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2009年04月17日
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テーマ: Jazz(1969)
カテゴリ: JAZZ(Far North )
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薄曇りの空の下、風にはらはら散る桜をみながら「はらはら」と考えました。
人は何でできているのでしょうね。
CMによるとお水がたっぷり含まれているらしい。。。
だから、、雨の中で歌う蛙をみてると、目が離せなくなるのかもしれないなっ。

いろんな答え方があるのだろうけど、、正統派で。
答えは、過去。
過去が人を造っている。これは間違いないでしょ?
過ぎてきた時間は絶対自分から離れていかない。
不思議不思議。。お腹にドンドンたまっていくはずなのに、、お腹がパンクしたヤツをみたことはなァい。
想い出みたいに形のある過去、自分が覚えてない過去。生まれる前からある過去。
過ぎてきた時間で人はできてる。

おセンチな気分なのではなくて、ケニーワーナーのピアノを聴きながらこの人は本当に(笑)アメリカ、って、国で育った人なんだなぁ。。って、「はらはら」と、思ったから。。
ケニーワーナーは好きだから、、このブログでは時々顔だすのです。
ええとね。。本人の写真みたことある?結構、インパクトある。。。
なんというか、、うねりくねった執拗なフレーズをたたみ掛けるように浴びせる難解系のピアニストだったり、、
お伽の国のお姫様みたに、うるうるキラキラしたでも自己主張もする美し系のピアニストだったり、、
ボーカルのおねえさまの僕のようなナイト系ピアニストだったり、、
相手のフレーズに相づちうちのがとても巧い懐深い友人系ピアニストだったり。。
人は一面的でないとはいえ、、どうにもこうにも、、わたくしのような小さな脳みそではうまく語れませんッ!

そんな彼が、去年リリースされたデンマークの重鎮ドラマーアレックスリールのアルバムにいたのでした。
過去にAlex Riel 、Kenny Werner 、Jesper Lundgaard の「Celebration」がお気に入りのわたくしです。
アレックスリールとご一緒の時のワーナーは、お伽の国のお姫様みたに、うるうるキラキラしたでも自己主張もする美し系のピアニスト、わたくしのはぁとを直撃でしたので、、今回も期待を込めてます。はい。

オープナーは、ワーナー作のAllanjuneally。
哀愁ありそうに始まったのワルツは、意外にもどんどんと音符が敷き詰められ、スリリングな様相も垣間見る3人で息の合った密度濃いサウンドに。ほぉ。。
Irving BerlinのAlway。小粋なメロディを甘くリリカルに。完熟の果物のようなちょっと官能的な甘い香り。
作者本人のベースソロから始まるBouss' Loap。8ビートをグルービィにリズミカルにのりのりッ。
ちっともお姫様してなくて、ボーイフレンドと夜遊びするお姉ちゃん風でッス。(笑)
3曲3様で、熟練のお仕事は何気に素晴らしい。
チーンと、金属音で(まるで仏壇にあるあれと同じ音)一瞬冷や水を浴びせられたように。
リール作のMosquitoは、彼のソロです。アルバム的アクセント&だって僕がリーダーなんだもん。(爆)

あっという間に後半に突入。Polovtsian Dance。オペラの挿入歌で、タイトルでピンと来なくても何時かどこかで聴いたことあるメロディデ。ひたすらロマンティックに柔らかな陽ざしのような演奏です。
再びワーナーのオリジナルAutumn In 3。リリカルな可愛いやっぱりワルツ曲で、ワルツが好きだったエヴァンスの小曲のようです。
高音部主体のベースソロとの絡みも素敵。クリアなピアノタッチで聴かせます。。
静寂とか耽美的とかとは違うのですが、ほぉ~~っと、落ち着けちゃう素敵な演奏。
哀愁たっぷりに遠い目のベースソロで始まるNHOP。
なくなったニールス・ヘニング・エルステッド・ペデルセンに捧げた曲でしょうね。
歌心たっぷりなベースソロと、きらきら澄んだフレーズで優しい気持ちにさせてくれるピアノでこれも素敵。
終演はIf I Should Lose You。アグレッシブに3人できめて硬派でシリアスな中にも熟年の余裕。

潔く、43分でおしまい。
ナリーさんもブログで書かれてましたが、1曲目と最後の曲の音量レベルが何故か低い?小さめ。
まぁ、でも、リール王国への送迎タイムと思えば、、いいのかな。(笑)
1聴で飛びつくようなアルバムではないんですが、何度回しても飽きることもないスルメチャンになりました。

わたくしはわけわからん裸のジャケット使うくらいなら、自分の顔を出しちゃった方がいいや、って、思っている人なのですが、、このアルバムはこのジャケットで結構損してると思うのねぇ。
これ、派手なこともほとんどなく、斬新なこともないし、徹底した耽美主義でもないし、ちょいと見は、、平均点なアルバムなんですよね。でも、ジャズっていいなぁ。。って、ジャズラヴァーなら思えるアルバムだと思います。

1.Allanjuneally
2.Always
3.Bouss' Loap
4.Mosquito
5.Polovtsian Dance
6.Autumn In 3
7.NHOP
8.If I Should Lose You

Alex Riel (ds)
Kenny Werner (p)
Pierre Boussaguet (b)

そう、、先日コットン倶楽部でこの方々のライブがありました。
ライブは、このアルバムそのまんまだったようです。。

今は庭はブナの葉っぱが柔らかくて、、美味しそう。(笑)
そして、利休梅の白い花のつぼみも目立ってきました。。
気がつけば、、もうすぐ新茶の季節ですね。

と、、普段から思いこみの激しいわたくしですが、、ホント、勘違いが多くて哀しい昨今です。
昨日はフラッシュでサックスの音川さまの入ったライブがあったのねぇ。。
日にちを勘違いしてました。。
今日は人の名前を完璧に読み間違ってました。。
密かにリンクさせていただいてた「ジャズカバ日記」さま。。
すっと、、「ジャズバカ日記」だと、、信じ込んでました。。
すみません。。そんなヤツなんです。。

んじゃ、すごすご退散。





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最終更新日  2009年04月17日 18時13分58秒
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