マールの映画日記

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カテゴリ: ヒューマン
野心的で無謀な映画監督デナムは、史上最大の冒険映画を撮影するため、映画会社の反対を押し切って強引に船出した。行き先は地図にも載らない孤島「スカル・アイランド」。 そこは想像もできない秘境で、様々な神秘が彼らを待ち構えていた。女優として同行したアンが、そこで運命の出会いをする相手とは・・・   【2005・米】
出演:ナオミ・ワッツ、ジャック・ブラック   監督:ピーター・ジャクソン


キング・コング (2005年版) 通常版



ロード・オブ・ザ・リングですっかり名監督扱いを受けるようになったピータージャクソンが、自ら大ファンだという名作をリメイクした本作。
私はオリジナル版はTVでしか見たことがありませんが、CG全盛期のこの時代ゆえ、てっきり原作を無視したCGアニメのような映画を見せられるのかと思えばとんでもなかったです。

まず30年代のアメリカをリアルに描いた冒頭から上質で味わい深く、文芸作品が始まってもおかしくないような雰囲気。3時間という長尺を生かし、人間描写にも手を抜かず、 全体の三分の一の時間を使って 、魅力的で個性的な登場人物たちをしっかりと見せつけてくれます。
退屈しそうな展開なのですが、この序盤がなければ物語の全体像が薄っぺらいものになってしまったと思いますので、監督の英断に敬意を送りたいと思います。

そしてスカルアイランド到着。
ここからはP・ジャクソン独特の悪趣味ぶり全開気味で、暴走したアクション映画と化していきます。
ガンガン探検家ご一行が亡くなっていく暴走さは、ちょっとやりすぎなのでは?と眉をひそめる思いもありましたが、それでもその撮り方、見せ方には感心させられます。
全盛期のスピルバーグを少し感じました。

ラストシーンは言わずもがな。
これも長めの尺をとり、ゆっくりと別れの時を描きます。
コングとアンの二者の愛情が、様々なシチュエーションを重ねるうち、徐々に深まっていくのも見事。
“野獣と餌”から“王と道化”へ、そして対等の関係へ。
更に最後はそれ以上の悲しい絆へ。
アンを被弾させまいとして自分を盾にし、エンパイアステートビルの展望台をグルグルと回り続けるシーンで感情の頂点を極めます。
それまでの丁寧な描写が焦点を結んだ瞬間 だったシーンだと思いました。

結局、静→動→静と強弱をつけたことが、この作品を見やすくする結果になり、またオリジナルと比べても遜色ないできとなったのではないでしょうか。


ただ、オリジナル版は「コング=悪者」という認識でスタートしたからこそのラストでの感動があったのであって、今回のコングは始めから「いいヤツ」として見る側に認識されています。
その分当然感動は薄れるのはやむを得ないところなのでしょうか。


オススメ度:虫が苦手な人は60点。「ロード・オブ・ザ・リング」以前のp・ジャクソンを知っている人には95点。


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最終更新日  2006.06.02 00:49:55
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