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Ryu-chan6708

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2009.08.24
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カテゴリ: 歴史


イスラムの怒り

イスラム教徒 のあいだから、怒りで暴走し、テロ を引き起こす過激派を減らすには、三点が必要 と著者はいう。

 まず 第1 は、 弱い者いじめ はしないことだ。
  とくに 女性、子ども、高齢者の殺害 だね。

A氏 :「 非戦闘員 」だね。

:アメリカは 軍事力では取るに足らない相手に戦争を挑み、蹴散らす。
しかし、 イスラム過激派のテロ組織 は、 イスラム圏の国家を追放 されているのでその庇護は受けられない。
  どの国家のいうことも聞かず、ネットワークを組んでいる。
   そして、 世界中のイスラム教徒を殺戮し、侮辱することに対して、暴力で応える。

A氏 :戦争で降伏するのは「 国家 」だが、 テロ組織は「国家」でないから降伏 しないね。

:しかし、 アメリカ大統領 ブッシュからオバマ になった。
イスラム教徒は、オバマに対する期待感 がある。
オバマ フルネーム は、 バラク・フセイン・オバマ であり、 フセイン はイスラム教徒的な名前で、 バラク も、 アラビア語のバラカ、イスラムでいう「神の恩寵」を意味 するという。

A氏 :彼の父親は ケニア出身 だから、 オバマ大統領の名前からして、イスラム教徒 だね。
  母親は 白人でクリスチャン だがね。

イスラム法 では、 父親がイスラム教徒なら子どもは自動的にイスラム教徒 になる。
  しかし、 オバマはキリスト教の洗礼 を受けている。
   両親は離婚したので、母親のほうのクリスチャンになったと言えるが、 厳密に言うと、イスラム教を「棄教」したことになり、イスラム法では死罪 だという。
   現在、 オバマ大統領に対するイスラム教徒の期待感 が強いので大目に見られているが、 期待が裏切られるようなことになると問題 だと著者は言っているね。

A氏 :今年、 オバマ大統領 4月ヨーロッパ訪問 で、 最後にトルコを訪問 しているね。

トルコの国会 で、彼は イスラム世界との融和 を訴え、「 私もイスラム系だ 」と述べているという。

注意点の 第2 に、 聖典コーラン、預言者ムハンマド、神を侮辱、嘲弄、揶揄、不適切なかたちで使用しない ということだという。

A氏 2005年 デンマークの新聞の風刺画 が大きな問題になったことがあるね。

第3 は、 イスラムに由来する価値観や生活習慣、すなわち、イスラム文化を「遅れている」と侮辱しないこと だね。
  著者も イスラム教徒の日常行動 について惑わされているようだね。
  それを理解するために、 著者はイスラム教徒は、因果律を信じていないと説明 しているね。
  西欧でも、 ニュートン が「 万有引力でリンゴが落ちる 」と言うまでは、「 神がリンゴを落としている 」と考えていた。
ニュートン 以降、「 神の御意志によってリンゴが地面に落ちてくるのでない 」という 自然科学の因果律 が生まれる。
イスラム教徒 自然科学の因果律は信ずるが、 人間の社会行動では明確な因果律観 がないようだという

A氏 :自己責任ではなく、 すべては神がしたこと になるというがわけだね。

:その意味で、 イスラム教徒の価値観をすべて遅れているとして否定 はできないとしているね。

A氏 多文化の共生 ということは、 お互いの文化を冷静、かつ、謙虚に学ぶことから始まるようだね。

:俺も10年くらい前に、イギリスに行ったことがあるが、偶然、数日間、 移民の イスラム系のビジネスマン とつきあった。
  彼は仕事上の昇進では、 イスラム差別 があるとこぼしていたがね。
  もっとも、 イギリスは伝統的に階級社会 だからね。

  あるとき、子供が生まれたということで、 夫婦できれいなイスラムの着物 を着て、赤ちゃんを抱いて、上司の家にきた。
  毎日、 スーツ姿の彼 を見ていたので、 民族衣装の彼 を見て、ビックリしたね。
夫婦と一緒に写真 をとったことがある。
子どもが生まれたときのイスラム教の習慣 らしいね。
日本の着物文化や、七五三 の祝いを思い出したね。

こういうそれぞれの民族の独自の文化を外国人が尊重 することは 多文化の共生 には不可欠だね。






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Last updated  2009.08.24 06:24:17
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