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2014年09月19日
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カテゴリ: スペイン
スペイン4日目。

この日はセビーリャに向けて出発です。
最初はグラナダに続けて2泊する予定だったのですが
セビーリャで2年の一度のフラメンコの祭典が、この時期行われていて
9月19日におさむの好きなフラメンコギターのトマティートが演奏する
ということで、この日はセビーリャに行くことになりました。
グラナダはまた後日戻ってくることに。

と、この日の朝、起きたら、何とすでに11時半。
9時間以上(おさむは12時間!)も眠っていました。
ずっと睡眠不足だったので、身体が睡眠を欲していたのでしょうね。
起きてすぐに支度をして、セビーリャに出発し
グラナダから、車で2時間ちょっとで、セビリア市内へ到着。
が、グナナダの時と同じく、道が迷路のように入り組んでいて
ホテル近くの狭い路地を車でうろうろ回ってみても
通りの名前も書いていなかったり、どこをどう行っていいのか全くわかりません。
とりあえず、一時停車する場所を見つけて、車を止め
そこから歩いて、また狭い路地をさまよって、ようやくホテルを見つけました。
ホテルは駐車場がついている、という話だったのですが
結局一杯でないということで
おさむはまた駐車場を探しにまた出かけます。

ホテルの部屋は、一応ベッドルームとリビングとが分かれていて
そこそこ広く、広いバルコニーもついています.
(ひさしがなかったので、暑くて出れなかったけど)

DSC_0560.jpgDSC_0557.jpg

おさむがやっと駐車場を見つけて戻ってきてから、食事に出かけます。
このあたりもいい雰囲気。
とりあえず、すぐに開いているレストランに入りました。

DSC_0576.jpgDSC_0563.jpg

もう夕方5時になっていて、ようやくこの日、最初の食事です。
お店はきれいで、前菜、メイン、デザート、ワインがセットになっている
セットを頼んだのですが、お味はまあまあでした。
この時間に開いていることもありますが
まさに観光客向けの店という感じです。

それから街をぶらぶらと歩きます。

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ヒエルダの塔。
スペイン最大級の大聖堂だそう。

DSC_0695.JPG

DSC_0613.JPG


時間になると、鐘が一斉にこのあたり一帯に鳴り響きます。
DSC_0694.jpg

世界遺産の宮殿、アルカサルの入り口。

DSC_0599.jpg

アルカサル近くで歌っていた女性。
とてもきれいな歌声。

DSC_0607.jpg

一心に絵を描いていたおじさん。

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まだ開演まで時間があったので、近くのカフェで時間をつぶしていたら
近くでフラメンコの演奏が始まりました。

DSC_0621.JPG


ギターの演奏もダンサーも上手いです。
昨日のタップ中心の踊りとは違って、優雅に舞うようなフラメンコ。

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DSC_0641.jpg

開演は9時30分なので、9時頃アルカサルへ行くと
もうすでに半分ぐらいの人が中に入って、座っていました。
宮殿の庭に舞台が作られています。

DSC_0651.JPG

この2年に一度、セビリアで開かれるフラメンコの祭典は、ビエナルの祭典。
(なぜか無限大の印)
DSC_0657.JPG

ショーが始まると、色とりどりの照明がつきます。
ペルーやメキシコの世界遺産で見たナイトショーを思い出しました。

DSC_0669.JPG


開演の合図で、出演者が出てきました。
ギターのトマティートの他は、2人のギタリスト、2人のパーカッショニスト
2名の男性ボーカル、1名の女性ボーカル、そしてダンサーの合計9人です。
最初の2曲は、例えて言えば、ジプシーキングスの曲のような
比較的、典型的なフラメンコのリズムの曲でしたが
やっぱりトマティートがすごすぎる。
私は前日、グラナダで見たフラメンコのギターの人がとても上手かったので
おさむに「トマティートって、このギターの人より上手い?」
などと質問したのが、いかにアホな質問だったのかが、最初の音を聴いてわかりました。
なんと言っていいのかわかりませんが、上手いとか、そういう言葉で表現するものを超えています。
音も全然違うのですが
この人の存在そのものが神がかっている、というのか
発しているエネルギーそのものが違うという感じです。

2曲が終わって、トマティートと他の2人のギタリストのみを残し
他の人たちは一旦、舞台から退いて
3人での演奏が始まりました。
二人のギタリストの控えめなアルペジオに合わせて
トマティートがソロを取って、スローなメロディーを弾き始めた途端、
私はもう涙がボロボロと止まらなくなりました。
音楽を言葉ではとても表せないですが
シンプルで哀しみを帯びた美しいメロディーと
心の奥底まで響いてくるような深いギターの音色に
完全にノックアウトされた感じです。
これまでの人生で、たくさんのギタリストの演奏を聴いてきたけど
こんなギターの音は、聴いたことなかったなあと。
彼の演奏はもちろんですが、音響も素晴らしくよかったということもあるのですが。
CDではどうやっても、あそこまでの深い厚みのある音を聴くことはできないですから。

その他、私の好きなピアゾラのミロンガをアレンジした曲や
パットメセニー&チャーリーヘイゲンのミズーリスカイのアルバムの中の曲など
(名前がわからないけど)
私が好きな曲を何曲か演奏したので、さらに幸せでした。

またトマティート以外のミュージシャンもまた素晴らしい。
ギタリスト二人は、伴奏に徹している感じでしたが
ボーカルもパーカッションもよかった。
ダンサーが踊ったのは、全部の曲の中で3曲のみでしたが
これまたすごいタップのテクニックで、まるで機会仕掛けで動く人形のような足と
美しい舞とで、すべてが完璧すぎるぐらい完璧でした。

最初にトマティートのことをおさむから聞いた時には
フラメンコギターにそこまで興味がなかった私は
「パコ・デ・ルシアは聞いたことがあるけど
トマトみたいな名前の人がそんなにすごいの?」
という感じだったのですが
(トマティートとは小さなトマトという意味)
おさむが
「のりこ、すごいなんてもんじゃないよ、トマティートよ、トマティート。
トマティートが世界遺産アルカサルで演奏するのよ」
というので、おさむがそこまで言うのだから
きっといいんだろうな、ぐらいの感じでした。
おさむがトマティートはフラメンコフュージョンと言っていたのですが
確かに、これはフラメンコというジャンルを超えているなあと。

おさむと「もう天国だね」「最高に幸せだね」と何度も言い合いましたが
本当にこんな音楽にセビーリャで出会えるなんて
なんという幸運なのかしら。

写真撮影は禁止だったので、アンコールの時に一枚だけ撮ったトマティート。

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ということで、夢のようなコンサートが終了し、興奮もさめやらぬまま
バルに飲みに行きました。
もう11時近くになってましたが、どこの店も外まであふれるほど
人が一杯です。

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スペイン人ばかりがいる小さなバルに入って
タパスをつまみにワインを飲みます。
赤ワインが上手い~~

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バルの壁一面に飾られていたアンティークのラジオ。

DSC_0690.JPG

帰りも迷路のような道を歩いて、ホテルに戻ります。

こうして、一夜だけのセビーリャの夜は終わりました。
またいつか、この街に来ることがあったらいいな。

夜のヒエルダの塔。
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最終更新日  2014年09月24日 19時33分00秒
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