おしゃれ手紙

2015.05.17
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カテゴリ: 映画
駆け込み女と駆け出し男:あらすじ

離婚は、幸せの始まり!?

鎌倉にある東慶寺は、江戸幕府公認の駆込み寺だった。
離縁を望む妻がここに駆け込めば問題解決に向け動く拠り所だった。
駆け込んだからといってすぐには入れず、まずは御用宿で仔細の聞き取りがされる。
御用宿の柏屋に居候する医者見習い兼駆出しの戯作者・信次郎(大泉洋)は柏屋の主人・源兵衛(樹木希林)とともに、様々な事情を抱えた男女のもつれをほどき、女たちの再出発を支えていく。

井上ひさしの時代小説を原案にした、江戸時代の離婚事情をつづる、大泉洋主演のコミカルな時代劇。
幕府公認の駆込み寺・東慶寺にある御用宿で離婚を懇願する女たちから聞き取り調査を行う男たちと、さまざまな事情を抱えた女たちとのユニークなやりとりが描かれる。
戸田恵梨香や満島ひかりが“駆込み女”を演じる。

面白かった!!
原作者が井上ひさしなのだから、面白くないわけがないのだが・・・。
井上ひさしは、
「難しいことを易しく、易しいことを深く、深いことを面白く」を創作のモットーとしており、
離婚という重いことを、おかしく、そして深くえがいている。

江戸時代の離婚は、女に落ち度がなくても男が一方的に「離縁状」を書く。
「三行半」ともいう。
女は、DVにあっても、他に女性がいても、自分から「離婚」を言い出すことはできない。
それでは、あまりにも女が可哀想というので「駆け込み寺」が出来た。
でも、駆け込む前に追いかけられて捕まれば、離婚できない。
捕まってもその直前に、身に着けていたもの、「下駄」でも「櫛」でもを寺に投げ込めば駆け込み成就となる。

■御用宿■
まあ、そこら辺は知っていたが、「御用宿というのは知らなかった。
駆け込んだ女が身元調査の間宿泊する宿。
政府公認の宿だそうだ。
そこでの待遇は、お金しだい。
お金を出せば、優遇され、なければ働いくこと。

いつものように、私は細かいところを見ていた。
■手ぬぐい■
映画の冒頭、医者見習い兼駆出しの戯作者・信次郎(大泉洋)が手ぬぐいを被って行く場面があるが、あの手ぬぐい、新しすぎる。

■大皿■
満島ひかりがふんする、お吟の夫(堤真一)が、客をまねて座敷で寿司を食べるシーンがあるがそこにあった大皿がうちにあるのと、ソックリ!!!
以前、古道具屋さんに持っていって鑑定してもらった時に、「江戸時代~明治の初め」と言われたが、本当に江戸時代のものだったのかも・・・。

■だんだん■
駆け込み女のひとり、じょご(戸田恵梨香)は、東慶寺に近いところに住んでいた。
今でいう神奈川県。
そこで、「ありがとう」ということを「だんだん」と言う。
だんだん ■といえば、島根県や、四国地方の言葉だったけれど、江戸時代は、神奈川県(今の)でも、「だんだん」という言葉を使っていたのだ!!

井上ひさしが10年の歳月をかけて書いたというこの映画の原作「東慶寺花ごよみ」を読んでみたい。
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Last updated  2015.05.18 00:40:20
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