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テーマ: 神楽(62)
今年から石見神楽の月めくりカレンダーを利用している
浜田市の神楽の演目が月ごとに変わるというもので、キッチンに吊るしてご飯や酒時にまじまじ見て、にやけながら楽しんでる
1月は「岩戸」2月は「塵輪」3月は「黒塚」で、この演目についても近々触れたい
先月は「鍾馗」で 鍾馗 については当ブログで 3月23日 に紹介済み
5月は「かっ鼓(こ)」と「切目(きりめ)」で、この2つの演目はセットで舞われることが定番
「かっ鼓」は切目の王子に仕える神禰宜(かんねぎ)が、高天原から熊野大社に降りた羯鼓と呼ばれる宝物の太鼓を祭礼の際に適当なところに据えようとする
でもなかなか神様の気に入るようなところが見つからず、何回も据え直し悩んでいる様をコミカルに演じる演目
自分の中では「恵比寿」の次に『笑顔になってしまうシリーズ』の2位だ、あくまでも自分の中で、
志村けんが生きててこの所作を知ったら、いい感じのコメディーにしてくれそうだな
「切目」の前に舞われる演目で、盛んには舞われてないと思う、どちらかというとマイナーな印象
動画の21分までが「かっ鼓」で一人舞い
途中のセリフ「かっ鼓据え置きところ、余り事難しき大御神にて、高ければ高いとおっしゃる、低ければ低いとおっしゃる、高き低きの真ん中に今一度据えかえたく、尚々令人たち(お囃子の人を指す)おはやしなさるべき候」…どうか音を出してくださいと頼む
歌(大太鼓)の人「かしこまって候」…かしこまりました(本来のセリフや歌は昔言葉)


「切目」だけど、けっこう堅苦しいので自分はあまり好きじゃない
石見神楽の本場、浜田ではこっちの方が人気かもしれないけど
ストーリーは、神禰宜が苦心して据えた太鼓の前で、切目の王子と介添えの二人が問答をし、切目の王子が太鼓を叩きながら舞う
派手な演出はないけど素早い動作の所作はある、登場人物は切目と介添えの2人
和歌山県日高郡印南町(旧切目村)に鎮座する切目神社で、実際に舞われたりもする
歌「熊野なる切目の王子の竹柏(なぎ)の葉は髪挿(かざし)に挿いて御座へ参ろや」
竹柏の木は櫟科の常緑樹で切目王子のご神木
なぎの葉は髪に挿して御座(神話では神様の座るところ)へ参ろや(参りましょう)という意味
問答ということでセリフも多めだけど、動画ではあっという間の出来事
ステイホームなので46:16分を観たい方は見るのだ
「切目」に羯鼓の太鼓が出てくるので、後付けで「かっ鼓」が誕生したようだ
どうりで「かっ鼓」は分かりやすくおもしろい









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Last updated  2020.05.01 13:52:36
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