セマグルチド ( Semaglutide )は、 2 型糖尿病 の治療および長期的な 体重管理 (ダイエット薬)に使用される、 ノボノルディスク が開発した GLP-1 受容体作動薬 である [13] [14] [15] 。
糖尿病治療剤の商品名は、 オゼンピック (注射薬)、 リベルサス (経口薬)、 肥満 症治療剤の商品名は ウゴービ (注射薬) [16] 。
ヒト型 グルカゴン様ペプチド-1 ( GLP-1 )と同様に、 インスリン 分泌を増加させ、糖代謝を高める作用がある。プレフィルドタイプのペン型定量皮下注射剤と経口剤が利用できる。他の糖尿病治療薬と比べ作用時間が長く、注射薬については週 1 回で充分な効果が得られることが特長である [17] 。
経口薬は、 GLP-1 受容体作動薬において初めての非注射剤である [18] 。
副作用として、吐き気・嘔吐・下痢・腹痛・便秘がある [19] 。
インスリンの分泌を増やすために、 SU ( スルホニル尿素 )薬で 膵臓 の β 細胞を刺激し続けていると、その機能が早く低下してしまう。しかしこのインクレチン関連薬は、必要時しかインスリン分泌を刺激しないので、 β 細胞に優しい薬と言える [20] 。
しかも特に GLP-1 アナログには人での効果の確認はまだだが、動物実験の段階で β 細胞を増やす作用があり、従来の薬が 対症療法 的な血糖降下薬だったのに対し、 原因療法 に近い薬と言える [20] 。
また β
細胞を守るというこの薬にしかない作用に期待し糖尿病の進行を抑えるために、なるべく早く使い始めたほうが良いとの意見もある [20]
。
日本 [ 編集 ]
2 型糖尿病 [21] [22] 、 肥満症 ( BMI 以上、 BMI27 以上で 2 つ以上の肥満関連疾患がある場合)
米国 [ 編集 ]
成人の 2 型糖尿病患者の血糖コントロールを改善するための食事療法および運動療法への補助として使用される [11] [12] 。しかし、第一選択薬としては適していない [23] 。
また、 肥満症 (初期 BMI ≧ 30kg/m 2 )または過体重(初期 BMI ≧ 27kg/m 2 )で、少なくとも 1 つの体重関連合併症を有する成人の長期的な体重管理を目的とした食事療法および運動療法への補助としても使用される [15] [24] 。
欧州連合 [ 編集 ]
血糖コントロールが不十分な 2 型糖尿病の成人を対象とする。 メトホルミン が使用できない場合に単独で、または他の糖尿病治療薬と組み合わせて使用される。適切な食事や運動とともに使用する必要がある [25] [26] 。
(ウィキ)東京「出張」土産は、お茶と最中 2023.09.23 コメント(4)
亡くなった母の医療費案内 2023.08.10 コメント(4)
医療費負担 ~ 確定申告を終えて 2022.03.14 コメント(6)