■「原発は 地場産業
」
JR柏崎駅前の商店街。
原発の全7基が止まって4年半が経ち、シャッターが下りたままの店が目立つ。
新潟県は昨年、全基の稼働中と停止後で市内総生産が3割落ちたと公表した。
居酒屋
の70代の女性店主は「どこもお客さんは半分以下よ」と嘆く。
7日、商店街の一角にある東電の広報施設「TEPCOプラザ柏崎」の前の広場で、
前 長岡市
長の森民夫氏(67)=自民、公明推薦=はマイクを握った。
「原発は皆さんの安全が最優先。 原子力規制委員会
の結論が出ても、
すぐ再稼働することはありません」
スーツや作業服姿の約200人が集まった。
ただ、長年、原発の土木関連の仕事をしてきた男性(76)は、
「再稼働するとはっきり言ってもらいたかった。 自民党
推薦で知事になるならさ」と
つぶやいた。
森氏は県民の原発への不信感を意識し、再稼働に前向きな発言はしていない。
そのことへのいらだちだった。
原発の電気設備工事に社員8人を送り込む会社社長の品田史夫さん(42)も
「原発は30年もそこにある 地場産業
。今さらなくすわけにいかない。
地元には、これまで国の エネルギー政策
に貢献してきた自負もある」と再稼働を望む。
原発停止で受注が一時半減し、県外の仕事でしのいでいるという
機械メンテナンス会社の社長(67)は「 泉田裕彦
知事のように
『 福島第一原発事故
の検証が先』なんて言っていたら、
20年は結論が出ない」と話した。
(略)
柏崎市
で2児を育てる母親(35)も、再稼働に「内心反対」だ。
だが普段、原発のことは話題にしない。
「何らかの形で原発に関わっている人がたくさんいる。
ママ友と話したくても、旦那さんが原発関係かもしれない」。
原発マネーでできたプールや図書館を利用する市民も多い。
原発が当たり前の環境で育ち、大人になって、 中越沖地震
の 放射能
漏れや
福島の事故が起き、危険と隣り合わせだと知った。
「(今は)原発がない方がいいと思っている人の方が多いと思う。
選挙は、再稼働イエスかノーかではなくて、
その後のこの地域をどうしていくのかも語ってほしい」
「原発は 地場産業
」
なんて悲しいですね。
仮に無理に再稼働させてみても、その先何年動かせるのでしょう。
しかも、東京電力は競争力をなくし、今や倒産状態です。
福島の後始末で手いっぱいでしょう。
原発マネーで町に立派な箱モノをつくっては見たものの、
維持するのも大変なのでしょう。
東京電力は
、
新潟で1本1千万円?の破格な料金で地元紙の新潟日報に広告を
出したそうです。
どんな広告かは知りませんが、首都圏でそんな無駄なことをしたら
非難されるでしょうね。
この新潟日報は、第3セクターの赤字問題を取り上げて再稼働慎重派の
泉田知事非難キャンペーンを行い、出馬を断念させたそうです。
それにしても、こちらでは電力不足どころか電気は余っています。
新電力への乗り換えも増えています。
東京電力管内は、ダントツの108万件です。
この間原発が止まっていても、大して電気料金は上がりませんでした。
こんな状況ですから、無理に原発を再稼働してもらわなくともよいと思う人は
多いのではないでしょうか。
しかも、山の向こうの原発です。
30km内に50万人も住んでいないとは言うものの、避難計画は大丈夫なのでしょうか。
冒頭の世論調査を、電力ユーザーである東京でもやってほしいと思います。
賛成は数%と思いますが、いかがでしょうか。
*写真は深大寺植物園の芙蓉です。(10月1日撮影)
最後のは、フウセン・・・という、変わった植物です。
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