まいかのあーだこーだ

まいかのあーだこーだ

2024.02.05
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カテゴリ: ドラマレビュー!
相沢友子のインスタの文章は、
昨日の記事にまるまる引用したとおりですが、

あの文章が、
芦原妃名子を攻撃したものだったかどうかは、
文面そのものからは読み取れないし、
内心どう思っていたかも知りようがない。

すくなくとも、
あからさまに原作者を攻撃した文面ではありません。



しかし、
この相沢友子の文章を受けて、
彼女の仲間やフォロワーの一部が、
芦原妃名子をあからさまに「悪者」と見なした、
…そういうフシはあるっぽい。

たしかに、
日テレや小学館の二枚舌に気づかなければ、
芦原妃名子が悪者に見えてしまっても仕方ない面はある。

とはいえ、
もし相沢友子本人に攻撃の意図がなかったとすれば、
こうした「援軍」の存在はかえって迷惑なのよね。

意図せずして対立図式が出きあがり、
そのうえ自分が矢面に立たされるのだから。

でも、その「援軍」の人たちは、
おそらく相沢友子のファンや仲間なのだろうし、
当人たちはよかれと思って、
つまりは「相沢友子のために」やってるわけなので、
それをむげに諌めたり非難したりもできない。

そういう板挟みに陥ってしまう。



それと同じことは芦原妃名子の側でも起こります。

本人は相沢友子を攻撃するつもりがなくても、
取り巻きの「援軍」の人たちは、
ここぞとばかりに芦原妃名子を守れ!といって、
相沢友子の陣営へ一斉攻撃をはじめてしまう。

その結果、
他人を傷つけることをいちばん嫌った漫画家が、
なぜか、その攻撃の最前線に立たされてしまう。
これはかなり絶望的だったかもしれません。



太平洋戦争のときの天皇が、それとほぼ同じ。

本人はアメリカと戦うつもりなどなかったのに、
愛国的な天皇主義者たちが「天皇万歳!」と叫び、
勇ましくも鬼畜米英に立ち向かってしまう。
そして天皇が、その矢面に立たされてしまう。

勇ましい愛国主義者たちは、
さぞかし天皇を崇拝していたのでしょうが、
崇拝された側にとっては、はなはだしい迷惑。

さいわい昭和天皇は戦犯にはなりませんでしたが、
ひとつ間違えれば処刑されていました。



これにそっくりなことはジャニヲタにも言える。

ジャニヲタ軍団は、
大好きなジャニタレを守ろうとするあまり、
ジャニー喜多川の性犯罪まで擁護していたわけですが、

それがかえって世間の反感を買って、
ジャニーズもジャニタレも窮地に追いこまれてしまった。

しかしながら、
ジャニヲタの人たちはあくまで善意のつもりだから、
ジャニタレたちは、
それに対して怒りを向けるわけにもいかず、
ひたすら出口の見えない板挟みに苛まれていく。



わたしの知っている範囲でいえば、
上白石萌音にも同じようなことがありましたね。

一部のファンが、
「なんで紅白司会は萌音ちゃんじゃなくて橋本環奈なの?!」
と言って橋本環奈のことをディスりはじめた。

しかし、それで迷惑するのは萌音本人なのです。
なぜ友人の橋本環奈と対立しなければならないのか?

萌音の場合は
さすがに我慢がならなかったらしく、
すかさず自分のファンに本気で怒っていましたが、
実際、そうでもしなければ収まらないのです。

本人たちは善意のつもりでやっている。
競合相手を蹴落とすことが、
大好きな「萌音ちゃんのため」だと信じてる。



こういうことは何度も何度も繰り返される。
そして、くりかえし死者を出すことになる。

当人たちには悪気がないどころか、
むしろ正義だと思ってるから、なおさら質が悪い。

まよわず敵陣を攻撃することが、
仲間や崇拝者に尽くすことだと信じて疑わないし、
その過ちに気づく理性と想像力は決定的に足りていない。

バカにつける薬が是非とも必要なのだけれど、
それはなかなか見つからないのです。







絶賛暴走中の漫画ヲタク軍団が、
ネトウヨやジャニヲタとよく似てるのは、
組織の隠蔽体質に加担してしまうところにもいえます。

漫画ヲタクは、
好きな漫画や漫画家を守ろうとするあまり、
その媒体である小学館をも擁護しようとするのです。

編集担当者は漫画家の味方にちがいない!
…と信じて疑おうとしないし、
小学館の企業風土に多少の疑念があっても、
そこには蓋をして見ないようにする。

とりわけ、
ふだんから小学館の漫画や雑誌を愛読してる人たちは、
できれば小学館が「悪」だとは思いたくないし、
可能なら日テレと脚本家だけが悪いという図式に持ち込みたい。



これはジャニヲタが、
大好きなジャニタレを守ろうとするあまり、
ジャニー喜多川の性犯罪に蓋をして、
それを見ないようにしてたのとまったく同じだし、

ネトウヨが、
政権与党や自衛隊の不祥事や失態を擁護したり、
その隠蔽に加担したりして、
問題をうやむやにしようとする心理にも似ています。

つまり、
都合のよい面ばかりに目を向けて、
不都合な真実からは目を背けようとする。



ジャニーズの問題が改善されなかったのは、
シャニヲタがその暗部に蓋をし続けてきたからでもある。

日本が戦争に負けたのは、
当時の自称愛国主義者の連中が、
日本軍の失態や敗退に蓋をして目を向けず、
勇ましい活躍や成果ばかりを称えつづけ、
真実の隠蔽に手を貸してしまったからでもある。

現在の漫画ヲタク軍団が、
不都合な真実から目をそむけて小学館を擁護するかぎり、
小学館の側もまた、
みずからの暗部と隠蔽体質を変えようとはしないでしょう。


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最終更新日  2024.02.06 06:23:46


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