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私 :この 2つの著書 についての 佐倉東大教授の書評 は変わっているね。
AIに好意的な賛成派と批判的な反対派の対話 で書かれている。
A 氏 : ガナシア氏の著書 では、 AI現象が技術的な根拠のない軽薄なものであることが、丁寧に説明されている という。
私 : AI がいずれ 人間に取って代わると言っている欧米の研究者 もいるが、 そういう考えはグノーシス主義という昔の宗教に似ている とも指摘していて、 AI言説は科学ではなく、文化的産物だ という。
A 氏 :しかし、 機械は進歩していく ので、そう 遠くない将来、AIが人間を超える思考力を持つ可能性は否定できないのではないか 。
私 :その点については 松田雄馬 氏が 、知能とは生命体が生存のために身体を通して環境と相互作用する能力 だから、 知能は身体と不可分 で、 ソフトウェアだけで知能を実現しようとしても、それはそもそもできないことだ と書いているという。
AI は、 囲碁とか将棋とか、ルールの決まっている世界の中でしか機能しない。
A 氏 : ロボット のように 身体も人工的 に作ればいいのではないか。
私 : 人間そっくりの身体を作っても、人間の知能と同じものができるだけ。
仮に超人的に動ける人工身体 ができて、そ のロボットに知能を持たせた としても、それは 人間の知能とは似ても似つかないものになるはず。
人間を凌駕したことにはならないし、 人間に取って代わる存在 でもないという。
著者は、 人間の知能とは別の知能になった としても、 それは人間の限界を超えたとは言えない という。
それは、 自動車は人より速く走り、飛行機は空を飛ぶ だからといって、 それらが人間を『凌駕した』とか『取って代わった』とは誰も思わない と同じだいう。
この 書評の対話 は、かみ合わないまま続いているが、「 続きを知りたい方は、ぜひこの2冊をお読みください 」と 評者は、ユーモラスに書評を終わっている 。
とにかく、 AIブーム に 別な視点を提 供してくれるのは確かなようだね。