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2014.11.29

中伊豆の旅　　土肥金山

(8)

テーマ：伊豆・熱海・伊東など静岡県の温泉～(189)

カテゴリ：旅行

浄蓮の滝
西伊豆は来月行く予定ですが、この日は天気が良く、
海越しにきれいな富士山が見れそうだったからです。

414号線の「出口」を左折して、136号線に入ると交通量がめっきり少なくなり
牧歌的な風景が広がります。
秋の田舎の景色に癒されます。

土肥峠を越えて向かったのが、 土肥金山 跡です。
坑道の一部を整備して観光坑道として公開している観光施設です。

1370年代足利幕府の頃から開発が始まった金山です。
江戸時代は、金山奉行がおかれた幕府直轄地です。
日本では佐渡金山に次ぐ、第二位の大金山です。

坑道内には、こんな観光用神社も。
金の鳥居です。

抗排水のくみ上げです。
地下水処理はいつの時代でも大変です。
福島原発は最近報道されませんが、汚染水処理上手くいっているのでしょうか。

夫婦で作業していたそうですが、マネキンがきれいすぎます。

坑道を出ると、金山の資料館があり、金精練の様子や往時の金山のジオラマ、
運搬に使った船、鉱石などが展示されています。

でも、何と言っても目玉はギネスブック認定250ｋｇの世界最大の金塊です。
下は固定されていますが、穴から手を入れてさわることができます。

ギネスの認定証です。

こちらはラージバーといわれる12ｋｇの金塊です。
4500円/ｇとして54百万円です。
こちらも、ケースに入っていてさわれます。
きれいな鋳肌を出すのが、難しいそうです。

大型金塊は、竹下さんのふるさと創生資金で淡路島の津名町がつくった
1億円の金塊が走りです。
当時は話題になって、なにもない地域の観光の目玉となりました。
高知では金のカツオや山形では金のこけしなどがつくられました。
カツオのほうは、盗難に合うとのおまけまでつきました。

土肥金山の金塊は、台湾で200ｋｇの金塊がつくられたことに対抗して
9年前につくられたものだそうです。

金塊は無理でも、こちらは買えそうです。

こちらは、砂金採掘場前のキャラクターです。
家族連れが、砂金採り体験をしていました。

入場した11時半頃は人もまばらだったのですが、帰る頃には観光バスも停まって
にぎわっていました。
中国語が飛びかっていたので、店員さんにたずねたら台湾からのお客が多いそうです。
お土産を買ってくれるありがたいお客さんだそうです。
物品の売り上げやレストランでの食事代は、観光施設にとっては大きな収入源です。

入場料は、割引券を使って780円でした。

金山の運営会社は、土肥マリンホテルを運営していましたが、
いま、ここは大江戸温泉物語になっていました。
桂川ホテルも倒産したそうで、西伊豆はまだ厳しいようです。

以前宿泊した 明治館 は健在です。
土肥温泉の宿は、港は見えても富士山は見えません。