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さて優待というのは、持ち株数によって何段階かにグレードが分かれていることが良くあります。例えば100株保有だと1000円相当の自社製品のところが1000株保有だと3000円相当になる、みたいな感じです。 そしてこの優待制度には経験上、多くの場合において「優待ミニマムの法則」と言うものが成立しています。具体的には以下の2つがあります。1. 優待はその最小単位(多くは100株)で獲得するのが一番総合利回り(配当+優待利回り)が高くてお得である。2. 最小単位の優待は表示価格以上のお得な内容になっていることが多い。 1番は改めて言うまでもないでしょう。例えば 7867タカラトミー で見てみると、100株優待はミニカーが2台(下記写真左)ですが、株数を10倍の1000株にしてもミニカーは4台(下記写真右)と2倍にしかなりません。つまり優待ミニマムの100株保有が総合利回りの観点から見て圧倒的に得という事ですね。 2番はちょっと見逃されがちなのですが、例えば 3539JMホールディングス が分かりやすいです。会社側からは100株保有で2500円相当、10000株保有で10000円相当の優待品とアナウンスされていますが、具体的に見てみましょう。 まずは100株優待品。 次に10000株優待品。 どうでしょう? 4倍までの差は無いように感じられます。私がざっくりとテキトーに計算すると、100株優待品は4500円相当、10000株優待品は14000円相当くらいに思います。両方ともに額面以上の価値がありそうですが、100株優待品の方が明らかに表示価格に対しての高いプレミアムが乗っているように感じられます。 また10000株優待を獲得するには当然100株優待の100倍の金額が必要となる訳ですが、両者の優待品の内容に100倍の差が無いことは言うまでもないでしょう。 さて我々優待族がバブル崩壊以来30年間以上低迷し続けた世界最弱の日本株市場で元気に生き抜けるのには、この「優待ミニマムの法則」が大きく貢献しています。 私は自らの投資成績・優待獲得実績を最大化するために意図的に保有銘柄数を増大させ続けていますが、多くの優待族の方を見ても、銘柄数というのは投資暦が長くなるにつれて自然に増える傾向にあるようです。これは本能的にそうした方が市場で長生きできると分かっているからでしょう。 私は、そういったことからもやはりこの「優待ミニマムの法則」は極めて有効な投資手法の1つなのではないか?と考えています。
Mar 31, 2024
さて今日は通常の2021~24PF概況シリーズです。 381位 2751 テンポスホールディングス (東S、4月優待) △ PF381位は、中古厨房機器のリサイクル販売では独壇場で、ステーキの「あさくま」などの飲食業も手掛けているテンポスHDです。 あさくまのハンバーグ、優しい味でいつ食べても美味しいんだよなあ。 幼少の頃、誰かの誕生日とかの特別のハレの日だけにじいちゃんがスポンサーになって家族みんなで連れて行って貰えたんだけど、毎回心が震えるくらいに嬉しかったし、「毎週あさくまに来れるくらいのお金持ちになりたいなあ。」と薄暗い店内でぼんやりと思ってた。 現在の株価は3850円、時価総額551億円、PBR3.34、自己資本比率は58.6%、今期予想PER26.17、配当利回り0.3%(10円)、総合利回り1.9%(10+64=74円、優待券はヤフオク平均落札価格の額面の80%で換算)で、優待は100株保有で8000円相当の食事券です。 私は実は幼少の頃からあさくまのコーンスープが大好きで、今では優待券で大人買いしています。初めてやった時、「あぁ、子供の頃の夢が1つ叶った。!」と思いました。 いつ飲んでも、何度飲んでも美味しい。。。 テンポスHDは指標的にはかなり割高ですが、ステーキ「あさくま」で自家利用できる場合には優待族的にはなんとか許容できる株価水準と思います。これからも現行の優待制度が続く限りはホールド継続の予定です。
Mar 30, 2024
いやあ今年2024年ですが、早くも3か月が経過しました。月日が流れるのは本当に早いですね。 次に今月の成績ですが、ベンチマークとなるTOPIXに相変わらずかなり劣後しての着地となりました。ただTOPIXとの差は2月よりは減少しています。また今月は後半になって中小型の優待バリュー株にもようやく資金が入ってくるようになっており、自分としては久々に明るい兆しを感じています。 今月は先月に続いてポートフォリオの大改造を行いました。PF上位陣に元々ややディフェンシブな視点で「置きに行っていた」銘柄群が多かったので、それらに思い切って大ナタを振るいました。 具体的には3405クラレ、8218コメリ、8281ゼビオHD、8282ケーズHD、8591オリックスあたりですね。そしてその代わりに、より小型で成長力がある銘柄群へ意識的に入れ替えました。具体的には7228デイトナとかですね。全体として「かなり攻撃的」なオラオラの布陣としています。 それでは皆様、来月もよろしくお願い申し上げます。
Mar 29, 2024
本日、私が2024~26主力株概況シリーズの「隠れ目玉」としてブログ記事を何度も何度も書き直しながら練度を上げ続けていた4930グラフィコに対して、米国チャーチ&ドワイト社が3800円でTOBすることが発表されました。 ただグラフィコが持っている高い成長ポテンシャルを加味すると今回のTOB価格は個人的にはかなり物足りないと考えており、TOB価格近辺の3800円前後でTOB阻止可能となる34%まで株を買い集めるパワープレイヤーが出てこないかなあ?と個人的には期待しています。10億円ちょっとの金額で楽しめるガチンコゲームですからね。なので、TOBが実際に成立するまではワイの持ち株は1株も売らない予定です。 ただ、TOBが成立するという前提に立つと、私が練りに練って書いていたグラフィコのブログ未公開記事は「幻の原稿」となってしまいました。でも調査に費やした時間も含めると多分20時間くらいはかけて頑張って書いたものなので、自らの労力を成仏させるために特別に緊急公開することとしました。興味のある方は是非ご覧ください。。。 さて今日は2024~26主力株概況シリーズです。--位 4930 グラフィコ(東S、6月優待) ◎◎◎ PF--位は、米国チャーチ&ドワイト社の漂白剤仕入れ販売に加え化粧品・健康食品等の自社品を開発・販売しているグラフィコです。 現在の株価は2713円、時価総額26億円、PBR1.03、自己資本比率は63.9%、今期予想PER10.18、配当利回り0%(0円)、総合利回り1.1%(0+30=30円、優待券はメルカリ平均価格の額面の50%で換算)で、優待は100株保有で6000円相当の自社商品券です。 私がグラフィコが良いと思う理由は以下の6つです。1. 15期連続増収で、綺麗な成長が続いている。(上記データはグラフィコ決算説明資料より引用)2. グラフィコの成長の源は、酸素系漂白剤であるオキシクリーンなのだが、これが評判が良くて売上がどんどんと伸びている。具体的に言うと、オキシクリーンがほぼすべてを占めるハウスホールド部門の売上高が、2022年6月期の31.6億円から2023年6月期は43.0億円と+36%も伸長している。(上記データはグラフィコ決算説明資料より引用) ちょっと深堀して具体的に見ておきましょう。 このオキシクリーンはアメリカのチャーチ&ドワイト(Church&Dwight)社が世界展開するブランドなのですが、グラフィコは日本での独占販売権を持っています。(上記データはグラフィコ有価証券報告書P24より引用) 「でも独占販売権を失ったら一巻の終わりなのではないか?」という素朴な疑問がわきますが、 C&D社の海外事業総責任者の方のインタビューを見るとグラフィコを凄く高く評価している のでその心配はなさそうに思います。具体的にインタビューの一部を見ておきましょう。 日本の代理店であるグラフィコとは、幸いにも長期にわたり協力できていて、グラフィコはその役割をしっかり果たしてくれています。。。グラフィコとは20年にわたる関係があり、とても大事なパートナー。市場におけるリーダーシップとクリエイティビティの両方を備え、販売するだけでなく、長期的な戦略でブランド力を高めてくれています。発売当時は無名だったオキシクリーンを、現在は77%と高い認知度を誇るブランドに育て上げてくれました。3. 日本の漂白剤市場は2021年で593億円。競合は「オキシクリーン」と 同じ酸素系漂白剤では4452花王の「ワイドハイター」、4912ライオンの「ブライト」などがあるが、オキシクリーンは世界各国で展開しているグローバル商品という事もあり競争力は強いと考えられる。そのため今後の成長余地は依然としてあるものと個人的には考える。(上記データはホリスティックリポート グラフィコベーシックレポートより引用)4. オキシクリーンパワーに支えられた力強い成長曲線とは裏腹に、2020年9月の上場以来株価は綺麗な右肩下がりが続いており、逆張り投資家としては涎がタラタラ垂れる魅惑的な状況となっている。(上記データはSBI証券より引用)(上記データはかぶたんプレミアムより引用)5. 時価総額が僅か26億円であり、いわゆる「小型株効果」が期待できる状況である。私の20年以上の投資家としての経験から言うと、一番ハイパフォーマンスが期待できるのは「マイルドであっても成長力があり、同時に指標的にしっかりと割安で、時価総額が小さく、創業から月日が経っていない社歴の若い会社」なのだが、グラフィコはその条件を非常に高いレベルで満たしている。6. 稼ぎ頭のオキシクリーン以外にも、 ドイツのスキンケアブランドのセバメド や 満腹30倍キャンディ などのこれからブレイクしそうなポテンシャルのある製品が複数ある点も魅力的である。 以上、様々な魅力に溢れたグラフィコを3~5年程度の中期視点を持ちながら、しっかりと業績推移を見張っていく予定です。。。。 、、、これが、グラフィコの未発表原稿でした。上場したままだったらいずれは株価10000円も目指せると思っていたのでかなり残念です。最初に書いたとおり、実際にTOBが成立するまではホールドして粘りたいと考えています。
Mar 28, 2024
さて今日は、 2022~24主力株概況シリーズ です。 123位 7475 アルビス (東P、3・9月優待) ◎ PF時価総額123位の上位銘柄は富山・石川・福井3県で食品スーパーや自社開発の商業施設を展開しているアルビスです。2018シーズン44位、2019シーズン58位、2020シーズン80位、2021シーズン97位に続いて、今シーズンも何とかその地位を守って鬼の形相で5年連続でここでようやく出てきました。 最近は中京圏への侵攻を始めています。屈強な戦国大名揃いの超激戦区でアルビスがどこまでやれるのかが楽しみですね。 現在の株価は2830円、時価総額262億円、PBR0.79、自己資本比率は63.2%と良好、今期予想PER20.40、配当利回り2.5%(70円)、総合利回り3.2%(70+20=90円)で、優待は100株保有で年2回、 (1)自社グループ商品券または(2)北陸地方名産品ギフトなどです。 私は過去に色々と選んでいます。ちょっと見ておきましょう。 アルビス商品券 氷見糸うどん 喉越しも良く、ツルツルで美味しかったです。 しろえびせんべいセット ほんのり鼻から抜けるエビの香りが上品で、とても美味しいです。 どれも地域色が豊かでとても魅力的ですね。 さてアルビスは指標的な割高感もありませんし、更に優待内容が強力で力があり、優待族的には優待MAXを保有していくのには何の不満もない良い銘柄であると考えています。また今後の業績推移によっては再び大きく買い増ししたいなあ、そんな日が来たらいいなあ、とも思っています。 2022~24主力株概況シリーズ 免責事項2022~24主力株概況シリーズ は私が主力で勝負している銘柄について、本当にその価値はあるのか、私を投資家としての次のステージに連れていけるだけの力があるのか、「リスク・リワード比」が優れた最強で最上の銘柄なのか、何か見逃している弱点はないか、戦い続けるのに必要な「銘柄としての鮮度」が落ちていないか、などを多角的に検討する目的で書くものです。記事内容は一般的に入手可能な公開情報(ただしIRへの蛇の様にしつこくて執念深い独自の取材内容を含む)に基づいて作成していますが、同時に諸々のバイアスのかかったあくまでも個人的な見解であり、特定銘柄の売買の推奨を目的としたものでは全くありません。また市場と個別銘柄の未来がどうなるかは誰にも分からないため記事内容の正確性は保証しません。私には未来を予見する力は一切ありません。そのため当シリーズに基づいて投資を行い損失が発生した場合にも当方は一切の責任を負いません。投資はくれぐれも100.0%御自身の判断と責任の元で行って頂きます様、伏してお願い申し上げます。
Mar 27, 2024
さて今日は通常の2021~24PF概況シリーズです。 380位 4979 OATオグリオ (東S、12月優待) ○ PF380位は、大塚化学からMBOで分離独立した農薬と肥料の開発・製造企業のOATオグリオです。 現在の株価は1953円、時価総額216億円、PBR1.45、自己資本比率は40.8%、今期予想PER10.46、配当利回り2.8%(55円)、総合利回り3.5%(55+12.5=67.5円、優待はメルカリ平均価格となる額面の50%で換算)で、優待は100株保有で2500円相当の自社グループ製品(家庭園芸用製品)もしくは2000円相当のフラワーギフト券です。尚、 1年以上継続保有の場合は1000円相当のクオカードが、3年以上は同3000円相当が追加されます。 まずは2500円相当の家庭園芸用製品の方から。 昔は3瓶だったので、1つ増えているようです。 お花が長く元気に。 2000円相当のフラワーギフトの方はこちら。 綺麗✨✨✨ 長期継続保有ご褒美のクオカードはこちら。 OATオグリオは地味ながら成長力もありますし、利益率も高いですし、ポートフォリオ中位としてはとても良い銘柄であると考えています。
Mar 26, 2024
さて今日は2021~24PF概況シリーズです。379位 2359 コア (東P、3月優待) ○ PF379位は、独立系SIのコアです。 現在の株価は1930円、時価総額286億円、PBR1.76、自己資本比率は72.5%、今期予想PER12.88、配当利回り2.6%(50円)、総合利回り3.9%(50+25=75円、優待券はメルカリ平均価格の5000円で換算)で、優待は200株保有で東京国立博物館友の会または奈良国立博物館メンバーシップカードまたは九州国立博物館メンバーズプレミアムパス1枚などです。 コアは指標的には妥当な株価位置とは思いますが、業績好調で成長力がありますし、優待内容にも独自性があって魅力的です。私は以前からチラチラ見てはいたのですが、「一度は優待を貰ってみよう。」と思い立ってついに2024年1月に新規参戦しました。今は自分にとって初めてとなる優待権利獲得を楽しみにしています。
Mar 25, 2024
さて今日は2022~24主力株概況シリーズです。 122位 7867 タカラトミー (東P、3・9月優待) ○ PF122位は、玩具大手で「トミカ」が有名なタカラトミーです。 現在の株価は2898.5円、時価総額2713億円、PBR2.71、自己資本比率は58.9%、今期予想PER26.42、配当利回り1.5%(43円)、総合利回り1.8%(43+10=53円、100株優待品はメルカリ平均価格の1000円で換算)で、優待は保有株数&年数に応じた自社製品&オンライン商品の割引購入などです。 今日は復習として私が過去に戴いた1000株優待品をいくつか見ておきましょう。 2023年です。 2022年です。 2021年です。 2020年です。 タカラトミーは指標的には妥当な株価位置ですが、優待品には日本トップクラスのガチンコパワーがあります。また玩具メーカーと言うのは一発大ヒット作が出れば業績が劇的に改善することもありますし、その意味ではとても夢のある銘柄でもあります。そのためこれからも現行の優待制度が続く限りは楽しくホールドして応援していく予定です。2022~24主力株概況シリーズ 免責事項当シリーズは、私を投資家としての次のステージに連れていけるだけの力があるのか、「リスク・リワード比」が優れた最強で最上の銘柄なのか、何か見逃している弱点はないか、戦い続けるのに必要な「銘柄としての鮮度」が落ちていないか、などを多角的に検討する目的で書くものです。記事内容は一般的に入手可能な公開情報(ただしIRへの蛇の様にしつこくて執念深い独自の取材内容を含む)に基づいて作成していますが、同時に諸々のバイアスのかかったあくまでも個人的な見解であり、特定銘柄の売買の推奨を目的としたものでは全くありません。また市場と個別銘柄の未来がどうなるかは誰にも分からないため記事内容の正確性は保証しません。私には未来を予見する力は一切ありません。そのため当シリーズに基づいて投資を行い損失が発生した場合にも当方は一切の責任を負いません。投資はくれぐれも100.0%御自身の判断と責任の元で行って頂きます様、伏してお願い申し上げます。
Mar 24, 2024
さて今日は通常の2021~24PF概況シリーズです。 378位 7525 リックス (東P、3月優待) ○ PF378位は、新日鉄へのゴム靴納入から成長した独立系のメーカー商社のリックスです。 現在の株価は3990円、時価総額345億円、PBR1.44、自己資本比率は57.2%、今期予想PER10.76、配当利回り3.5%(141~148円)、総合利回り3.8%(141+10=151円)で、優待は100株保有で1000円相当のクオカードなどです。 個人的にはデザインは昔のクオの方が渋くて好きでした。↓ リックスは指標的な割高感もありませんし、業績も好調ですし、ポートフォリオ中位としては特に問題のある銘柄ではありません。ま、「縁の下の力持ち」的な存在ですね。
Mar 23, 2024
さて今日は2021~24PF概況シリーズです。377位 7532 パン・パシフィック・インターナショナル・ホールディングス(東P、6・12月優待) ○ PF377位は、総合ディスカウント店ドン・キホーテを展開し、子会社に長崎屋、ユニーを持ち、ASEAN出店を加速しているパン・パシフィック・インターナショナル・ホールディングスです。 現在の株価は3964円、時価総額25167億円、PBR4.72、自己資本比率は33.5%、今期予想PER30.92、配当利回り0.5%(21円)、総合利回り1.5%(21+40=61円、優待のメルカリ平均価格は額面の95%。そのためここでは100%換算)で、優待は100株保有で年2回2000円相当の自社グループ電子マネーの「majica」ポイント付与です。 パン・パシフィック・インターナショナル・ホールディングス(それにしても言いにくいな。昔の泥棒市場の方が遥かにいい名前と思う。)は、指標的には割高ですが、それを打ち返す成長力がありますし、PF中位としては問題のない銘柄であると考えています。
Mar 22, 2024
さて今日もライフワークである通常の2021~24PF概況シリーズです。 376位 4977 新田ゼラチン (東S、3月優待) ○ PF376位は、ゼラチン国内1位、世界5位の新田ゼラチンです。 現在の株価は799円、時価総額147億円、PBR0.81、自己資本比率44.6%、今期最終赤字予想(特別損失)、配当利回り2.0%(16円)、総合利回り3.3%(16+10=26円)で、優待は100株保有で1000円相当、500株保有で3000円相当の自社商品(3年以上継続保有の場合金額は2倍)です。 今日は私が過去に頂いた優待品の実例をいくつか見ておきましょう。 この中から、今日はコーヒーゼリーの実際の作成過程を御覧戴きましょう。 冷んやりプルプルの食感でした。 ニッタゼラチンは指標的な割高感もありませんし、市場で突然人気化しそうな材料もありますし、 ポートフォリオ中位としては十分に良い銘柄であると考えています。
Mar 21, 2024
さて今日は、「新しい銘柄の下書きが次々にボコボコ追加されていて未だ終わりが見えない」混沌状況となっている2022~24主力株概況シリーズです。121位 4463 日華化学 (東P、12月優待) ◎~◎◎ PF時価総額121位の上位銘柄は、繊維加工用界面活性剤が主力で、美容室向けヘア化粧品事業も展開している日華化学です。しばらく前に優待MAXとなる3000株まで買い増しをしたため、滑り込みでシリーズ初登場となりました。 現在の株価は954円、時価総額169億円、PBR0.50、自己資本比率は52.9%、今期予想PER8.38、配当利回り3.6%(34円)、総合利回り4.1%(34+5=39円、優待品はメルカリ平均価格の額面の50%で換算)で、優待は500株保有で5000円相当、1000株保有で7000円相当、3000株保有で12000円相当の自社ヘアケア・スタイリング商品および手指消毒剤です。 今日は私が過去3年に戴いた優待品をざーっと見ておきましょう。 2022年です。 2021年です。 2020年です。 日華化学は指標的にも安いですし、上記の通り優待内容もなかなか良いですし、PF上位で戦うに足る良い銘柄と思います。これからも現行の優待制度が続く限りはのんびりとホールド継続で応援していく予定です。 2022~24主力株概況シリーズ 免責事項2022~24主力株概況シリーズ は私が主力で勝負している銘柄について、本当にその価値はあるのか、私を投資家としての次のステージに連れていけるだけの力があるのか、「リスク・リワード比」が優れた最強で最上の頑健な銘柄なのか、何か見逃している弱点はないか、戦い続けるのに絶対に必要な「銘柄としての鮮度」が落ちていないか、などを多角的に検討する目的で書くものです。記事内容は一般的に入手可能な公開情報(ただしIRへの蛇の様にしつこい独自の取材内容を含む)に基づいて作成していますが、同時に諸々のバイアスのかかったあくまでも個人的な見解であり、特定銘柄の売買の推奨を目的としたものでは全くありません。また市場と個別銘柄の未来がどうなるかは誰にも分からないため記事内容の正確性は保証しません。そのため当シリーズに基づいて投資を行い損失が発生した場合にも当方は一切の責任を負いません。投資はくれぐれも100.0%御自身の判断と責任の元で行って頂きますよう、伏してお願い申しげます。
Mar 20, 2024
さて今日は2021~24PF概況シリーズです。 375位 5186 ニッタ (東P、3月優待) ○ PF375位は、伝導用ベルトの草分け的存在で、シリコンウエハ等精密研磨用パッド製造のニッタ・デュポン、自動車用歯付きベルト製造のゲイツ・ユニッタ・アジアという合弁会社2社を有し、営業外利益で高水準の持分益を毎年稼ぎ出しているニッタです。 現在の株価は4045円、時価総額1225億円、PBR0.83、自己資本比率は83.3%と良好、今期予想PER11.39、配当利回り3.0%(120円)、総合利回り3.3%(120+12=132円)で、優待は「3年以上の継続保有を条件として」100株保有で 1200円相当、200株保有で3000円相当の自社グループ会社製品(バター)などです。 メイドイン北海道で関連会社の新田牧場で販売されているこのバターはとても美味しいです。 ニッタは指標的にもまずまず割安ですし、PF中位としては良い銘柄であると考えています。
Mar 19, 2024
現在全国の書店で好評発売中の日経マネー2024年5月号。 さて毎回見どころ日経マネーですが、私の連載「株式投資のレジェンドに学ぶ必勝テク」がついに最終回を迎えました。 今回の連載では、バリュー投資とモメンタム投資のレジェンドを合わせて10人紹介し、それぞれの著作のエッセンスを紹介し、彼らが今の日本株市場で現役で戦うとしたらどんな銘柄を選ぶだろうか?と思いを巡らせ、そして読みやすくするためにたくさんのギャグを散りばめて展開してきました。 自分としては持てる能力の全てを出し尽くした、完全燃焼の全20回でした。編集部の方からも「非常に人気が高かった。」と伺っていますし、個人投資家代表として天下の日経マネーで連載を持つという重責を何とか果たせたのかな?と今はかなりホッとしています。 ご愛読いただいた皆様、そしてこのような貴重な機会を与えて下さった日経マネー編集部の皆様、本当に有難う御座いました。
Mar 18, 2024
さて今日は、2022~24主力株概況シリーズで紹介してきたポートフォリオTOP120銘柄をまとめておきます。 1~10位 11~20位 21~30位 31~40位 41~50位 51~60位 61~70位 71~80位 81~90位 91~100位101~110位111位 7231 トピー工業 トピー工業を保有し続ければ私のお家はいつの日か「お花だらけのフラワーハウス」になるはずですが、果たして???112位 5982 マルゼン マルゼンはしっかりと利益を上げ続けていますし、外食産業の人手不足感がどんどんと強まる中で中期的には更に成長できそうなのもいいと思っています。113位 6222 島精機製作所 「究極の逆張り投資」となっていますが、どうなることやら。。。114位 8368 百五銀行 「優待地銀株バルクプロジェクト」上位構成員の1人ですね。115位 8522 名古屋銀行 第二地銀のリーダー格ですね。116位 9201 日本航空 JALは優待族的には超鉄板銘柄ですし、買い戻せて良かったです。117位 1904 大成温調 日本を代表する「優待クオトラップ」銘柄ですね。(汗)118位 2737 トーメンデバイス 今期のトーメンデバイスは特別要因で利益水準が低いですが、いぶし銀の実力派であることに変わりはありませんね。119位 4690 日本パレットプール いわゆる「物流2024年問題」で大きな恩恵を受けられそうな銘柄の1つですね。120位 8388 阿波銀行 阿波銀行は、自己資本比率が高めかつ保有有価証券の含み益が多くその割に地銀界では相対的にPBRが低いので、総合的に見て非常に魅力的な銘柄と思いますね。 以上、2022~24ポートフォリオTOP120銘柄のまとめ でした。2022~24主力株概況シリーズ 免責事項2022~24主力株概況シリーズ は私が主力で勝負している銘柄について、本当にその価値はあるのか、私を投資家としての次のステージに連れていけるだけの力があるのか、「リスク・リワード比」が優れた最強で最上の銘柄なのか、何か見逃している弱点はないか、戦い続けるのに必要な「銘柄としての鮮度」が落ちていないか、などを多角的に検討する目的で書くものです。記事内容は一般的に入手可能な公開情報(ただしIRへの蛇の様にしつこくて執念深い独自の取材内容を含む)に基づいて作成していますが、同時に諸々のバイアスのかかったあくまでも個人的な見解であり、特定銘柄の売買の推奨を目的としたものでは全くありません。また市場と個別銘柄の未来がどうなるかは誰にも分からないため記事内容の正確性は保証しません。私には未来を予見する力は一切ありません。そのため当シリーズに基づいて投資を行い損失が発生した場合にも当方は一切の責任を負いません。投資はくれぐれも100.0%御自身の判断と責任の元で行って頂きます様、伏してお願い申し上げます。
Mar 17, 2024
さて今日は2021~24PF概況シリーズです。374位 8772 アサックス(東S、3月優待) ◎ PF374位は、居住用不動産を担保に事業性ローンを提供し、独特のノウハウで貸倒率が低いアサックスです。 現在の株価は790円、時価総額261億円、PBR0.58、自己資本比率は42.9%、今期予想PER8.79、配当利回り2.3%(18円)、総合利回り3.5%(18+10=28円)で、優待は500株保有で5000円相当のクオカードです。 アサックスは利益率が高く投資家的にはまずまず良い銘柄です。ただ下記の記事などを読むとアサックスで実際にお金を借りるというのはなかなかに大変なことなんだなとは感じます。これが何故かというと私たちが住む資本主義社会は「お金が無いと、正にそれが原因で余計にお金が必要になる」奇妙奇天烈な所だからです。↓【体験談】アサックスのローンが払えない アサックスは以前に優待改悪や廃止をしており、優待族的にはちょっと安心できない感じの銘柄ではありますが、ま、現行の優待制度が続く限りはホールドの予定です。
Mar 16, 2024
1930年代から40年以上も成功し続けた前世紀の大投資家 ジェラルド・M・ローブ は 自分の損失を監視して損切りできる人は、、、長い目で見ると一番成功する。これこそ、ほかの全ての投資原則を凌駕する方針なのである。 という名言を放ちました。私は常に心の真ん中にローブのこの言葉を抱きながら投資家としての毎日を戦っています。 具体的には、ポートフォリオ内に自分の投資家としての器量を超えるような損失を出しそうな子がいないかをチェックし、大きな癌細胞に成長しそうなものは「早めに予防的に外科的に切除」 することを徹底しています。具体的には毎日PFを含み損順に並べ、穴の開くほどに凝視して精査しています。 ただ、「100%常に正しい投資家」など世界中のどこにもいませんし、私は皆様ご存知の通りの 優待ヘッドギアに守られた、常時おむつ着用の永遠の3歳児投資家 なので、未だに多くの間違いを繰り返しながら生傷だらけの日々を過ごしています。 、、、、さて前置きはこのくらいにして、「当ブログ有数の人気コンテンツ」に成長した ポートフォリオ含み損ランキングシリーズ の2か月振りの最新版の発表です。 それでは早速、私の「過ちの一覧表」ともいえる2024年3月15日現在の最新のポートフォリオ含み損ランキングを見ていきましょう。 これからランキング内で目についたところを自分用のメモ書きとして思い付くままにざっくばらんにコメントしていきます。尚、以下の内容はすべて「今後自分がより良い投資家になるための、個人的な反省と内省」のためのものであり、一切誰にも投げていません。(上記データはSBI証券より引用) 保有全783銘柄中の含み損ランキング1位は『古本市場』を路面店軸に展開している 7610テイツー が初戴冠しました。ここは「優待リユース株バルクプロジェクト」の一環で勢いよく参戦したのですが、その後の株価推移は私の期待したものではなく非常に低調なパフォーマンスとなっています。 と言うか、最近はリユース銘柄は全体として株価推移が軟調です。マーケットには「不思議な先見性」があるので、これは数か月から1年くらい先にはリユース市場が急速に冷え込むと市場が予見しているということになります。 ただ例えば 3093トレファク の2月既存店売上高は対前年比で107.5%ですし、 3181買取王国 も同じく108.9%ですし、現時点ではリユース各社に「明らかな失速」の兆候は見てとれません。なので、「自分が間違っていた。」ことがはっきりするまではリユース株バルクプロジェクトは継続していく予定です。 2位には、「技術力は最高&業績推移は最低」な 6222島精機 がランクインしました。ここは世界のユニクロが「ホールガーメント横編機」で3Dニットを販売するくらいに力がある銘柄ですが、主要市場である中国の景気の落ち込みが深刻で業績回復の見込みが立たない非常に厳しい状況です。 と言うか、「これまで中国で稼いできた」銘柄は島精機だけでなく全体にどこも厳しいですね。自分も考え方をアップデートし、 2792ハニーズ のように「脱中国」で業績を回復させた銘柄群にもっと資金をシフトすべきかもしれないです。 うーん、気になるところはこのくらいかな? 今は市場環境もいいのでポートフォリオ全体の含み損が非常に少なくなっています。経験上ここまで良い状態は長くは続かないことが多いですが、今回はどうなるかな?
Mar 15, 2024
さて今日は通常の2021~24PF概況シリーズです。 373位 7313 テイ・エス テック (東P、3月優待) ○ PF373位は、ホンダ系の4輪シートメーカーのTSテックです。 すごい効率化ですね。↓ 現在の株価は1923.5円、時価総額2616億円、PBR0.77、自己資本比率は72.6%、今期予想PER19.95、配当利回り3.8%(73円)、総合利回り4.1%(73+5=78円)で、優待は100株保有で500円相当のクオカード、200株保有で3000円相当の優待ポイントなどです。 今日は私の過去選択品を1つだけ見ておきましょう。 中華饅頭シリーズセットです。 なかなか旨い。 TSテックは指標的な割高感もありませんし、PF中位銘柄としては何の不満も不足もない良い銘柄であると評価しています。現行の優待制度が続く限りこれからもホールドして応援していく予定です。
Mar 14, 2024
さて今日は2022~24主力株概況シリーズです。120位 8388 阿波銀行 (東P、3月優待) ◎~◎◎ PF時価総額120位は、徳島県首位の地銀である阿波銀行です。 現在の株価は2774円、時価総額1138億円、PBR0.37、自己資本比率は7.9%、今期予想PER10.59、配当利回り2.5%(70円)、総合利回り3.1%(70+15=85円、利回りは200株保有時で換算)で、優待は100株保有で徳島県特産藍製品、200株保有で3000円相当の地元特産品、1000株保有で6000円相当の地元特産品です。 100株優待品。 200株優待品 ここの優待カタログはかなり良い内容です。 過去の選択例をいくつか見ておきましょう。 阿波尾鶏(あわおどり) 噛み締めがあって美味い。! 徳島県ナンバーワンの人気観光地で鑑賞ルートが約4キロ!もあることで有名な「大塚国際美術館」の美術陶板、フェルメールの「真珠の耳飾りの少女」 さて阿波銀行は、自己資本比率が高めかつ保有有価証券の含み益が多くその割に地銀界では相対的にPBRが低いので、総合的に見て非常に魅力的な銘柄と思います。 以下は2023年5月30日の東洋経済オンラインに載っていた 全国地銀「有価証券評価損益」ワーストランキング からの引用ですが、阿波銀行は95位つまりトップ9位であり、保有有価証券の含み益が605億円となっています。これはつまり保有している債券などで損失が出てもそれを「埋める」ための余力が大きいという事を示しています。(上記データは東洋経済オンライン20235月30日の記事、全国地銀「有価証券評価損益」ワーストランキング より引用) 私は2023年7月に、「総合的に考えてあわぎんは優待MAXの1000株まで買えるな。」と考えて買い増ししました。そしてその結果、今回ギリギリで主力株概況シリーズに初登場してくる結果となりました。優待を楽しみに引き続きホールドして応援していく予定です。2022~24主力株概況シリーズ 免責事項2022~24主力株概況シリーズ は私が主力で勝負している銘柄について、本当にその価値はあるのか、私を投資家としての次のステージに連れていけるだけの力があるのか、「リスク・リワード比」が優れた最強で最上の銘柄なのか、何か見逃している弱点はないか、戦い続けるのに必要な「銘柄としての鮮度」が落ちていないか、などを多角的に検討する目的で書くものです。記事内容は一般的に入手可能な公開情報(ただしIRへの蛇の様にしつこくて執念深い独自の取材内容を含む)に基づいて作成していますが、同時に諸々のバイアスのかかったあくまでも個人的な見解であり、特定銘柄の売買の推奨を目的としたものでは全くありません。また市場と個別銘柄の未来がどうなるかは誰にも分からないため記事内容の正確性は保証しません。私には未来を予見する力は一切ありません。そのため当シリーズに基づいて投資を行い損失が発生した場合にも当方は一切の責任を負いません。投資はくれぐれも100.0%御自身の判断と責任の元で行って頂きます様、伏してお願い申し上げます。
Mar 13, 2024
さて今日は2021~24PF概況シリーズです。372位 6306 日工 (東P、3月優待) △ PF372位は、土木用プラントメーカーでアスファルトプラントで首位の日工です。 現在の株価は781円、時価総額312億円、PBR0.92、自己資本比率は56.8%、今期予想PER24.95、配当利回り3.8%(30円)、総合利回り4.5%(30+5=35円)で、優待は100株保有で500円相当のクオカードなどです。 日工は指標的には妥当な株価位置ですが、まずまずの総合利回りが出ていますし、PF中位としては特に問題はない銘柄であると考えています。
Mar 12, 2024
さて今日は2021~24ポートフォリオ概況シリーズです。 371位 3708 特種東海製紙 (東P、3月優待) ○ PF371位は、特種製紙と東海パルプが統合して誕生した独立系の特種東海製紙です。 現在の株価は3900円、時価総額519億円、PBR0.62、自己資本比率56.9%、今期予想PER10.70、配当利回り2.6%(100円)、総合利回り2.8%(100+10=110円)で、優待は100株保有で1000円相当のクオカード、300株保有で自社グループ製品です。また3年以上保有の場合は100株保有でも自社グループ製品優待となります。 具体的に内容を見てみましょう。 キッチンタオルのポップペーパーです。 すごい量なので、一回頼むと数年持ちます。 品質もいいです。 トイレットペーパーです。 特種東海製紙は指標的にもまずまず割安ですし、優待内容も実用的でかなり魅力的です。これからも優待を楽しみにのんびりとホールドして応援していく予定です。
Mar 11, 2024
さて今日は2022~24主力株概況シリーズです。119位 4690 日本パレットプール (東S、非優待株) ◎◎~◎◎◎ PF時価総額119位は、関西発祥で輸送用パレットや機器レンタル大手の日本パレットプールです。(上記データは日本パレットプールホームページより引用) 現在の株価は2402円、時価総額41億円、PBR0.63、自己資本比率は56.2%、今期予想PER5.77、配当利回り1.7%(40円)で、優待はありません。 日本パレットプールはいわゆる「物流2024年問題」で大きな恩恵を受けられそうな銘柄の1つです。それは荷役をパレット化することによって積込時間と取卸時間を節約でき、それによってドライバーの走行時間を増やすことができるからです。(上記データは会社HPより引用) ちなみにこのパレットとは、「輸送、荷役、保管するため、荷物を単位数量にまとめて載せる台のこと。 フォークリフト作業の前提となるもので、コンテナとともにユニットロードシステム(物流を合理化するために単品をまとめる)に欠かせない物流資材」のことです。 現時点の日本パレットプールは「目に見えて」業績が良くなっているわけではないですが、2024年度(猶予期間は2024年3月31日で終了)が来月4月にいよいよスタートするので、実際に始まれば物流業界からの駆け込み需要が発生して数字が追い付いてくるのではないか?と期待して私は少し多めに買いました。 実際、下記データを見ても分かる通りパレットレンタル市場は2022年の505億円から、2025年には590億円、2028年には680億円と、今後着実な成長が予想されています。(上記データはマーケティングデータバンクHPより引用) ところで日本のパレットの流通総数は約5~6億枚といわれており、そのうちレンタルパレットのシェアは僅か5%程度と言われています。でもヨーロッパではレンタルパレットの普及率は90%に達しています。これは1200ミリ×800ミリ×144ミリのサイズがユーロパレットと呼ばれる基準規格となっていて普及が進んでいるからです。 翻ってここ日本で普及が進まないのは、規格の乱立で標準化が遅れている為です。ただ現在 国が先導する形 で1100ミリ×1100ミリの「11型」を基準規格とする取り組みが始まっており、これがうまくいくとパレットレンタルサービスの国内市場は大きく飛躍する可能性があると個人的には考えています。 それが何故かというと、パレットを標準化できると荷物を出発地から到着地まで同じパレットに載せたまま輸送・保管する「一貫パレチゼーション」が可能となるからです。 ちなみにパレットレンタル業界は売上1位が日本パレットレンタル(非上場)、2位が7065ユーピーアール、3位がここ日本パレットプールなのですが、1位のJPRは非上場なので買えない、2位のUPRは株式市場からの評価が既にやや高い(PBR1.29×PER13.28=17.13)ということで、私はここに白羽の矢を立てました。 パレットプールの 「グレアムミックス係数」 はPBR0.63×PER5.77=3.64と非常に低いですからね。我々バリュー投資家にとっての「始祖の巨人」である ベンジャミン・グレアム 先生の教えを忠実になぞっての「王道の投資」を目指した、ということです。 次になぜ日本パレットプールがこんなに安いのか?の理由ですが、1番は時価総額が50億円以下と極端に低いので流動性の問題から機関投資家が手出しできない「小粒納豆ちゃん」であること、2番目に会社側に積極的なIR姿勢や株主還元姿勢が全くない「ゼロゼロワンダフル状態」であること、の2つであると個人的には考えています。 日本パレットプールは指標的にも非常に割安ですし、上で述べたように時価総額が50億円以下と極めて小さいマイクロキャップ・超小型株なのもいいですし、日本でのパレットの標準化が進めばもしかすると今後大きな成長が期待できるかもしれませんし、非優待株であるという欠点を余裕で打ち返すだけの力のある、抜群に良い銘柄であると考えています。
Mar 10, 2024
もう遠い昔のことですが、学生時代にサーフィン🏄をしていました。「サーファーってカッコいいな。」とずっと思っていたので、その憧れを実行に移したのです。 ただ残念ながら自分は全く上達しませんでした。ちょっと不器用で平衡感覚が悪いのでサーフボードをうまくコントロール出来ない、控えめかつ常におふざけ気味の性格が災いして人より先に波を取ることが出来ない、金欠だったので性能のいいボードが買えないなどがあったのですが、最大の問題は全くそんな些細なことではありませんでした。 自分にはもっと根源的かつ致命的な問題がありました。 高い波がとにかく怖かった🌊🌊🌊 のです。「これはチャンスだ。!」と言う様なビッグウェーブが来ると、本能的な恐怖反応が前面に出てしまって身が竦(すく)んでしまうのです。 なので、いつまで経っても大きな波は掴めないし、勇気を振り絞って挑んだとしても先に他の上手なサーファーに取られてしまう、ということの繰り返しでした。 海が混んでいる日だと、ボードにまたがってぷかぷかと浮いて日向ぼっこをしているだけになってしまうこともあり、「あぁ、自分はなんて駄目な奴なんだ。サーフィンに必要な才能がほんの1ミリもないんだな。」と情けなさを噛み締める毎日でした。 結局、その後の環境の変化もあってサーフィンは完全に諦めました。でも自分が高い波への恐怖心を克服できなかった意気地無しで臆病な人間であることを思い知らされ、その後の人生でもその屈辱感を何度も何度も反芻(はんすう)して思い出していました。 、、、時が流れ、本屋で立ち読みしていたマネー雑誌で世の中には株主優待と言うものがあり、株を買ったら吉野家の金券が貰えてタダで牛丼を好きなだけ貪り食えるという事を知った私は、「そんな夢のようなおいしい話があったのか。!」と欲をパンパンに膨らまし、鼻の穴を270度ペロペロ全開にして株式投資の世界に飛び込みました。 少しでも多くのお金が欲しいと思ってあっという間に持っている全財産のほとんど(大体97~99%)を常に株式市場に突っ込むというジプシー生活に突入しました。元々100万円台後半くらいしか全財産がなかったのにそんな無謀なことをしたので、市場が軟調になるとあっという間にヒットポイントはすり減るわ、手持ちの財布の中身がほとんどなくなるわで毎日大変でした。 そんな激アツな日々をしばらく過ごしているうちに、私は以下の様に感じるようになりました。 あっ、ワイは多分株に向いている。市場が激下げして大波に襲われてそれに飲まれても、そういうピンチも何故か心のどこかで楽しむことが出来ている。サーフィンの時にはどうしようもなく怖かったことが今はそういうものだと受け入れてリラックスして心地よく過ごせている。 株式市場はどこまでも孤高に自らの力と責任だけで戦える。勝っても負けても100%自分の責任だけで、特定の誰かに迷惑をかけたり傷つけたりしないのが最高にいい。ここにはほかの世界ではなかなか得られない「真の、本当の自由」がある。とても厳しいところだけど同時に凄く居心地が良くて母親の胎内みたいに落ち着くところだな。 そしてハタと気付きました。 サーフィンの大波はどうしようもなく無性に怖かったけど、マーケットの大波には何の躊躇もなく頭から飛び込んで挑むことが出来ている。リスクを自然に受け入れて、例え海の底に沈んでもそれを100%心の底から純粋に楽しめている。これがどうしようもないワイに与えられていた不思議な才能・天賦の才だったんだ。 、、、そこから20年以上の月日が経過しました。私は今でも当時と変わらず全財産の98~99%を株式市場に注ぎ込み、変わらない情熱を持って毎日戦い続けています。サーフィンでの挫折があったからこそ、それとの比較で自分が才能のある分野に気付けたのだと思いますし、海で情けなさと惨めさを噛み締めながらボケーっとお地蔵さんをしていたことにも大きな意味があったんだな、と当時を懐かしく思い出しています。
Mar 9, 2024
さて今日は通常の2021~24PF概況シリーズです。 370位 2613 J-オイルミルズ (東P、3月優待) ○ PF時価総額370位の中堅銘柄は、2004年に製油企業3社(ホーネン・味の素製油・吉原製油)が合併して誕生したJ-オイルミルズです。 現在の株価は2005円、時価総額672億円、PBR0.67、自己資本比率57.1%、今期予想PER13.26、配当利回り3.0%(60円)、総合利回り3.7%(60+15=75円)で、優待は3月株主に200株保有で3000円相当の自社商品等です。 今日は私が過去に戴いた優待品をいくつか頂きましょう。毎年内容は少しずつ異なりますが、非常に上質なオリーブオイルが頂けます。パスタに使うと最高ですし、最近オリーブオイルは価格が高騰しているのでその意味でも嬉しいですね。 2023年です。 2022年です。 2021年です。 J-オイルミルズは、会社誕生来の業績推移を見ても、第1期に少し赤字を出しただけで後は非常に安定しています。これからも優待を楽しみにのんびりとホールドして応援していく予定です。
Mar 8, 2024
さて今日は2021~24PF概況シリーズです。369位 6365 電業社機械製作所 (東S、3月優待) ○ PF369位は、ポンプ大手5社の一角で官公需に強みを持つ電業社機械製作所です。 現在の株価は4095円、時価総額196億円、PBR0.71、自己資本比率は80.4%と鉄壁、今期予想PER9.28、配当利回り3.1%(127.5円)、総合利回り3.5%(127.5+15=142.5円)で、優待は100株保有で1500円相当の静岡茶などです。 電業社機械製作所は指標的にも安いですし、優待内容もいいですし、PF中位としては十分に良い銘柄と思います。
Mar 7, 2024
さて今日は、 2022~24主力株概況シリーズ です。 118位 2737 トーメンデバイス (東1、9月優待) ◎ PF時価総額118位の上位銘柄は、韓国サムスン電子の日本国内最大の特約店のトーメンデバイスです。2014シーズン20位、2015シーズン30位、2017シーズン44位、2018シーズン33位、2019シーズン33位、2020シーズン35位、2021シーズン22位と、長年PF上位の地位をずっと保ってきた実力派銘柄です。 ただ「他の最上位陣と比較した場合の相対的戦闘力が落ちてきた。」という判断の下に持ち株の一部を売却したため、今シーズンは大きく順位を下げここでようやく登場してきました。 現在の株価は5950円、時価総額405億円、PBR0.94、自己資本比率40.3%、今期予想PER31.14、配当利回り2.7%(160円)、総合利回り3.0%(160+20=180円)で、優待は100株保有で9月株主に食用油詰め合わせセット(5本)もしくは2000円相当のクオカードなどです。 私は過去数年色々なアイテムを頂いています。 今期のトーメンデバイスは特別要因で利益水準が低いですが、いぶし銀の実力派であることに変わりはありません。これからもPF上位の一角として楽しく愛でながらホールドしていく予定です。2022~24主力株概況シリーズ 免責事項2022~24主力株概況シリーズ は私が主力で勝負している銘柄について、本当にその価値はあるのか、私を投資家としての次のステージに連れていけるだけの力があるのか、「リスク・リワード比」が優れた最強で最上の頑健な銘柄なのか、何か見逃している弱点はないか、戦い続けるのに絶対に必要な「銘柄としての鮮度」が落ちていないか、などを多角的に検討する目的で書くものです。記事内容は一般的に入手可能な公開情報(ただしIRへの蛇の様にしつこい独自の取材内容を含む)に基づいて作成していますが、同時に諸々のバイアスのかかったあくまでも個人的な見解であり、特定銘柄の売買の推奨を目的としたものでは全くありません。また市場と個別銘柄の未来がどうなるかは誰にも分からないため記事内容の正確性は保証しません。そのため当シリーズに基づいて投資を行い損失が発生した場合にも当方は一切の責任を負いません。投資はくれぐれも100.0%御自身の判断と責任の元で行って頂きますよう、伏してお願い申しげます。
Mar 6, 2024
さて今日も通常の2021~24PF概況シリーズです。 368位 6278 ユニオンツール (東P、6月優待) ○ PF368位は、PCB(プリント配線板)ドリルで世界シェア3割超の首位のユニオンツールです。 現在の株価は4050円、時価総額801億円、PBR1.04、自己資本比率は94.6%!で有利子負債0の超鉄壁、今期予想PER25.91、配当利回り2.1%(84円)、総合利回り2.6%(84+22=106円、優待米は1キロ440円で換算)で、優待は6ヶ月以上の継続保有で新潟県産のお米5キロです。 ユニオンツールは営業利益率が高く、また財務状態も超鉄壁であり、PF中位としては非常に良い銘柄と考えています。
Mar 5, 2024
さて今日は通常の2021~24PF概況シリーズです。 367位 8697 日本取引所グループ (東P、2025年3月最終優待) △ PF367位は、東京証券取引所と大阪証券取引所が2013年1月に経営統合して誕生した日本取引所グループ(JPX)です。 現在の株価は4072円、時価総額21268億円、PBR6.58、自己資本比率は0.4%!、今期予想PER39.23、配当利回り1.6%(63円)、総合利回り1.8%(63+10=73円)で、優待は100株保有で1000円相当のクオカードです。尚、1年以上2年未満継続保有の場合2000円相当、2年以上3年未満継続保有の場合3000円相当、3年以上継続保有の場合4000円相当に増額されます。 JPXは指標的には高いですが、独占企業でもあり利益率が高いのが魅力的です。2025年3月の最終優待獲得まではこのままホールド継続の予定です。
Mar 4, 2024
さて今日は2022~24主力株概況シリーズです。117位 1904 大成温調(東S、3・9月優待) △ PF117位は、空調、給水など設備工事中堅の大成温調です。 現在の株価は5900円、時価総額406億円、PBR1.32、自己資本比率は58.5%、今期予想PER28.56、配当利回り2.1%(126円)、総合利回り3.0%(126+53=179円、優待は保守的に2025年3月以降の内容で換算)で、優待は300株保有で16000円相当、500株保有で30000円相当、900株保有で60000円相当のクオカードなど(※24年のみ9月株主にも上記の金額の半額を贈呈 ※25年以降は、3月株主と9月株主に上記の金額の半額を贈呈に変更)です。 以前は下記の通り「300株保有で3000円相当のクオカードなど」と常識的な配布ラインだったのですが、結構狂った感じの「クオカ大盤振る舞いチューリップ満開モード」に突入しました。 自分としては、「このクオカ大盤振る舞いはアドバンテッジパートナーズが持つ新株予約権の出口戦略のための優待罠っぽいので、多分長くは続かないだろうな。」と正直なところでは感じています。 でも同時に、「クオカードパワーでどこまで株価が上がるのかが実に興味深いし、当然イケるところまで付いていこうかな。」と今のところは思っています。(汗)
Mar 3, 2024
今年のここまでの投資パフォーマンスは対TOPIXで圧倒的に劣後していて自分でもあまりの酷さにちょっと笑いが込み上げてくるくらいの状況です。実際、ポートフォリオチェックをしながら独りで声を出して笑っていました。本当に心の底から愉快だったからです。 それが何故かというと、この2か月間株式投資に対する熱量や情熱が衰えたとか、マーケットタイミングを計って現金化比率を上げたとか、そういう「あぁ、それはやったらあかんやつやね。」は一切なく、いつも通り全身全霊を賭けた全力投球&持っている総資産の99%をダイレクトにマーケットに注ぎ込んで戦うという基本姿勢に全く変わりはなかったからです。 つまり、私は自らが持つ能力は全部出しきって市場に挑み、それでもなおこの成績だったということです。「力を出し切ったという感覚はしっかりとあり、その上でのこの結果なので、実に清々しい気持ちがしてそれで笑えてきた。」のです。 また同時に、「あぁ、これが今の自分の能力値の限界なんだな。最悪のパフォーマンスを通してその境界と足りないところがはっきりと見えた。黒と白の境目が確認できた。20年以上もこの世界にいるのに未だ足りない所が沢山あることに気付けた。」ことに喜びを感じて笑みがこぼれたのです。 今年の相場ではっきりと分かった自分の欠点はシクリカルバリュー銘柄とモーモー(more momentum)銘柄 をポートフォリオに適切に組み込んで戦うことがとても苦手であるということでした。ただこれは以前からのものではあり、今年の2か月の相場環境によってその弱点が増幅されて焙り出てしまった、という感じです。「こういう相場だとこんな地獄みたいな投資成績がほんとに出るんだ。」としょんぼりしながら目の前の現実を見つめています。 さてそれでは次に私に残された10月でどうするか? なのですが、自分としてはシクリカルやモーモーを手掛ける、欠点を矯正するやり方ではなく、元々の得意分野に更に特化し高めていく、長所を伸ばす「ワクワク大作戦」を取ることにしました。 具体的には、優待、バリュー、クオリティ、小型などのこれまでも良好なパフォーマンスを出してきた、お金を稼げて来たファクターを数多く備えた銘柄に限りなく特化する形で、ポートフォリオを再編成しました。 一例を挙げると、2輪車部品・用品の企画、卸売りを手がける 7228デイトナ なんかを大きく買い増しして主力化しました。ここが持っている長所は時価総額が小さい小型株、低PER、好財務、高総合利回りあたりですが、加点方式で採点していって「主力でいけるな。」と判断したという事です。それ以外にもポートフォリオTOP10にフレッシュな優待バリュー株を大量に新しく迎え入れました。 今年の相場は2極化しており、指標的に非常に割安でかつ成長力を兼ね備えたバリュー&クオリティ銘柄であっても、株主への還元姿勢が乏しい、時価総額が小さい中小型株、東証スタンダートや地方市場に所属しているなどの特徴を持つ銘柄群は、上がっていないどころか逆に換金のために叩き売られているところがたくさんあります。 自分は欠点だらけ全身傷だらけの穴ぼこぼっこぼこ投資家であり、市場のはぐれ野良犬でチャレンジャーであるという現実をしっかりと受け止めて、これからも毎日戦っていきます。
Mar 2, 2024
いやあ、何だかあっという間に2024年も3月に突入しましたね。 さてマーケットでは昔から 嵐の3月相場に入ると、株価は月初めに押し上げられて、月末に打ちのめされる傾向がある。ローマ神話の軍神マルスにちなんで名づけられた3月は、しばしば強気と弱気が闘う場となる。(出典 アノマリー投資、ジェフリー・A・ハーシュ著、パンローリング、2013年 P176) とされています。「油断大敵の一か月」ということですね。 ま、いずれにせよ、引き続き集中して毎日戦って行きます。それでは皆様、今月もよろしくお願い致します。
Mar 1, 2024
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