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12位 9201 日本航空 (東1、3・9月優待)
◎ (バリュー株投資家としての評価)
◎~◎◎ (優待族としての評価)
PF時価総額12位の準主力は、国際線1位、国内線2位の日本航空です。前回は18位だったのですが、「株式2分割&優待据え置き」とまさかの「原油安」効果で株価が大きく上昇したため、順位を上げてここで登場することとなりました。
現在の株価は3600円、PBR1.83、株主持分比率は51.1%、今期予想PER9.39、配当利回り1.9%(68~80円)、総合利回り3.0%(68+40=108円、優待券はヤフオク平均落札価格の1枚4000円で換算)で、優待は普通運賃の50%引き券を100株保有で3月のみ1枚です。200株だと9月にも1枚、300株だと3月2枚、9月1枚という具合に増えて行き、1000株だと3月5枚、9月5枚となります。まとめると「1000株までは、100株で年に1枚」ということですね。
ちなみに、JAL、ANA、SFJ(スターフライヤー)などの空運系の優待券の金券ショップでの買い取り価格を一気に比較するのには、PANDAさんが作っていらっしゃる 空飛ぶ株優.com が最高に便利で、素晴らしい内容です。 これを見ると、「あぁ、今現在では金券屋さん買取はJALは3600円、ANAは2000円、SFJは600円が最高価格なんだな。LCCに押されて全体に買い取り価格が落ちてきていたけどこのところは下げ止まってきたな。」とか、「SFJ、一時は買取価格0~100円の時もあってほとんど死にかけてたけど、これは生き残れそうだな。」などということが手に取るように分かります。
また同時に、「なるほど、金券屋さんによって買い取り価格には大きな差があるんだな。」ということも理解できるので、「大●屋」さんなどの大手の買取価格が異常に厳しい金券ショップで、相場を知らずに低い価格で手放してしまうこともなくなります。
JALは皆様ご存知の通りですが、前回の破綻で5000円億円以上の銀行からの借金が棒引き、企業再生支援機構からは3500億円以上の出資、しかも現在は法人税の減免があり利益は高水準(ただし、今後この 特例は見直されそう )、と事業環境は良好です。
そして現在の新生JALはこの基礎体力の高さを使って北九州-羽田(スターフライヤーの基幹路線)などの、他社との競合がある路線では徹底的な価格勝負に出てきます。私はその勝負の鬼のような厳しさを2013年にSFJを主力にしていた時に嫌と言うほど思い知りました。そのため今は猛省してSFJは全て叩き売り、軌道修正して謙虚に勝ち馬のJALを多く保有するようにしています。(笑)
さてこのJALですが、破綻で株券が紙くずになってしまった生々しい記憶が多くの投資家の脳裏に残った状態での再上場となりました。そしてこの時には週刊誌や、
またテレビでもオヅラさんが、
大きく取り上げるなど、「買うべきか、買わざるべきか?」が国民的な話題ともなりました。結果としては株価はまずまず上昇することとなり、私も優待族としてホッと安堵のため息をついています。
良く株主優待に批判的な投資家の方からは、
「JAL、ANA、マクドナルド、シベール。こんなのは優待だけで株価を維持している 大馬鹿四天王 だ。こんな銘柄を買うやつはアホだ。だから嫌いなんだ。」
というようなご意見を戴くことがあったのですが、今回その内のJALとANAがまさかの原油安とインバウンド(訪日外国人客)関連で大きく浮上し、まともな銘柄になってくれたことにホッとしています。
ま、いずれにしてもJALは優待族的には超鉄板銘柄ですし、全く問題なくホールドしていけるレベルのファンダメンタルズでもあります。これからも現行の優待制度が続く限りは一定程度は保有継続の予定です。
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