地球は暴走温室効果の瀬戸際

地球は暴走温室効果の瀬戸際

PR

Keyword Search

▼キーワード検索

Profile

地球は暴走温室効果の瀬戸際

地球は暴走温室効果の瀬戸際

Favorite Blog

嵐山 写真2 New! サチ2989さん

ふと思ったこと(730) New! マー坊007さん

俳句「林檎」 風鈴文楽さん

ストーンアート Dr.マダラーノフさん

a fantasy world ☆YUMI☆さん
スマイルシティ スマイラーさん

Comments

コメントに書き込みはありません。
2005.01.16
XML
カテゴリ: 学びの文明
再びお隣の両国、中国と韓国をとりあげます。中国の文化は倫理道徳を最高の価値とする社会でありました。その教えの元になっているのは、孔子を始祖とする儒教であるのは、皆さんも知ってのとうりであります。この儒教の教えは、お隣の韓国をはじめベトナムなどの東アジアの国の指導者階層に広く受け入れられ事になりました。わが国においても市民レベルでもその影響が色濃く残っている。

そしてその儒教の教えの影響を最も大きく受けたのがお隣の国、韓国でしょう。わが国では他の宗教の教え(神道や仏教そして禅宗)の影響が影響が大きく、市民レベルの深層まではその影響が及ばなかったようだ。それが幸いし社会の近代化に成功し、欧米列強の植民地化を逃れる事ができたのでした。その際に影響が大きかったのは、ユダヤ教と繋がるとも言われる、日本の伝統宗教である神道であり、その教えと儒教の義の概念とが結びつき、幕末の志士たちを、心の内から突き動かす情念となって、日本を欧米列強の植民地化の危機から、救う事になったのでした。この事は人類史的な意味を持つ事として、評価されるべきでしょう。

しかし儒教には本質的な欠陥があり、あくまでも知識人や支配者や君子のための教えでしかない。それゆえにお隣の両国において市民レベルでは、中世ヨーロッパのキリスト教社会や、ユダヤ人のコミニティにおける社会や、日本にあった神道と和の精神に基づく、内的な規律が醸し出す、社会秩序が生まれた事はない。儒教に基づく社会は家族や、目上の者に対する心配りはあっても自分より下の階層や、被支配者への心配りの無い社会が生まれ、徹底して他人を信用しない人間不信の社会が生まれる事になったのです。

儒教は宗教ではなく、支配者のための道徳です。支配者が儒教によって、市民を支配するための教えでであって、宗教のように、内的な規律を生み出すための、教えではないのです。内的な規律を持たない社会に安定は無く、中国や韓国の社会では、支配階層は労働を忌避し、農民や労働者に威張りちらし、過酷な扱いを行い。それが原因となって労働者や農民はしばしば土地を離れ逃亡し、盗賊や匪賊となって殺伐とした社会となってしまったのでした。

わが国でも敗戦により、伝統的価値観や秩序は否定される事になった。アメリカが主導する、お金儲けを第一価値観と、そして左翼知識人とマスコミが主導する、イデオロギーに基づく無機的で唯物的な価値観に、伝統的な価値観が置き換えられ、内的な規律を生み出す伝統の殆どは失われてしまったのでした。そのためか戦後半世紀以上が経過し、戦前までの伝統的教育を受けた世代は、その大半がいなくなったた現在、世界で最も治安が良かった社会は失われ、犯罪が急増する社会となっている。

戦後において、私達の世代の教育から始まった、民主主義と唯物的な教育改革の必要性が叫ばれ、道徳教育の必要性を右左の区別無く説き始めている。しかし内的な規律を生み出さない道徳教育は、これまで述べて来たように、その効果は期待出来ないし、無意味でさえある。イデオロギーに基づく価値観も内的な規律を生み出すものではない。

全ての宗教は、市民レベルでの内的な規律を生み出すのに有効である。内的な規律を生み出すためには、宗教的な雰囲気と感動が必要である。その宗教的な雰囲気の中で、教えられるのでなく、自らがその道を発見する事にこそ、その意義があるのです。その意味でもユダヤ教は、内的な規律を生み出すのに、最も有効な宗教であると言え、それは人類史が証明している。


ranking
ブログランキングに参加しております。
この記事が良い記事と思っていたたければ、ここは一つプチッと

相対通貨制度と方舟都市は
暴走温室効果の発生を防ぐ最も有力な手段です。

元祖ランキング














お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  2005.01.16 21:07:21


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

© Rakuten Group, Inc.
X
Create a Mobile Website
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: