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同じ病室にいるお婆さんは脳梗塞ということで、全身麻酔からの手術だという今朝も家族の方が駆け付け、先生からの説明があり、その時を待つ聞きたくないけど隣なので話は筒抜け麻酔科の先生も来て同意書だの何だのの確認全身麻酔って怖いだろうな、帰ってこれなくなる人もいるんじゃないかと?うちの猫は麻酔や手術は断られた、年齢的に帰ってこれない可能性があるということで人間と猫では違うけど、隣のお婆さんは手術の後は一旦ICU(集中治療室)に入ってからこの病室に戻るらしい自分ももうそろそろ退院なので、このあと再び会えるかわからない今日は脳から外側に出してたチューブの出口をふさぐために、頭の表面に施されたホチキスを抜く作業があったホチキスを取るって普通の感覚で考えると痛そうだけど、ただ刺さってたものが抜かれただけなのでそうでもなかったそして今回最後と想定されるリハビリがあった筋力がないのでバランスをとるのにも影響するし、体が安定しない酒をやめてご飯をしっかり食べ、運動して筋肉をつけること、と念を押して言われたあぁ、そうですかぁ今までとはまるっきり違う生活をしろということだわかってますよこれからは酒代が浮く分、値段が高い野菜も魚も肉もバランスよくたくさん食ってやるそして撮り町歩きを再開し、何だかんだ筋肉をつけ健康的な体を手に入れる!と、毎回似たようなことを言ってるなでも、もう後がないので本当に本当に実行するしかない昨日の夕飯・病院食魚のハーブ焼と生野菜とほうれん草のお浸しけんちん汁らしいけど、すましタイプ、本来はそうなのかなデザートはフルーツカクテルこのようなバランスのいい食事を我が家でも続けなければメインが魚や刺身だったらアルコールが欲しくなるだろうな、でももう酒は飲まん、飲めん病気で手遅れにならないように、40過ぎたら検査や検診をしたほうがいい今まで無視してた自分が今、身をもって知った酒飲みの人は特に注意、自分はもう手遅れだった同じ日、3時半過ぎ、隣のお婆さんのベッドはどこかに移動され、代わりに新たなベッドと次の人が来た病院と患者のバランスは慌ただしい出来事に感じた患者という名の客を生かすも殺すも治すのも、サービス業の病院次第だ患者が死んだらお飯の食い上げに繋がる自分のような歪んだ思想の人間は診てもらう資格がないのかも気持ちは秒単位で変わってく、手術以前と以後の違いみたいに
2020.09.23
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話しは長くなる5月31に階段から落ちた頭は打っていないと当時のブログでも書いたけど、近場の整形外科に行ったときには頭を打ったということにしていたところが、レントゲンでも打った形跡は見つからなかったのに、日に日に頭が痛くなって終いには6月、日赤でCTを受けることにその時は脳の一部に血の塊のようなものが見えると言われたけど、異常があるのか生まれつきそうなのか判断できないと告げられたなので経過を見るために3カ月後にも行くことになったなのに3か月に満たない2カ月後くらいから、普通ではない頭の痛さを感じるようになった最初は熱中症かも、っていうか熱中症だろうと信じて疑わなかったけれど8月の終わりごろから涼しくなり始めて、熱中症を疑うには不自然に思えた頭が割れるようで刺すようで、鈍い痛みが押し寄せては引いていくのくり返しだったそれを眉間にしわを寄せてこらえてたそして我慢しつつも再検査日の9月17日がきたいつもと変わらずいつものノリで日赤に出かけると、まずCTを撮られたいつもの先生が画像を見て、慌てた素振りで別の先生を呼んだなぬ?その瞬間自分は不安になったそして別の先生からCT画像を見せられ説明があった病名、慢性硬膜下血種(左)←この病名は後から判明したんだけど6月に見せられた血の塊は血の海と化して左から右脳に攻め込み、きちんとした右脳左脳のポジションがずれるほどだった素人見でもわかったそして脳の萎縮も一部見つかったガーン、頭が真っ白になったそして今すぐにでも手術しないといけないと判断され、家族を呼び出し同意してもらい緊急手術と相成った心の準備もできていないのに、手術となったら後々に必要になるものがあるのに何も用意していない先月、ネットや家の回線ががひかりに変わるというので、工事しやすいようにいろんな家具やらを移動してたシルバーウィークにあれこれ掃除がてら片付けをすればいいやと思ってたのにここへきて手術かよ猫の面倒は誰が見るんじゃ?役所にも行く用があった予定がすべてパーになったいろんな不安があるなかで、坦々と粛々と手術の準備は進んでて、あれよあれよという間にストレッチャーに乗せられ手術台にテレビでよく見る煌々と照らされた患者だけが居れるステージの、あの場所に自分が寝かされている体を拘束されるわけじゃないけど、かなり固定はされて身動きは取れない『手術の目的は、脳を圧迫している血種を洗い出します方法は局所麻酔のもと、皮膚切開を加え、骨に穴を開けますチューブを入れて、血種を洗い、皮膚を縫合して、手術は終了です』という内容の手術いよいよ、髪がビショ濡れになるほど消毒されてから後、一部の髪を剃って(剃るのが先だったかな)先生は作業の手順を説明しながら進めていったよくよ~く聞かされていたので、あぁ今切ってるなとか、何か掻き出してるなとか、洗ってるなとかの音が耳によく聞こえ、痛さも時折あって局所麻酔って痛さも音も聞こえるんだなどこが麻酔だか最後は医療用ホチキスでガシガシされて、まあまあ痛かった先生の声もしっかり聞こえてて、安心感はあった最後だけ少し眠れるような薬を混ぜてくれて、術後は一瞬眠ったけど、先生にカタコトの日本語で「先生、命の恩人」と、泣きはしなかったけどそれを言わずにいられなかった他にも「先生、最後はホチキスで留めたでしょ」「縫ってたのもわかったよ」「先生の声や手術の音が全部聞こえてたよ」と会話もできたその日はチューブを入れつつ、痛みも感じず自然に眠ってた翌朝、チューブからは余分な悪い血が袋の中にずいぶん溜まっていた500のペットボトルの半分も出たのかなぁさらに半日、血を出し続けるけど、今度はまっすぐの体制のままでいられなくなって苦しんだそうこうあって寝がえりはできないにしろ、心が晴れてくる気がするし体も楽に感じた悪血がなくなったおかげだチューブを抜いた日、ニューっと抜かれてる感が頭にあって、最後はホチキス留め麻酔も何もなしでいきなりガシッとだったので、現在の医療はサディスティックだなぁと感じたその後は止血剤や抗生剤の点滴があったり、血液検査があったりで、毎日注射針を刺されてた注射類が終わると血圧だの熱だのをしつこく測られて、今もその行為が続く術後から4日後には元気になった気分だけど、病気の影響で脳が関係してるので、後遺症が残るほどではないけど若干のマヒがあるようだ体がふらつくとかまっすぐ歩いてないとか筋力も元々ないので改善するために、リハビリ技師がしばらく付き合ってくれるらしい最近の医療は無駄に時間をかけないことは知っている日帰り手術なんて言葉も聞き慣れてしまった自分の手術も30分程度で終わったようで、怖いと感じる隙もなく先生の手際の良さに感謝し、日々過ごすことにした入院3日目、19日の土曜ずいぶん調子がよくなった入院することにも余裕が出てきて、この日から病院の食事やら窓から見える景色やらをスマホで撮り始めた日赤の5階の一人部屋病室から見た夕方の東の風景窓越しからだし、せっかくなら一眼で撮りたいところだけど、自分の動きは制限されてるトイレに行くときにはナースコールを鳴らして、看護師が来たらどのような行動をするのか言わないといけないほとんどがトイレに行きたいことだけだけどベットもセンサー付きでふとしたことで立ち上がっただけで、警報のような音が鳴るなのでウザいので、バタバタしたい時は折りたたみイスがあるのでそこで時間を過ごす窓辺にいると軽く日光を浴びられるし、景色を見ることもできて気が紛れる上から町の人々の動きや車の動きを見てると飽きないこともある入院4日目、20日の日曜だいぶん体調が戻ってきたと、自分では思ってるでも看護師やリハビリ士に言わすと、まだ不安要素があるらしいチクショウ、飲み物も買いにいけないじゃんこの日は1人部屋から4人部屋へ代わることとなった自分以外はお婆さん、おばさんの2人がいてあたらずさわらずの距離でいたい日曜日ということでか食事は、メインにタンドリーチキン、デザートにオレンジゼリーそしてなぜか、ゴボウとニンジンの煮ものバランスはさておき、初めて美味しかっただいぶん残さずに食べられるようになった、が、やっぱり量が多いこの日から家で使っているパソコンを病室で使っているWi-Fiが使える病院でよかった、こうなると病院にいる苦痛さが少しは緩和され、社会とつながっている気分になって余裕が持てた久しぶりに採血があった今まで何本注射針を打たれたのだろう、一生分だな夕飯入院5日目、21日の月曜巷の人は敬老の日で祝日をエンジョイしてるだろうけど、自分は土日も祝日も今は関係なく、病院という名の牢獄にいるメインのナースステーションから少し離れたので、勝手に自由に歩いてたらなんと目の前に松江城がこれは退院したらまず寄ってから家に帰ろうこんな時、一眼レフカメラがあったら最高だったけど、一眼はこの次だといっても、駐車場の関係で車で行くのは気が引ける、田舎なのに観光地のせいか駐車代をとる、どこに停めていいのかもわからないし歩いて行ける時はチャンスなのにどうせ退院したって定期的にCTとか受けないといけないので、万全な体になって一眼は次回に回そうそれまでに腕を上げていい写真が撮れるようにしておきたいにしても前にあるパチンコ屋かなんかの立駐がジャマだ、絵にならないどこから見てもサマになる城であってほしい今日は5日ぶりで首から下のシャワーができるらしいどうせなら頭から行きたいけど、抜糸もまだだし脳に悪い菌が入るとダメなので仕方がない今週の金曜日に美容院を予約してるので、それまでには頭も洗えるようになっているはずだ体はまだ良しとして、頭はいい加減洗いたい今が汗だくの真夏じゃなくてよかった手術の次の日の画像消毒液は髪を固める成分があるのか、髪が立ってファンキーな風貌になった束になって固まってる、これは洗わないと解消できないこの髪で通路を歩いても何も言われない若い娘だったら必死で水を付けて髪を戻そうとするだろうけど【手術以前】酷い頭痛が頻繁にあった(ここ5、6年は特に)つじつまの合わないことを言ったり、言ったことを忘れる記憶が飛んだり記憶喪失になる死んだほうがまし、死んでもいいと思う何が(誰が)どうなろうがどうでもいいという気持ち誰とも話したくない、関わりたくない、他人のことはどうでもいい気力が出ない、やる気になれない【手術以後】今は手術以前のことがどれも信じられないなるべく話して人と関わって積極的になりたい手術以前と以後を比べると気持ちが全く逆昔は負の自分だったけど、今からは正の自分でいられそうそれだけ脳に溜まった悪血はあちこちに悪さをしてくれたんだと思う悪血は怨霊で、それがこの度、流れ落ち消えたのだと思うそれぐらい自分の体が軽く感じる再発の可能性はゼロではないらしいので、完治してほしい
2020.09.21
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