山への情熱 音楽への愛

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2020年08月21日
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原田マハという女性作家の本を初めて読んだ。ものすごく驚き、感動した。最近聞くようになったアート小説というジャンルを作り出したのはこの人だ。画家や美術に関するものが題材になっていて、自分では何も描けないけど美術が大好きな私はとても興味がわき、瞬く間に読み終えた。
先日偶然見たテレビでマハさん自身が登場していて、その人となりを見ることができた。「ジベルニーの食卓」を読んだイメージとしては楚々とした控えめな女性という感じだったが、実際はてきぱきした明るい女性に見えた。
作品はマティス、ピカソ、ドガ、セザンヌ、モネなど印象派の画家たちを、使用人や友人、知人、家族など近くにいた人たちを通して描いた短編集。「冬の日だまりと夏の真昼ほどに違うふたりの芸術家」、マティスとピカソ。対照的なふたりの交流の描写がとても味わい深い『うつくしい墓』。『ジヴェルニーの食卓』は文章の表現がとても優雅で味わい深く、画家の様子がこの上ない愛情をもって描かれていて超よかった。 

      ジベルニーの食卓             原田マハ さん
原田マハさんの経歴を調べていたら兄が小説家の原田宗典ということが分かった。兄弟そろってすごい才能の持ちぬしだ。それにしても経歴から見えるマハさんのエネルギーには恐れ入る。





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Last updated  2020年08月21日 21時52分51秒
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