みきまるの優待バリュー株日誌

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免責事項 : 当ブログは私が少しでも成長し、「より良い投資家」 になるための私的な勉強の場として運営しています。記事内容は一般的に入手可能な公開情報に基づいて作成していますが、同時に諸々のバイアスのかかったあくまでも個人的な見解であり、特定銘柄の売買の推奨を目的としたものでは全くありません。また市場の未来がどうなるかは誰にも分からないため記事内容の正確性は保証しません。そのため当ブログの記事に基づいて投資を行い損失が発生した場合にも当方は一切の責任を負いません。投資はくれぐれも100%ご自身の判断と責任の元で行って頂きます様、伏してお願い申し上げます。

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Sep 14, 2021
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カテゴリ: 株式投資全般
​​  さて今日は株式投資本オールタイムベスト120位





 アルファフォーミュラ (クリス・ケイン+ローレンス・A・コナーズ著、パンローリング、2020年)









 の第5弾です。




















 行動バイアスの要点



 1 アンカリング 過去の経験や観察をその後のアンカー(よりどころ)として利用する傾向。


 例ー金利が2ケタだった1980年代に債券トレードをしていた経験豊富なトレーダーは、今日の金利を途方もなく低いと思っている。






 2 群衆行動 自分自身の考えや情報に基づくのではなく、他人がしているからという理由で自分もする傾向。


 例ー自分で調べて判断するのではなく、ほかの人も買っているからという理由で、人気株に投資家が殺到する。






 3 確証バイアス 自分がすでに持っている視点を支持する証拠をより信頼して、それを否定する証拠を軽視する傾向。


 例ーリベラル派はCNNやMSNBCの番組を見て、自分のリベラルな見解を確認する。保守派はフォックスニュースの番組を見て、保守派の見解を聞く。






 4 損失回避 利益を得るよりもそれと同等の損失を避けるほうを好む傾向。


 例ー損失を確定させたくないので、含み損になっている銘柄を長く持ち続ける投資家。












 ​
関連することーディスポジション効果



 これは投資家が含み益になるとすぐに売り、含み損になると長く持つ傾向の事。


 現実世界ではこのバイアスのために、投資家は勝つと早めに売り(確実な利益を確定させる)、負けると長く持ち続ける(確実な損失を避けるほうに賭ける)ようになる。





 5 相対的判断 いつも比較をしたり相対的な判断をしたりして、めったに物事を絶対的に評価しない傾向。


 例ートレーダーは自分の結果と他人の結果を常に比較している。たとえ結果が非常に良くても、自分よりもかなり良い結果を出した人がいれば、彼らをうらやむ。





 6 親近性バイアス 直近に起きたことは今後もしばらく続くと考える傾向。


 例ー 投資信託や株式の過去の成績を見て、それらが今後も続くと考える。









 いやあ、コナーズの行動バイアスの説明は実に分かりやすいですね。






 また私は投資家になって21年目を迎えましたが、未だに多くの行動バイアスに囚われてしまっているなあ、と改めてしみじみと思いました。






 更にもう一つ気付いたのは、長年の投資家生活で矯正できたバイアスがある一方で、逆に強化されてしまっているものもある、ということでした。






 具体的に言うと、2の群衆行動、3の確証バイアス、4の損失回避はこれまでの多くの過ちの経験から「やってはいけないこと」として腹落ちしていると思うのですが、その分1のアンカリングや6の親近性バイアスについては以前よりも悪くなっている気がします。






 例えば2020年で言うと、新型コロナの影響を始めは過小評価してアゲコロ銘柄を買いまくり、その後は逆に過大評価してウィズコロ銘柄を引っ張り過ぎて成績を落としてしまったのですが、これは完全にアンカリングと親近性バイアスの罠に嵌ってしまったと思います。






 投資家は「本能を制御し続ける」ことが致命的に大切ですし、これからも「自分がバイアスに捕らわれていないか」を常にモニタリングしながら戦い続けて行こうと深く決意しました。(続く)
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Last updated  Sep 14, 2021 05:32:37 PM
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