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【今日の情報 : 歳時記・催し・話題・出来事】★お正月のお茶の間TV風物詩として全国から注目される、新春の都大路を舞台に繰り広げられる全国四十七都道府県の選りすぐりの女子ランナーが熱走する「第二十七回全国都道府県対抗女子駅伝競走大会」が来る十一日(日)午後0時半に西京極陸上競技場をスタート。京都から世界に羽ばたく郷里の期待を背負って挑む、地元郷土のヒロインたちに大きな声援を送って上げてください。往復42.195キロのコースで今年もどのようなドラマが展開されるのか楽しみです。 NHK総合テレビ・ハイビジョンで午後0時15分より実況生中継。 七日には北海道チームがトップを切って到着、各代表チームも順次入洛して、競技場から私の住む西大路五条周辺での練習風景にも気迫が見られ、駅伝ムードが漂っています。 ★洛西・長岡京市神足(コウタリ)にある「神足神社」は、桓武天皇が天から降り立つ輝く神の足を夢で見て建てさせ、神足神社と名付けたという伝説がある。 「足の神様」としてスポーツ選手の信仰が厚く、多くの参拝者は「お守り」を授受。 女子駅伝京都府代表チームも優勝を祈願したお守りをつけて一番でゴールできるよう、そのご利益に勇気づけられている
2009.01.09
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【今日の情報 : 歳時記・催し・話題・出来事】上京区・北野天満宮で十一月二十日、京都では正月の縁起物として知られる「大福梅」の袋詰め作業が紅梅殿で始まり、ほのかに香る梅が緑鮮やかなウラジオの葉とともに丁寧に祝儀用ののしをかたどった奉書紙に包まれ、早くも迎春ムードが漂った。大福梅は、平安時代の九五一(天暦五)年に病にかかった第六十二代・村上天皇が服用して、病気が治ったとの伝えから、元旦にさゆに入れて飲むと一年間の無病息災が叶うとされている。今年も境内から三トンほどの収穫、六個一袋にしてウラジロの葉を添えて和紙で包み、約三万袋を作り、事始めの十二月十三日から二十五日の終い天神のころまで一袋五百円で授与される。(七月二十二日付けに関連記事掲載)
2008.11.20
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【今 日 の 催 し・話 題・出 来 事・情 報】★東山区・東福寺で四月二十二日から春の特別名宝展が開かれる。室町時代の画僧・明兆の水墨画を中心に、重要文化財十二点を含む二十三点が一同に公開される。明兆(一三五二~一四三一)は日本水墨画の第一歩を築いた東福寺の画僧。東福寺には重文約百点を含む二百点近くの作品が残っている。 明兆の水墨画は、中國・元代の仏画の影響を受け力強い描線や濃厚な彩色が特徴。岩穴の中で座禅する達磨大師の姿を画面いっぱいに描いた「達磨図」や一種不気味な雰囲気を漂わす仙人を表した「蝦蟇鉄拐図」、荒波に孤立する岩上の観音を描いた大作「白衣観音図」などが展示される。期 間 五月七日まで。 拝観料 一般 千二百円、高校大学生 千百円、中小学生 八百円 (方丈,八相庭園の拝観を含む)★京の夏の風物詩「鴨川納涼床」(登録商標)組み立て開始!!京都の夏の風物詩として数えられ、江戸時代から広く親しまれている「鴨川の納涼床」が、五月一日の床開きに向けて今年も早々と、二条~五条間の鴨川右岸・みそそぎ川の上に工事のつち音が高まって、組み立てが始まり、相次いで姿を現し、川辺には早くも初夏の雰囲気が漂って来た。今年は九十一店が床を出し、和風ブームもあって木組みの柱が増えている。期間は九月末までで、六月の本開きに先駆けて、五月と九月は大半の店で昼食時間にも営業を始め、京都観光を楽しむ観光客らで昼夜ともに賑わいそう。
2006.04.23
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【今 日 の 催 し・話 題・出 来 事・情 報】★「学問の神様」として知られる上京区・北野天満宮で四月十九日、恒例の「古絵馬焼納式」が行われた。昨年一年間に奉納された約十万枚の絵馬が境内の広場に山積みされ、神職が祝詞を上げた後、点火され、願掛けした人たちの無病息災を祈った。 ★右京区・清涼寺(嵯峨釈迦堂)で四月十九日、本尊・釈迦如来立像(国宝)のほこりを払う「御身拭式」が営まれた。約八百年前、後堀河上皇のきさきの母の生まれ変わりの牛が死んだ時、釈迦の体を拭ったとされる白い布で、きさきが経帷子を作り、牛に着せて火葬すると、往生したという言い伝えにちなみ、牛が死んだといわれる四月十九日に法要を営んでいる。式は読経の最中に太鼓と鉦の音がなり、導師が厨子に上がって釈迦如来立像に一年間たまったほこりを丁寧に払った。続いて西芳寺(苔寺)の水に香を溶いた香水に浸した白い木綿の反物で、立像の頭から足までふき取った。※式で使った反物は事前に申し込んだ人が経帷子に仕立てるという。
2006.04.20
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【今 日 の 催 し・情 報・話 題・出 来 事】京都では華麗に咲き誇るサクラの時期に併せて、さまざまな桜まつりが行われる。美しい桜と優雅な祭典を同時に楽しむことが出来る絶好の機会。 ★伏見区の真言宗醍醐派総本山・醍醐寺で毎年四月第二日曜日(今年は九日)、豊臣秀吉の「醍醐の花見」にちなんだ豊太閤花見行列が行われる。 慶長三(一五九八)年春三月十五日に、豊臣秀吉が北政所や淀君、諸大名ら総勢一〇〇〇人を集めて、盛大な花見の宴を開いた故事をもとに、当時の威容の再現を、と一九五一年から始めた恒例行事。太閤役を先頭に、桃山時代の装束をまとった行列が、三宝院唐門を出発、桜の馬場の桜並木など約七〇〇本が咲き競う境内を練り歩き、特設舞台の舞樂・狂言の観賞や野点を楽しむなど、桃山時代の花見絵巻を今に甦らせる。 ★北区・今宮神社の摂社・疫社の祭礼「やすらい祭」は、毎年四月第二日曜日(今年は九日)に行われる。 平安時代、花の散る頃に疫病がはやり、これは疫神が花とともに飛散するためと信じて花の精を鎮め、無病息災を祈願したことに始まる、「やすらい花」とも呼ばれる。。 京都三大奇祭の一つで、鬼を従えた行列が、笛や太鼓の音に併せて踊り歩く。 「やすらい花や ヨーホイ」の掛け声とともに、赤熊(しゃぐま)を振り乱して鬼たちが舞います。そして、笛、鉦、太鼓にあわせて行装の一団が囃し、花に宿る精霊が悪霊を誘いだし花傘に閉じ込めながら各町内を練り歩きます。この傘に入ると一年を無病息災に暮らせるそうです。 ★右京区・清涼寺(嵯峨釈迦堂)で四月九日、国の重要無形文化財「嵯峨大念仏狂言」の春季公演が始まる。 鎌倉時代に融通念仏を広めるために円覚上人が生別した母に巡り会いたい一心に始めた無言劇が、嵯峨狂言の始まりといわれます。清涼寺の裏には彼の墓があり公演前には多くの人が墓参に訪れます。 嵯峨狂言は壬生大念仏狂言と千本えんま堂大念仏狂言をあわせて京都の三大念仏狂言の一つでもある。三月にも催される。 十五日・十六日の両日も別の演目が披露される。 ★北区・上賀茂神社で四月九日、優雅な雰囲気の中で行われる、平安時代の雅の世界を再現する「賀茂曲水宴」が催された。 曲水宴は、中国から伝わり、平安時代に宮中や貴族の間で盛んになった。 上賀茂神社でも一一八二(寿永元)年に初めて行われた。 境内の庭園「渉渓園」を流れる小川の流れに合わせて即興で和歌を詠む。 始めに昨年、斎王代を務めた女性が今年の歌題を発表。続いて、衣冠や華やかな女房装束に身を包んだ、六人の歌人が、鳥型の杯「羽觴(はしょう)」が小川を流れる間に、歌を短冊にしたためた。 雅楽が流れ、香をくゆらせた庭園で繰り広げられる優雅な遊び。 冷泉家時雨亭文庫の披講や裏千家による野点席が設けられる。 『かもぜんざい』の無料接待がある。(なくなり次第終了)
2006.04.09
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【最 近 の 話 題 ・ 出 来 事】 京福電鉄・北野線の高雄口~鳴滝駅間には二百メートルにわたって植えられている約七十本のソメイヨシノにライトアップされた桜並木を走り抜ける「夜桜電車」が四月六日から九日まで運行を始めた。 「夜桜をお楽しみ下さい」のアナウンスとともに車内の明かりが消え、途中「桜のトンネル」を通過すると、ライトアップされたサクラが浮かび上がる。 まだまだ花冷えが続きますが、日中はポカポカ陽気となりました。6日の桜だよりをお知らせします。★つぼみ★三千院:御室仁和寺★ちらほら★平安神宮:宝ヶ池:清滝:高雄:鞍馬・貴船:城南宮:山科疎水:将軍塚大日堂:梅宮大社:妙心寺退蔵院:勝持寺花の寺:大原野神社:石清水八幡宮★五分咲き★哲学の道:清水寺:二条城:嵐山:常寂光寺:勧修寺:山科毘沙門堂★満開近し★円山公園:平野神社:龍安寺:醍醐寺★満 開★京都御苑:動物園:高台寺:天龍寺:府立植物園以上京都市街地と近辺の昨日の開花情報です。
2006.04.07
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【最 近 の 話 題 ・ 出 来 事】 京都御苑に残る旧閑院宮邸の修復保存工事が約七億円かけてこのほど完成し、四月六日から一般公開される。 旧閑院宮邸は、御苑に現存する唯一の公家屋敷。中庭を囲む四棟を中心とした平屋建て書院造りの公家屋敷の風格が漂う本御殿をはじめ、長屋門や日本庭園などが残る。 現在の建物は一八八三年に建築されたが、本御殿には御苑の自然や歴史に関する資料を集めた展示室が新設され、かって二百以上の公家屋敷が建ち並んでいた幕末の御苑の様子やオオタカなど御苑で見られる珍しい動植物をパネルで説明。 京都迎賓館建設の際に出土した陶磁器類なども展示している。 午前九時~午後四時半。 月曜日休館。 入場無料。
2006.04.06
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【最 近 の 話 題 : 出 来 事】 京都の春を彩る風物詩 「平安神宮 紅しだれコンサート 2006~こころ のふるさと~」 ライトアップされたしだれ桜と癒しの音楽が醸し出す幻想的な世界を堪能♪。 期 間 四月六日(木)~ 九日(日) 公開時間 午後六時~午後九時 コンサート 神苑貴賓室ステージ(屋外・回遊式) 入場料金 2.000円 (前売り1700円)演奏 一回目・午後六時四十分~午後七時二十分 二回目・午後七時五十分~午後八時三十分 【出 演 者】 6日(木)溝口 肇 (チェロ) 7日(金)金子 飛鳥 (バイオリン)& フェビアン・レザ・パネ(ピアノ)ヂュオ 8日(土)村山 達哉 (ビオラ)佐藤 正美(ギター) 9日(日)山本 公成 & フレンズ(ソプラノサックスほか)
2006.04.05
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【京 の 歳 時 記】 第百三十四回「都をどり」が、四月一日より開幕。 都をどりは、明治維新の東京遷都に伴い開かれた博覧会の「附博覧」として明治五年(一八七二)に創演され、今年で百三十四回の年輪を刻んで来ました。 今回の演目は「京舞歴史絵鏡」(きょうにまうれきしのえかがみ)と題した全八景。 第一景 置 歌 (銀 襖) 長唄 第二景 宇治上神社初詣 (宇治上神社) 長唄 第三景 六条院池宴 (源氏物語六条院)別踊 長唄 第四景 祇園社茅の輪くぐり(八坂神社) 長唄 第五景 浦島太郎物語 (丹後宇良庄) 別踊 浄瑠璃第六景 曼殊院紅葉 (曼殊院) 長唄 第七景 修学院離宮雪景色(修学院離宮)別踊 長唄・地唄 第八景 伏見城大手門桜 (伏 見) 長唄 幕が上がると、「都おどりはヨーイヤサァ」のかけ声とともに、青色の振り袖に花うちわを手にした芸舞妓二十人が、舞台両側の花道から次々に艶やかに登場。 期 間 四月三十日まで。 開 演 午後零時半、二時、三時半、四時五十分の四回。 観覧券 四千三百円(特等茶券付)、三千八百円(一等指定席)、千九百円(二等自由席) 【最 近 の 話 題 : 出 来 事】 ★京の春、桜の季節から新緑にかけての観光名物。琵琶湖疎水で明治時代に物資や旅客の輸送に活躍していた木造和舟の再現で運航する「岡崎桜回廊十石舟めぐり」が、四月一日から五月七日まで毎日、琵琶湖疎水記念館前から動物園畔を夷川ダムまでの一.五キロを往復、約三十分間の船旅を、当時の面影が残る疎水べりの景色をゆったりと楽しみながら、京の春の風情が満喫できます。 午前九時半から午後四時半まで十五分ごとに出発。定員は一回につき十二人。(予約や時間指定は出来ず、当日乗船場で先着順に乗船券が発売される)。 大人(高校生以上)1000円小人 (小・中学生) 500円 この辺り一帯は、この時季桜花爛漫・春色満開と京都でも屈指のサクラの名所で、ソメイヨシノ約一千本が咲き誇り、疎水畔の散策では水路からも陸路からも壮観で、素晴らしい光景です
2006.04.01
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【最 近 の 話 題 ・ 出 来 事】 西京区・善峯寺で四月一日から春の特別寺宝展が開かれる。 恒例の徳川綱吉の生母・桂昌院ゆかりの品の他、今回初めて、室町時代の仏画「十二天像」など計約百二十点が出展される。 荒廃した同寺の復興に尽力したとされる桂昌院の手紙や愛用の器、息子綱吉の直筆の書などを展示。 十二天像は、帝釈天や毘沙門天などが独立して描かれ、東寺や神護寺のものが有名だが、善峯寺の「十二天像」は七年前の寺宝館建設時に蔵の整理をしていて見つかった。 十五世紀の仏画の美しさを今に伝える貴重な仏画とわかり、表装して初公開された。 各画とも絹本著色で縦五十五.七センチ、横二十六.五センチ。 拝観時間 午前八時半~午後五時まで。 拝観料 五百円。 ※桂昌院は一六二七年、京都の八百屋に生まれた。三代将軍・家光の側室に加えられ、二十歳の時にのちの五代将軍・綱吉を産み、大奥で絶大な力を持った。 幼少期を善峯寺で過ごし、応仁の乱で焼き払われたお堂や仏具などを寄進した。 桂昌院が手植えしたシダレザクラが、今や盛りと美しく咲き誇り、約十万平方メートルの境内に約八百五十本の桜があり、カエデと重なり合うように育ち、春秋それぞれに美しい表情を見せる。(十日前後ごろまでが見頃)
2006.03.31
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【最 近 の 話 題 ・ 出 来 事】 ★江戸時代の木造船を再現した十石舟と三十石舟の今季の運航が、伏見区の宇治川派流と壕川で始まった。 つぼみがふくらんだサクラや柳の並木を水面から眺め、酒蔵の白壁が続く景色に見入り、歴史情緒ある伏見を巡る水上遊覧を満喫できる。 ∴十石舟(定員十八人)は月桂冠大倉記念館裏の乗船場から一日十八便。 ∴三十石船(定員三十五人)は寺田屋乗船場から一日 六便が発着する。 十二月まで定期便を運航する。 ★世界文化遺産の龍安寺は、石庭を囲む油土塀のこけらぶき屋根の葺き替え作業を終え、真新しいこけらが黄金色の`額縁`に輝き、四ヶ月ぶりに元の景観に戻った。 油土塀は、東西二十七メートル、南北十四メートルで庭の南側と西側に建てられている。 石庭(史跡、特別名勝)は、室町時代後期の石庭とされ、白砂に十五個の自然石を配置した「虎の子渡し」の庭として知られる。
2006.03.28
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【最 近 の 話 題 ・ 出 来 事】 東山区・高台寺で三月二十五日、「高台寺開創四百年大法要・大勧進行列」が行われた。 高台寺は、豊臣秀吉没後の一六〇六年、正室の北政所・ねねが開創した。 大勧進行列は法衣姿の僧職や修験者、信徒ら約四百人が大本山の建仁寺を出発、川端通、四条通、「ねねの道」などを通って、聖護院の修験者によるホラ貝が響く中、高台寺までを練り歩いた。 本堂で営まれた大法要では、僧侶らが大般若経を転読して平安を祈り、山伏たちが護摩供養を行った。
2006.03.26
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【最 近 の 話 題 ・ 出 来 事】 中京区・元離宮二条城で三月二十四日(金)から京都市が桜の開花シーズンに合わせて、ライトアップが行われる。 暗闇に国宝・二の丸御殿や重要文化財・唐門などの荘厳な姿が浮かび上がった。 間もなく桜の開花を迎えれば、サクラと文化財の豪華な競演が楽しめそう。 山桜や里桜、八重紅シダレザクラなど約二百本の他種類の桜をはじめ、城内の文化財、庭園をライトアップし、庭園「清流園」には、竹製のオブジェ「足下灯」四百個が並び、約千基の照明がほのかな光を放ち、幻想的な雰囲気を醸し出す。 期 間 四月十六日まで。 入城料 一般 四百円(和装の方は無料)、学生 二百円。 点 灯 月~木曜日は午後六時~九時半 金~日曜日は午後十時。 桜の見頃は4月第2週頃
2006.03.24
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【最 近 の 話 題 ・ 出 来 事】南区・東寺では三月二十日より真言密教の教えを伝える絵図や仏画を公開する東寺特別展「東寺密教図像の世界」が始まった。密教図像は、複雑で奥深いとされる密教教義を正確に理解するために用いられ、真言宗では開祖空海以来、師から弟子に相伝されている。今回は密教の占星法を描いた火羅図や、手の指の組み合わせで緒尊の悟りや働きを表す印相を図解した蘇悉地儀軌契印図(そしつじぎきけいいん)など計二十四件、四十九点を展示し、前後半期で約半数が入れ替えられる。このうち平安時代の火羅図(重文)は、中心に獅子に乗る文殊像、上部に北斗七星を表す緒尊が着色で描かれた珍しい図画。中国・唐時代の契印図(重文)は秘儀とされる手印の多様な形が描写されている。空海が持ち帰った図像を後に転写した仁王経五方緒尊図(重文)など多くの図像が七年ぶりに公開される。期 間 五月二十五日まで。 拝観料 大人 五百円、 中学生以下 三百円。
2006.03.21
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【京 の 歳 時 記】京の繁華街新京極通・誠心院で、毎年、命日にあたる三月二十一日に、平安時代の代表的女流歌人の和泉式部を偲ぶ「和泉式部忌」の法要が営まれた。 誠心院は、藤原道長の娘・彰子に仕えた和泉式部に対して、道長が自身の建てた法成寺のいおりを与え事に始まり、初代の住職を務めたと伝えられる。 本堂では、法要に先立ち、和泉式部ゆかりの謡曲で時宗開祖の一遍上人の前に和泉式部の霊が現れる「誓願寺」と、式部がめでた梅にまつわる「東北」の二曲が奉納され、境内に響く中、「情熱の歌人」と呼ばれる和泉式部に思いをはせた。 彰子から和泉式部に贈られた刺繍入りの打ち掛けで作ったとされる屏風や愛用の琴、絵巻物肖像画など寺に伝わる宝物約二十点も特別公開された。
2006.03.20
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【最 近 の 話 題 ・ 出 来 事】★右京区・天龍寺塔頭:弘源寺は、三月十八日より春の特別拝観に合わせて重要文化財の毘沙門天立像が初めて一般公開される。木造の毘沙門天立像は腰を極端にひねり、他に類を見ない躍動的な姿勢が特徴。平安時代の九世紀ごろの作とされ、高さ約一.二メートル。左手にのせた宝塔をにらむため腰を極度に左にひねり、袖や裳裾が激しく翻っている。兜から炎髪が立ち上る表現も珍しいという。もともとは比叡山無動寺からの伝来で、室町時代に弘源寺にもたらされたという。毘沙門堂の正面から拝観。 特別拝観 五月十六日まで。 拝観料 大人 五百円。 ★伏見区醍醐の世界文化遺産・醍醐寺の宝物を集めた霊宝館の春の特別公開が三月十八日から始まる。「密教美術と桃山の美―秀吉と桜」をテーマに、平安時代から桃山時代の美術工芸品を展示。約十五万点の文化財を所有する醍醐寺は毎年春と秋の二回、霊宝館で寺宝の一部を紹介している。今回は国宝五点、重文三十六点を含む六十九点の絵画や彫刻、書、工芸品が展示される。初公開されるのは、絵画(国宝)「閻魔天像」(縦百三十センチ、横七十センチ)平安後期の作。古代インド神話に登場する神の閻魔天が牛にまたがる様子が描かれている。と(国宝)「訶梨帝母像」(縦百三十センチ、横八十センチ)平安後期から鎌倉前期の作。改心して子供を守る神となった訶梨帝母(鬼子母神)が子どもをあやし、ザクロの実を持つ様子を描いている。いずれも、醍醐寺が安産や子どもの成長を願う信仰の山であったことを示す画像。このほか、一五九八(慶長三)年に豊臣秀吉が開いた「醍醐の花見」で、北政所や前田利家らが詠んだ和歌を纏めた「醍醐花見短籍」(重文)など、花見に関する文化財もある。五月十四日まで。午前九時から午後五時まで。入館料 大人 六百円、中高生 三百円。
2006.03.18
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【最 近 の 話 題 : 出 来 事】 「花の天井」で知られる右京区高雄街道・梅ヶ畑の平岡八幡宮で三月十七日、恒例春の本殿特別拝観が始まった。 平岡八幡宮の本殿は、江戸末期の一八二六(文政九)年の再建で、神殿の天井板に描かれた鮮やかな四十四枚の花の絵も、江戸時代の画工・綾戸鐘次郎藤原之信による、翌文政十年の作。 一辺約七十センチの正方形の格子の中にモミジやキク、キキョウ、ボタンなど異なる四十四種、四季折々の花や果実が極彩色に彩られた天井を心ゆくまで鑑賞できる。 拝観期間 五月七日まで。 拝観料 五百円。 同時に、「椿を愛でる会」が開催。樹齢二百年を越える紅椿と樹齢百五十年の白椿が見頃を迎えるほか、約二百種もの珍しい椿の競演が楽しめる。四月十六日まで。鑑賞無料。
2006.03.17
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【最 近 の 話 題 ・ 出 来 事】 ★京都の春の観光シーズンのトップを、保津峡に早春の訪れを告げる嵐山から亀岡へと走る名物「嵯峨野トロッコ列車」が三月一日に再開し、名勝「保津川下り」の開幕式が三月十二日、出発地の亀岡市保津川遊船乗船場で開かれた。 一六〇六年に豪商・角倉了以が保津峡を開削して四百年目に当たる今年は、例年にまして華やかに、色鮮やかに飾り付けられた遊船や、米俵や酒樽を積んだ当時を再現した「荷舟」が特別に仕立てられ、穏やかな春の陽光を浴びながら、水ぬるむ川面を保津峡へと漕ぎ出し、古くから伝わる「旭太鼓」を披露する地元の男性を先頭に乗せた遊船が、勇壮な音を響かせ出航した。 吹き流しや花で彩られた十隻が連なるように終着嵯峨嵐山までの険しく美しい峡谷景観を楽しみながらの十六キロの急流下りを、豪快な船頭の竿裁きを頼りにスタートした。 【京 の 歳 時 記】 西京区嵐山・虚空蔵法輪寺(通称・虚空蔵さん)では三月十三日~五月十三日までの期間、「十三詣り」が行われる。 生まれた年の干支(今年は平成六年の戌年生まれの男女)が初めて巡ってくる数え年の十三歳になると、大人の仲間入りをすると考えられて、子供たちの健やかな成長を願う。 本尊・虚空蔵菩薩に学業成就などを祈り、大人になるために必要な知恵と幸福を授けてもらう京の伝統行事で、参拝後に嵐山渡月橋を渡りきるまでは、無言で振り返ってはいけないとされている。 (もし橋の上で振り返ると折角授かった知恵が逃げてしまうという)。
2006.03.13
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【最 近 の 話 題 ・ 出 来 事】★豊臣秀吉の正室・北政所ゆかりの東山区・高台寺で、三月十一日から始まった「京都・花灯路」協賛の春の夜間特別拝観で、毎年趣向を変えて境内を照明で浮かび上がらせている。今回のテーマは「桃山の四季」。咲き誇るサクラや川の流れ、モミジなど京の四季の風物を十四分半の映像で表現し、方丈前の白砂が敷き詰められた波心庭と白壁をスクリーン代わりに、京の四季の彩りを演出している。境内の開山堂や臥龍池、竹林にも照明を当て、境内全体が幻像の雰囲気に包まれた。期 間 五月七日まで : 点灯時間 午後五時~九時半 拝観料 大人 六百円
2006.03.12
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【最 近 の 話 題 : 出 来 事】 ★世界文化遺産:総面積二十七万五千平方メートルを誇る元離宮二条城、宮家の御殿のほぼ完全な遺構として唯一現存し、重要文化財に指定されている「本丸御殿」の恒例春の特別公開が三月十日から始まった。 三月十九日まで。午前九時~午後三時まで受付。 一六〇三年、徳川家康の宿舎として築城されて以来、一八六七年の大政奉還まで、徳川家の歴史が刻まれ、特に中の二の丸御殿は、桃山時代武家風書院造りの代表的建築で内装は豪華そのもの。 本丸御殿は江戸末期の宮家の遺構とされる建物や能舞台にもなる御書院や幕末の画壇を代表する狩野永岳の襖絵など当時の面影をとどめる障壁画が楽しめる。 もともと京都御所内にあった旧桂宮御殿(一八四七建築)を、明治時代中期(一八九三年)に二条城本丸へ移築された。徳川十四代将軍家茂に嫁いだ皇女和宮が一時暮らしたとされる由緒ある建物で、三階の縁側からは京都市内が見渡せ、新緑に色づき始めた庭園が眺められ、春めいた風も心地よく、往時の雰囲気を堪能できそうです。【二条城】に関する逸話 明治六年、京都府は天皇が東京に遷幸し御所はただの空き家。葵の御紋の象徴・二条城も主人を失い「菊は栄えて葵は枯れる」とまで言われ、御所・二条城の売り出しを考えたらしい。御所を五千円、二条城を一万円で売りに出したが買い手が付かなかった。 ちなみに明治六年のコメの値段は一石(二俵半)で三円二十九銭四厘八毛九絲。 以上私の自費出版本「京都に関する参考資料」より引用。 プライベートHPにフォトアルバムを新設古都の雅「島原・角屋もてなしの文化美術館」直行 http://www.hpmix.com/home/oinai/frame.htm
2006.03.11
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【最 近 の 話 題 : 出 来 事】 04’(平成十六)年からスタートした大好評の早春の京都・東山山麓を京焼・清水焼、京銘竹、北山杉磨丸太、京石工芸、金属工芸製の五種類の約二千四百基もの露地行灯の雅な灯りが、京都ならではの詩情豊かに、また華やかに繰り広げられる。 京都観光の夜の風物詩づくりに光りで演出する春の宵を彩る「京都・東山花灯路2006」がまだ肌寒い夜の東山山麓につながる清水寺から清水坂-産寧坂-二年坂-ねねの道へと続く高台寺、円山公園一帯、八坂神社では公園内を流れる吉水の小川の回遊路には、青竹の灯路で満たし、幻想的な竹灯りの川が演出され、さらに「現代いけばな展」や「灯りのオブジェ展」も催される。知恩院から粟田口・青蓮院は平安神宮へ続くことから神宮道と呼ばれる、この散策路までの全長約四キロを、露地行灯で照らし出された「灯りと花の路」は白壁や土塀、木々にゆらめく陰影、石畳に映えるほのかな灯りなど古都・京都ならではの様々な表情を見せる町並みの魅力で華やぎの世界へと誘い込みます。 期 間 三月十一日(土)~ 二十一日(火・祝) 点灯時間 午後六時 ~ 午後九時三十分 期間中特別協賛で特別拝観とライトアップが同時開催される。 青蓮院・知恩院・八坂神社・法観寺(八坂の塔)・圓徳院・高台寺 ・清水寺
2006.03.08
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【最 近 の 話 題 ・ 出 来 事】東山区・三十三間堂(国宝)では昨年から、名前にちなみ「三」の並ぶ三月三日、無料拝観日を実施している。午前九時~午後四時まで。午前中は華道池坊の献花法要、午後から瀬戸内寂聴さんの青空説法がある。今年は本堂の一隅に高さ一.五メートルの壇を特設し、参拝者は階段状に並ぶ千一体の観音像や二十八部衆、風神像などを高い位置から広く見渡せる珍しい拝観となる。南北約一二五メートルの長い本堂には、中尊観音座像をはさんで左右に各五百体の千手観音立像が整然と並んでいる。三十三間堂は平安時代末期に平清盛が建立されたが焼失後、鎌倉中期の一二六六年に再建された。
2006.03.02
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【最 近 の 話 題 ・ 出 来 事】 ★京都名物 JR京都駅ビル「第九回大階段駆け上がり大会」が二月十八日開かれ、健脚自慢の参加者たちが、駅ビルの七階分にあたる百七十一段の最上部まで駆け上がって、タイムを競う珍しい競技。女性と四十五歳以上を各一人含む四人一組が出場条件。計七十一チームが参加し、四チームごとに競技が行われた。※駅前広場では二十三日に営まれる醍醐寺の法要「五大力さん」で、持ち上げる時間を競う巨大な紅白の鏡餅(直径八十センチ、重さ百五十キロ)、実物大を二十三日まで展示している。 【京 の 季 節 の 花 便 り】★山科区・勧修寺の「臥竜の老梅」は地をはうように伸びた老木が伏せた竜の姿に例えられる。江戸時代に京都御所から贈られた老梅は今では三代目が枝いっぱいに小さなつぼみを付けている。一代目と二代目は根や幹だけにとどまり、三代目の幹からは四代目が成長しつつある。普段なら節分のころに満開になるが、今年は近年にない寒波のため開花が遅れているが、このところの暖かさに誘われて老梅のつぼみも大きくほころびてきた。
2006.02.19
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【最 近 の 話 題 ・ 出 来 事】小倉百人一首をテーマにした京都・嵐山の文化発信や観光の拠点施設「時雨殿」が一月二七日、渡月橋西側(料亭・吉兆の隣り、嵐亭の向かい)にオープンした。和風の外観の鉄筋コンクリート造り二階建て、延べ床面積は約千三百平方メートル。総工費約二十一億円。一階の体験施設は床面に四十五センチの液晶パネル七十台(縦六.六メートル、横七.五メートル)を敷き詰め、百人一首かるたの絵札を表示。、ゲームメーカー・任天堂の協力で携帯型ゲーム機を改良した専用端末機でデジタル映像や無線通信による絵札画面を探し歩いて、かるたとりゲームを楽しめるほか、紫式部はじめ歌人の映像と仮想対戦も出来る。床面パネルには京都市中心部の航空写真や夜景も表示でき、画面上を空中散歩したり、画像を拡大しながら史跡や名所などを探すことも出来る。二階は競技かるた大会も出来る百二十畳の大広間を備える。開館時間 午前十時~午後五時 (月曜休館):入場料 高校生以上 八百円、以下 五百円【京 の 歳 時 記】左京区・一乗寺の狸谷山不動院で一月二十八日、初不動が営まれた。「狸谷飲み放題」といわれるがん封じのご利益があるとされる笹酒が、参拝者にふるまわれる。江戸時代中期に修行をしていた僧・木食上人が境内の滝の水を竹筒にくんで病人に飲ませたところ、たちまち病気が治ったという。この故事にちなんで、護摩の火で温めた笹酒が振る舞われるようになったとされる。毎月二十八日が本尊の「不動明王」の縁日で一月は初不動として知られ、家内安全や商売繁盛を願って全国一円から参拝者が訪れ、本堂前では山伏姿の修験者から竹筒に入った酒が竹の杯に注がれ、無病息災を祈りながら飲み干していた。又、狸谷さんの愛称で交通安全の神社として、一年中車の祈祷で賑わっている。
2006.01.28
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【最 近 の 話 題 ・ 出 来 事】 ★茶道表千家の初釜が十日朝、上京区の不審庵で始まった。 京都の各界の招待客、約二百人が千宗左家元の練った濃茶をいただき、和やかに新春の気分を味わった。 初釜席となった「残月亭」の床には、千家再興の基とされる「少庵召出状」が掛けられ、続く九畳敷には「春入千林処々鶯」の軸や結柳などが飾られ、千宗左家元が今年の歌会始の御題「笑」と干支・戌にちなんだ水差しを取り合わせた道具で濃茶を練り、もてなした。十四日までの五日間に約千五百人が招待されている。 ★お正月のお茶の間TV風物詩として全国から注目される、新春の都大路を舞台に繰り広げられる全国四十七都道府県の選りすぐりの女子ランナーが熱走する「第二十四回全国都道府県対抗女子駅伝競走大会」が来る十五日(日)午後0時半にスタート。 京都から世界に羽ばたく地元郷土のヒロインたちに大きな声援を送って上げてください。往復42.195キロのコースで今年もどのようなドラマが展開されるのか楽しみです。 NHK総合テレビ・ハイビジョンで午後0時15分より実況生中継。 十日には北海道チームがトップを切って到着、各代表チームも順次入洛して、街中での練習風景にも気迫が見られ、駅伝ムードが漂っています。 ★洛西・長岡京市神足(コウタリ)にある「神足神社」は、桓武天皇が天から降り立つ輝く神の足を夢で見て建てさせ、神足神社と名付けたという伝説がある。 「足の神様」としてスポーツ選手の信仰が厚く、多くの参拝者は「お守り」を授受。 女子駅伝京都府代表チームも優勝を祈願したお守りをつけて一番でゴールできるよう、そのご利益に勇気づけられている
2006.01.11
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【最 近 の 話 題 ・ 出 来 事】 ★一年の商売繁盛を願う「初えびす」が一月八日から十二日まで東山区の恵美須神社で始まる。 「初えびす」を前に九日、神事をすませた東映太秦映画村の芸妓姿の女優二人が松竹梅で飾った紅白の「宝恵かご」に乗り込んで、市内のホテルや大手企業や百貨店を巡り、景気回復の願いを込めて縁起物の吉兆福ざさやくま手を配り、法被姿の男性にかつがれ「宝恵かご、ホイ」と元気良く掛け声を上げて練り歩いた。宝恵かご巡行は十日も行われる。 えびす祭が始まった江戸時代、西陣や室町の呉服関連のだんな衆がひいきの芸者を連れて社参したのが起源と言われている。 九日の宵えびす・十日のえびす大祭と残りえびすの十二日まで境内で福ざさ授与がある ★東山区・粟田神社で九日、摂社の出世恵比須社の祭礼で、出世えびす祭が始まった。祭りの期間中のみ神像が公開される。 座高約六十三センチの寄せ木作り。ほっそりとした体形と、釣り上げた鯛を胸元に持つ姿が特徴で、室町時代以前に制作されたとされる。恵比須社は、幼少期の源義経が奥州に向かう際、源氏再興を祈願したとされることから、家運隆盛や商売繁盛を願う祭りが毎年この時期に催されている。十一日まで。 ★京都泉涌寺七福神巡り 東山区・泉涌寺山内一帯で九日、福の神に一年の幸せを祈る「七福神めぐり」が行われた。山内の塔頭寺院に奉られている七福神に順番に参り、福を授かる行事として戦後すぐに始まったという。 番外として泉涌寺がまつる楊貴妃観音、新善光寺の愛染明王を加え、「久」に通じる九福と縁起を担ぎ、計九ヶ寺を参拝する。 総門側で、一番「福禄寿」をまつっている即成院から出発。 二番「弁財天」戒光寺→→番外「愛染明王」新善光寺→→三番「恵比須神」観音寺→→四番「布袋尊」来迎院→→五番「大黒天」雲龍院→→ 番外「楊貴妃観音」本坊楊貴妃観音堂→→六番「毘沙門天」悲田院→→七番「寿老人」法音院 の順で巡る。
2006.01.10
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【最 近 の 話 題 ・ 出 来 事】 平安~鎌倉時代の歌人藤原俊成・定家からの伝統を受け継ぐ歌道の宗家・冷泉家(上京区)で一月八日、新年恒例の「歌会始」が古式ゆかしくとり行われた。 歌会始は、八百年ほど続く冷泉家の伝統行事。 狩衣姿の冷泉家第二十五代当主と袿袴姿の女性門人が公家住宅(重要文化財)の座敷の和歌浦の絵の軸を掛けた床の前で「兼題」(今年は早春浦)に寄せられた百種近くの和歌から十首を選び、独特の仰揚でゆったりと朗詠、続いて同家で和歌を学ぶ「玉緒会」の華やかなきもの姿の門人らが即興の当座題に移り、全員が即興で初詠みし、和歌の道の精進を誓い、初春の情緒にひたった。
2006.01.09
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【最 近 の 話 題 ・ 出 来 事】新春香る 京都・花街の芸・舞妓が全員黒紋付き姿で、今年一年の技芸向上を誓う恒例の「始業式」が一月七日、四花街(祇園甲部・祇園東・先斗町・宮川町)の各歌舞練場で行われた。 (上七軒は一月九日に行われる。) 祇園甲部では師匠の五世八千代さんがお祝いの地唄「倭文」を舞い初めた。 「おめでとうさんどす」「おたのもうします」の挨拶が交わされ、決意を新たにし、お茶屋の女将さんからお神酒などを受けた。 今年の売花奨励賞は芸妓 豆千鶴さんが受賞。
2006.01.08
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【最 近 の 話 題 ・ 出 来 事】 ★大晦日の「除夜の鐘」で、NHKから日本最初に鳴り響く、京都東山・知恩院で十二月二十七日、一足早く「除夜の鐘の試し突き」が行われた。 本番で呼吸を合わせるために、十七人の僧侶たちの親綱を担う一人が、子綱を持つ十六人と呼吸を合わせて背中から倒れるように、ダイナミックに「エーイ、ヒトーツ」「ソーレ」という掛け声と共に一体となって直径四十五センチ、長さ四メートルもある檜の撞木(シュモク)につながれた子網を引き、その反動で親網を持った僧が仰向けに綱にぶら下がるようにして打つ度に、重い音色が師走の街に響き渡り、年の瀬のムードいっぱいの古都・京都です。 ★知恩院の大鐘は、京都東山・方広寺(大仏殿)豊臣家滅亡の因となった鐘、奈良・東大寺の梵鐘と共に日本三大梵鐘として有名。国の重要文化財に指定されている。 江戸時代の一六三六(寛永十三)年に鋳造され、高さ三.三メートル、口径二.八メートル、厚みも約三十センチあり、重さは約七十トンに及ぶ。 ★この大鐘を吊るす大鐘楼も一六七八(延宝六)年の建立で、三百数十年にわたって七十トンの重さに耐えて、硬い欅の柱は建立以来一度も取り替えず色合い、痛み具合も全てが歴史を物語っている。 ※大晦日の日は午後十時四十分から一月一日午前零時半ごろまで百八つの鐘を鳴らし、新年を迎える。
2005.12.28
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【最 近 の 話 題 ・ 出 来 事】 ★伏見稲荷大社では新春を迎えるための恒例行事「しめ縄張り神事」が二十六日営まれた。しめ縄は長さ八メートル、直径約二十センチで、長さ約一メートルの稲穂が三十束ほど下がっている。 重さは約六十キロで、毎年府下美山町の農家が作り、奉納している。 大きさは西日本一といわれる。 御祓いを受けた後、神職たちが十人がかりでしめ縄を持ち上げ、はしごを使って高さ約五メートルの位置にある金具に掛けた。最後にウラジロ、ユズリハ、紙垂をしめ縄に結びつけ、本殿正面に飾り付けられると、境内は迎春ムードがぐっと高まった。 正月三ヶ日の初詣は約二百六十万人ほどで全国第三位の人出が予想される。 ★右京区の龍安寺は、普段は非公開の「西の庭」を公開している。広さ三千三百平方メートルで、竹林を切り開いて一九八二年に作庭した。庭には、細川廟と呼ばれるお堂があり、同寺を建立した室町幕府の管領で、応仁の乱の東軍大将・細川勝元の木像や細川家の位牌を安置している。木像(高さ九十三センチ)は一六五八(明暦四)年の作で、こちらも公開中。 世界的に知られる山水庭園「石庭」の周囲の油土塀のこけらぶき屋根を二十八年ぶりに全面的に葺き替えている。その間仮屋根で景観を損ねているため、修復終了予定の来年三月末まで、お詫びの意味を込めて公開したとの事。
2005.12.27
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【最 近 の 話 題 ・ 出 来 事】 ★旧花街・島原でかって行われていた師走の伝統行事「餅つき」が十二月十八日、市内のホテルで披露された。 (二〇〇一年に十二年ぶりに復活、その後毎年島原愛好家グループにより実施されている) 江戸時代、客人にもちをふるまうため、揚屋の餅つきを太夫が手伝ったのが始まりとされる迎春のもてなし行事で、きらびやかな衣装をまとった太夫が、自ら杵を持って餅をつき、優雅な手つきで丁寧に丸めて参加客に振る舞った。 豪華な羽織をまとった二人の太夫は独特の「内八文字」の足さばきでホテルの前を歩き、観光客らを魅了した。 ★府下・丹波町下山の尾長野地区で十二月十八日、祗園・八坂神社本殿に飾る正月のしめ縄作りが始まった。 八坂神社の分社がある同地区では、一九七〇年から毎年、近くの「神せん田」などで収穫した地元産の稲わら約百キロを使って、大小九本のしめ縄を作る。 しめ縄は、長さ約三~三.五メートル、太いサイズは約五十センチ。三本のわらの束を力一杯、寄り合わせながら約八時間かけて九本のしめ縄に仕上げる。 仕上がったしめ縄は二十二日に奉納され二十八日に祇園・八坂神社本殿に飾られる。
2005.12.19
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【最 近 の 話 題 ・ 出 来 事】 嵯峨・嵐山 諸行無常の響きあり 王朝絵巻ほうふつと・・・ 嵯峨・嵐山の自然 文化遺産をほのかに照らし出す 「灯りと花の散策路」 平成十七年十二月九日(金)~ 十八日(日) 点灯時間/午後五時 ~ 午後九時三十分 《灯りと花の路》 嵯峨・嵐山の自然、水辺空間、竹林や歴史的文化遺産、景観などを生かし、日本情緒豊かな露地行灯の「灯り」と生け花作品の「花」で総延長約五.二キロの散策路を演出し、「思わず歩きたくなる路」を創出。 《水上舞台―王朝絵巻と幽玄の世界》 渡月橋上流に嵐山三船祭で使用される二艘の竜頭船・鷁首船を浮かべ、水上舞台で雅楽を披露し、時空を越えた平安の王朝絵巻と幽玄の世界を演出。 《嵯峨・嵐山古典文学の香り》 二尊院境内に、源氏物語・小倉百人一首・平家物語・向井去来など嵯峨・嵐山ゆかりの古典文学を紹介したパネルを展示。 《あざやかな巨大提灯群の競演》 今年八月、愛宕古道街道灯しで使われた手作り大提灯が大覚寺大沢池のほとりを照らし、大小さまざま、形のユニークな和製提灯の灯りが楽しめる。 《嵐山音楽回廊》 雅楽演奏やクラシックコンサート、大道芸、民俗音楽んど多彩な催しで、賑わいと憩いのひと時を散策の合い間に楽しめる。 《竹林の小径一帯のライトアップ》 野宮神社から大河内山荘に至る散策路両側の竹林をライトアップし、幻想的な情景を演出。 《渡月橋一帯のライトアップ》 渡月橋と山裾、水辺など周辺一帯をライトアップし、雄大で美しい夜の自然景観を演出。 《小倉山灯りの小径》 百人一首でおなじみ小倉山の東側、落柿舎から二尊院に向かう小径をライトアップ。 幾多の歴史に彩られた風雅な趣を映し出す。 《いけばなプロムナード》 灯りと花の道沿い十カ所に大型花器によるボリューム感のある生け花作品を展示。 期間中、周辺寺院・神社・文化施設での特別拝観や開館・催しなど多岐にわたって催される。
2005.12.09
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【最 近 の 話 題 ・ 出 来 事】関西で最も多くの初詣(全国で四番目・今年は二百六十万人)に人が訪れる伏見稲荷大社で、新春の縁起物「福かさね」を作る迎春準備が十二月三日から始まった。境内の儀式殿で赤いはかま姿の神楽女たちや神職が、来年の干支の戌が描かれた絵馬や稲穂などを組み合わせていき、長さ約六十センチの守矢にお稲荷さんの神木のスギの葉などをセットにしていくと早くも迎春ムードが漂った。 福かさねは正月までに三万五千個が用意され、大晦日から二月の初午の日まで一個二千円で授与される。
2005.12.04
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【最 近 の 話 題 ・ 出 来 事】京の師走の風物詩!豪華絢爛・東西合同大歌舞伎「吉例・顔見世」が始まり、南座周辺もよそ行き姿で行き交う人々で賑わっている。(昔は顔見世観劇するのに着物一式新調したものです)歌舞伎界とゆかりの深い花街では、顔見世を観劇する恒例の「花街総見」が始まり、祇園東、祇園甲部、宮川町、先斗町、上七軒の花街順で計約三百五十人のあでやかに着飾ったきれいどころの芸舞妓が、初日より五日間に亘って勢揃いし、劇場両端の桟敷席に一同がずらりと並ぶと、いっそう華やかな雰囲気を醸し出す。
2005.12.02
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【最 近 の 話 題 ・ 出 来 事】 昨年末企画された第一回「京都・観光文化検定試験」二級・三級の京都検定(真の京都通を公認する京都学の試験)が大好評の内に終了。 京都検定は京都の観光や歴史にかかわる知識を問う試験で、今年も第二回目が来る十二月十一日に実施される。 今年は全国四十七都道府県からの応募があり、受験申し込み総数は13.863人と昨年の第一回を三割上回ったようです。 特に東京の688人を含む関東全体で1.659人と倍増し、益々京都の歴史、文化の関心の高さが改めて伺われる。 今年は新たに一級試験が創設され、昨年の二級合格者のみが受験できる。 ※私は第一回京都検定で二級を認定されましたが、今回の一級受験は都合により見合わします。
2005.11.26
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【最 近 の 話 題 ・ 出 来 事】 師走の京都・夜の名所スポット:恒例ローム本社のイルミネーション十一月二十四日、点灯!! 半導体のローム本社では毎年実施している“光の並木”イルミネーション、約48万個の電飾が点灯されると、構内一帯のケヤキ並木を彩り、幻想的なムードを醸し、沿道周辺がまばゆいオレンジ色の光に照らし出され、ひと足早いクリスマス気分に初日から賑わった。 点灯は十二月二十五日まで毎日午後四時四十五分から十時半まで。 約48万個の電球を沿道や公園のケヤキ並木に飾り、ローム製の白色発光ダイオードをあしらったX'masツリーを本社東南角、国道9号線(五条通)沿いに装飾された。 (ちなみに私の住むマンションの11階の部屋から眼下を見下ろすと並木道一面が光のファンタージでこれから一ヶ月間は特等室になります) 【京 の 歳 時 記】 京の師走の風物詩・顔見世の「まねき上げ」が十一月二十五日、南座正面に上がった。 古都・京都の師走の訪れを告げる京の年中行事「當る戌年 吉例顔見世興行」が十一月三十日、鴨川四条大橋畔、南座で開幕する。 今年の顔見世は中村雁次郎改め二百三十一年ぶりに復活する歌舞伎界の大名跡「坂田籐十郎」の襲名披露。歴史の新たな1ページが刻まれるとあって人気役者が一堂に揃い、例年にも増して一層華やかな舞台になりそう。 初日 十一月三十日(水): 千穐楽 十二月二十六日(日) 開演時間 昼の部 午前 十時半 : 夜の部 午後 四時四十五分 観劇料金 特別席 / 26.250円 ・ 一等席 / 24.150円 ・ 二等席A / 11.550円 二等席B / 9.450円 ・ 三等席 / 7.350円 ・ 四等席 / 5.250円
2005.11.25
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【最 近 の 話 題 ・ 出 来 事】右京区太秦・聖徳太子ゆかりの広隆寺で十一月二十二日、聖徳太子の命日に合わせて毎年この日に御火焚祭が営まれる。広隆寺は聖徳太子建立の七大寺の一つとされ、この日だけ本尊の太子像が公開される。太子像は当代の天皇が儀式などで用いた束帯を身に着ける古来の習わしがあり、今年は今上天皇が即位の礼で着用したものと同じ御袍(束帯の上着)を着けて公開された。太子像を安置する本堂・上宮王院で法要が始まり、貫主の導師で十人の僧侶が般若心経を唱えて太子を供養した。続いて、薬師堂の前で貫主が願文を唱えた後、願いが書かれた約一万一千本の護摩木が山伏によって焚き上げられた。
2005.11.23
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【最 近 の 話 題 ・ 出 来 事】 東山区・地主神社(清水の舞台を出るとすぐ左)で十一月二十三日、恒例の「もみじ祭り」が催される。 秋の豊作と縁結びのご利益に感謝し、家内安全・商売繁盛を祈願するお祭り。 もみじの名所として名高い宝来山より採れた美しい紅葉を手にした巫女が、神への感謝の意を込めて神楽『もみじの舞』『剣の舞』『扇の舞』を奉納します。 この他、お火焚の神事で健康・病気回復も祈願します。 ※京都紅葉情報は http://kyoto.jr-central.co.jp/kyoto.nsf/doc/momiji
2005.11.22
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【最 近 の 話 題 ・ 出 来 事】上京区・北野天満宮で十一月十八日、京都では正月の縁起物として知られる「大福梅」の袋詰め作業が始まり、ほのかに香る梅が緑鮮やかなウラジオの葉とともに丁寧に和紙に包まれ、早くも迎春ムードが漂った。大福梅は、平安時代に六十二代・村上天皇が服用して病気が治ったとの伝えから、元旦にさゆに入れて飲むと一年間の無病息災が叶うとされている。約二万五千袋を作り、事始めの十二月十三日から二十五日の終い天神のころまで一袋五百円で授与される。(七月十九日付けに関連記事あり)
2005.11.18
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【最 近 の 話 題 ・ 出 来 事】 ∞∞ 深 ま り ゆ く 京 の 秋!∞∞ ★東山区・清水寺で紅葉を楽しむ秋の夜間特別拝観が十一月十一日から始まり、今年で十四回目。大小約五百基の照明が点火されると、清水の舞台で知られる国宝の本堂や西門などライトアップの光で闇の中に浮かび上がり、境内を彩る色づき始めた約千本の樹木は柔らかな光線に照らされると鮮やかな赤色に映え、幻想的な雰囲気を醸し出していた。 夜間拝観は十二月十一日まで。午後六時半~九時半まで点灯。 期間中は同時に境内の成就院庭園も特別公開れる。有料。 ★左京区大原の宝泉院と本堂にあたる勝林院で十一月十一日夜から、ライトアップが始まり、書院のかもいと柱、敷居を額に見立てて庭をめでる「額縁庭園」は、境内の木々や鐘楼とともに、明かりの中に鮮やかに浮かび上がった。宝泉院の客殿の前に広がる書院前の庭園「盤桓園」(ばんかんえん)では七十基のライトが、樹齢約七百年のマツの大木や、竹林やモミジを照らし華やかな光に包まれ、真っ暗な沿道をあんどんで灯して参拝者を境内に導く趣向を凝らして、夜の幻想的な雰囲気を醸している。 宝泉院の夜間拝観は十二月四日までの午後五時四十分~九時。 有料。 期間中、土、日などに尺八やフルート、声明のコンサートがある。 勝林院は、期間中の土、日、祝日と二十二日の十一日間。 ★右京区嵐山の天龍寺塔頭・宝厳院では、十一月十一日から夜間特別拝観で庭園をライトアップ。みずみずしいコケと色づき始めたモミジが照らし出され、落ち着いた雰囲気を醸している。庭(約六千六百平方メートル)は、回遊式庭園で嵐山を借景にしている。 約八百基の照明を配置し、庭園内にある獅子の形に見える巨石「獅子吼」を、赤色の発光ダイオードで照らし、ライトに照らされた紅葉は夜空に浮かび上がる。十二月四日まで。 ★東山区・知恩院で十一月十一日から秋の夜間特別拝観が始まり、国宝の三門や御影堂がライトアップされた。あいにくの雨に煙って浮かび上がる境内は幻想的な雰囲気に包まれた。四年ぶりにライトアップされた方丈庭園は、南北朝時代の作庭と伝えられる名園で、色づき始めたモミジが色鮮やかに映え、三門や江戸時代の宮崎友禅にちなんだ庭園「友禅苑」のほか、御影堂に続く参道の足元が柔らかい光に照らされた。 十二月四日まで。午後五時半~九時まで。拝観料 高校生以上 八百円、子供 四百円。
2005.11.12
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【最 近 の 話 題 ・ 出 来 事】 ★二条城の庭園「清流園」の作庭四十年記念の特別公開が十一月十一日から始まった。一九六五年に江戸初期の京都の豪商・角倉了以の嵯峨の屋敷から庭石、庭木を移築して築かれた和洋折衷の一万六千五百平方メートルの庭園。 一九九四年までは毎年秋に公開していたが、コケなどの保護のため非公開となっていた。角倉屋敷から移築した数奇屋建築の「香雲亭」から小川の飛び石や芝生の中の小道を、松の緑やケヤキの黄色などが映え、庭木が色ずくコントラストは素晴らしい。間もなく紅葉も見ごろを迎えそう。 特別公開は十一月二十七日まで。 午前九時~午後三時半まで。 入城料 六百円。 ※二十六日と二十七日の午後一時からは「今様」の歌合わせが園内の香雲亭であり、平安時代の装束を着て和歌を詠む姿が再現される。
2005.11.11
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【最 近 の 話 題 ・ 出 来 事】南座・吉例東西歌舞伎顔見世興行に出演する歌舞伎役者の名前を板の看板に書き入れる「まねき書き」が、書家・川勝清歩さんの画房で、九日から始まった。縁起かつぎとつや出しのための清酒を混ぜた墨汁をたっぷりと筆に含ませ、根本から筆先までを使い、長さ百八十センチ、幅三十三センチのひのきの板の上に力強く滑らせる筆太の勘亭流で、今年は三百二十一年ぶりに復活、顔見世で披露する上方歌舞伎の大名跡「坂田籐十郎」はじめ、東西の人気役者の名が浮かび上がってくる。まねきは、江戸時代中ごろに始まった庵の形の看板。「勘亭流」と呼ばれる筆太で内側へ丸く曲がった独特の字体は、大入りを願う縁起で古式をとどめる。開幕前に人気役者五十五枚のまねきが南座正面飾る。「まねき上げ」は二十五日。今年の顔見世は十一月三十日から十二月二十六日まで。 ※成駒屋(中村家)は代々地元京都で籐十郎(旧雁次郎)さんとは同じ小学校に通い、三年先輩で、妹の中村玉緒さんは三年後輩で小学校時代を過ごし、懐かしい思い出です。
2005.11.10
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【最 近 の 話 題 ・ 出 来 事】 左京区・永観堂(禅林寺)で、境内外の紅葉を約六百五十基の照明で彩る「もみじのライトアップ」が行われ、十一月八日~三十日まで夜間特別拝観として境内を一般公開する。今秋は、イロハモミジやヤマモミジなど約三千本の紅葉を、スポットライトと和紙を模した円筒形の明かりで参道を照らし出す。日が落ちると、御影堂や、山の斜面に建つ多宝塔や画仙堂、水面にモミジの映る放生池もライトアップされ、闇夜に浮かび上がり、庭園を神秘的に演出し、辺りを幻想の世界に誘う。見ごろは十一月中旬ごろから下旬にかけて。 夜の特別拝観は午後五時半から九時半まで。有料。
2005.11.09
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【最 近 の 話 題 ・ 出 来 事】★平安神宮境内の大極殿前にある平安神宮のシンボルともなっている「左近の桜」・「右近の橘」で、十一月七日、立冬に合わせて行われる恒例の「右近の橘」の実の収穫があった。黄緑色の実を丁寧に摘み取り、神前に奉納する神事も営まれた。橘の実は、不老長寿の効果があるとの言い伝えにちなみ、収穫した実を材料に酒と和菓子を作って、参拝者に授与している。★京都の冬の代表的漬け物「千枚漬」の漬け込み作業が老舗や大手メーカーで、本格的に始まった。各店ではカブラを削る小気味良い音が響き、甘い香りが広がった。千枚漬は、立冬の頃に甘みが増す聖護院かぶらを漬けた品が最良とされる。職人がカンナで薄切りしたカブラを、塩をふりながら樽に重ねて、昆布で味を調え、重しを置くと一週間ほどで仕上がる。来春まで作業は続く。
2005.11.07
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【最 近 の 話 題 ・ 出 来 事】 上京区・宝鏡寺では恒例の人形展が開かれている。人形の寺として知られる宝鏡寺は皇室とゆかりの深い尼門跡寺院で、百々御所という御所号もあり、御所から贈られた人形を多数所蔵している。これらの人形を一般公開する人形展を一九五七(昭和三十二)年から続けている。 十一月三十日までの午前十時~午後四時まで。拝観料 大人 六百円。 今回のテーマは「牛若絵巻」、今年の大河ドラマブームの義経のコーナーも設けられ、源頼朝に捕らえられた義経の妻・静御前が頼朝の前で舞う姿を等身大の人形で表現したり、牛若丸が武蔵坊弁慶と五条大橋で戦う場面を表したりした人形も展示されている。
2005.11.05
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【最 近 の 話 題 ・ 出 来 事】左京区・永観堂(禅林寺)で十一月一日から、秋の紅葉の季節に合わせた恒例行事、寺宝展が始まった。十一月三十日まで。拝観料 一般 千円、小中高生 六百円。高麗時代の仏画「伝釈迦如来像」(重文)や桃山時代のふすま絵で紅白の菊や萩、ケイトウなどが写実的に描かれた「秋草図」などが六年ぶりに公開される。このほか、桃山時代の十二幅、柔らかい筆致が特徴の墨絵「蓮池水禽図」も初公開、二十一品目四十点が特別展示される。八日からは夜間拝観で多宝塔など伽藍をライトアップする。【京 の 歳 時 記】 ★上京区・護王神社で十一月一日、平安時代に宮中で行われていた御玄猪(おげんちょ)の儀式に由来する無病息災を祈願する「亥子祭」が行われる。亥の月(旧暦の十月)の亥の日、亥の刻に餅を食べると病にかからないとされ、中国の民間信仰が起源とされる
2005.11.01
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【最 近 の 話 題 ・ 出 来 事】 左京区黒谷の金戒光明寺(通称・くろ谷さん)では秋の山門特別拝観が始まった。 十一月一日(火)~ 二十七日(日)午前九時~午後四時まで 拝観料:大人(高校生以上)八〇〇円 小人(小・中学生)四〇〇円 山門(二層楼上、楼内、釈迦三尊像、十六羅漢像、 天井蟠龍図) ☆通常の一般拝観(無料)も同時に拝観出来る。 御影堂大殿:重要文化財・吉備観音:阿弥陀堂・阿弥陀如来:熊谷直実「鎧かけの松」:重要文化財・三重塔 ※浄土宗鎮西派京都四ヶ本山の一つ。比叡山を出た法然が承久五年(1175)一時草庵を結んだ地で、のち説法教化の念仏道場とし鎌倉時代には大いに興隆した。 昨年のNHK大河ドラマ「新撰組」では、松平容保(たかもり)率いる会津藩の、幕末維新における本陣としても周知の通り。
2005.10.31
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【最 近 の 話 題 ・ 出 来 事】★東山区・青蓮院で十月二十八日、夜の特別拝観が始まった。本尊が光の仏を象徴する熾盛光(シジョウコウ)如来にちなんで始まり今年で九年目になる。光りで描いたまんだらが庭園に浮かび、幻想的な世界に浸っていく。諸堂や庭園、竹林をライトアップしたほか、市天然記念物に指定された大クスノキやもみじの古木が揺らぐ光に映え、震殿前のこけ庭では数千個の青色の発光ダイオードが灯され、創建以来初めて開帳されている本尊が群青色の地に描かれていることから、青色を基調としている。約二分間のストーリーが展開され、仏の力が庭に行き渡る様子を、庭や築地塀に設置した発光ダイオードで表現。仏の力が天に駆け上がることを、サーチライトで青色の光の柱を立てて表し、幽玄の世界を醸していた。夜の特別拝観は十二月四日まで。(午後六時~十時) ★尚、青蓮院の飛び地境内で市内を一望できる「将軍塚大日堂庭園・展望台」も夜間拝観を始めた。十月二十八日~十二月四日までライトアップが行われる。
2005.10.29
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【最 近 の 話 題 ・ 出 来 事】★おいない”がお奨めする京都紅葉の名所スポットガイド京都市内・近郊の紅葉もいよいよ色づき始めております、京都の紅葉は場所により多少の違いはありますが、今年は11月中旬より12月上旬までが、お奨めの見頃となります。間もなく紅葉のピークを迎える各名所、社寺には多くの人々が訪れ、晩秋の風情を満喫し楽しんで居られる今日この頃です。夜間ライトアップ寺院も年々人気が集まり、今年は十三ヶ所であでやかな紅葉、華やかな秋模様を醸し出しております。 ∞∞ 今年のライトアップ寺院は ∞∞ ★実相院(左京区岩倉上蔵町)11/1(土)~11/30(水) 18.00~21.00 書院西に池泉回遊式庭園の石庭に映える紅葉が美しい。 ★宝泉院 (左京区大原勝林院町)11/11(金)~12/4(日) 17.30~21.00 洛北・大原にある人気のお寺。樹齢700年といわれる五葉松の大木が有名。庭園は「額縁庭園」と呼ばれ、絵のような美しさ。夜は、更に趣きを増します。 ★圓光寺(左京区一乗寺小谷町)11/5(土)~11/27(日) 17.30~20.30 庭のコケを覆う紅葉がみごと。 ★永観堂(左京区永観堂町)11/8(火)~11/30(水) 17.30~21.00 境内を照らす優雅で繊細な紅葉が素晴らしい。東山屈指の紅葉どころ。 ★青蓮院(東山区粟田口三条坊町)10/28(金)~12/4(日) 18.00~21.00 室町期の相阿弥作の池泉回遊式庭園と小堀遠州作の霧島の庭のみやびな紅葉が絶景。 ★将軍塚大日堂庭園(東山区粟田口三条坊町)10/28(金)~12/4(日)18.00~21.00 青蓮院のとび地境内で、東山山頂にある将軍塚大日堂庭園。展望台からは京都市内の夜景も楽しめます! 庭園のもみじのライトアップも素晴らしい。 ★高台寺(東山区高台寺下河原町)10/21(金)~12/4(日) 日没~21.30 豊臣秀吉の正室、北政所が秀吉の菩提を弔うために創建した表門や傘亭、開山堂など桃山文化の粋が集まる東山を背景にした紅葉が鮮やか。 ★圓徳院(高台寺向かい)10/21(金)~12/4(日) 日没~21.30 高台寺を見守りながら北政所が晩年を過ごした寺。うっとりとする紅葉。 ★清水寺(東山区清水一丁目)11/11(金)~12/11(日) 18.30~21.30 京都屈指の観光スポット。モミジを背景に清水の舞台が真っ赤に染まる。 ★知恩院(東山区林下町)11/11(金)~12/3(土)17.00~21.00 広大な庭園に映える紅葉や夜空に浮かぶ三門がライトアップで幽玄の世界に誘う。 ★随心院(山科区小野御霊町)11/中旬~11/下旬 18.00~21.30 池の周囲の大杉コケを覆う紅葉が優雅。 ★宝厳院(天龍寺塔頭)11/11(金)~12/4(日)京都随一もみじの名園。嵐山借景回遊式庭園「獅子吼の庭」。 ★嵐山・嵯峨一帯12/9(金)~12/18(日)「京都・嵐山花灯路」で一帯の街路にあんどん二千五百個を並べ幻想的な眺めを楽しむ。 ★貴船もみじ灯篭 11/5(月)~11/23(祝) 日没~21.00頃 叡山電鉄沿線の山間を縫うように走る電車から眺める紅葉が、車内灯が消された窓の外に広がる錦秋の世界を車窓いっぱいに浮かびあがる通称「もみじトンネル」は圧巻。☆★☆京都の美しい山々の端が紅に染まって、秋たけなわの紅葉シーズン、日本の四季があでやかに移り変わる京都。その昔から幾多の歌に詠まれ、文学の舞台になった日本屈指の紅葉どころがひしめく京都! §§§[京都市内] (ライトアップ以外) ★三千院(左京区大原迎院町) 二つの池泉回遊式庭園から名園、こけむす静寂な名刹に燃える紅葉の庭が優美。 ★古知谷阿弥陀寺(左京区古知平町) 三千院から北へ2キロ余り。境内を染める古刹の紅葉が見事。 ★蓮華寺(左京区上高野八幡町) 庭園の池の畔を彩る紅葉が美しい。 ★赤山禅院(左京区修学院開根坊町) 比叡山延暦寺の別院。「もみじ祭り」 ★曼殊院(左京区一乗寺竹ノ内町) 本堂、書院などの重文建築と洛北の景勝を取り入れた枯山水の庭園の優美な紅葉が有名。 ★法然院(左京区鹿ヶ谷御所ノ段町) かやぶきの山門や境内の池泉白砂壇に降りそそぐ紅葉が素晴らしい。 ★真如堂(左京区浄土寺真如町) 重文の本堂や優美な三重の塔を照らす紅葉が優雅。 ★天授庵(左京区南禅寺福地町) 優雅な書院の庭に紅葉が映える。 ★日向大神宮(山科区日ノ岡) 「京のお伊勢さん」と呼ばれ、深閑とした境内を染める隠れた紅葉の名所。 ★高桐院(北区紫野大徳寺町) 大徳寺の塔頭。参道と客殿の清楚な庭の竹林と調和した紅葉が美しい。 ★光悦寺(北区鷹峰光悦町) 光悦垣と参道を照らす紅葉が鮮やか。 ★渉成園(枳穀邸、下京区正面通間之町) 東本願寺の別邸、石川丈山作の回遊式庭園に映る紅葉と広葉樹が都心の静寂を醸し出す。 ★東福寺(東山本町15丁目) 方丈庭園や通天橋からの紅葉は屈指の名所。 ★勧修寺(山科区勧修寺仁王堂町) 自然の景色と王朝ロマンスが織りなす名園を囲むように境内を染める紅葉が優雅。 ★城南宮(伏見区中島鳥羽離宮町) 源氏物語の草花と競うように平安の庭を染める紅葉がみやびの世界を演出する。 ★神護寺(右京区梅ヶ畑高雄町) 日本三大紅葉地の一つ「高雄のもみじ」で知られる京都を代表する紅葉の名所。山全体を紅に染める。 ★高山寺(右京区梅ヶ畑) 栂尾山にあり、優美な開山堂や石水院を染める紅葉が美しい。 ★嵐山一帯(右京区嵯峨嵐山) 大堰川(桂川)の渡月橋両岸一帯。「嵐山のもみじ」で知られる紅葉の名所。周辺の散策で紅葉三昧が楽しめる。 ★善峰寺(西京区大原野小塩町) 善峰の中腹にある徳川綱吉の生母・桂昌院が復興した名刹。洛西屈指の紅葉の名所。 §§§[京都府内]乙訓・山城方面 ★光明寺(長岡京市粟生西条ノ内) 広大な山ろくの境内の参道を染める紅葉トンネルが圧巻。 ★善法律寺(八幡市八幡馬場) 足利義満の母、良子が母方の菩提寺である同寺にカエデを寄進。以来「紅葉寺」といわれ、ひなびた古刹の紅葉がすがすがしい。 ★平等院(宇治市宇治蓮華) 国宝・鳳凰堂や宇治川畔を染める紅葉が優雅な王朝ロマンの世界に誘う。 ★興聖寺(宇治市宇治山田) 宇治川をのぞむ景勝の地にある楼門に至る琴坂を染める紅葉がみごと。 ★一休寺(京田辺市薪) とんちの一休さんで知られるゆかりの名刹、名勝指定の方丈庭園や重文・本堂、参道の紅葉がみやび。 (保存版・お気に入りで参考にして下さい)
2005.10.28
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【最 近 の 話 題 ・ 出 来 事】 ∽∽京の秋・文化財特別拝観始まる!∞∞ 普段は公開されていない寺院や美術品を拝観できる非公開文化財の特別拝観が京都市内の十八カ所で十月二十九日より十一月七日まで開催される。 今回の公開寺院は次の通り 北 区:上賀茂神社、黄梅院、聚光院 上京区:清浄華院、冷泉家住宅 左京区:下鴨神社、法然院、光雲寺、南禅院 東山区:知恩院三門、智積院、東福寺三門、泉涌寺本坊、龍吟庵 下京区:宝樹寺、長講堂 右京区:仁和寺金堂・観音堂 南 区:東寺五重塔 《一 例》 ☆源義経の母・常磐御前ゆかりの宝樹寺では葛飾北斎筆と伝わる掛け軸が初公開。宝樹寺は常磐御前が大和から京へ戻る途中に立ち寄ったと伝えられ、その様子を描いた北斎筆「常磐御前雪の除松図」や念持仏と伝わる薬師如来が初公開。 ☆重要文化財・冷泉家住宅が初めて一般公開。冷泉家は藤原定家の流れをくむ和歌の宗家で、約二百年前に建てられた住宅は現存する唯一の公家屋敷。 ☆長講寺では重文・後白河法皇や阿弥陀三尊像が十四年ぶりに公開。
2005.10.26
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