴染みのないドイツ映画です。シリーズになっているようなので、大ハズシはないのでは・・・と鑑賞。読み通りでした(笑)。 面白かったです。 安定感があるというのか、何というのか・・・。 奇抜な展開ではないものの、退屈する内容でもないという感じでしょうか?他のシリーズ作品も観たいと思います。それでは・・・・。2013年 ドイツ 日本語吹き替えあり予告編はこちら
Nov 1, 2016
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