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私 :我々が、 北朝鮮の核兵器 に焼き尽くされないとしても、 トランプ大統領やテロ、地球温暖化の危険に不安を抱えている が、 ニコラス・クリストフ氏 は、このコラムで、 2017年は人類史上、最良の年になりそうだ と 興味ある視点を提供 しているね。
A 氏 :最初、 ハンセン病 のことにふれているが、 罹患者数は世界全体で1985年以降、97%減少し、容易に治療できる病気になった 。
世界保健機関(WHO)の世界戦略 では、 2020年までにハンセン病が原因で体に障害を負う子どもをゼロにするという目標 が定められているという。
私 :しかし、 米国の世論調査 では、 米国人の10人のうち9人が世界の貧困は変わらないか悪化していると回答している という。
俺たち もそう思っていたが、 クリストフ氏 は その間違いをデータで指摘している ね。
データ では 1人1日あたり約2ドル未満(インフレ調整後)で生活する 、と 定義 される 最貧困層の数は驚くほど減少 していて、歴史上のほとんどの期間、 世界人口のおそらく90%以上が極貧生活をしていた が、 今日では10%に満たないまで急速に減っている という。
A 氏 : 世界銀行 のデータ によると、 毎日、さらに25万人が最貧困層から脱し 、 約30万人が電気のある暮らし を手にし、 約28万5千人が初めて清浄な飲料水を利用 できるようになり、今では、 85%を超える大人が文字を読むことができるようになった という。
また、 世界の戦死者数は残忍な30~40年代 と比べるまでもないが、 1950~90年代よりもはるかに少ない 。
私 : 我々の勘違いの一因 は、 クリストフ氏のような ジャーナリストが悪いニュースを好む傾向がある からで、 報道されるのは、墜落する飛行機であって離陸する飛行機ではないのだと クリストフ氏はいう 。
ジャーナリストや援助団体 は、 紛争や疾病、災害を強調しなければならないが、同時に、事態が進展している状況を認める必要もあり 、そうしなければ、 人々は世界の貧困は救いようがないものだと受け止めて、そっぽを向いてしまう と クリストフ氏 はいう 。
A 氏 :そうだね。
テレビで、 少しの献金で幼い貧困児を救うことができるという映像 を流しているが、逆に 救いようのない印象 を受けてしまい、 献金はムダなように 思ってしまうね。
一種の 印象操作 だね。
私 クリストフ氏 は「 悲観論 をほんの少しの間だけでも脇に置いて、 良くなりつつある世界を祝福しよう 。 今日の世界 で 歴史的に見て最も重要な力はトランプ大統領でもテロリストでもない 。 最貧困や非識字、疾病に対して発揮された見事な前進 だ。 ハンセン病を患うことなく学校に通っている、すべての12歳の子どもたちのことなのだ 」という。
マスコミから受けるのと違った視点が必要 だね。