「ギャンブル呼ばわりしてたのに」共産党、年金積立金「計画上回った収益は年金受給者に」主張に「さすがに無茶苦茶」 (msn.com)
からです。3 月 18 日、参院予算委員会では、公的年金の積立金を運用している GPIF (年金積立金管理運用独立行政法人)に関する議論があった。
共産党の倉林明子氏は、 GPIF の 2001 年以降の 累積収益額が 132 兆円 になることを指摘。中期目標で定めた実質的運用利回りが 1.7 %であるのに対して、実際は 3.99 % と大きく上回っているとし、目標を超えた運用益総額を問うた。
武見敬三厚生労働相が「機械的に計算すると約 36 兆円 」と答弁すると、倉林氏は、こう訴えた。
「 36 兆円、上振れしている。今後の人口減少を踏まえれば、積立金の計画的な取り崩しは可能だと思う。少なくとも計画を上回った収益を、速やかに年金受給者に還元すべき」
これに対し、岸田首相はこう答弁した。
「積立金運用による運用収益の増加は、長期的な年金財政の見通しのなかで、将来の受給者の給付水準の改善に資するものだ。足元における運用収益の上振れ分を、現在の受給者の給付水準の改善や保険料率の引き下げに用いるのではなく、将来世代の給付水準の改善につなげるのが適当と考える」
倉林氏は、「いまの物価高に負けない所得ということからいえば、高齢者・年金者を置き去りにしない具体的な手立てがいる。それで提案していることを受け止めてもらいたい」と訴えた。
略2023 年の GPIF の収益は、国内外の株価の上昇などを背景に、 34 兆 3077 億円のプラス。年間の収益としては過去最高を更新した。短期的な利益に一喜一憂せず、将来世代に向けて、運用実績をあげてほしいものだ。
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