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A氏
:今 朝の朝日新聞
の オピニオン欄
で、「 第三の開国
」と題して、 TPP参加問題
を論じているね。
賛成意見
は 戸堂康之
東大教授
。
反対意見
はこないだ 君のブログで登場
した 中野剛志
氏だね.
私
:俺は、 戸堂
氏の 日本はまだ閉鎖的だ
という意見には 違和感
を感ずるね。
何か、日本は 鎖国
しているような感じだが、俺は 30年くらい前
に、 シンガポール
に数回、仕事で行ったが、 シンガポールには日本企業がどんどん進出
していたね。
それが皮切りで、 シンガポール
が満杯になると、 マレーシャ
、 タイ
、 インドネシア
と 日本企業の海外進出
は進んだね。
まるで 大東亜共栄圏
ができたみたいだったね。
A氏
: 自動車
も アメリカとの貿易摩擦
で アメリカの現地生産
が活発化するのも、 1980年代
だね。
現在、日本車の 66%
はすでに 現地生産
、 ホンダ
などは 80%
。
私
:その後、 中国ブーム
がきたね。
2、3年前
に東海地方のある 電気部品
を作っている中小企業を訪問したことがあるが、数年前から 中国に進出
していて、 中国の工場は 1500人
。
ところが、 日本の工場
は 30人
くらいになっていたね。
中国の工場は一応、別会社だが、社長は同じ。
社長は 月の半分位は中国
にいたね。
そういう中国に進出した中小企業のトップに直接あったのは、当時数社あって、中国の話しをよく聞いたよ。
中国人の研修生
も沢山来ていたがね。
もちろん、俺が実際に見聞したのは 氷山の一角
で、 統計データ
では、 ものすごい数の大企業、中小企業が中国に進出
している。
当然、 大手企業
が先に 大々的な進出
をしている。
東海地方
にあったある 大手の大工場
は、多くの派遣社員が働いていたが、そっくりそのまま、 数年前に中国に完全移転
しまったね。
これで、国内は デフレ不況
だと言いながら、 企業はもうけている
。
企業減税
しても、カネは 国内雇用を生む国内投資
でなく、 需要がある新興国に行く
。
A氏
:逆に「 百円ショップ
」は 中国製品
だらけだね。
私
: 戸堂氏の意見
は、 このような現場
を知って、「 日本は鎖国
」だと言っているのだろうかね。
中野氏の意見
は、すでにこの前の ブログで紹介した内容
と同じだが、 デフレの原因は需要の減退
であるというのはわかるが、 内需拡大に即効効果
があるのは、 政府の公共投資
だという。
これはちょっとおかしいなと思ったね。
また、 借金
が増えるね。
こないだ プライムニュースに出席した与謝野馨氏の意見
をとりあげたが、 与謝野
氏は、 自民党政権時代
、 景気回復のため公共投資
を進めてきた人だね。
与謝野
氏は、そのプライムニュースのときに、例えば、 1兆円の公共投資
をすれば、従来は、 波及効果
で
、
2兆、3兆と需要が増加
した。
ところが、最近では、 波及効果
がなくなり、 1兆円で終わり
だという。
バラマキ
と同じだね。
A氏 :何故だろう。
私
: プライムニュースの司会者
もそれを聞いていたが、 与謝野
氏の答えは「 日本社会の成熟化が原因
」と言っていたね。
要するに、 カネ
があってもそんなに 買うモノ
がもうあまりないんだね。
それに、 インフレ
でない限り、カネは、いくらあってもいいが、モノは限界があるし、 デフレ
では モノ
はもう少し待てばもっと安くなるかもしれない。
だから、よほど、欲しい モノ
がない限り 消費
には使わない。
A氏
:背景に、 旺盛な消費をする生産年齢人口の減少
があるね。
少子高齢化という成熟社会
が関係するのかね。
私 :まぁ、要するに 菅内閣の最近の失政 は、 企業減税 と TPPへの参加姿勢 だと俺は思うね。