山への情熱 音楽への愛

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2017年02月07日
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ちょっと前、本を同時4冊並行して読んだが、その中で最もよかったのが辻村深月さんの「ツナグ」だった。死んだ者と生きる者の再会を仲介する使者“ツナグ”の見習いを努める高校生が主人公という現実にはあり得ないような内容であるにもかかわらず最も理解しやすく頭にすっと入った。死者と生者を媒介して合わせるツナグという仕事の継承やどうやってツナグ力を得るのかなどとても面白かった。それで映画を観た。
 原作ツナグ  映画ツナグのポスター   
小説では・アイドルの心得・長男の心得・親友の心得・待ち人の心得・使者の心得という構成になっていてそれぞれのエピソードが秀逸で惹きつけられた。中でも使者の心得が一番面白かった。映画ではこれら4つのエピソードが巧みにつなぎ合わされ統合されて見事な仕上がりになっていた。主人公の松坂桃李とその祖母樹木希林が温かい関係を自然ににじませていて観る方も落ち着い気持ちになった。特に樹木希林が年老いて年輪をにじませながらも老醜のない姿や苦渋の表情など演技が光っていた。人と人のつながり、家族の絆、生死を深く見つめた小説も佐藤隆太、桐谷美玲、八千草薫、仲代達矢といった豪華共演陣の映画もどちらとも素晴らしかった。





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Last updated  2017年02月08日 18時17分26秒
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