読書の部屋からこんにちは!

読書の部屋からこんにちは!

2009.02.11
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カテゴリ: 英語で読書
先日ご紹介した 「Frog and Toad」 と同じくArnold Lobelさんの作品です。
こちらもほんとうに心を揺さぶられる名作です。



船旅に出たお父さんとお母さんは、嵐にあって帰って来ませんでした。
一人ぼっちになった小さな子象は、おじさん象と暮らし始めます。
おじさん象は泣く子象のために、庭に咲いている花たちに紹介したり、歌を作ったり、おもしろい格好をして笑わせたり、やっと子象に笑顔が戻ってきました。
そんなある日、二人に一通の電報が届くのです。


子供のための本ですから、短くて簡潔で、そしてリズミカルな文章。
二人の生活がほのぼのと伝わってきます。
そしてあまり触れられないのにもかかわらず、おじさん象の気持ちが痛いほど伝わってきて、胸が痛みました。
Uncle Elephant kissed me good night and closed the door.
この最後の一文を、何度も読み返しました。


挿絵は抑えた地味な色調で、それがかえって読み手のイメージをかきたててくれます。
子供向けのものは明るくカラフルなものが多い日本とは、正反対ですね。
私はだんぜん、地味な絵のほうが好きよ。


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Last updated  2009.02.11 22:49:07
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