川上先生って結構、美人・・・というか、雰囲気のある方ですよね。テレビに出演しているところを一度見たことがあります。
そういう自覚があるから「いつも地上から足が数十センチ浮いている」感じの作品になるんでしょうか？
逆にそういう世界観を好むヒトは、川上先生のような雰囲気の女性になっていくってことなんでしょうか？
まぁ、若い人気作家もやがて年齢や経験を積み重ねて「浮いてない小説」を書きたくなる時がくる、ってのは想像できないこともないです。
昔はバリバリのパンクロックで一世風靡したミシェルも、今は、ジャズ一辺倒ですからね（ウソ）。あははは。 (2010.01.27 22:01:15)
そういう自覚があるから「いつも地上から足が数十センチ浮いている」感じの作品になるんでしょうか？
逆にそういう世界観を好むヒトは、川上先生のような雰囲気の女性になっていくってことなんでしょうか？
まぁ、若い人気作家もやがて年齢や経験を積み重ねて「浮いてない小説」を書きたくなる時がくる、ってのは想像できないこともないです。
昔はバリバリのパンクロックで一世風靡したミシェルも、今は、ジャズ一辺倒ですからね（ウソ）。あははは。 (2010.01.27 22:01:15)
2010.01.23
カテゴリ： 小説
川上弘美さんの本は、いつも地上から足が数十センチ浮いている。
浮けない私は、浮いている人たちに一種のあこがれを持ちながら、一生懸命ついていこうとする。そして、いっしょに浮いている気分を味わう。
あまり高く浮きすぎると、私にはついていけなくて、置いてけぼり感を味わう。たとえば「いとしい」
待ってえーーーと言っても待ってくれないので、すごくさみしい。
でも、浮き加減がちょうどいいと、私もすごく心地よくて、楽しい。たとえば「センセイの鞄」
そして、この本は、地上から足がちょっと離れたか離れないかくらいの浮き加減でした。
「これでよろしくて？」
「よろしいんじゃないでしょうか」
これくらいです。
嫁姑関係というのは、結婚したら確実にほぼ100パーセントついてくる、避けようのない（ほんとはものすごく避けたい）関係なので、いくら川上弘美さんといえど、浮いてる場合じゃなかったんだろうなと思います。
読書友達のきたあかりさんは、主婦ならうなずけることばかりなので、首を鍛えてから読んだほうがいいというアドバイスをいただいていましたが、普通の主婦がうなずけるくらい普遍的なテーマ「嫁姑」（と同時に夫の頼りなさ）には、川上弘美さんも脱帽って感じでしょうか。
夫婦二人暮らしの家にころがりこんできた姑「ママン」と嫁、菜月の関係が中心になって、結婚生活が続いていくわけですが、結末は意外にもありきたり。このあたりでは、地上に足がしっかりついちゃってました。
菜月が入る「これでよろしくて？同好会」は、名前こそ風変わりだけど、結局昔でいう井戸端会議。今なら主婦友達がカフェで盛り上がるって感じです。ここらへんも、地に足がつきすぎだわ。
川上弘美の浮き方を期待する人にはオススメできませんが、「これでよろしくて？同好会」のおばさん二人のやりとりだけは、なかなか深くおもしろかったですよ。
私はこのおばさんたちの背景がもっと知りたいです。
これでよろしくて？
浮けない私は、浮いている人たちに一種のあこがれを持ちながら、一生懸命ついていこうとする。そして、いっしょに浮いている気分を味わう。
あまり高く浮きすぎると、私にはついていけなくて、置いてけぼり感を味わう。たとえば「いとしい」
待ってえーーーと言っても待ってくれないので、すごくさみしい。
でも、浮き加減がちょうどいいと、私もすごく心地よくて、楽しい。たとえば「センセイの鞄」
そして、この本は、地上から足がちょっと離れたか離れないかくらいの浮き加減でした。
「これでよろしくて？」
「よろしいんじゃないでしょうか」
これくらいです。
嫁姑関係というのは、結婚したら確実にほぼ100パーセントついてくる、避けようのない（ほんとはものすごく避けたい）関係なので、いくら川上弘美さんといえど、浮いてる場合じゃなかったんだろうなと思います。
読書友達のきたあかりさんは、主婦ならうなずけることばかりなので、首を鍛えてから読んだほうがいいというアドバイスをいただいていましたが、普通の主婦がうなずけるくらい普遍的なテーマ「嫁姑」（と同時に夫の頼りなさ）には、川上弘美さんも脱帽って感じでしょうか。
夫婦二人暮らしの家にころがりこんできた姑「ママン」と嫁、菜月の関係が中心になって、結婚生活が続いていくわけですが、結末は意外にもありきたり。このあたりでは、地上に足がしっかりついちゃってました。
菜月が入る「これでよろしくて？同好会」は、名前こそ風変わりだけど、結局昔でいう井戸端会議。今なら主婦友達がカフェで盛り上がるって感じです。ここらへんも、地に足がつきすぎだわ。
川上弘美の浮き方を期待する人にはオススメできませんが、「これでよろしくて？同好会」のおばさん二人のやりとりだけは、なかなか深くおもしろかったですよ。
私はこのおばさんたちの背景がもっと知りたいです。
これでよろしくて？
お気に入りの記事を「いいね！」で応援しよう
[小説] カテゴリの最新記事
-
「果つる底なき」 池井戸潤 2016.09.17
-
「生存者ゼロ」 安生正 2016.09.14
-
「6月31日の同窓会」 真梨幸子 2016.09.05
Re:「これでよろしくて？」 川上弘美(01/23)
きたあかり
さん
こんばんはぁ～♪
個人的には若干浮いた箇所で終わって欲しかったなぁ～と思います。
主婦の日常には肯きっぱなしでしたが、ワイシャツの襟首の汚れで夫が痩せたと感じる箇所には魂消ました。 男が持ち得ない感性です。 (2010.01.23 21:11:51)
個人的には若干浮いた箇所で終わって欲しかったなぁ～と思います。
主婦の日常には肯きっぱなしでしたが、ワイシャツの襟首の汚れで夫が痩せたと感じる箇所には魂消ました。 男が持ち得ない感性です。 (2010.01.23 21:11:51)
Re[1]:「これでよろしくて？」 川上弘美(01/23)
ぱぐら２
さん
きたあかりさん
＞個人的には若干浮いた箇所で終わって欲しかったなぁ～と思います。
私もです。じゃないと、川上弘美さんじゃないみたいでちょっとものたりないですよね。この小説の結末は、たいていの主婦ならもうわかってることだと思いました。
＞主婦の日常には肯きっぱなしでしたが、ワイシャツの襟首の汚れで夫が痩せたと感じる箇所には魂消ました。 男が持ち得ない感性です。
私もすごいなと思いましたよ。
他にも、男の人がびっくりするようなネタ、いっぱいあるのかも。と、おどかしておこう（笑） (2010.01.26 17:20:01)
＞個人的には若干浮いた箇所で終わって欲しかったなぁ～と思います。
私もです。じゃないと、川上弘美さんじゃないみたいでちょっとものたりないですよね。この小説の結末は、たいていの主婦ならもうわかってることだと思いました。
＞主婦の日常には肯きっぱなしでしたが、ワイシャツの襟首の汚れで夫が痩せたと感じる箇所には魂消ました。 男が持ち得ない感性です。
私もすごいなと思いましたよ。
他にも、男の人がびっくりするようなネタ、いっぱいあるのかも。と、おどかしておこう（笑） (2010.01.26 17:20:01)
Re:「これでよろしくて？」 川上弘美(01/23)
ミシェル・デマルケ さん
Re[1]:「これでよろしくて？」 川上弘美(01/23)
ぱぐら２
さん
ミシェル・デマルケさん
＞川上先生って結構、美人・・・というか、雰囲気のある方ですよね。テレビに出演しているところを一度見たことがあります。
そうそう、すごい美人ですよ。
この人の頭の中はどうなってるんだろうって、憧れの気持ちで見てしまいました。
あの独特の雰囲気は、ある意味かっこいいと思うんだけど、好みが分かれるところかもしれません。
＞昔はバリバリのパンクロックで一世風靡したミシェルも、今は、ジャズ一辺倒ですからね（ウソ）。あははは。
今までにもいろんなミシェルさんが来てくれたけど、ミシェルさんの実態は、ほんとは何なのか・・・（笑） (2010.01.28 09:53:50)
＞川上先生って結構、美人・・・というか、雰囲気のある方ですよね。テレビに出演しているところを一度見たことがあります。
そうそう、すごい美人ですよ。
この人の頭の中はどうなってるんだろうって、憧れの気持ちで見てしまいました。
あの独特の雰囲気は、ある意味かっこいいと思うんだけど、好みが分かれるところかもしれません。
＞昔はバリバリのパンクロックで一世風靡したミシェルも、今は、ジャズ一辺倒ですからね（ウソ）。あははは。
今までにもいろんなミシェルさんが来てくれたけど、ミシェルさんの実態は、ほんとは何なのか・・・（笑） (2010.01.28 09:53:50)
【毎日開催】
15記事にいいね！で1ポイント
PR
ぱぐら２
本の虫が書いた読後感想文
