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2009年08月18日
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ちょっとブームは、去った頃ですが、
先日、ハリーポッターの最終話「死の秘宝」を読みました。

ハリーポッターシリーズは、1巻~5巻までは、原書で読んでいたのですが、
ここしばらく時間に余裕がなくて、
6巻をなかなか読み始めることができず、
早く読まねばと思っている間に、
先日、映画の方の第6話が始まってしまいました。

今から、あの超分厚い第6巻を読むのに、英語だと時間がかかって、
映画が終わってしまうかも?と思っていたところ、
友人が日本語版を持っているというので、早速、借りてきました。
そして、ちょっと読み始めたら、止まらず、
約2日間で、6巻上下と最終話の7巻上下を一気に読み終わりました。
(おかげで、ほぼ徹夜になりましたが


もうすごすぎ
息もつかせぬ展開と、予想を上回る素晴らしいストーリー。
(これから、ハリーポッターを読もうという方は
これ以降は読まないでくださいね)

今更ながら、JKローリングってほんと天才だなあと。
これだけのたくさんの登場人物と、複雑なお話を
ある日の電車の中で思いついて、列車が到着するまでに
すべて構想が出来上がっていたというのですから
これはまさにチャネリング状態ですね。

さすがスピリチュアリズムの本場イギリス、
単に冒険小説にとどまらず、
これまでの話の中でも守護霊、妖精、幽霊たちなどの存在を通じて
スピリチュアルな学びをユニークに伝えているのが
とても好きです。

例えば、守護霊を呼び出すには、
人生で一番幸せだったことを思い出す必要があることや
自分の中にある恐れを打ち砕く呪文や
自分の心を相手に対して開かない閉心術の練習など。
(これは、心を閉ざすというより、
自分自身をネガティブなエネルギーから守るための
プロテクションと考えるとわかりやすいですね
第6チャクラを閉じる感じ♪)

また、第6話では、ハリーたちは、姿を消して、
瞬間移動する方法を学校で習うのですが
その際に「どこへ行くのか」と「どうしても行きたいという気持ち」
と「どのような意図で行くのか」を、明確にイメージできないと、
瞬間移動できないというのも
なるほど~と思いました。

私たちが、自分の中で、行きたいところ、
なりたい自分をはっきりとイメージできて
何のためにそこに行くのかを明確にし、
そして、どうしてもそこに行きたいという
意志がめばえた時、
私たちは、そこに辿りつくことができるということを
伝えているのですね。

いろんなところで、上手く話ができているなあと
感心させられます。
そして、この最終話は、かなり「死」を意識したお話になっていて、
児童文学の内容をはるかに越えて、おもしろい。

神格的な存在だとされていたダンブルドア校長も、
完璧な人間ではなく、様々な失敗やエゴもあり、
そのことで苦しんできた人だったということや
いつもハリーに対して、辛くあたっていたスネイプが
人生を通じて、ハリーを守ってきた存在だったことなど
人にはいろんな側面があることや、その深層心理は、
外から眺めているだけではなかなか理解できないことも
この最終話では、よく書かれてあります。

それにしてもスネイプ~~号泣
その人生を思うと、あまりに切なくて泣けてきます。
彼はこんな生き方をするしかなかったのかしら?
生涯をかけて愛した女性のため、
そして、その女性が命をかけて守った子どもハリーのために、
あんなに過酷な人生を歩むなんて。
ならば、もっと、ハリーと心通わせることもできたかもしれないのに。
そうしなかったところが、またスネイプの傷ついた心の現れでもあり
弱さでもあるのでしょう。

これを読むと、勇気ある魔法使いであったハリーのお父さんより
また、大いなる善のために、ハリーの命やスネイプの人生さえも
犠牲にすることを見通していたダンブルドアよりも、
スネイプの方に感情移入してしまいます。

自分自身へのコンプレックスゆえに
愛を上手く表現できなかったスネイプ。
彼が、本当に自分自身を愛することができたとしたら、
ハリーとの関係もまた違ったものになっていたでしょう。

と、話の中の登場人物が、とても生き生きと描かれていて
本当に実在するかのような気持ちになってくるのは不思議。

また、ハリーが
自分が死ななければ闇の帝王は死なないということを知り、
多くの人を守るため、自分が死ぬために闇の帝王に向かっていく場面も
やはり心をうたれます。

これまで何度も死にそうになったものの
生きるために戦ってきたハリーにとって
始めて、死というものと面と向かって向き合うことになるのですね。
そして、その瞬間、はじめて「生」を感じるのです。

『自分の生身の身体を感じ、自分が生きていることを
これまでになく感じた。
自分がどんなに奇跡的な存在であるかを
これまでどうして一度も考えたことがなかったのだろう。
頭脳、神経、そして脈打つ心臓。
それらがすべて消える。。』


このあたりのハリーの心理描写は、とてもよく描かれています。
死を恐れる気持ちがある一方で
その死を真っ正面から受け入れる強い意思。


彼が闇の帝王のところに向かう途中
『ハリーは、今、
心と身体が奇妙に切り離されているような気がしていた。
まもなく離れようとしている肉体に、
自分が運転手としてではなく
乗客として乗っているような気がした』

私たちの肉体は魂の乗り物であり、私たちはそれぞれの運転手なわけですが
そのことをこんな子ども向け物語でしっかりと書いているのは

そうして、ハリーは、闇の帝王と向かい合い、
次の瞬間には、魂は肉体を去って、
いわゆる三途の川のような場所に行くわけですが、
そこで、すでに亡くなっていたダンブルドア校長と再会し
ことのすべてをダンブルドアの口から聞くことができます。

そして、彼がそのまま、もう苦しみも悲しみもない
あの世に残り、肉体を去ることを選ぶのか
それともまた戻って苦しみだらけの「この世」には帰るのか
その選択は自由だと言われます。
そして、やはり、残された使命のために、ハリーは、再び、
この世に戻る決心をするのです。

この場面は、以前、 ここでもご紹介した LEEを思い出します。
LEEは、実際にあちらの世界へ行き、セントジャーメインや
さまざまなマスターたちと話をした後で
この世に戻ってきたことが3度もあったそう。

そして、この世に戻ってきた後のハリーの変化は、やはりすごい。
死を乗り越え、すべての恐れを手放し
すべてのことの本当の意味を認識し、
自分のなすべき使命をわかった人なのですから
もう何も恐れるものはなく、愛と叡智に溢れた存在となっているのです。

戦いが始まろうとする時に、闇の帝王に対して、

「考えるんだ。
そして、少しは後悔してみろ。
最後のチャンスだ。
おまえにはそれしか残された道はない。
さもないと、おまえがどんな姿になるか、僕は見た。
勇気を出せ、努力するんだ、
少しでも後悔してみるんだ」

と全く恐れることなく言う場面に、
ハリーの素晴らしい変化を見ることができます。

それは、あの世に行って、
闇の帝王の魂は、単に傷ついた、恐れと不安の固まりの哀れな魂でしか
ないことを理解したから。
もう救いようがないことをわかっていながらも
最後に闇の帝王にかけた情けと言えるのでしょう。
この場面、闇や悪に対しても、深く同情し、彼らの魂を救おうとする
ナウシカを思いだしました。

なので、戦う前から、もう勝負はついているわけなんですね。

ダンブルドアが生きている間
「愛に勝てるものはない。
すべての悪も闇も愛の前では、屈服するだろう」
と何度も何度もハリーに言って聞かせるのですが
そのことの本当の意味を、ハリーは、心から理解したのでしょうね。

と、ハリーの話をしだすととまらなくなりますが

ということで、ようやく今週末に、
今公開中の第6話の映画
「ハリーポッターと謎のプリンス』
を見に行くことができそうです。

もちろん、これまでも映画では、深い心理描写や人間関係の複雑さや
さまざまな魔術のおもしろさは、ほとんど描かれていませんが
それでも、今度は、どんな映像として見せてくれるのか、
とても楽しみ

映画は行くけど、本は読まないというおさむに、
毎回、本のストーリーをできるだけわかりやすく話しているのですが
最終話は、話すだけで何時間もかかってしまいました

と、話してあげたというより、
もう話さずにはいられない、
この感動を共有したい~~
と無理矢理、話を聞かせたんですけどね


本を貸してくれた友人曰く、
「スネイプの最後のセリフを英語で読んで」
とのこと。
彼女は日本語版、英語版も両方とも読んでいる
ポッターマニア。
やっぱり、原書も読むべきかしら~

DSC_1090 のコピー.JPG
ハリーの生まれ故郷、ゴドリックの谷のイメージが
なんとなくペルーの聖なる谷と重なります。








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最終更新日  2009年08月19日 16時59分02秒
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