都心にガラス張りの立派なオフィスを構える大手商社「實友商事」。さまざまな欲望を隠し持つエリートたちが集まる同社の次世代エネルギー部で、久々に社員旅行が開催されることになった。静岡で行われる展示会の後、慰労も兼ね、修禅寺で一泊しようというのだ。
ほかの社員との付き合いが皆無に等しい地味な一般職・的場郁子(波瑠)、そして出世頭のバリキャリ課長・三上田鶴子(木村佳乃)はそれぞれ、まるで気が進まないものの渋々参加。旅館で行われた宴会でも社員たちが盛り上がる中、的場は食事を終えるや、そそくさと退席してしまう。
一方、宴会後に散歩に出かけた三上は、薄暗い竹藪道で“まさかの光景”を目撃する。なんと出世街道まっしぐらのエリート部長・杉岡久一郎(丸山智己)が、旅館の浴衣を着た誰かと親密に寄り添っていたのだ! これは…社員旅行に便乗した社内不倫 !?
偶然つかんだ不倫疑惑に思わず胸が躍った三上は、顔までは見えなかった相手の正体を密かに詮索し始める。
その直後、“とんでもない事件”が発生する。なんと、急用で先に帰京したはずの杉岡がそのまま行方をくらまし、修禅寺近くの工事現場で遺体となって発見されたのだ! 社の名誉を重んじる次長・野村俊一(武田真治)が箝口令を敷く中、杉岡の死の真相を探るべく独自捜査を始めた三上は、非公開の SNS
ダイアリーで推理を展開。
そんな折、遺体発見現場を訪れた三上は、的場も入れ違いでやって来て、土を持ち帰ったことを知る。そう、推理小説が好きな的場もまた事件に興味を持ち、独自捜査に着手していたのだ。しかも、的場は杉岡の家までも突撃! 何とも怪しい行動を取り… !?
さらに不穏な出来事は続く。出世したい一心で杉岡に取り入っていたもう一人の次長・富崎弥大(塚本高史)の妻が急死。時を同じくして、三上の身の上にもぞっとするような異変が起こり…!
負の連鎖が止まらない謎多き社内殺人事件。そんな中、事件を捜査する静岡県警の刑事・倉田文則(髙嶋政伸)は、後輩刑事・佐原壮馬(満島真之介)に的場をマークするよう指示。佐原は的場が犯人ではないかと怪しみながらも、彼女の独自捜査に同行するのだが… !?
(番組HP)
朝日新聞もテレビ欄で側面支援です。
こちらも、 波留
と 木村佳乃
のW主演です。
話としては、こちらの方が面白かったです。
大森美香
の脚本の力でしょうか。
昔は気楽に入れたオフィイスビルも今はどこもセキュリティーが厳しくなって、検問に遭遇です。
まさに 現代の城
ですね。
愛方は、正月に帰ってきた大手財閥系の商社に勤める息子を重ねながら見ていたようです。
こういうドラマから商社マンのイメージが作られてゆくのだろうと思いました。
リッチな部長は借金生活だったという落ちも納得ですが、日本の中間管理職の給料は東南アジアのそれに比べても見劣りです。
笑ってしまったのは、修善寺の新井旅館でのお膳の宴会風景です。
浴衣・羽織姿で、まさにザ昭和でした。
若手のモノマネもあって、昔を思い出しました。
パワハラ、セクハラのリスク大ですから、今では到底無理でしょう。