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2015.01.04

「ポンペイ」をみて

(2)

テーマ： DVD映画鑑賞(14234)

カテゴリ：映画鑑賞

2014年カナダ＆ドイツ＆アメリカ映画、原題も同じく"Pompeii"です。

「バイオハザード」シリーズなどでおなじみのポール・W・S・アンダーソン

監督の作品です。

アメリカでPG-13指定、日本ではGです。

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あらすじ

北ブリタニア、ケルト騎馬民族の村がローマ帝国軍勢に襲われ、最後まで勇敢に戦って

いた少年マイロの両親は子供の目の前で、ローマ軍指揮官コルヴス(キーファー・サザー

ランド)とその右腕プロキュラス(サーシャ・ロイズ)に無残に殺されてしまいます。

死んだふりをして唯一生きながらえたマイロは森の中で奴隷商人の一行に捕まり、奴隷

にされてしまいます。

西暦79年。成長した青年マイロ(キット・ハリントン)は、ブリタニアの都市ロンディニ

ウムで強い剣闘士として生き残り、ポンペイへと移されます。

その道中、通りかかったポンペイ商人の娘カッシア(エミリー・ブラウニング)の馬車

の馬が生き倒れたところに遭遇したマイロは、苦しむ馬を見過ごすことができず、

手助けします。

馬車から下りてきてその様子をそばで見ていたカッシアは、マイロに礼を述べます。

その後、マイロは、ポンペイの闘技場に連れて行かれ、他の剣闘士からいやがらせを

受けますが、あと一勝すれば自由の身になれるというベテラン黒人剣闘士アティカス

(アドウェール・アキノエ＝アグバエ)には一目を置かれます。

一方、邸宅に戻ったカッシアを追うようにポンペイに現れたのは、今や元老院議員に

出世したコルヴス。

コルヴスに取り入ってポンペイに投資させようと考えていたカッシアの父セヴェルス

(ジャレッド・ハリス)でしたが、コルヴスは高圧的にカッシアに結婚を迫ります。

セヴェルスの邸宅に連れてこられたマイロは、カッシアと再会を果たしますが、勘の鋭い

コルヴスに悟られ、翌日の対戦でマイロを早々に殺せと剣闘士主人に命令が出されます。

コルヴスは闘技場にカッシア親子を呼び、その目の前でマイロ達剣闘士全員の抹殺命令を

下しますが、静かに噴火活動を続けていたヴェスヴィオ火山がついに激しく噴火し始め…。

私の感想

火山噴火で滅亡した実在の古代都市ポンペイを舞台にした、ディザスターアクション映画

です。

「デスレース」や「バイオハザード」シリーズのポール・W・S・アンダーソン監督作品で

すから、テンポよくアクションとドラマが展開し、退屈しませんでした。

本作には奥さんのミラ・ジョヴォヴィッチは出てきませんでした。

CG映像もよくできていました。リアルな描写で噴火や津波が実写のようでした。

ポンペイというと、火砕流に飲みこまれ亡くなった人達の遺体があった箇所が空洞化して

発掘調査で見つかった部分に、石膏を流して型を取ってたことを思い出しましたが、本作でも

灰をかぶった人の形が冒頭と最後に出てきます。(*゜～゜*)

火山噴火といえば、昨年の御嶽山噴火の記憶が新しいだけに、先日の竜巻映画より現実味が

感じられてしまいました。しかも、津波まで来るなんて。

史実のポンペイ噴火でも津波が来たそうですが、抗えない大自然の脅威に突然襲われた

ポンペイの人々の恐怖はいかばかりだったでしょう。

本作を制作した3か国(カナダ、ドイツ、アメリカ)では火砕流や津波の恐怖が身近に感じ

ることはほとんどないのかもしれませんが、日本人には身近な恐怖になっている点が

鑑賞する者の心情的に異なるかも知れませんねえ。

偶然にもそんな時に運命の人に出会ってしまい、その恋を貫こうとした男女2人がいたと

としてもおかしくはありませんが、あまりにドラマチックで、あまりに可哀そ過ぎです。

(*ノ-;*)エーン

ディザスターアクションラブロマンス映画と呼ぶべきか。

マイロ役のイギリス人俳優キット・ハリントン、筋骨隆々で好演していました。

悪役のキーファー・サザーランドもはまり役でした。

カッシア役のエミリー・ブラウニング、見覚えあるなあと思ったら、以前ご紹介した

オーストラリア映画 「スリーピングビューティー/禁断の悦び」 で主演していた女優

でした。(＠゜Д゜＠;)

ちなみに、日本のDVDパッケージは、抱き合って見つめ合ってるだけの2人ですが、

アメリカ版パッケージは、キスしてる2人の姿になってますよ。　(*^・^*)♪

☆☆☆