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2011.12.01

新しい１歩へ～2011.11.16～【バンコクライフ雑記】

(4)

テーマ：皆さんのタイ感はいかがですか？(2015)

カテゴリ：タイの日常

～～最近の話題～～

11.01-11.02　最後の家賃
11.03 食い違い、思い違い
11.04 最初は、排水溝から始まった
11.05　まさに、沈没船
11.06 運命のいたずらの始まり　/ 神様の判断 / 別れ　/ 決断の時
11.07 痛みの中、朝を迎える / 沈没船へ戻る　/ 痛みは許してくれない　/　仮宿生活が始まる
11.08 武者震い
11.09 不安と戦う　/ 仮宿暮らしは続く
11.10 善者と悪者の同居
11.11 鶏、そして、鶏
11.12 水域へ、そして、違う世界へ　（前篇）　/ （後篇）
11.13-11.14　期待と不安、そして、感謝
11.15 神様のタイミング

★★★★★★★★★★★★★★★★★
新しい１歩へ
～2011.11.16～【バンコクライフ雑記】
★★★★★★★★★★★★★★★★★

　11.16　水曜日であります。
　朝はバーミーですませます。

　１１時、自宅の様子を見にゆきます。
　そう期待はしていませんでした。
　でも、地下鉄ラチャダピセーク駅から地上に出ると世界が変わっていたことに
　ただ驚く。

　水がない。

20111116-bkk1

　11.14　月曜日の手ごたえでは水は確かに減っている印象だったが、
　これは元に戻っている？

　水の中を歩く必要がないのは、なんと心地よいことか。
　メインのソイをただ歩く。
　水のない世界を。

　我が家の付近も水はなかった。
　こうなると、期待は高まるだけ。

　なかった、水は。
　浸水していた自宅から水がなくなっていた。

　しかし、ごみはあった。

20111116-bkk2

　前庭の状況はひどかった。
　自分のもの、ながれてきたもの、近所の草木のかれたもの、ドロ。
　ため息も出ない
　異臭の世界にしばし足を止める。

　施錠を外し、前庭に入り、バリケードを登り、施錠をはずし、家の中を覗く。
　水はなかった。

　しかし、なにやら海苔の乾いたのが床一面にあった。
　におう。

20111116-bkk3

　自宅が浸水していた際に気になっていた藻類。
　それが水が引いた後に床に残って、乾いてこんな状態になっていた。
　前庭の様子から、前日には、自宅から水は引き、
　この日、前庭からも水が引いた様子がうかがえる。

　これはここには住めない。

20111116-bkk4

　これが決定打となり、
　この後、前日見てきたタウンハウスを新居として決めることになる。

　この日は近所にも迷惑がかかるだろうと、
　異臭だらけの前庭を清掃することにした。
　ごみがたまる。
　１時間かけ、清掃を終える。
　我慢できない。
　中の掃除や荷物のかたずけは今はできない。

　作業場に戻り遅めの昼食をタイ飯の弁当ですませた後、
　日本国外務省がバンコクへの危険情報を下げたことを知った。

　家から水が引きさがり、
　バンコクの危険情報が引きさがった。
　ダブルの引きさがりである。
　これは運命か？すんごい偶然か？
　いずれにしても、新しい生活のスタートを踏み出さなくてはならないポイントとなった。

　作業場から、前日視察のタウンハウスへ契約依頼の電話をしてもらう。

　陽が暮れた後、仮宿に戻った際、
　調理室から出てきたインド人がお茶を作っていた、その香りをエレベーターの中で嗅ぎながら過ごすのも心地よく感じた。

　夕食は、自宅に戻って持ってきた食材の１つのインスタントの焼きそばだった。
　それも具はないが、おいしく感じた。

　新しく１歩を踏み出さないといけない。

まもあん　わーるど