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久しぶりに朝、ウォーキングに出た。昨日、丹沢に登山したのでその積極的休養の位置づけで気楽に花や実を見ながらのんびりした。実りの秋の果実や晩秋から初冬の花が少しづつ出てきていて、季節の移り変わりを感じた。 今が盛り ホトトギス 柊南天 小菊 ユーロピアスデージー 姫リンゴが可愛い さんざし 珍しい 今年はミカンが大豊作 柿もたわわに カリンも鈴なり
2020年11月05日
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生花を習ってみたいと思うようになったのは51歳の時である。実は四国にいた23歳の頃、未生流の先生に手ほどきを受けたことがある。結婚とともにこちらにきたが、仕事と家庭と育児でお花を習っている余裕はどこにもなかった。やっと子育てが落ち着いた50代で草月流に出会った。職場の同僚が楽しそうに「今日はお花のお稽古なの」と出かけていくので私も習いたいと思ったのがきっかけだった。先生は60代後半だったと思うがとても美しく上品で、指導で辛い目をしたことはなかった。なかなか思うように生けられなかったので2年間くらいは必死で修行した。形がきっちり定まっていた未生流とは大きく花風が異なっていて自由に見えたが、始めは基礎に次ぐ基礎だった。3年目過ぎる頃から少し自由に生けられるようになった。自宅の玄関に生花が生けられていること、残った花の一輪・一葉を家の中のトイレなどそこここに転用できるのも嬉しく、気持ちが豊かになった。その後、華展や文化祭などに出品することもあったが、私にとってのお花は身の回りを豊かにすること、それだけで充分である。 草月流家元 勅使河原茜先生の作品
2011年02月19日
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昨日、お花の先生が入院されたという連絡がきた。今日のお稽古は中止である。確か83歳だったと思う。背中の血管のひとつが切れたらしく遠くにある病院のICUに入られたとのことである。正直言ってほっとした。不謹慎な!と叱られるのを覚悟で言えば、この数年ずっとお花のお稽古が苦痛でたまらなかった。もう止めたいと思いつつ気弱な私は切り出せず、ここまで引きずってきたのだが、来年3月には退会を告げようと思っていた矢先だった。お花を生けること自体が嫌いになったわけではない。何が苦痛かと言うと先生の愚痴と同じ昔話の繰り返しである。更に言うと指導に目新しいものがない。昔は先生の手が入ると自分の下手な花が一変し「おお、マジックハンド!」という感動があったが、今はない。出来上がりが陳腐である。というより自分の話ばかりして指導が二の次になっている。自分もその年齢になればそれ以上に酷くなっていると思う。しかしその状態で弟子を取って月謝を取るが、弟子達が満足していないという状態が自覚できないとなると、お稽古とは何ぞやということになる。一日も早い先生の回復を祈りつつも、今が潮時だと思っている。
2010年12月20日
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12月7日、ウォーキング・ヨガ・仕事・プールとお決まりの日課をこなし、最後はお花に行った。本日の花材は赤芽柳、すかしユリ、月桂樹、ユーホルピアの4種だった。赤芽柳の赤が初々しくて可愛い。すかしユリは全くの蕾で色も分からない。ユーホルピアは朱色の小さい花で、昨年もこの時期に登場しているが、名前が覚えられない。柳を強く矯めていたら1本が途中で折れてしまい、苦肉の策で折れたまま使用。月桂樹は根占にするには葉が無骨すぎる気がしたが、他に使いようもないので下を埋めるように短く切った。ワンパターンを脱することができないありきたりの出来上がりで、自分に飽きた。
2010年12月07日
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11月最後の今日、お花のお稽古に出かけた。比較的温かい夕方で助かった。今日の花材はアオモジ、カーネーション、セッカンスギ、モカラの4種。花の名前からはその姿を想像できないが、実際の花そのものは明るい彩りでまとまっていた。 セッカンスギは枝が棘棘しているので折檻杉かとも思ったが、まさかね。摂関政治の時代に誰かが名ずけたのかも思ったが、誰も正しい漢字を知らない。ネットで調べたら雪冠杉だった。うん、これならうなずける。また、楊枝の材料になる黒文字は知っていたが、アオモジは始めてみた。アオモジは青文字で、同種に白文字という木もある。更に植物とは関係のないアオモジ系ファッションとかPCのアオモジもあったりしてややこしい。モカラというのも得体が知れず一体なんだ?おからじゃないよねとか思ったがこれはトロピカル系蘭の花だった。色はやさしいが花びらはもったりしている。限られた花代でいい花をという若い花屋さんの意欲が、外来種の珍しい花が増えてきた理由だろう。けっこう戸惑うことが多いが勉強にはなる。
2010年11月30日
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今日は気温が下がって寒かったが日中は陽射しもあってそこそこいい天気だった。11月第2回目のお花のお稽古に行った。今日の花材はこおり柳、アマリリス、氷室杉の三種だった。アマリリスが季節外れの上に巨大だったので異様だったが、何が出てきてももう驚かない。柳を矯めて丸く形をつくり、その柳の奥に真っ赤なアマリリスを配置し、緑の氷室杉を根占にした。写真で見るとアマリリスがチューリップのようで可愛い。 この色が好き~野生のツルウメモドキしかしこの時期、私はサンキライやツルウメモドキなど赤・黄色の実がはじけている蔓ものを生けたい。でも限られた予算で花代をまかなっているのでお稽古ではやむをえない。先日湯川に行った時、ツルウメモドキとバラの実を土手の茂みの中で見つけ、宝物を見つけた気分になった。カルカの小さな壷に投げ入れた。シーズンオフになり、もう誰もカルカに滞在しないとのことだったが、自然が生み出す季節を捕らえた気がして落ち着いた。来年のいつか再びカルカを訪ねた時もそのまま壷の中にあるのが嬉しい。
2010年11月16日
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今日は日差しは穏やかで陽だまりは暖かかったが、風がすごかった。少し冷え込み始めた夕方、11月第1回目のお花のお稽古に行った。花材は三角葉アカシア、糸菊、リュウカデンドロ、シースターだった。最近は見慣れない花ばかりでももう驚かない。三角葉アカシアは三角形の小さな葉が密生し、ユーカリのような色と質感だった。アカシアを軽く矯めて円形を形作り、エンジ色の糸菊と蕾のリュウカデンドロを散らした。シースターはシダ類で薄く透けて見え、根占にするには軽いので片方に入れてアクセントにした。フラッシュを炊いたらアカシアの緑が飛んでしまい、また写真に失敗!
2010年11月09日
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今朝はそこそこの気温だったが、昼過ぎから風が出て夕方近くはとても寒くなった。お日様も顔を見せず、冬の到来を感じさせる裏寂れた一日だった。傘をさして風に吹かれながらお花のお稽古に行った。今日の花材にはとても手こずった。赤い枝の珊瑚樹、黄色のガーベラ、下向き加減のレースフラワー、アスパラガスの葉という取り合わせだった。珊瑚樹を少し矯め、ガーベラを点在させ、レースフラワーを適当に配置した。しかしアスパラガスの葉がどうにも形にならない。1本は高く、もう1本は中間部に、残りは固めて音締にしたがまとまらず、意欲と集中力を失って最後は投げた。今日も自分の技能と意欲不足を花材のせいにするいつものパターンで終わった。
2010年10月26日
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10月第3回目のお花のお稽古に行った。やっと秋らしい花になったと納得する花材が出てきて気持ちよく生けられた。と言っても花材は雲龍やなぎ、紅葉ヒペリカム、コスモス、ワックスフラワーで、柳とコスモスだけが和花である。ピンクのコスモスが優しく、紅葉ヒペリカムも秋の色で全体が秋の日の草原のような雰囲気でよかった。
2010年10月19日
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今日は少し暑いくらいの天気で半袖が気持ちよかった。10月第1回のお花のお稽古に行った。今日の花材もかなり苦慮した組み合わせだった。でもとにかく花不足と1回分の花代が決まっているので文句を言ってる場合ではない。ガマズミ、ピンクッション、白小菊、ヒカゲ(?)の4種でヒカゲという草は初めて見た。羊歯植物だろうか。ガマズミは1本だけ赤い実がついて主枝に使えたが、もう1本はがさつな葉っぱだけでこれがお花の花材?と首をかしげるような美しさに欠けた枝だった。この洋風でもなく和風でもない、そう無国籍または多国籍の花材をどうまとめるか思案にくれたが、手が動くままに生けた。ハハハハ・・・。
2010年10月05日
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9月28日、雨がやっと上がった夕方近く、今月最後のお花のお稽古に行った。花材は木苺の木、りんどう、オンシジューム、バラの実である。木苺の大きな緑の葉、りんどうの紫、オンシジュームの黄、バラの実の赤と色彩豊富ではっきりした取り合わせである。やっとこの季節を感じさせる花材が出てきて、正直ほっとしたし、花の色が鮮やかなので気持ちも明るくなる。と言ってもうまく生けられたわけではないが・・・・。 でもこれで家の中が少しばかり明るくなりそうだ。
2010年09月28日
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9月21日、今日もすごく暑い一日だった。職場の私の部屋はエアコンがない。窓を開けても扇風機を回しても暑い空気は変わらない。こんな劣悪な環境でこの年で仕事するのがとうとう苦痛になった。身の振り方を考えなければ思いつつ、退勤後、プールに行って体を冷やし、9月第2回のお花のお稽古に出かけた。花材もしっくりこなかった。紅葉した雪柳、貧相な糸すすき、黄色のピンポン菊、白いこぶこぶのシンホリカルオス(??!)だった。この暑さで花がないのである。ああ、もっと秋の風情を感じる花が生けたいと身勝手なことを思いながら、生けた。
2010年09月22日
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7月・8月とお花のお稽古をお休みしていたので、今日は猛暑にめげず2ヶ月ぶりにお稽古に行った。 花材はふうせん唐わた、浜なでしこ、パニカム、カークリコ というまたしても珍しいものばかりだった。こう猛暑が続くと花も育たないだろうからこういう花になるのだろう。しかしおみなえしやススキや桔梗が生けたかった。ふうせん唐わたのふうせんが淡いグリーンでかわいく涼しそうに見えた。パニカムの穂先が赤くはかなげでちょっと秋の風情だった。
2010年09月08日
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曇り空の中、6月最後のお花のお稽古に行った。今日の花材も変わっていた。姫みずき、アザミの大型のようなエリンジューム、やや小ぶりの花がやさしいピンクのユリ・スィートメモリーの三種である。姫ミズキが小枝でなよなよしてどうにも形が作れず、苦戦。エリンジュームは扱いやすかったが、ユリを短く切ったところ花が下を向いてしまい、これにも苦戦。とりとめのなり出来上がりになって最後までまとまらなかった。おまけに写真もぼけていてがっくり。
2010年06月29日
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6月2回目のお花のお稽古に出かけた。今日の花材も変わっていた。フトイ、ストレッチア、スモークツリー、ひまわりで、水生植物に熱帯植物に煙状の花(?)に夏の花という全く共通性のない組み合わせである。和風とも洋風とも言えず流行の無国籍料理ならぬ無国籍花材だ。フトイとストレッチアが縦に伸び、スモークツリーはもくもくとしている。ひまわりがポイントだろう。フトイを糸針金で三角形に形つくり、紅色のストレッチアを添わせ、スモークツリーを雲海状にして根締めにした。縦長の仕上がりになった。
2010年06月25日
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お花のお稽古に行った。花材はサルトリイバラ、アンスリューム、アスパラガス、マーガレットという珍しいものだった。サルトリイバラは秋の実の色が美しいのだが、葉も実も真緑のこの時期に登場したのは初めてである。アンスリュームの深紅が目が覚めるように大胆である。サルトリイバラが蔓になって垂れ下がるので扱いが難しかった。短く切って使うこともできるが、それではせっかくの蔓がもったいない。散々あれこれ試してみたがあまり形よく作れなかった。 アスパラガスの葉も茎がものすごく細いため綺麗な形に整えられず使えそうで使えなかった。今日はサルトリイバラが面白かったので何とかモノにしようといつもよりは意欲的に取り組んだのだが、腕と粘りが足らず不本意な仕上がりになった。修行が足りない。
2010年06月19日
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今日はやっと雨があがって久しぶりにお日様が顔を見せた。気温もぐんぐん上昇して暑いくらいだった。公私ともに朝から予期しないことばかりが連続し、その対応に追われたが一応なんとか収まった。気持ちを落ち着かせるべく、夕方は5月最後のお花のお稽古に行った。今日の花材は鮮やかな黄色の大輪のガーべラ、赤紫の色が強烈なドラセナに葱坊主の変形アリアムというユニークな取り合わせだった。アリアムの茎の曲線を生かしつつガーべラを点在させて、ドラセナを根締めとアクセントにして生けた。緑が全くないが何とかまとまった。
2010年05月25日
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今日も五月らしいさわやかな天気だったが、午後は風が強く帽子も吹き飛ばされそうだった。晴天を利用して冬用のマットやカーペットを洗いコタツ布団も干した。部屋の掃除やゴミ用ポリバケツも綺麗に洗うなど、久しぶりに主婦らしい朝だった。退勤後はすぐにお花のお稽古に向かった。今日の花材はナナ七カマドの枝、ギボシ、ライラック、カンパニュラだった。ライラックの白にカンパニュラのピンクが優しい。とりたてて変わった花材もなかったので気ままかつ安全路線で生けた。
2010年05月18日
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5月第1回目のお花のお稽古日だった。退勤後あれこれ用事を済ませて行ったためいつもより遅くなり、普段会わない皆さんと会えて会話が弾んだ。今日の花材は彩りがはっきりしている。若々しい緑のリョウブ、オレンジがかった赤のサンタンカ、それに目が覚めるような瑠璃色のデルフィニュウムの三種である。リョウブの葉は柔らかく痛みやすいので丁寧に扱う。この枝と白い花は初夏の頃、クライミングに行った小川山でたくさん見た記憶がある。サンタンカはたくましそうである。彩りの鮮やかさを生かそうと思ったが、久しぶりに会った皆さんとおしゃべりに気をとられ花がおろそかになった。でもそれもお稽古に行く楽しみのひとつだから、まあいいとしよう。
2010年05月13日
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4月最後のお花のお稽古に行った。今日の花材も珍しかった。季節にぴったりの淡い紫色の菖蒲、ギョリュウバイ(御柳梅)、ソリダコ、鳴子ランの4種で菖蒲とギョリュウバイが出たのは初めてである。 やさしい雰囲気の花ばかりだったので花器もやさしい感じのものを選んだ。菖蒲をまっすぐに背高く入れ、ギョリュウバイを中間に散らし、ソリダコと鳴子ランで足元を占めた。平面的な仕上がりになったが、まあいいでしょう。
2010年04月29日
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お花のお稽古日だったので雨の中、先生のお宅に伺った。今日の花材は一直線のフトイ、黄色のウイキョウ、黄色い斑入りギボシ、エンジ色のカーネーションという取り合わせであった。派手さはないものの、黄緑色系で統一された葉物の中にカーネーションがアクセントとなってセンスが良かった。まっすぐなフトイをどう加工して空間配置するかが勝負なので、ナイロン糸でいくつか三角形を作って構成した。あいた空間にカーネーションを据え、足元を黄色のウイキョウを散らして締め、ギボシで固めた。工作みたいで楽しかった。
2010年04月20日
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4月第1回目のお花のお稽古日に山の無料講座があったので、そちらに参加してしまい、今日やっとお花を頂きに行った。花の包みを開くと今が旬のすばらしい花材が入っていた。たくさん花をつけた花蘇芳(はなずおう) の枝が2本、濃い紫の芍薬が3本、それに薄紫で蔓のままの丈の長いスイートピーが2本だった。今日の花材は大当たり!思わず花ずおうの赤紫のスカッと明るい紫色に見入った。紫のグラディーションで花材が統一されている。花屋さん、ヒット!!私はこういう花が好みなの。覚えておいてね(?)お稽古ができなかったので自宅で生けた。花ずおうの枝が太く一直線なので、これは切らないでありのままに生かすしかないと考え、長いつぼの花器を出してきて縦のラインで入れ、芍薬を散らしスイートピーでアクセントと根元にした。スイートピーの茎は平べったく太くてつる状で予想以上に使えた。花ずおうの入れ方がイマイチ決まらなくて納得できる形に創れない。やはり先生のアドバイスが必要だった。 芍薬 花ずおうこうして写真で観ると「何て素直な花だろう」とは思うが一方「技も芸もないね」とも思う。でも参加すること、続けることに意義をおいているのでくよくよはしない。花はそこにあるだけでいいんだから。
2010年04月16日
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久しぶりにお花のお稽古に出かけた。今日の花材は染井吉野、雪柳、菊の三種だった。染井吉野は蕾が小さく花がほんのわずかしか見えない。これからの楽しみである。なかなかまとまらず、苦戦した。おまけに室内の照明が均一的でないのか、写真も上手く撮れなかった。粘る気力が湧かないままに終わりにして、お花見に出かけた。
2010年04月01日
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今日は真冬に逆戻りした寒い一日だった。その寒さにもひるまずお花のお稽古に行ったが、先生が風邪で寝込まれ、玄関に「花材をお持ち帰りください」という張り紙があった。やむを得ず花材だけを持ち帰った。我が家の玄関には2月末の紅白の桃の花、リビングには先週の紅すももにカーネーションなどが生けてある。どちらもまだ健在である。暫定的にクリスタルの花瓶に今日の花材の根元を10センチほど切って入れた。鮮やかなブルーのサイネリア、クリーム色のキンギョソウと緑の枝ものである。 今日の花材 見たことありません?過去の花材こうしてまとめて無造作に入れると全く風情がない。たとえ下手でも剣山を使い水盤に生けるとそれなりの世界が広がる。改めて花を生けるということの意味を感じた。小さな花篭にはこれまでの花でまだ生きているものをまとめている。
2010年03月09日
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今日は身を切るような寒い風が吹く中、3月1回目のお花のお稽古に出かけた。花材は紅すもも、きんせんか、スプレーカーネーション、ルスカスの4種だった。初めて登場した紅すももはとても小さなピンクの花が控えめに咲いていて枝も細い。きんせんかのオレンジの花が目をひき、アクセントになっている。葉っぱもぼってりしてたくさんあったのでルスカスとともに根占に有効活用できた。黄色のカーネーションを中間位置にちりばめた。全体的に少しあでやかさに欠けるものの春の風情である。 無難な花材ばかりなので生け方も安定路線みたいな無難な出来上がりになっていた。
2010年03月02日
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今日は午後とても暖かくなり、空気がぬるんだ。2月最後のお花のお稽古に出かけた。花材は桃の節句が近いためか紅白2種の花桃、緑色でふわふわした枝ぶりのブプレウルムの三種類である。季節柄ピンクの桃の花はよく見るが白の桃は初めてである。花桃は矯めが効く。しかし花がぼろぼろとすぐもげてしまうので丁寧に注意深く扱う。むき出しの枝をカバーするボリュームのある根締めが無いので、足元をカバーするのにブプレウルムを短く切ってあしらう。最近会心の作ができたことがないが、今日もいまいち決まらないまま終わった。いつかうまく生けられる日もあるだろう。と思うことにした。
2010年02月23日
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今日は一日雨で気温が全く上がらず、手がかじかむ寒い日だった。そういう日は退勤後にたくさん用事をすることにしている。銀行でデイケア利用料を振込み、病院へ夫の診断書を取りに行き、一週間分の買い物に行き、最後にお花のお稽古に行った。 本日の花材はがくあじさいの枝、紅つげの枝、赤いチューリップ、白のアリアムコワニーの4種類である。チューリップが春らしい。アリアムと言えば葱ぼうずとばかり思っていたが、こんな可憐な花が咲くアリアムコワニーという品種もあったのだ。紅つげがなかなか決まらずまとまりに欠ける仕上がりになった。また最近写真がうまく撮れない。お稽古している部屋の電気が暗い気がして場所を移動したが、雑然とした背景も写り込んでなおさら花が散漫に見える。難しい。
2010年02月17日
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2月第1回のお花のお稽古に行った。今日の花材は黄色が春を告げるミモザアカシア、深いエンジ色が魅力的なユリ、それに木いちごの枝である。 ミモザアカシアがふさふさと丸い実をたくさんつけてとってもきれいで見るだけで心が弾む。昔からこの花は大好きな花の一つ、春になるとこの花の大木は遠くからでもその黄色い花が目だって存在をはっきり示してくれる。花が気に入ったのですっかりやる気になり、集中してできた。ユリの花が開くとかなり豪華になるだろう。黒とブルーの花器を使ったが写真で見るとブルーが際立ちすぎて調和を壊していた。反省。
2010年02月03日
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今日は身を切るような冷たい風が吹いて、とっても寒くつらい一日だった。でも豪雪で苦労している北海道や裏日本の皆さんの忍耐を思えば、これくらい我慢しなきゃと思いつつ、お花のお稽古に出かけた。今日の花材は小豆柳、アイリス、スターチス、ユーカリでまあ妥当な取り合わせだろう。アイリスのブルー、スターチスのピンクが彩りになっていた。小豆柳をゆっくりと矯めて曲線を作り、その間にアイリスを三角形に入れ、スターチスとユーカリの葉を散らした。アイリスの葉もたくさん使った。小豆柳がいまいち決まらなかったが追求する根気強さがなくて、あいまいな造形のままで終わりにした。 黄色の花器が明るい
2010年01月26日
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新年になって初めてのお花のお稽古日、先生宅に伺うと今日は先生はお元気だった。花材はまんさく、雪柳、スイートピーの3種だった。まんさくの枝が太くしっかりしていて花も豊かについており、存在感があった。雪柳は緑が乏しく花は皆無で貧弱なので枝の曲線を生かすしかない。スイートピーがやさしいピンクで春を先取りしている。まんさくの枝を切り分けて主な骨組みをつくり、雪柳を中間に配置し、根占の緑がないので下部にスイートピーを短くして散らした。上部は伸び伸びしているものの凝縮に欠け、中間部は隙間だらけ、下部が何とか花らしくなっている。まとまらない花になったが、生けないよりは良いと考えよう。
2010年01月19日
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お花のお稽古に先生宅に伺ったら、家に鍵がかかっていて留守だった。いつもは外から玄関の土間に花材が置いてあるのが見えるのだが、それも見えない。電気もついてない。これは確実に休みだ。仕方なく引き返した。お稽古はお休みという連絡網が回ってるはずなのだが、私は遊ぶばかりして不在が多いから電話が通じなかったのだろう。自業自得というしかないが、ちょっとなあという気もした。(またもや日付けを間違えて甲斐駒の記事をアップしてしまい、12日が空白になってしまいました。前後がつながりませんが、12日に実際にあった出来事を書いて空白日を埋めました)。
2010年01月12日
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頂いたチケットでいけばな~歴史を彩る日本の美~展を江戸東京博物館へ観にいった。非常に素晴らしかった。これまで15年も華道をやってきたが、自分が全く無知だったと痛感した。この展示にある華道の源流や成立・発展・器などほとんど知らなかった。その意味で実に勉強になったし、展示されている資料が国宝級のものばかりで素晴らしかった。全体は、プロローグ いけばなの源流から始まって第1章 いけばなの成立、第2章 豪華になるいけばな、第3章 流派の誕生といけばな大流行、第4章 はなの器、エピローグいけばなの近代化と広がり の6部分で構成されており、私は第1章のいけばなの成立が大変興味深く面白かった。発見がたくさんあった。花展でよく池坊の花を見た。自分の草月とは全く異なった花風で高い精神性と定型の美を感じていた。でもそれがどうしてその形なのか追求しないまま通り過ぎてきた。その池坊家が花を神仏に供する立て花の時代からいけばなが成立する初期・発展期を経て現代まで歴史の流れに耐えて伝統を守ってきたとは大発見で感動した。何と言う認識不足!!そんなに昔からあったとは。さらに花伝書についてである。花伝書と言えば世阿弥の花伝書しか知らず、花を伝えると書きながらそれは能楽の伝書であり不思議に思っていた。ところが今日見た花伝書はまさに花の立て方についての図であり、絵であり、記述である。ほんとの花についての教科書である。それもたくさんある。その絵がまた美術作品のように美しい。名のとおり花の立て方を伝えるものだったのだ。それと初期の頃の花は男子のたしなみで、江戸時代あたりから婦女子の教養に変化してきたこと、それも大変興味深く、花の歴史を如実に示している。以下その花伝書と屏風図をHPから紹介します。
2010年01月06日
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今日は12月第2回目のお花のお稽古日、先生宅に直行せずに図書館に寄って本を借り、時間調整した。本日の花材は赤い花のついた木瓜(ぼけ)、ピンクのデンファレ、鮮やかな緑色の葉の形が面白いモンステラの三種である。彩りが華やかだし三種類の花が対照的でよかった。今日もすぐ閃いてすぐ生けた。木瓜はそのままでも枝の形がさまになっているのでそれを生かし、デンファレを広がり過ぎないように配置し、モンステラで根元を締める。それだけである。師走の忙しいこの時期、明るいこの生け花が玄関にあると元気が出て嬉しい。
2009年12月15日
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今日はとてもいい天気で一日さわやかだった。12月第1回目のお花のお稽古に行った。こちらも今回はクリスマス用の花で気分が明るくなった。花材はポインセチア、ひばの葉、白く塗ったつつじの枝の三種。白・赤・緑と典型的なクリスマスカラーである。この花材を見た瞬間、純白にそびえる雪山に松の樹林帯とイメージがぱっと閃いたので、あっという間にアレンジして終了した。久々に楽に生けられて楽しかった。
2009年12月08日
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11月最後のお花のお稽古に先生宅に伺った。今日の花材はとても変わっていた。青文字、コルジリネ、ユーホレジア、カーネーションの四種、カーネーション以外は初めて聞く名前だった。花も変わっていて馴染みが薄い。その上、とても生けにくくてまとまらない。青文字は緑の小さな実をぎっしりつけているが、正直言って秋なのだからサンキライなど赤や黄色の実がついた蔓性の枝が欲しかった。コルジリネは大きな一枚葉で「これどうするの?」って感じだし、ユーホレジアはオレンジがきれいだが茎が細く形が定まらない。 破れかぶれで生けて写真を撮ったところ、今日はどういうわけか写真も今一色が出ず不気味な画像になっているではないか。今にも幽霊がでそうな雰囲気である。思わず今日の運勢はどうなってるんだろう?とか思い、ネットで調べたら57点だった!! 自分の技量を棚に上げ、運勢を調べるところが私だと思わず苦笑い。
2009年11月25日
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11月2回目のお花のお稽古日、朝から一日雨で冬のような寒さの中を出かけた。今日の花材はグロリオサ、根曲がり竹、ソリダコ、アンスリュームの葉というモダンな取り合わせだった。グロリオサの華やかな赤が気持ちまで明るくしてくれる。色は人の心を左右する。根曲がり竹を枝物代わりにして、グロリオサの華やかさを生かすようにした。今日の工夫はアンスリュームの緑の葉っぱを左右に分けないで右側中心に面扱いで固めたこと。画像でみると根曲がり竹が竜のように波打っていて面白い。久しぶりに先生に誉められた。
2009年11月18日
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久しぶりにお花のお稽古に先生宅に伺った。8月は国内の山、9月・10月はヒマラヤと登山に集中したのでお稽古を三ヶ月お休みしていたのだった。今日の花材は泰山木、珊瑚みずき、レースフラワー、すかしユリの4種である。珊瑚みずきの枝が赤いもののユリは完全な蕾で今の段階では彩りに乏しい。珊瑚みずきをなかなか構成できず、泰山木の葉っぱは大きくこわばっていて扱いが難しかった。そのうち集中力に欠けてきて、まとまらない仕上がりになった。でも今日は復帰第一回だし、お稽古に来る事に意義があると気楽に考え、先生と話をして帰宅した。
2009年11月10日
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今日は年に一度のお花の会の総会だった。夕方から近くのイタリアンレストランの個室を借り切って行われた。会計報告・事業報告・議事・役員改選・会食・懇親という内容だったが、正直言ってとっても苦痛だった。理由その1 自分の意見を言うだけで人の意見を十分に聞かない人が多く議事がなかなか進行しない。6時開始で終了は9時半。内容の割に時間がかかりすぎる。理由その2 懇親会に移っても主に高齢の二人だけがしゃべりまくっている。それも狭い自分の世界の話。久しぶりに会った人の話を聞きたいと思っているのに・・・。もううんざり!!。理由その3 介護とか病気とか体調不良とかの話で暗く、夢も希望も感じられない。よほど話をする相手や聞いてくれる人がいない人なのだろうが、こんなところでそんな話なんか聞きたくもない。もういやだ、こんな総会なら来年は参加を見合わせようと本気で思った。
2009年07月22日
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梅雨明け十日といって梅雨明け直後は必ず晴天が十日は確約されていたのは過去のこと、今日は梅雨のような天気である。7月最期のお花のお稽古に行った。花材は丸い葉っぱとくせのない枝ぶりが魅力の木いちご、すかしユリ、カーネーション、クロトンの四種である。クロトン以外は伝統的花材である。花材の組み合わせがとても安定していたので、何の抵抗もなく自然に生けられた。すかしユリが完全な蕾で色味が少ないが、咲くとオレンジ色が広がってもう少し明るくなるだろう。
2009年07月21日
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7月2回目のお稽古、梅雨明けが宣言されてとっても暑い午後にお稽古に行ったら先生が不在だった。他の受講生二人もいて、どうしようかと思案したが、この暑い中をせっかく来たんだから少し様子をみようと家の前で待っていたら、先生が帰宅された。今日の花材はどうだんつつじの枝、鶏頭、スプレー菊の三種である。どうだんつつじは久しぶりの登場であるが、形を作れず散漫になった。鶏頭の濃いピンクが盛夏のエネルギーを感じさせ、緑、ピンク、黄色と彩りがはっきりしてメリハリがあった。 気持ちよくスタートできなかったためか、イマイチ集中できず平凡な作品になった。
2009年07月15日
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今日の花材は目を惹いた。まず大きくて豪華なアーティチョーク、明るい黄色が元気をくれる向日葵、それに日本の伝統花材の雲龍柳(うんりゅうやなぎ)と鳴子ランである。モダンな洋物に日本古来の花材が一緒になっていて、いつもならミスマッチ的なのだが今日はおもしろい。アーティチョークの花が重いので切り詰めて低く使うのがポイント。根本を埋めるのが鳴子ラン2本なので心許なかったが半分に切って4本にし何とかカバー。花材の斬新さで楽しく生けられた。
2009年07月08日
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お花のお稽古に行った。今日の花材はニューサイラン、瑠璃玉あざみ、アンスリウム、フロックスの4種である。ニューサイランは茶色がかった色で珍しい。ニューサイランを主枝にして、と言っても柔らかい葉っぱなので形づくるのが難しい。でもその茶色の幅広く長い葉を見ていたら、古代建築の柱というイメージが湧いてきて面白く構成できた(と自分で勝手に思い込んだ)。しかし、それは先生の手によってこの写真のように直されてしまった。こんな花はいやだ、これじゃ蛇が三匹首を伸ばしているみたいではないか。さっきのほうが気にいってたのに・・・・。それに左のアンスリウムの位置があまりに唐突すぎる。と批評できる立場ではないのは百も承知なのだが、いかんせん感性がこの作品を良しとしない。 何となくすっきりしないまま帰宅し、きままに生け直したもののそれも納得できる作品にはならなかった。トホホ・・。
2009年07月01日
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二週ぶりにお花のお稽古に行った。今日の花材もまとまりがない。縞ふとい、スプレーバラ、ヒペリカム、ヘリコニアの4種であるがカタカナばかりの花名で全く覚えられない。ヒペリカムは通常赤い実がついた時期に使うが、今はまだ真緑の実である。どれも帯に短かしたすきに長しで頼りなく、主枝にしたいものがない。縞ふといを折って三角形を作り、小さい赤い花のヘリコ二アとスプレーバラを上下に配置する、ヒペリカムを短く切って根本を埋めて仕上げた。縞ふといの黄色い縞がよい。全体に華やかさはないが、落ち着いた雰囲気の作品になった。
2009年06月24日
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先生の体調不良でお休みだったお花のお稽古が一ヶ月ぶりに再開になった。お稽古にくるようになって17年目になる。先生は現在80歳なのだがこれまでお稽古を休まれたことは一度もなかった。今回一ヶ月お休みだったのでとても心配した。様々な検査の結果、体に悪いところはないが、ストレスがたまっているという診断だったそうである。今日の花材はスモークツリー、スプレーバラ、桔梗蘭、エレムレスの4種である。エレムレスは初めて登場した花で花穂がとても長く見栄えがよい。主枝になりそうな枝物がないのでこの存在感のあるエレムレスを主枝にした。バラは時々登場してきたがスプレーバラは初めてである。小さな花がいくつもついていて扱いやすい。スモークツリーが煙のようにほんわり見える特徴を生かし、バラをアクセントにして縦のラインで生けた。 スプレーバラとスモークツリーお稽古のあと、先生からドラ焼きをご馳走になった。1個のカロリー320Kcal,いつも雪山登山の時に行動食にしているのと同じ品だった。高カロリーの行動食を夕方の今食べるというのに抵抗があったものの誘惑に負けて食べてしまった。とってもおいしかった。
2009年06月10日
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五月第1回目のお花のお稽古に行った。ところが先生が熱のためお稽古は中止で花材だけ頂いて帰宅した。こんなことは初めてである。花材は白い花序が可憐な枝もの(先生と会えなくて名前が分からない)芍薬、スプレー菊である。リビングでワグナーのタンホイザー序曲を聴きながら取りかかった。タンホイザーが颯爽としていて気分爽快、調子よく緑の枝を思い切って矯めたところ、あえなくポキンと折れてしまった。短くなってしまったので下に配置し、その緑の枝の中に芍薬を入れた。芍薬が季節感を主張している。満開になった時が楽しみである。
2009年05月12日
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4月最後のお花のお稽古に先生宅に伺った。今日の花材は緑の連翹の葉、ピンクと白が段染めのカンパニュラ、アリアムの変種でシュペルピーという大型の花の3種類であった。カンパニュラが春らしくてとても華やいだ色合いだった。連翹の枝の形の面白さを生かして生けて下さいと先生のアドバイスがあったが、そう面白い枝ぶりとは思えなかった。巨大な葱坊主のとうがたったようなシュペルピーが重量感がある。それを低く入れて重心を安定させ、カンパニュラを周辺に遊ばせてまとめた。 釣鐘型の花がかわいいカンパニュラ 初めて登場した珍しいシュペルピー
2009年04月28日
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4月第2回目のお花のお稽古日だったので、雨にもめげず先生のお宅に伺った。今日の花材はビブルナム、ユリ、なでしこの三種類だった。ビブルナムは初見の花材、一見してアジサイのように見えたが、大でまり系の花で最初緑色だが咲くと白に花開くということである。水揚げが難しく今日もすでに少しクタンとして下向き加減だった。この画像では色がきれいとは言えないが、実物はユリのオレンジ、なでしこの小さなピンクにビブルナムの大きな緑の花と配色がきれいだった。あまり悩まず楽しんで生けた。
2009年04月21日
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年度末から年度始めにかけて少し日時が空いていたせいもあって、今日は大変久しぶりにお花のお稽古日だった。あれこれ用事を片付けて行ったのでいつもより遅く、何人もの友人が既にお稽古をしていた。ヒマラヤの話をし、写真も見せてみんなを楽しませ、自分も楽しんだ。今日の花材はピンクのつつじ、真っ赤なグズマニア、ちょっと変わったユーカリ、ゴッドという和風・洋風が入り混じり、色もピンクに赤という大胆な配色だった。さすがは若い花屋さんの伝統にとらわれないセンスである。一見してこれをどうまとめるか?!!と思ったものの、いざ生けてみたら色彩のどぎつさはそれほどでもなく、何とか調和しておさまった。グズマニアの赤がビビッドで新鮮だった。皆さん方もなかなか個性的な作品を生けていたので見せてもらい、とても勉強になった。 野山をさまようことの多い生活は何となく気持ちも荒ぶってくる。そんな中でもほんのひと時、美を追求する時間があると、心がやわらかくなりしっとりとしてきて調和がとれる。やはり華道は続けることが肝要、きっと新しい発見につながるだろう。
2009年04月14日
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3月最後のお花のお稽古日だった。お稽古のあとに鍼治療を予約していたので、3時半頃に伺った。今日の花材は吉野桜、ピンクのカーネーション、紅葉したような色のつげの3種類で緑が全くないという珍しい取り合わせだった。桜が全くの蕾なので、彩りと言えばカーネーションだけである。つげがあいまいな色でボリュームもなく根締めも今一心もとない。桜の枝を生かして生けたもののかなり寂しい出来上がりになった。ピンクのカーネーションと花器の黄色だけが目立っている。花器をもう少し小さめで落ち着いた色にすべきだった。見ていて何となくしっくりこない。桜が花開くときっとピンクの濃淡で華やかになるんでしょうね。
2009年03月24日
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3月2回目のお花のお稽古日だった。今日はタイトなスケジュールを組みすぎて朝から一日中忙しく、先生のお宅に伺ったのはもう夜7時になっていた。普段の早い時間には顔を合わす機会のなかった皆さんと会うことができ、出来上がった作品を見せてもらってとても勉強になった。今日の花材は蓑虫のような形の黄色い花をたくさんつけた土佐みずき、白いグラジオラス、オレンジのアルストロメリア、それに葉が小さいユーカリの4種だった。土佐みずきが珍しいし、枝がのびのびとして大きくてとても立派だった。枝に力が満ちている。しかし土佐みずきは枝の伸び方がとりとめなくて形を作りにくい。何とか長方形の空間を構成したものの、グラジオラスが茎も花も垂直で横方面の広がりが全く無く、配置が単純になってしまう。アルストロメリアを思い切って低くしオレンジの面として横の広がりを補い、さらにユーカリで足元を埋めた。生け方はともかくとして春らしい雰囲気の花にはなった。
2009年03月10日
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