三鷹、聞いたか、吉祥寺、二子玉川 and Shibata

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2019.01.31
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テーマ: ニュース(100230)
カテゴリ: 時事問題
1月23日の、

· (インタビュー)少年法「18歳未満」だと 元浪速少年院長・菱田律子さん
も、読みごたえがありましたが、こちらもなかなかのものです。



(インタビュー)敗北日本、生き残れるか 
 経済同友会代表幹事・小林喜光さん

2019 1 30 日 朝日新聞

1946年、新進の企業人83人がつくった 経済同友会 。経済再建を誓った設立趣意書には、「全く新たなる天地を開拓しなければならない」「同志相引いて互(たがい)に鞭(むちう)ち脳漿(のうしょう)をしぼって」と熱い言葉が並ぶ。以来70年余。同友会を率いる小林喜光さんの頭を離れないのは、日本が 2度目の敗北 に直面している、との危機感だという。

―― 「平成の30年間、日本は敗北の時代だった」と最近発言されています。 経団連 日本商工会議所 と並ぶ日本を代表する経済団体のトップで、かつ三菱グループの大企業( 三菱ケミカルホールディングス )の会長でもある方の言葉として、敗北とは衝撃的です。

「なんてことを言うんだ、と各所でおしかりを受けます。しかし事実を正確に受け止めなければ再起はできません。例えば30年前で世界の企業の株価 時価総額 を比べると、トップ10入りした米国企業はエクソン・モービルなど2社ほど。NTTや大手銀行など日本企業が8割方を占めていた。中国は 改革開放 が始まったばかりで影も形もありませんでした」

「これが今では、 グーグル 、アップル、 フェイスブック 、アマゾンという『 GAFA 』と、アリババ、テンセントなど米中のネット系が上位を占め、モノづくりの企業はほとんどない。日本は トヨタ自動車 が四十数位で、そこまで差がついた。企業の盛衰が反映する国のGDP(国内総生産)でも伸び悩む日本に対し、米中は倍々ゲームで増やしていったのです」

―― 日本の一人負けですか。

 「テクノロジーは、さらに悲惨です。かつて『ジャパン・アズ・ナンバーワン』などといい気になっているうちに、 半導体 太陽電池 光ディスク リチウムイオン バッテリーなど、最初は日本が手がけて高いシェアをとったものもいつの間にか中国や台湾、韓国などに席巻されている。 もはや日本を引っ張る技術がない状態です

 「米中間でせめぎ合いが続く通信の世界でも、次世代規格の 5G に至っては、日本メーカーのシェアはごくわずか。牽引(けんいん)役は中国の 華為技術 ファーウェイ )が先行し、北欧のエリクソン、ノキアがどうにか追随している状況です。自動車の自動運転や 遠隔医療 など次世代の基幹的技術になる5Gでこの有り様では、敗北と言わずに何を敗北と言うんでしょうか」

―― おおかたの国民、さらに国民が選んだ政治家たちに、おっしゃるような 深刻な危機感 はないと思います。

 「事実を事実として受け止めないから『GAFAみたいな世界もすぐ追いつける』とのんきな気分でいられるんでしょう」

デフレ マインドの克服とかいうこと自体が本末転倒です。 安倍晋三 政権で、 アベノミクス が唱えられ『 財政出動 、金融の異次元緩和を進めるから、それで成長せえ』といわれました。しかし本来は時間を稼ぐため、あるいは円高を克服するために取られた手段で、それ自体が成長の戦略だったわけではないのです。この6年間の時間稼ぎのうちに、なにか独創的な技術や産業を生み出すことが目的だったのに顕著な結果が出ていない。ここに本質的な問題があります」

―― 失業率が下がったり、株価が上がったり、と足元の状況に満足しているのでしょう、 安倍政権 の支持率は高いままです。

内閣府 の2018年6月の調査でも74・7%の国民が今に満足していると答えています。18~29歳では83・2%ですよ。心地よい、 ゆでガエル状態 なんでしょう。日本全体は挫折状態にあるのに、挫折と感じない。この辺でいいや、と思っているうちに世界は激変して米中などの後塵(こうじん)を拝しているのに、自覚もできない。カエルはいずれ煮え上がるでしょう」

「国家の未来図が描かれないままの政治が、与野党含めて続いてしまったためです。今さえよければ、自分さえよければ、という本音の中で、国民も政治家も生きてきた。周りが敵ばかりの イスラエル や、覇権を維持するためには科学を前に進めなくてはならない米国などと違い、皆で楽しく生きていきましょうという空気が取り巻いて敗北を自覚しない。運動会で『みんな一緒にテープを切りましょう』と競争自体を忌み嫌った時期もあった国だから無理もない」

―― 敗北が見える、自覚できる事態になると、どんな状況が待っているのでしょうか。

地政学 と地経学という二つの次元があるでしょう。 地政学 では三つの選択肢がある。今は米国依存ですが、さらに従属を深めた米国の別種の州として生きていく。これを断ち切れば、うっかりすると中国の一つの市、北京や上海になる形もあり得るでしょう。どちらも嫌だ。日本は日本だと、独立を守り、米中の間で中立を保つことも可能性としてはある」

「経済、技術を通した地経学的な見地が死活的に重要です。現在は歴史的な革命期にあると皆が認識すべきです。5GもAIもサイバーセキュリティーも、日本は本当に遅れてしまい、基幹的な技術を欧米や中国から手に入れなければ産業、社会が立ちゆかなくなる。外国政府や企業の意向を無視しては国家全体が成り立たなくなる。リーディングインダストリー(成長を引っ張る産業)を自国の技術で育てることができず、他国の2次下請け、3次下請けとして食いつなぐ国になってしまう」




GDPで中国に抜かれ世界3位とは言うものの、小林さんが指摘するように
日本を引っ張る技術がない というのは、本当でしょう。
ノーベル賞の受賞もかつての業績が今評価されているだけで、
この先は心配などと言われています。

アベノミクスの成長戦略である 原発輸出 が相次いで破綻したのが、象徴的です。
原発はまだ可能性があるとか、観光立国、インバウンドだなんて浮かれている
危機感のない安倍内閣、国民に不満なのでしょう。

日本の部品がなければ困るだろうだなんて言って、韓国輸出をストップせよなんて言う
ネット右翼は論外です。

日本はスゴイなんて自慢している間に、今や 下請け国家 になっていることを自覚すべきです。

中国に行って企業訪問すると質問責めにあいましたが、それも今は昔でしょう。


続きます。






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Last updated  2019.01.31 15:00:09
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