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行動バイアスの要点
1 アンカリング 過去の経験や観察をその後のアンカー(よりどころ)として利用する傾向。
例ー金利が2ケタだった1980年代に債券トレードをしていた経験豊富なトレーダーは、今日の金利を途方もなく低いと思っている。
2 群衆行動 自分自身の考えや情報に基づくのではなく、他人がしているからという理由で自分もする傾向。
例ー自分で調べて判断するのではなく、ほかの人も買っているからという理由で、人気株に投資家が殺到する。
3 確証バイアス 自分がすでに持っている視点を支持する証拠をより信頼して、それを否定する証拠を軽視する傾向。
例ーリベラル派はCNNやMSNBCの番組を見て、自分のリベラルな見解を確認する。保守派はフォックスニュースの番組を見て、保守派の見解を聞く。
4 損失回避 利益を得るよりもそれと同等の損失を避けるほうを好む傾向。
例ー損失を確定させたくないので、含み損になっている銘柄を長く持ち続ける投資家。
関連することーディスポジション効果
これは投資家が含み益になるとすぐに売り、含み損になると長く持つ傾向の事。
現実世界ではこのバイアスのために、投資家は勝つと早めに売り(確実な利益を確定させる)、負けると長く持ち続ける(確実な損失を避けるほうに賭ける)ようになる。
5 相対的判断 いつも比較をしたり相対的な判断をしたりして、めったに物事を絶対的に評価しない傾向。
例ートレーダーは自分の結果と他人の結果を常に比較している。たとえ結果が非常に良くても、自分よりもかなり良い結果を出した人がいれば、彼らをうらやむ。
6 親近性バイアス 直近に起きたことは今後もしばらく続くと考える傾向。
例ー 投資信託や株式の過去の成績を見て、それらが今後も続くと考える。
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