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Ryu-chan6708

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2017.07.03
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カテゴリ: カテゴリ未分類

中国共産党 はこれまで、 盧溝橋事件(1937年)を抗日戦争の起点 としていたが、 31年の柳条湖事件まで6年さかのぼり 14年間続いたと主張 し始めた。

A 背景 には 5年に一度の党大会 を控え、「 14年間にわたる抗日戦争の前期に、中国は日本に抵抗する重要な任務を担い、日本軍を足止めした 」とし て共産党の権威を高めようとする習近平 指導部の意図がある とみられる。

2月 には 共産党機関紙の人民日報 が、 改訂の狙い を「 中国の抗日戦争が世界反ファシズム戦争で重要な役割を果たしたことを正しく学ぶ 」などとする 軍事科学院の軍史研究者の論文 を掲載。

抗日戦争の時間的な長さを強調すること で、 中国(当時は中華民国 )が米英ソ連など連合国 側の勝利に貢献し「戦後の国際秩序をつくった」(王毅外相)とのメッセージを打ち出す狙い だという。

A 解釈変更のきっかけ 2015年7月 党政治局の学習会で習氏が「柳条湖事件から14年間の歴史を一貫したものとして学ばなければならない」と発言 したことで、 研究者の間 には 抗日戦争 を「 14年」とする意見 があったのが、 習氏の一言で突然「公認」された形 となった。

党指導部の大号令の前に異論はかき消され ていて、 中国社会科学院近代史研究所の元所長で「8年」説を貫く張海鵬氏 1月末、「『14年』は学界の共通認識ではない。このテーマを論じるのがタブーになることを懸念する 」と 訴える評論をネットで公表 したが、 すぐに削除された。

別の研究者 は「 今の指導部に異論は唱えられない。教育現場 で客観的な歴史の背景を教えるのも難しくなるだろう 」と 危惧 した。

A :こないだのブログ 「『聖徳太子』と『厩戸王』併記に批判、なぜ?」 で、 日本での聖徳太子の問題で、「神話」と「史実」の混同 があったのと似ているね。

 こういう場合。大抵、 政治がからんでいる ね。

A 今回の歴史解釈の変更 が、 対日関係に与える影響 はまだ見通しにくく、 今のところ、解釈の変更を踏まえて習指導部が対日批判を強める動きは顕在化していない

日本側には「31年前後から盧溝橋事件 までの旧日本軍 による『被害』 今後一層強調する可能性 もあり、 中国が歴史問題で日本を責める新たなカードを増やそうとしている と警戒する見方 も出ているという。

中国も韓国も戦争中の日本との歴史問題は、火種 はいろいろあって、 依然として根深い ね。






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Last updated  2017.07.03 16:51:44
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