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Ryu-chan6708

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2008.01.15
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カテゴリ: 歴史



A氏 :今朝の 朝日新聞 国際面 では、 李明博(イミヨンパク)韓国次期大統領 ソウル市内での記者会見 で、 金大中、盧武鉉両政権で続いた「太陽政策」の見直しをする と報じているね。
アメリカをはじめ、日本、中国、ロシアとの関係強化 も意欲を示しているという。

:中国では 国家主席の特使 がすでに、 李次期大統領と面会 し、「 対米関係の回復や対日関係の改善に数多く言及しているが、中国との関係もおろそかにしないという言葉を直接聞きたい 」と迫ったと報じているね。
中国側のこの態度は外交上、異例 だという。

A氏 2004 年からの 盧武鉉大統領政権 は、最初、過去の歴史にふれないとしていたが、 日本に対して「賠償」を要求し、そのような日本という国とともにあることを「不幸」だと言い出す。
この 政権の後半は異常なまでの反日 だったね。
  民衆が過激な行動に走る。
  韓国の街には「 日本人と犬は入るべからず 」の札を貼る飲食店も出現する。
  2005年は日韓協定40周年であり朝鮮解放60周年なのに、「 日韓友情の年 」は流れたね。

:この本は、当時、この 異常な韓国のナショナリズム に対して、 韓国国民に対して書かれた朝鮮語の本 で、これはそのその 翻訳 が中心だね。
  著者はソウル生まれで慶応大学、早稲田大学で学び、博士号を取得。
 副題に「 教科書・慰安婦・韓国・独島 」とあるように、 両国間で触れれば大火傷をするようなテーマ だね。
  それを 女性で韓国籍の著者 日韓の仲をとることにあえて挑戦した本 だね。

A氏 ユダヤ人 の問題を論じた「 私家版・ユダヤ文化論 」を君はブログで その1 その2 でとりあげていたが、 ヨーロッパ人 にとっては、 ユダヤ問題を論ずるときは ユダヤ側 か、 非ユダヤ側 か、どっちかに立つわけで、公平というのが難しいね。
日本人は、その外側にいるから、「 どっちもどっちだね 」と言って 傍観 できる。

:これが日本人と韓国人で 日韓問題 を論ずるときに当てはまるね。
 「 お前は韓国人だろう、韓国側だろう
 「 お前は日本人だろう、日本側だろう
 が結論でもの別れになりやすい。

私: 教科書問題については、著者は「 新しい歴史教科書をつくる会 」の問題を中心に論じているね。
  韓国側は「 つくる会 」の教科書が歴史上の事実を「 歪曲 」しており、「 皇軍思想 」を鼓吹し、 植民地支配と戦争という侵略の歴史を「美化」 するものだと批判する。
  しかし、「 つくる会 」の活動は戦後の「 自虐史観 」に対する反省から生まれているように、韓国側の主張するような「 昔から、そして常に」「反省しない」日本が拡大 したものではないと著者はいう。

A氏 :戦後、60年、戦争をせず、反省の歴史があり、それは逆に、 国としての存在 を脅かすくらいの反省 だね。
  その間、韓国は朝鮮戦争があり、ベトナム戦争にも兵を送っている。

A氏 安倍前首相 の「 美しい国 」「 戦後レジーム の脱却」 も、「反 省しすぎ 」の結果、 正常な国としての存在や「愛国心」が崩壊するという危機感 の流れだね。

:2001年に「 つくる会 」の 教科書が検定を通過 したとき、当時の 福田康夫官房長官 は「 教科書の歴史認識や歴史観が政府の考えと一致するものではない 」と 例によって調整型の答弁 をしているね。
  著者によると、この日本政府の答弁すら、当時の韓国では報じられていなかったという。
  当時、韓国は 日本の歴史教科書に対して35項目の修正を要求 するが、 日本が受け入れたのは5項目 であった。
  中には、 教科書の小見出しに「 朝鮮侵略 」と書いてあるのに本文には「 侵略 」という単語がないのは「 侵略性を隠蔽 」するものだという大人気ない指摘 もあったという。
  韓国に戻された日本側の回答は、議論となった部分がいまだ確定していない「 学説 」であるため修正できないという内容がほとんどであったという。
  著者は 当時の韓国側の要求は適切なものでなく、それは韓国側の 歴史学者の責任 であり、そのような人選を行った 政府の責任 でもあるとしている。

A氏 :ところが、要求通り修正をしないとして、政府は 民間交流を中止し、日本文化の解放を延期 したね。

:侵略か自衛かの、そのもとは、 19世紀末の欧米の激しいアジア植民地化 だね。
  その植民地化を恐れて日本は戦ったと言えば、長い歴史になるね。
  その戦いで隣国を敵に回さざるを得ない。
一歩引いてみると、アングロサクソンにしてやられたね。
同じアジアの仲間同士で喧嘩
までするようになってしまったね。

 明日は第2のテーマの 慰安婦問題 にふれよう。






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Last updated  2008.01.15 12:02:46
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