おしゃれ手紙

2015.08.23
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カテゴリ: 映画
TOMORROW 明日:あらすじ

人間は、父や母のように、霧のごとくに消されてしまってよいのだろうか

1945年8月8日の長崎で、一組の結婚式が行われようとしていた。
花嫁は看護婦のヤエ(南果歩)、花婿は工員の中川庄治(佐野史郎)だった。
戦時下ゆえいつ空襲になるかわからないこともあり、つつましやかに取り行われた。
写真を撮り終えたところで姉のツル子(桃井かおり)が陣痛を訴えた。

ツル子の家には産婆がやってきて、「産まれるのは夜になるだろう」と言った。
母・ツイ(馬渕晴子)はツル子に取っておきの小豆をお手玉から取り出して煮て食べさせてやった。
ヤエの妹・昭子(仙道敦子)は恋人の長崎医大生・英雄と会っていた。
英雄は赤紙が来たことを告げ、駆けおちをすすめたが、昭子は「それでも男ね」と突っ撥ねた。
石原継夫の勤務する俘虜収容所でイギリス兵が病死した。
継夫は俘虜といえ見殺しにした軍に悟りを感じていた。
そしてその夜、やりきれなさから継夫は娼婦を抱いた。
庄治とヤエは初夜を迎え、ツル子は男児を出産した。
誰もが明日に向かって精いっぱい生きていた。
8月9日の朝、いつもと少しも変わりはなかったが、午前11時2分、長崎に原子爆弾が投下された・・・。

黒木和夫監督作品★戦争レクイエム4部作一挙上映 ■のうちの「TOMORROW 明日」を見てきた。
三浦家の人々を取り巻く群像劇。
皆、一生懸命生きている。
特に、三姉妹の母親は、物資の少ないのに、婚礼のご馳走を作っていたが大変だっただろう。
お手玉からアズキを取り出し、妊婦に甘いものを食べさせようとするなど愛情が溢れている。
三姉妹の叔母も電車の運転手の夫に弁当を毎日届ける。
戦争が終わったらと心に思いながら明日を信じて必死に耐えていた。
しかし、一発の原子爆弾が落ちた。
明日はもう来ない・・・。
  戦争とは違うが、私は3.11の大地震、大津波、フクシマを思い出す。
3月10日までは、みんな、明日を思って生きていた。
それが3月11日で全ては変わった。

三浦家の悲劇を起こさないためには、戦争を避けなければならない。
3.11の悲劇を起こさないために出来ること、原発を稼働させないことだ。

人間は、父や母のように、霧のごとくに消されてしまってよいのだろうか

これは、長崎で被爆した人の言葉。人々の無念さをあらわしている。
絣のもんぺ
黒木和夫監督作品★戦争レクイエム4部作一挙上映
父と暮らせば
紙屋悦子の青春

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Last updated  2015.08.25 00:10:32
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天地 はるな @ Re[1]:「光る君へ」定子&清少納言「香炉峰の雪」(04/22) 七詩さんへ 定子の清少納言への問いかけ…
七詩 @ Re:「光る君へ」定子&清少納言「香炉峰の雪」(04/22) 定子の母は漢詩の名手で伊周も学才に優れ…
maki5417 @ Re:「光る君へ」定子&清少納言「香炉峰の雪」(04/22) 香炉峰の雪 雪のいと高う降りたるを、例…
天地 はるな @ Re[1]:大河ドラマ「光る君へ」と百人一首(03/04) maki5417さんへ 「源氏物語の女君」私も…

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